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最終回(現世界)次回旅立ちます

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「東って爺さんは?仕事に来てないのか?」

「東さん・・・あんな爺さん何の役に立つんですか?それよりもコンテナの本数がすごいことになってるんで、早く仕事に戻らせてくださいよ」

「・・・倉庫のひと・・リアルジェンガとかして遊んでないで、仕事しなさい!」

「ぉぃ!なんだこの状況は!」

「「「「「社長!」」」」」

 ついでに社長も呼び出しておいた・・・
 ボク?128本のコンテナを7段に積んだくらいじゃ・・・なので、他にもオブジェのような芸術的な積み方をしてある・・・その中の一つの上で、で様子を見てるんだが・・・

 酷い酷い有様が繰り広げられていた・・・ボクとしては倉庫の魔力が尽きて、縮小する空間と、内部の異物とがグシャ!っと潰れるのを回避する手助けをしてるんだから、感謝こそすれ・・・ね?

「おい!これはどういうことだ!」

「社長!これは東とかいう先日からしてるジジイの仕業でして・・・」

「ん?東か?アイツなら定年退職ではなかったのか?退社日の夜も数人で集まって飲んでたんだが・・・」

「そ、それは・・・」

 まさかボクと社長(二代目)が懇意な関係にあると知らなかったこの社員は、心底驚いた様子で

「しかし、この状況を作り出したのは彼なのは本当でして・・・」

 それは間違ってないよ?

「東はどこにいる?電話も解約されてるんだが・・・誰か知ってるか?」

「社長!私は彼の上司で、長年の付き合いでしたが、先日こう・・・(説明中)・・・言われました」

「つまり?東の諸行で間違いはない・・っと・・・」

「そうなんです!なので・・・」

 この男は・・・・とりあえずコンテナから飛び降りて、社長の目の前で光学迷彩を解除すると

「東!何度も言ってるだろう・・・それを解除するときは一言言ってくれと・・・」

「すまん!忘れてた(ワザと)」

「それで?」

 そこでボイスレコーダーに収めていたそこで狼狽してる人事の若いやつとの遣り取りを流した

「というわけなんですよ・・・なので、のコンテナ会社にやったのと同じように・・・コンテナに戻したんです。OK?」

「「「「「「・・・」」」」」」

「この会社にも社長にも先輩方にも恩義はあります。が、契約違反は契約違反なので、そう対処させてもらいました。これは最初に人事の人から振られた時から決めてたことなので、あしからず。それと、もう一つ決めていたことというか、その時も行ったのですが」

「これ以上に何を決めてたんだ!?」

「簡単なことですよ【これ以降絶対にこの会社とは関わらない】です。なので、電話も家も解約しました。そして今から旅に出ます・・・」

「東・・・すまんかった!」

「大丈夫です。頑張ってくださいね?」

 そして振り返らずに会社を後にした・・・  


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キリが良かったので倍の量を!

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