175 / 256
一角
しおりを挟む
彼は出てこれなかった
最初はギルドホールの守護者と・・・自負していたが、いつのまにか堕落して・・・ギルドホールの一角の守護者に・・・そしてついには
『ガ、ガガウウガウ』
ギルドホールからひと部屋のみの守護者として・・・出る事も叶わぬ・・・そんな存在に成り下がっていた
「・・・外には仲間の気配が・・・リル様とその母上様の気配もあると言うのに・・・我は・・・」
来る日も来る日もアリスにモフられ・・・野生も・・・従魔としての心も・・・堕落していた・・・
「これはアリス殿が悪い!」
そう解釈してしまうほどに・・・流された自分自身も十分に悪いことに気がついていない・・・
~ホール~
「この状況でも出てこないか・・・彼のことは忘れよう・・・いいなみんな?」
「リルはああはならない!」
『あの子は四天王最弱』
『『『ガウ』』』
酷い言われようだ・・・一応従魔章はあるのだが・・・アルとウルのツートップで配下のみんなは街中の警備・・・触れ合いに徹してもらおうかな?サイズ変化で子犬や子猫のように・・・
「そ・・それで・・・先ほど仰っていた『大口依頼』というのは・・・?」
「・・・この状況でまだそれを口にする余裕があるとは・・・図太いのかな?」
「え?え?でも、ギルドの売り上げ貢献のためなら・・・」
「それ以前にさ?まだ一言も謝罪の言葉を聞いてないんだけど・・・気のせいかな?本来こちらから言うことじゃないんだけど、今のままなら王宮に話を持っていくよ?今後の関係性も考えたら、そっちの方が有益な気がしてきたし・・・そもそもギルドとしての活動も、この街でなく、イリスさんの所を本拠点にするつもりいだし?そう考えると、このギルドに依頼する意味って皆無だよね?」
アリスさん涙目・・・言われるまで謝罪の言葉を口にしていなかったことを思い出し、今まで以上に青い顔をし、小刻みに震え出した。そんな中での他街への移動宣言・・・完全に追い討ちになったようで、虚空を見つめて空笑いをしだす始末・・・だめだこりゃ・・・
「とりあえず今日のところはこれで帰りますね?スラッとさんに後始末を丸投げしますので、よろしく。明日またきますね?」
そう言い残してギルドを去り、アルとウルにも挨拶をして我家へ・・・
「ただいま!」
「おかえ・・・え?」
店番としてミネルバさんがいて、トールとスーは中庭でお風呂・・・昼からお風呂とは・・・ うらやまけしからん・・・
最初はギルドホールの守護者と・・・自負していたが、いつのまにか堕落して・・・ギルドホールの一角の守護者に・・・そしてついには
『ガ、ガガウウガウ』
ギルドホールからひと部屋のみの守護者として・・・出る事も叶わぬ・・・そんな存在に成り下がっていた
「・・・外には仲間の気配が・・・リル様とその母上様の気配もあると言うのに・・・我は・・・」
来る日も来る日もアリスにモフられ・・・野生も・・・従魔としての心も・・・堕落していた・・・
「これはアリス殿が悪い!」
そう解釈してしまうほどに・・・流された自分自身も十分に悪いことに気がついていない・・・
~ホール~
「この状況でも出てこないか・・・彼のことは忘れよう・・・いいなみんな?」
「リルはああはならない!」
『あの子は四天王最弱』
『『『ガウ』』』
酷い言われようだ・・・一応従魔章はあるのだが・・・アルとウルのツートップで配下のみんなは街中の警備・・・触れ合いに徹してもらおうかな?サイズ変化で子犬や子猫のように・・・
「そ・・それで・・・先ほど仰っていた『大口依頼』というのは・・・?」
「・・・この状況でまだそれを口にする余裕があるとは・・・図太いのかな?」
「え?え?でも、ギルドの売り上げ貢献のためなら・・・」
「それ以前にさ?まだ一言も謝罪の言葉を聞いてないんだけど・・・気のせいかな?本来こちらから言うことじゃないんだけど、今のままなら王宮に話を持っていくよ?今後の関係性も考えたら、そっちの方が有益な気がしてきたし・・・そもそもギルドとしての活動も、この街でなく、イリスさんの所を本拠点にするつもりいだし?そう考えると、このギルドに依頼する意味って皆無だよね?」
アリスさん涙目・・・言われるまで謝罪の言葉を口にしていなかったことを思い出し、今まで以上に青い顔をし、小刻みに震え出した。そんな中での他街への移動宣言・・・完全に追い討ちになったようで、虚空を見つめて空笑いをしだす始末・・・だめだこりゃ・・・
「とりあえず今日のところはこれで帰りますね?スラッとさんに後始末を丸投げしますので、よろしく。明日またきますね?」
そう言い残してギルドを去り、アルとウルにも挨拶をして我家へ・・・
「ただいま!」
「おかえ・・・え?」
店番としてミネルバさんがいて、トールとスーは中庭でお風呂・・・昼からお風呂とは・・・ うらやまけしからん・・・
0
お気に入りに追加
144
あなたにおすすめの小説
貴方の隣で私は異世界を謳歌する
紅子
ファンタジー
あれ?わたし、こんなに小さかった?ここどこ?わたしは誰?
