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そしてお仕置きの矛先は
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「さて、亞栗鼠さん?」
「・・・何かニュアンスがおかしくないですか?」
「明日また来ます」
それだけ言い残して部屋を後にし、受付に行くと、先程間接的に甘味を要求していた職員が
「どうでした?」
そだね・・・一応個人罰則だったけど・・・ここは組織ダシネー
「終わってなかったよ?それどころかルプスと浮気してたよ?」
「へ?じゃぁ甘味は?」
「一応従魔章についてはアリスへの個人罰則だったけど、此処はギルドという組織だよね?助け合うのが筋じゃないかな?それをしようともしないで・・・アリスをダシに甘味をねだるとか・・・」
「「「・・・」」」
「明日もう一度来るので、その時には確実に従魔章の受け取りが出来る様にしておいてもらえますか?勿論通常業務をこなした上でですが・・・出来ますよね?」
アリスのこともそうだし一角のことも・・・少し腹が立ってるんだよね?リルの情操教育にも悪影響が出てるかもしれないし
「とりあえずこの憂さを晴らしてきますね・・・」
そう言い残してギルドを出ると、アルとウルが・・・子供達に埋もれていた
「・・・ハハハ二人とも大人気だな。子供攫いや子供達の怪我には充分注意するんだぞ?」
『ガウ!』
『ガガウ!』
二人の頼もしい門番に任せてボクとリルは森を越え、切り立った山の中で・・・
「狩るぞ!」「狩る!」
二人で憂さを晴らすように・・・蹂躙していった。
とは言っても勿論リルの個体成長がメインとなるので、最初はリルの思うようにやらせて、途中から助言をする事で動きが格段に良くなった。最後の方には魔法を駆使した空中方向転換・・・虚空瞬動術や魔法も交えて・・・
「・・・なぁ?そろそろ機嫌なおして出てこないか?」
実際・・・家族紹介はまだ完全には終わってないんだよね・・・
「「・・・」」
「・・・強制的に出すか・・・クロ!シロ!」
そう呼べば、足元にネコ?が二匹・・・リルは驚いているが・・・興味津々だ
「・・・クロにゃ」
「シロにゃ・・・」
「リルだよ!よろしく!」
しょうがないな・・・
「少しおやつでも食べながら話し合ってろよ?こっちがリル用で、こっちがクロとシロ用な?」
縁の低いプラスチックの容器にほぐしササミを入れたものを三つ用意し、それぞれに犬チュールと猫チュールを二本分かけて出すと
「チュール!」
「二本も!」
二人は飛びつきそうになったが、リルは・・・
「リル偉いぞ!待ってるなんてな」
家に帰った後の食事でも、待てもヨシも・・・それなのに・・・
「クロ・・・シロ・・・先輩としての・・・は・・・無さそうだな」
既に二匹の顔はチュールに突っ込んであった・・・
「・・・何かニュアンスがおかしくないですか?」
「明日また来ます」
それだけ言い残して部屋を後にし、受付に行くと、先程間接的に甘味を要求していた職員が
「どうでした?」
そだね・・・一応個人罰則だったけど・・・ここは組織ダシネー
「終わってなかったよ?それどころかルプスと浮気してたよ?」
「へ?じゃぁ甘味は?」
「一応従魔章についてはアリスへの個人罰則だったけど、此処はギルドという組織だよね?助け合うのが筋じゃないかな?それをしようともしないで・・・アリスをダシに甘味をねだるとか・・・」
「「「・・・」」」
「明日もう一度来るので、その時には確実に従魔章の受け取りが出来る様にしておいてもらえますか?勿論通常業務をこなした上でですが・・・出来ますよね?」
アリスのこともそうだし一角のことも・・・少し腹が立ってるんだよね?リルの情操教育にも悪影響が出てるかもしれないし
「とりあえずこの憂さを晴らしてきますね・・・」
そう言い残してギルドを出ると、アルとウルが・・・子供達に埋もれていた
「・・・ハハハ二人とも大人気だな。子供攫いや子供達の怪我には充分注意するんだぞ?」
『ガウ!』
『ガガウ!』
二人の頼もしい門番に任せてボクとリルは森を越え、切り立った山の中で・・・
「狩るぞ!」「狩る!」
二人で憂さを晴らすように・・・蹂躙していった。
とは言っても勿論リルの個体成長がメインとなるので、最初はリルの思うようにやらせて、途中から助言をする事で動きが格段に良くなった。最後の方には魔法を駆使した空中方向転換・・・虚空瞬動術や魔法も交えて・・・
「・・・なぁ?そろそろ機嫌なおして出てこないか?」
実際・・・家族紹介はまだ完全には終わってないんだよね・・・
「「・・・」」
「・・・強制的に出すか・・・クロ!シロ!」
そう呼べば、足元にネコ?が二匹・・・リルは驚いているが・・・興味津々だ
「・・・クロにゃ」
「シロにゃ・・・」
「リルだよ!よろしく!」
しょうがないな・・・
「少しおやつでも食べながら話し合ってろよ?こっちがリル用で、こっちがクロとシロ用な?」
縁の低いプラスチックの容器にほぐしササミを入れたものを三つ用意し、それぞれに犬チュールと猫チュールを二本分かけて出すと
「チュール!」
「二本も!」
二人は飛びつきそうになったが、リルは・・・
「リル偉いぞ!待ってるなんてな」
家に帰った後の食事でも、待てもヨシも・・・それなのに・・・
「クロ・・・シロ・・・先輩としての・・・は・・・無さそうだな」
既に二匹の顔はチュールに突っ込んであった・・・
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