86 / 256
日曜朝
しおりを挟む
・・・これはヒーローショーだろうか・・・
「なんだコイツは!」
「おい!待てよ!聞いてないぞ!」
「待ってくれ!俺には妻も子供も」
「病気の妹が家で待ってるんだ!」
「お前に人の心はないのか!?」
「・・・・・(気絶)」
「「ニャイダーキックストライク!」」
爆発のエフェクトが見える・・・どこに火薬が仕込まれて・・・いや、火薬臭はしないな・・・盗賊は・・・かろうじて死んでないな・・・そういえばさっき何か不穏なこと言ってたような・・・たしか・・・『領主が男娼を・・・』って・・・キョロキョロ・・・俺か!
「・・・クロ?シロ?」
「できたにゃ!」
「前にショウとTVで見てたあれができたにゃ!」
ぁあアレね・・・日曜朝の・・・
「それならまずはクロとシロ二色に変身してから、ガジェット差し替えて緑&赤になるんじゃないか?」
「「・・・そうだったにゃぁぁぁぁぁ!!」」
詰めが甘い・・・
「ショウ?今のはまさか・・・風の吹く街の探偵の・・・」
「それ以上はまずい」
「???」
「まぁ、そのなんだ・・・こういった謎の力もあるってことで・・・あまり周りにバレないようにするためには・・・君たち二人にはこのまま一緒にいてもらう必要が出てきたわけで・・・」
なし崩しに・・・同行が決定した
「次の街で護衛依頼は解除してもらわないといけないな・・・」
「「え??」」
「これからは同じPTだろ?依頼でなく義務で二人を護るんだからさ」
「「それって・・・」」
「そうだよ/////」
「「プロポーズ!!」」
・・・あれ?
⦅流石は旦那様だ⦆
・・・どうしてこうなった・・・
その後の道程は、盗賊を縛って繋ぎ、野営時には生活魔法【土】で拘束して、次の街へ向かい、最低限の命の保証だけして歩かせた。
「なんだ貴様らは!」
「ボクはこちら二人の行商護衛依頼の最中でして、コレがギルドカード。向こうのは途中で襲ってきた盗賊なんですけど、何か不穏なことを言ってたので、その場で殺さずに証人として連れてきました。話のわかる少し上の立場の人間か、冒険者ギルドに先走りをお願いできますか?」
そう一気に言い切ると、門番の片方が脇の詰め所に顔を突っ込み、何やら言伝ると、街の中に走っていった
「今は我らしか居らぬで、急ぎギルドに走ってもらった。確証が出るまで少しこの場に留まってもらうことになるが構わないだろうか?」
きちんと対応してくれたので、特に異論はないと伝えると
「ありがとう。今のうちに他の二人の身分証もいいかな?」
二人とも確認が取れて、待っていると、向こうから女性がすごい勢いで走ってきた・・・
「アリスさん?」
「なんだコイツは!」
「おい!待てよ!聞いてないぞ!」
「待ってくれ!俺には妻も子供も」
「病気の妹が家で待ってるんだ!」
「お前に人の心はないのか!?」
「・・・・・(気絶)」
「「ニャイダーキックストライク!」」
爆発のエフェクトが見える・・・どこに火薬が仕込まれて・・・いや、火薬臭はしないな・・・盗賊は・・・かろうじて死んでないな・・・そういえばさっき何か不穏なこと言ってたような・・・たしか・・・『領主が男娼を・・・』って・・・キョロキョロ・・・俺か!
「・・・クロ?シロ?」
「できたにゃ!」
「前にショウとTVで見てたあれができたにゃ!」
ぁあアレね・・・日曜朝の・・・
「それならまずはクロとシロ二色に変身してから、ガジェット差し替えて緑&赤になるんじゃないか?」
「「・・・そうだったにゃぁぁぁぁぁ!!」」
詰めが甘い・・・
「ショウ?今のはまさか・・・風の吹く街の探偵の・・・」
「それ以上はまずい」
「???」
「まぁ、そのなんだ・・・こういった謎の力もあるってことで・・・あまり周りにバレないようにするためには・・・君たち二人にはこのまま一緒にいてもらう必要が出てきたわけで・・・」
なし崩しに・・・同行が決定した
「次の街で護衛依頼は解除してもらわないといけないな・・・」
「「え??」」
「これからは同じPTだろ?依頼でなく義務で二人を護るんだからさ」
「「それって・・・」」
「そうだよ/////」
「「プロポーズ!!」」
・・・あれ?
⦅流石は旦那様だ⦆
・・・どうしてこうなった・・・
その後の道程は、盗賊を縛って繋ぎ、野営時には生活魔法【土】で拘束して、次の街へ向かい、最低限の命の保証だけして歩かせた。
「なんだ貴様らは!」
「ボクはこちら二人の行商護衛依頼の最中でして、コレがギルドカード。向こうのは途中で襲ってきた盗賊なんですけど、何か不穏なことを言ってたので、その場で殺さずに証人として連れてきました。話のわかる少し上の立場の人間か、冒険者ギルドに先走りをお願いできますか?」
そう一気に言い切ると、門番の片方が脇の詰め所に顔を突っ込み、何やら言伝ると、街の中に走っていった
「今は我らしか居らぬで、急ぎギルドに走ってもらった。確証が出るまで少しこの場に留まってもらうことになるが構わないだろうか?」
きちんと対応してくれたので、特に異論はないと伝えると
「ありがとう。今のうちに他の二人の身分証もいいかな?」
二人とも確認が取れて、待っていると、向こうから女性がすごい勢いで走ってきた・・・
「アリスさん?」
11
お気に入りに追加
146
あなたにおすすめの小説

