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秘密の扉(リアル)

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「と言うのが今回のあらましです。おもちゃに興味あるのはこれ以上の秘密ごとになるのでできれば内緒にしておきたいのですが・・・ご主人と祖父さんの趣味の部屋の内容次第では・・・」

 【ホンモノ】化したら面白そうなものが入ってる予感がしたので、交換条件として提示してみた

「そんな交換条件みたいに言ってくれなくても、君は娘たちの命の恩人だ。構わないから、頭を上げて、一緒に見に行こうじゃないか」

 そう言って先導してくれて、先程気になってた扉に行くと

「ここは限られた客にしか解放してないんだが、所謂常連だがね?果たして君が気に入るかどうかは・・・」

 予防線を張られたようだ・・・が・・・その中はというと・・・

「いえ・・・1週間くらいこの部屋で寝泊まりしてもいいですか?」

 思わず本音が漏れた

「・・・君も大概なんだね・・・安心したよ・・・私は娘の機嫌をとりに行くから、自由にしててくれ」

「ありがとうございます!」

 そして部屋の中の物色を始める・・・そう・・・この部屋には・・・

「ここまでの数を揃えるなんて・・・かなりのマニアさんだね・・・これなら・・・ん?・・・ハァ~・・・ソレはダメだよご主人・・・」

 アカンですよ!実銃が隠されていた・・・

「この部屋のモデルガンやエアー、ガス、電動ガンをスキルの力で・・・」

 最初は手持ちの玩具を本物に変化させていたんだけど、レベルアップと鍛錬と想像力妄想力のお陰で、収納庫内でのコピーに成功して・・・

「我ながら反則だよね・・・ただ、コピーするのに丸一日かかるから、万引き扱いだよね・・・ライダーの件もバレたから、この方法もバラ説明して、借りる形にすれば・・・」

 ハンドガンやら狙撃銃や突撃銃や、かなり特殊な形状用途の物の中に・・・

「巧妙に隠されてるけど・・・これは・・・」

 隠し方に少しの違和感を覚えた

「楽しんで・・・るようだね」

 ご主人が戻ってくるなりそう言い

「機嫌を直してくれるのに2時間もかかってしまったよ・・・君のことも2時間放置してしまってるが・・・」

「え?もうそんなに時間が経ってましたか?てっきり15分くらいかと思ってたんですけど・・・」

「「・・・」」

 どちらからと言うこともなく差し出された手を・・・ガッシリと・・・握手した

「娘の件がどうのとは関係なく、君とは楽しく話や付き合いが出来そうだ」

「ハイ!普通にここにきてただけだと入れなかった部屋ですし、娘さん達の出会い(熊)は残念でしたが、コチラの出会い(ボク)は良いものとなりましたね」

 ご主人は苦笑いをしてるけど、目は頷いてくれていた

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