あああああ、どうやらわたしはトラックに跳ねられて異世界に来てしまったみたい。なんて、テンプレ。なんで森の中なのよ。せめて、街の近くに送ってよ!こんな幼女じゃ、すぐ死んじゃうよ。言わんこっちゃない。
わたし、どうなるの?
不定期更新 00:00に更新します。
R15は、念のため。
自己満足の世界に付き、合わないと感じた方は読むのをお止めください。設定ゆるゆるの思い付き、ご都合主義で書いているため、深い内容ではありません。さらっと読みたい方向けです。矛盾点などあったらごめんなさい(>_<)
俺だけに効くエリクサー。飲んで戦って気が付けば異世界最強に⁉
まるせい
ファンタジー
異世界に召喚された熱海 湊(あたみ みなと)が得たのは(自分だけにしか効果のない)エリクサーを作り出す能力だった。『外れ異世界人』認定された湊は神殿から追放されてしまう。
貰った手切れ金を元手に装備を整え、湊はこの世界で生きることを決意する。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
転生したら死んだことにされました〜女神の使徒なんて聞いてないよ!〜
家具屋ふふみに
ファンタジー
大学生として普通の生活を送っていた望水 静香はある日、信号無視したトラックに轢かれてそうになっていた女性を助けたことで死んでしまった。が、なんか助けた人は神だったらしく、異世界転生することに。
そして、転生したら...「女には荷が重い」という父親の一言で死んだことにされました。なので、自由に生きさせてください...なのに職業が女神の使徒?!そんなの聞いてないよ?!
しっかりしているように見えてたまにミスをする女神から面倒なことを度々押し付けられ、それを与えられた力でなんとか解決していくけど、次から次に問題が起きたり、なにか不穏な動きがあったり...?
ローブ男たちの目的とは?そして、その黒幕とは一体...?
不定期なので、楽しみにお待ち頂ければ嬉しいです。
拙い文章なので、誤字脱字がありましたらすいません。報告して頂ければその都度訂正させていただきます。
小説家になろう様でも公開しております。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
女神から貰えるはずのチート能力をクラスメートに奪われ、原生林みたいなところに飛ばされたけどゲームキャラの能力が使えるので問題ありません
青山 有
ファンタジー
強引に言い寄る男から片思いの幼馴染を守ろうとした瞬間、教室に魔法陣が突如現れクラスごと異世界へ。
だが主人公と幼馴染、友人の三人は、女神から貰えるはずの希少スキルを他の生徒に奪われてしまう。さらに、一緒に召喚されたはずの生徒とは別の場所に弾かれてしまった。
女神から貰えるはずのチート能力は奪われ、弾かれた先は未開の原生林。
途方に暮れる主人公たち。
だが、たった一つの救いがあった。
三人は開発中のファンタジーRPGのキャラクターの能力を引き継いでいたのだ。
右も左も分からない異世界で途方に暮れる主人公たちが出会ったのは悩める大司教。
圧倒的な能力を持ちながら寄る辺なき主人公と、教会内部の勢力争いに勝利するためにも優秀な部下を必要としている大司教。
双方の利害が一致した。
※他サイトで投稿した作品を加筆修正して投稿しております
転生した体のスペックがチート
モカ・ナト
ファンタジー
とある高校生が不注意でトラックに轢かれ死んでしまう。
目覚めたら自称神様がいてどうやら異世界に転生させてくれるらしい
このサイトでは10話まで投稿しています。
続きは小説投稿サイト「小説家になろう」で連載していますので、是非見に来てください!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる