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夢の中??
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うるさいなぁ・・・
「キャンキャン!」
犬か?飼った覚えもないんだけどな
「あるじ!あるじ!」
奴隷を買った記憶?ますますないんだが・・・
「ぅ~・・・噛み噛みしちゃうぞー」
甘噛みされてる?ぁ~そこそこ・・・じゃなくてもうちょい右・・・
「・・・ガブっ!」
「痛ぇぇ!何事だ!?」
唐突に目が覚め、痛みの原因を探ると、思いっきり首筋を白い犬に噛まれていた
「・・・そろそろ離してくれないか?」
今も白い子はボクの首筋に噛みついたまま・・・ぶら下がっている・・・
「キャンキャン!」
「あれ?さっきまでお前喋ってなかったか?」
『それは夢の中・・・無意識の中だからだ』
めぐみ!どういう?
『その子はお前に命の危機を救われ、今までにない味の食べ物を与えられたことから・・・鑑定してみるとわかる』
「・・・【鑑定】・・・従魔?こいつら魔物じゃなくて動物じゃ?」
『ショウの魔力の染み込んだ肉・・・口移しの物を食べたその白い子共々、この群れの主として・・・認められてるぞ?ほれ、そこの母親を筆頭にな』
見ればボクを山の頂点とした三角形をグレイハウンドたちが形成しており、その頂点には母親が、そのさらに上に白い子、そしてその上に・・・
「・・・ボクか・・・」
『キャン!』『アォン!』
鑑定した結果、全員漏れなく従魔となっており、種族も動物から従魔物になっていた
「これは・・・大変なことに?」
『そうじゃの・・・とりあえず王宮と街・・・冒険者ギルドに通達した方がよかろうな・・・こいつらも普通のグレイハウンドとは別種の進化形態となっており、強さのランクも間違いなくAクラス以上だ・・・全員の首輪なり腕輪を用意しないと、討伐対象になりかねないぞ?』
それは嫌だな・・・偶然が重なったとはいえこうしてできた大家族・・・大切にしたいじゃないか
「・・・さて・・・君達はとりあえずここで大人しくしておいてくれるかな?ボクは従魔登録をしてくるから、最悪人に見つかっても殺さない様にね?倒すのは構わないけど、極力気絶止まりで。でも、自分や仲間の命の危険を感じたら、全力を出しても構わないが・・・そこでもやっぱり極力殺さないように・・・できる?」
『『『ウォン!』』』
いい返事だ・・・
「じゃぁちょっと待っててね?」
収納庫から追加の肉(魔力仕込み)を出してあげて、白い子を肩に乗せて・・・
「名前ないとな・・・『リル』でどうだ?」
すると白い子がひかりだし・・・
『リル!ボクの名前はリル!あるじがつけてくれた!ありがとう!あるじ!』
いい子じゃないか・・・
「キャンキャン!」
犬か?飼った覚えもないんだけどな
「あるじ!あるじ!」
奴隷を買った記憶?ますますないんだが・・・
「ぅ~・・・噛み噛みしちゃうぞー」
甘噛みされてる?ぁ~そこそこ・・・じゃなくてもうちょい右・・・
「・・・ガブっ!」
「痛ぇぇ!何事だ!?」
唐突に目が覚め、痛みの原因を探ると、思いっきり首筋を白い犬に噛まれていた
「・・・そろそろ離してくれないか?」
今も白い子はボクの首筋に噛みついたまま・・・ぶら下がっている・・・
「キャンキャン!」
「あれ?さっきまでお前喋ってなかったか?」
『それは夢の中・・・無意識の中だからだ』
めぐみ!どういう?
『その子はお前に命の危機を救われ、今までにない味の食べ物を与えられたことから・・・鑑定してみるとわかる』
「・・・【鑑定】・・・従魔?こいつら魔物じゃなくて動物じゃ?」
『ショウの魔力の染み込んだ肉・・・口移しの物を食べたその白い子共々、この群れの主として・・・認められてるぞ?ほれ、そこの母親を筆頭にな』
見ればボクを山の頂点とした三角形をグレイハウンドたちが形成しており、その頂点には母親が、そのさらに上に白い子、そしてその上に・・・
「・・・ボクか・・・」
『キャン!』『アォン!』
鑑定した結果、全員漏れなく従魔となっており、種族も動物から従魔物になっていた
「これは・・・大変なことに?」
『そうじゃの・・・とりあえず王宮と街・・・冒険者ギルドに通達した方がよかろうな・・・こいつらも普通のグレイハウンドとは別種の進化形態となっており、強さのランクも間違いなくAクラス以上だ・・・全員の首輪なり腕輪を用意しないと、討伐対象になりかねないぞ?』
それは嫌だな・・・偶然が重なったとはいえこうしてできた大家族・・・大切にしたいじゃないか
「・・・さて・・・君達はとりあえずここで大人しくしておいてくれるかな?ボクは従魔登録をしてくるから、最悪人に見つかっても殺さない様にね?倒すのは構わないけど、極力気絶止まりで。でも、自分や仲間の命の危険を感じたら、全力を出しても構わないが・・・そこでもやっぱり極力殺さないように・・・できる?」
『『『ウォン!』』』
いい返事だ・・・
「じゃぁちょっと待っててね?」
収納庫から追加の肉(魔力仕込み)を出してあげて、白い子を肩に乗せて・・・
「名前ないとな・・・『リル』でどうだ?」
すると白い子がひかりだし・・・
『リル!ボクの名前はリル!あるじがつけてくれた!ありがとう!あるじ!』
いい子じゃないか・・・
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