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「ハッ?」
「え?」
「テント??」
「なんで木の上?」
「スッゲェェェェ!」
「見せて見せて!」
「俺が先だ!」
「なによ!?」

 と、走り出す生徒達。木に殺到する生徒の最前列に俺は走り寄り、脚を刈ると・・・前から順に将棋倒?状態で倒れ、目的の木にゴンゴンゴン・・・と連続でぶつかっていき、結果数枚の葉っぱが舞い落ちることに・・・しかし、拠点には一切の被害はなかった

「何しやがんだ!」

 こけた下敷きの中から声が

「ん?おまえらこそ何やってんだ?他人の拠点を覗きに行こうなんて、礼儀も何もあったもんじゃないな?言わばだから、侵入される前に対処したんだが・・・」

「「「「「・・・」」」」」

「先生方?影から隠れてのぞくんだと思ってたけど、なんで堂々とそこに突っ立ってるんです?」

 今も先生方はレム作成のかまどの周りにいる。

 そうこうするうちに残りの生徒達もハァハァヒィヒィ言いながらもなんとか到着し、その場に座り込んできた。

「暗くなる前にすることいっぱいあるでしょ?一応俺達はこのエリアをしたんで、先生方もとしてご存知ですよね?」

 ツリーハウスと竈付近を囲む4箇所に結界石・・・とまではいかないが、暗黙の了解で侵入禁止を促すものを設置していた。

「・・・カイザー・・・」

「ラノベの知識ですけど、これは理解していただけるんですね?」

 にしておいてくれた・・・が・・・

「なんだこの石、邪魔だな」
「こっちにもあるぞ」
「どけろどけろ!」

 ・・・討伐してもいいですか?

「おまえら!その石はカイザー達の拠点の目印だ!元に戻せ!」

 センセェ・・・でもそれって昨日の座学の時点で説明しなきゃ・・・

「はぁ?何勝手に決めてんだよ!」
「ここはお前の土地か?」
だろ!?」
 
 いえ・・・学校の物です

「早い者勝ちだ。おまえらはこのラインからこっちに来ることは許されん!」

 先生がわかりやすく・・・その手からレーザーのようなものを出して地面に線を引いて・・・って・・・魔法デスカ?他の生徒さんドン引きだよ・・・

「カイにゃー?獲物は?」

「兎と鮎だね。後はよろしく」

「( ̄^ ̄)ゞにゃ!」

 釜戸の近くに調理台を・・・穴を掘って吊るして・・・
 この時は普段のように魔法を使わずに、簡易調理用の鉄板をまな板代わりにし、吊るし木もツリーハウス作成時の残りの木で・・・するとそこで・・・

「え?うさぎちゃん?」

 外野ぁ・・・
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