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実食
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「・・・え?もうこれで完成なの?」
「そうだよお姉ちゃん!熱いうちに食べよ!」
「「いただきます」」
「え?え?いただきます?」
姉の方はいただきますに慣れてなかったようだ
「美味し~!懐かし~!コレコレ!」
妹の方は懐かしい味にスプーンが止まらない・・・既に中華丼は無くなりそうだ・・・
「これは・・・卵?とろとろだけど・・・熱っ!でも旨っ!こんな簡単にできるなんて・・・携帯性も良いし何より・・・ブツブツ・・・」
「はいはい、先に食べてから考えようね?冷めたら味も変わるからね?」
なんていってる間にスー・・・2杯完食かよ・・・ドンダケー
「ショウのそれも美味しそうだね」
「食うか?」
そういってついスプーンで掬って顔の前に差し出すと、パクッと・・・
「美味し~!次は私もこれにしよう!というか蟹かぁ・・・」
最初の一口目をスーに取られたボクは改めてスプーンで掬って食べ始めると
「あっ!」
スーが顔を赤くしてこちらをみて一言
「間接キスだ・・・」
「ブッ!」
姉が噴いた・・・いや、昨晩カレー臭な口で頬にキスしたの誰だよ・・・
結局ボクとストールが食べ終わるまで顔を赤くしてクネクネしてたスー・・・何この可愛いおもちゃ・・・ダンシングフラワーか?
「さて、食後のデザートだが・・・ちょっと二人とも目を閉じてて」
二人が目を閉じたのを確認して、二人の前に皿を出し、取り出した器の蓋を開けてひっくり返して・・・
「目を開けていいぞ?ただし、数がない(嘘)から、味わって食えよ?」
「???」
「!!!」
姉妹の反応が面白いようにわかって・・・楽しいな
「ショウ・・・本当にこれいいの?」
「ショウさん・・・これ何?」
「スーの反応見てればわかるよ。どうぞ?」
スーはこちらのOKサインに歓喜し、例のプラスチックの突起を・・・『パキン』・・・ぽちゃ・・・そして器を引き抜くと皿の上には・・・
「プリンだぁぁぁぁぁ!」
スーは皿を持ち上げて左右に揺らし、揺れ具合を目で見て楽しんでいる
「こらこら、行儀が悪いし、最悪揺れて落ちても知らんぞ?」
そういうとビクッとして皿の動きが止まり・・・慣性の法則で・・・プリンが皿の淵から綺麗にダイブ・・・・しなかった
「ほら・・・食べ物で遊ぶんじゃないぞ?そいつらは本当に数が少ないんだからな?」
ちょっとアレだったが、咄嗟にぷっちんしたボクの器を、スーのプリンに被せて、ダイブを阻止したのだ
「それじゃ改めて・・・」
「「「いただきます」」」
「そうだよお姉ちゃん!熱いうちに食べよ!」
「「いただきます」」
「え?え?いただきます?」
姉の方はいただきますに慣れてなかったようだ
「美味し~!懐かし~!コレコレ!」
妹の方は懐かしい味にスプーンが止まらない・・・既に中華丼は無くなりそうだ・・・
「これは・・・卵?とろとろだけど・・・熱っ!でも旨っ!こんな簡単にできるなんて・・・携帯性も良いし何より・・・ブツブツ・・・」
「はいはい、先に食べてから考えようね?冷めたら味も変わるからね?」
なんていってる間にスー・・・2杯完食かよ・・・ドンダケー
「ショウのそれも美味しそうだね」
「食うか?」
そういってついスプーンで掬って顔の前に差し出すと、パクッと・・・
「美味し~!次は私もこれにしよう!というか蟹かぁ・・・」
最初の一口目をスーに取られたボクは改めてスプーンで掬って食べ始めると
「あっ!」
スーが顔を赤くしてこちらをみて一言
「間接キスだ・・・」
「ブッ!」
姉が噴いた・・・いや、昨晩カレー臭な口で頬にキスしたの誰だよ・・・
結局ボクとストールが食べ終わるまで顔を赤くしてクネクネしてたスー・・・何この可愛いおもちゃ・・・ダンシングフラワーか?
「さて、食後のデザートだが・・・ちょっと二人とも目を閉じてて」
二人が目を閉じたのを確認して、二人の前に皿を出し、取り出した器の蓋を開けてひっくり返して・・・
「目を開けていいぞ?ただし、数がない(嘘)から、味わって食えよ?」
「???」
「!!!」
姉妹の反応が面白いようにわかって・・・楽しいな
「ショウ・・・本当にこれいいの?」
「ショウさん・・・これ何?」
「スーの反応見てればわかるよ。どうぞ?」
スーはこちらのOKサインに歓喜し、例のプラスチックの突起を・・・『パキン』・・・ぽちゃ・・・そして器を引き抜くと皿の上には・・・
「プリンだぁぁぁぁぁ!」
スーは皿を持ち上げて左右に揺らし、揺れ具合を目で見て楽しんでいる
「こらこら、行儀が悪いし、最悪揺れて落ちても知らんぞ?」
そういうとビクッとして皿の動きが止まり・・・慣性の法則で・・・プリンが皿の淵から綺麗にダイブ・・・・しなかった
「ほら・・・食べ物で遊ぶんじゃないぞ?そいつらは本当に数が少ないんだからな?」
ちょっとアレだったが、咄嗟にぷっちんしたボクの器を、スーのプリンに被せて、ダイブを阻止したのだ
「それじゃ改めて・・・」
「「「いただきます」」」
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