異世界召喚〜転移前にスキルの検証させてもらえますか？三十年くらい〜

本題

　妹さんの結婚報告という衝撃的な手紙の後、どうにかリザレクションに成功したボクは、本来の目的を・・・

「ドラゴンの件はあくまで・・・また落ち着いた頃にお話ししますね。それで、本題なんですけど・・・話しても大丈夫ですか？」

「・・・良いわよ・・・もう怖いものなんてないからね・・・」

　多分それフラグ・・・

「えっと・・・この子が従魔になった時に、その家族も従魔になったんですよ」

「な～んだその程度か・・・焦って損したじゃないの！」

　焦ってたんか～ぃ！

「よかった～。じゃぁ人数分の首輪を持っていけばいいですか？勿論この子にも・・・」

「勿論。それで何個？二個かな？三個かな？」

「この子と、お母さんと・・・」

「一・二・三個？」

「四天王とその配下が其々三〇だから・・・百二十六個で」

(　ﾟдﾟ)？？？今なんて？

「リル・・・この子の名前ね？と母親で二個。四天王だから四個。その配下が各三十なので百二十。合わせて百二十六個・・・計算合ってますよね？」

　あの場にいたのは一部。リルとお母さんと四天王と配下の一部。まさかのコロニーだったとはね～・・・アリス右衛門の様子がおかしいぞ？これはまさか伝説のキング・・・

「どーして！ど～してそんな事ばかり起こすんですか！百二十六？四天王？どこの魔王様とその御一行様ですか！しかもキミが従魔の主人あるじ・・・真魔王ですか！？」

「それとまだ正式に認定されて無いけど、配下の個体の強さが大体Aクラスらしいんだ」

「:(；ﾞﾟ'ωﾟ'):！配下がA？じゃぁ四天王は？お母さんは？その子は？？？」

「SとかSSとか？いや、リルはまだそんなに強くない・・・と言っても検証してないからわからないけど・・・まぁまだCかBクラスじゃないかな？」

「その大きさでそのクラスな時点で・・・はぁ・・・orz・・・もういいです」

　何やら諦めムードだが、報告はしたからね？従魔章の準備に時間がかかると言われたから、お願いをして・・・そうそう、リルは赤いスカーフで、お母さんは白。四天王はそれぞれ青。黄。黒。紫で、それぞれの配下にはその色に銀色の縁取りを入れてもらうことにした。なんでも特殊な繊維を編み込む云々・・・なので、デザインもある程度は聞いてくれるとのことだった

　さて・・・家店に戻り、人の家族に新しい家族の紹介をすると

「(　ﾟдﾟ)モッフモフ！」
「(　ﾟдﾟ)可愛い！」
「∑(ﾟДﾟ)新しい家族？」
「((((；ﾟДﾟ)))))))グレイハウンド！」

　お義父さんだけ現実を見ていた・・・