異世界召喚〜転移前にスキルの検証させてもらえますか?三十年くらい〜

ばふぉりん

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ある日の出来事

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 サクッと読める感じで、1000文字程度で、区切りますが、その場のテンションで多少増えるかと思います。

~~~~~~~~~~~~~~~
 
 日曜日の朝。翌日から始まる林間学校で必要なものを買うために隣町のデパートに来てるんだけど・・・流石はボクが生活してる街と違っていろんなものがある・・・目移りして本当に買わなければいけないものが霞んでいく・・・

「水筒と・・・後は・・・」

 買うべきものはなんとか買えた・・・後は真新しいものでもないか探したり・・・おもちゃ売り場・・・と

「そろそろお昼か・・・フードコートで何か食べようかな~」

 有名チェーン店が出店してるフードコートで、何にするか悩んでいると

「おい!ソレは俺が先に注文してた豚足丼だろ!」
「お前が頼んだのは前足丼だろ!これは後足丼だ!」
「私の熊の手丼まだ~?」
「なんでみんなそんなゲテモノ丼頼んだかなぁ・・・あ!私の鰐のテール丼キタキター」
「「「お前が言うか!」」」
「ママー?お子様セットは?」
「もう少し待ちましょうね?贅沢お子様ランチセットは一日五食限定ですからね」

 色んな人がいるんだな・・・ソレ以前に何そのゲテモノ手足丼のお店!怖いわ!それに、デパートのフードコートで一日五食限定お子様ランチなんて・・・よくデパート側が許したな・・・

「手堅くハンバーガーでも・・・ん?」

 フッと周りを見ると、円形状のフードコートの床が淡い光を発し、外と内で人の動きに差が出始めている

「これは・・・最近図書室に入庫された『異世界召喚もの』の転送陣か?でも・・・」

 そう、学校召喚やクラス召喚等ではなく、全くの共通性のない集団だ・・・確実に『何故?』と首を捻る。見たところザッと10人くらいかな?しかも殆どの人が足元よりも食べ物に夢中なので、気が付いていない。そうこうするうちに・・・床の光は目を開けていられないほどに眩しくなり・・・光に包まれた
フードコートは・・・秒も満たない時間で無人となっていた





~屋上から帰還~

「・・・言ってみるもんだなぁ」

 消えたのはフードコート内の飲食エリアの中の人達。各店舗前で料理の受け取りや容器の返却をしていた客やお店の人には何の影響もなかったようだ。そう・・・さっき騒いでた手足丼店前の4人は・・・無事・・・巻き込まれていた。

「あの人たちも難儀だなぁ~」

 かなり我の強い4人だった。幸いというか限定お子様ランチセットを待っていた親子は、召喚を免れた様で、無事受け取ってフードコートに足を踏み入れ・・・「あれ?妹はどこ?」

 あれま・・・どうやら妹さんが巻き込まれたようだ・・・

「あの親が見てるあたりの席に座ってたのはたしか・・・あの子か」

 母親の見た目年齢から想像して、14~5歳の女の子が思い浮かんだ

「母親の妹かな?たら、挨拶でもしようかな?」

 なんせ次にあの子に会うのは30年以上なのだから・・・
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