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飾り・・・

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 そして光りが収まると、台座は消えており・・・違和感を感じたボクは耳を触ると・・・

「・・・イヤリング?」

 かなりディフォルメされた弓・・・のイヤリングが装着されていた。右には矢のイヤリングが・・・

「本当についてくるんだね?」

 まだ武器としての性能だけのようで、念話や会話・・・擬人化なんてのは・・・あまり考えないでおこう・・・どこでどんなフラグが建築されるか分かったもんじゃないからね・・・

「・・・魔剣・・・いや・・・か・・・これからよろしくね?」
 
 どこか喜んでいる様な雰囲気が伝わってきた

「さと、三人は仲良くなったかな?」

 再び山を登り・・・あれ?身体能力が強化された?
 魔弓の所持者となったことで、身体能力が・・・ありがとう

「・・・さて・・・どんな様子かと思えば・・・」

 三人は・・・どの脚が誰の脚か分からないほど絡まり合って・・・所謂状態で寝ていた・・・

「仲良くなれた様で何よりだが・・・」

 このまま起こすのも忍びなかったから、収納から大きめの猫ちぐらを取り出し、起こさない様にそっと三人を入れて

「もうすぐ夕方か・・・ちょっとだけ急ぐかな」

 なるべく振動が伝わらない様に注意しながら、全力に近い速度で走ると、ものの数分でギルドに到着して

「アル?ウル?ただいま。中に入ってくるからこの子達よろしくね?」

 そう言って三人の入った猫ちぐらを任せてギルドに入り

「すみません。狩りしてきたので素材の解体と買取り他お願いできますか?」

 解体も本来は出来るし、ボクがした方が綺麗なのは分かっているんだけど、今回は思惑があって血抜きもせずに無限収納に入れてある

「ショウ様お帰りなさい。今回は解体はなさってないのですか?」

「ちょっと狩場で面倒ごとに遭遇してね?解体もお願いしていいかな?明日従魔章と一緒に受け取りに来るから」

 そう言ってカウンター横の買取カウンターに出していくと

「ちょっと!チョット!」

 何か言ってるが無視だ無視・・・出した数が五十を超えた辺りで

「今これで半分くらいですね?残りは修練場に出しておくので、四露死苦お願いします。解体費用は素材と肉の買取りから引いておいてください」

 そう言い残して修練場に移動して、同じくらいの量を出しておいた。こっちの方は大型種メインで出したから、同じとはいえ、その量は十倍以上だが
 
 ギルドから出るとアルとウルに見守られながら三人はまだ寝ていた。近所の子供達も礼儀正しく眺めているだけだったので

「アルもウルもありがとうね」

 とその頭を撫でてあげると

ガウゥ任せて!』
ガ・・ガウウなんかふえてる?』

「さぁもう夕方だよ?二人はいつでもここにいるから、家のお手伝いとか終わってから来る様にね?」

「「「「「はーい」」」」」 

 計らずして近所の子供達の情操教育の場となりつつあった
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