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 冒険者ギルドへ走った彼は・・・

「いらっしゃいませ。ご用件は・・・あら?のエライブさんじゃないですか。どうしました?」

 彼が元冒険者であることを隊長は知っており、だからこそこの場への伝令に任命したのだ

「アイシャさん・・・至急ギルマスに会えるかな?それと、今いる冒険者に緊急依頼が出ると思うから、受けているものにはペナルティ無しで依頼のキャンセルと近くにいる冒険者をできるだけ集める様に手配してくれないか」

 受付のアイシャとは冒険者時代に何度も手伝ってもらった・・・俺が嘘を吐くよう「それ以上はいいわよ」よう・・・理解が早くて助かる

アイシャ・・・

 それだけ言うと奥のギルマスルームへ走り・・・

「ノックも無しに失礼する!エライブだ。ギルマスは・・・いるな。話大丈夫・・・だよな」

 ドアバーン!開けて中に入って言いたいことをしゃべる・・・

「・・・お前が今までにノックして入ってきたのは・・・の時だけだろ・・・まったく・・・今のお前はかい?かい?」

「すまん。王城一般兵としてギルドマスターに支援要請を持ってきた。
 王城召喚の間にて魔王出現。近衛兵と各師団でこれを抑えているが、この先の被害は予想できない。王城内は戦いやすい様にしたが、被害を考えて城下は全員避難してくれ。その為の人員を冒険者に緊急依頼と言う形で要請する。同時に近場で来れる範囲のSSS冒険者の緊急招集と魔王戦への参加を・・・本来なら強制できるが、これは命を・・・かけることだ。自身の命と天秤にかけてくれて構わない・・・これは王からでなくからの言葉だ。責任は俺が取る。
 今はとにかく手と数が必要だ。報酬に関しては事後となるが・・・相手は魔王だ・・・頼む・・・」

「・・・最後のはギルマスとしてのボクかい?それとも、一緒に数々のクエストを熟してきた【暁】リーダーへのかな?」

「そうよ?受付使いの荒いエライブさん?私へのはないのかしら?」

 かつて魔王配下を倒して回った【暁の三獣士】

「・・・ハァ・・・として緊急依頼だ。暁の三獣士は城下の安全と民間人の避難を最優先とし、これが落ち着いたら・・・への戦闘介入を要請する。勿論これにはき『『拒否権は無い』』・・・

「「任せて!」」
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