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経験値
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異世界においても、動物<魔物<人間<大型魔物<魔族・・・といった感じで、獲得経験値の量が違うそうだ・・・不本意ながらレベルが上がったおかげで・・・
「実は猪くらいならブーストしてワンパンなんだけどな・・・狩猟の痕跡を残しておかないと・・・」
ワンパンした猪たちは無限収納に入れてある。罠も習得したいけど、こっちで手に入る素材と、向こうで手に入る素材でかなりの差異が出ると思われるので、敢えて知識と効果だけを修得しておこう。
「それじゃぁ解体を始めるよ!こればっかりは慣れるしかないからな!」
解体方法・必要な部位・不要な部位・可食の有無・臓器の配置等々・・・猪以上の大型種の解体は、それこそ動物園関係でもなければ、解剖には立ち会えない。
「姉さん・・・熊の解体とかってどこかで体験できないかな?」
「ショウ・・・あんた・・・どこに向かって進むつもりなんだい?」
怪訝な顔をされた・・・異世界あるあるだと、兎・猪・熊が出くわす確率が多いらしい。それとは別個にオーク種らしい・・・ハイオークとかジェネラル・・・キング・・・エンペラー・・・色々居るという情報がある。
「狼って食えるのかな?」
こっちじゃ犬種だから忌避感あるけど、向こうじゃ・・・わからないね。
「さて、半ば上の空で解体してたけど、刃筋はブレてなかったし、力もあるね。これなら次は一人でやっても良さそうだね」
そして天の声が聞こえて、無限収納内で解体することが可能となったようだ。ますます便利になっていくね・・・
「解体終わった後はどうやっても血の匂いと獣臭が残るから、この後はしっかり風呂に入って、体を磨いておくんだよ?間違っても山に入ろうとか考えないこった」
気配察知で実は三つ向こうの山奥に大型の反応があるのをキャッチしてるんだけど・・・こっちに向かってきたり、何かしらの行動・・・ん?
こっちとは逆に向かってるような反応だけど、その先に・・・これは・・・人か?レベルアップのおかげで、対象の情報もある程度わかるようになってるんだが・・・
「これはまずいかもね・・・あのあたりはハイキングコース・・・だとしたら人が襲われる可能性もある・・」
かと言って、姉さんにこんな事伝えても信用してもらえるわけないし・・・
「行くか・・・」
自分の生活圏の近くで起こっても・・・寝覚めが悪いし・・・
「ショウ?何か気になることでもあるのかい?」
「婆ちゃん・・・」
「向こうの山が気になるのかい?」
・・・婆ちゃんはある意味この山の主・・・何か感じてるのかもしれない・・・
「こんなこと言っても信じてもらえるかわからないけど・・・三つ向こうの山で熊が人を襲うかもしれない・・・それを防げるのは・・・ボクだけかもしれないんだ・・・こんなこと言っても信じて「ショウならできるんでしょ?」・・・うん・・・」
「行っておいで!その代わり・・・終わったらキチンと教えてね」
「・・・ありがとう・・・行ってくる!」
「実は猪くらいならブーストしてワンパンなんだけどな・・・狩猟の痕跡を残しておかないと・・・」
ワンパンした猪たちは無限収納に入れてある。罠も習得したいけど、こっちで手に入る素材と、向こうで手に入る素材でかなりの差異が出ると思われるので、敢えて知識と効果だけを修得しておこう。
「それじゃぁ解体を始めるよ!こればっかりは慣れるしかないからな!」
解体方法・必要な部位・不要な部位・可食の有無・臓器の配置等々・・・猪以上の大型種の解体は、それこそ動物園関係でもなければ、解剖には立ち会えない。
「姉さん・・・熊の解体とかってどこかで体験できないかな?」
「ショウ・・・あんた・・・どこに向かって進むつもりなんだい?」
怪訝な顔をされた・・・異世界あるあるだと、兎・猪・熊が出くわす確率が多いらしい。それとは別個にオーク種らしい・・・ハイオークとかジェネラル・・・キング・・・エンペラー・・・色々居るという情報がある。
「狼って食えるのかな?」
こっちじゃ犬種だから忌避感あるけど、向こうじゃ・・・わからないね。
「さて、半ば上の空で解体してたけど、刃筋はブレてなかったし、力もあるね。これなら次は一人でやっても良さそうだね」
そして天の声が聞こえて、無限収納内で解体することが可能となったようだ。ますます便利になっていくね・・・
「解体終わった後はどうやっても血の匂いと獣臭が残るから、この後はしっかり風呂に入って、体を磨いておくんだよ?間違っても山に入ろうとか考えないこった」
気配察知で実は三つ向こうの山奥に大型の反応があるのをキャッチしてるんだけど・・・こっちに向かってきたり、何かしらの行動・・・ん?
こっちとは逆に向かってるような反応だけど、その先に・・・これは・・・人か?レベルアップのおかげで、対象の情報もある程度わかるようになってるんだが・・・
「これはまずいかもね・・・あのあたりはハイキングコース・・・だとしたら人が襲われる可能性もある・・」
かと言って、姉さんにこんな事伝えても信用してもらえるわけないし・・・
「行くか・・・」
自分の生活圏の近くで起こっても・・・寝覚めが悪いし・・・
「ショウ?何か気になることでもあるのかい?」
「婆ちゃん・・・」
「向こうの山が気になるのかい?」
・・・婆ちゃんはある意味この山の主・・・何か感じてるのかもしれない・・・
「こんなこと言っても信じてもらえるかわからないけど・・・三つ向こうの山で熊が人を襲うかもしれない・・・それを防げるのは・・・ボクだけかもしれないんだ・・・こんなこと言っても信じて「ショウならできるんでしょ?」・・・うん・・・」
「行っておいで!その代わり・・・終わったらキチンと教えてね」
「・・・ありがとう・・・行ってくる!」
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