帰って来た勇者、現代の世界を引っ掻きまわす
黄昏人
ファンタジー
ハヤトは15歳、中学3年生の時に異世界に召喚され、7年の苦労の後、22歳にて魔族と魔王を滅ぼして日本に帰還した。帰還の際には、莫大な財宝を持たされ、さらに身につけた魔法を始めとする能力も保持できたが、マナの濃度の低い地球における能力は限定的なものであった。しかし、それでも圧倒的な体力と戦闘能力、限定的とは言え魔法能力は現代日本を、いや世界を大きく動かすのであった。
4年前に書いたものをリライトして載せてみます。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
スキルが【アイテムボックス】だけってどうなのよ?
山ノ内虎之助
ファンタジー
高校生宮原幸也は転生者である。
2度目の人生を目立たぬよう生きてきた幸也だが、ある日クラスメイト15人と一緒に異世界に転移されてしまう。
異世界で与えられたスキルは【アイテムボックス】のみ。
唯一のスキルを創意工夫しながら異世界を生き抜いていく。

1人生活なので自由な生き方を謳歌する
さっちさん
ファンタジー
大商会の娘。
出来損ないと家族から追い出された。
唯一の救いは祖父母が家族に内緒で譲ってくれた小さな町のお店だけ。
これからはひとりで生きていかなくては。
そんな少女も実は、、、
1人の方が気楽に出来るしラッキー
これ幸いと実家と絶縁。1人生活を満喫する。

俺のスキルが無だった件
しょうわな人
ファンタジー
会社から帰宅中に若者に親父狩りされていた俺、神城闘史(かみしろとうじ)。
攻撃してきたのを捌いて、逃れようとしていた時に眩しい光に包まれた。
気がつけば、見知らぬ部屋にいた俺と俺を狩ろうとしていた若者五人。
偉そうな爺さんにステータスオープンと言えと言われて素直に従った。
若者五人はどうやら爺さんを満足させたらしい。が、俺のステータスは爺さんからすればゴミカスと同じだったようだ。
いきなり金貨二枚を持たされて放り出された俺。しかし、スキルの真価を知り人助け(何でも屋)をしながら異世界で生活する事になった。
【お知らせ】
カクヨムで掲載、完結済の当作品を、微修正してこちらで再掲載させて貰います。よろしくお願いします。


【ヤベェ】異世界転移したった【助けてwww】
一樹
ファンタジー
色々あって、転移後追放されてしまった主人公。
追放後に、持ち物がチート化していることに気づく。
無事、元の世界と連絡をとる事に成功する。
そして、始まったのは、どこかで見た事のある、【あるある展開】のオンパレード!
異世界転移珍道中、掲示板実況始まり始まり。
【諸注意】
以前投稿した同名の短編の連載版になります。
連載は不定期。むしろ途中で止まる可能性、エタる可能性がとても高いです。
なんでも大丈夫な方向けです。
小説の形をしていないので、読む人を選びます。
以上の内容を踏まえた上で閲覧をお願いします。
disりに見えてしまう表現があります。
以上の点から気分を害されても責任は負えません。
閲覧は自己責任でお願いします。
小説家になろう、pixivでも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる