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「カイザー達は落ち着いてるわね?」
「姐御もな?」
ショウとレムも落ち着いている。そりゃ当たり前か・・・踏んだ場数が違う、姐御も俺達が部屋を出る際に荷物を持って出ていたのを見て「なんで?」って聞いてきたから「万が一」と伝えると、必要最低限のものを持って着いてきた。
「さて、周りに教えたりどうのする義務も義理もないから、さっさと行こうか」
周りは開きもしない玄関に殺到し、中には施設の外周を・・・鍵の閉め忘れがないか・・って泥棒かおまえら・・・
中には諦めて地面に座り込む者も居たが、軽装備とはいえ手荷物を持ち出していた俺たちを目敏く見つけた生徒が
「おい!なんでおまえら準備してるんだ?」
「ほんとだ!おい!」
「なんで用意できてんだ!答えろ!」
んー?
「食い物も隠し持ってるんじゃないか?」
「出せよ!おまえらばっかりずるいぞ!」
「そうだそうだ!」
「出せ!」
盗賊が現れた
「カイにゃー?盗賊は討伐対象?」
「そうだな・・・姐御も見ておけよ?ある日突然なんの変わり映えのない隣人が盗賊に降格する瞬間がこれだ。人は簡単に暗黒面に堕ちる。いい勉強になったな」
他人事である。しかし面倒なので無視を決め込んで
「さ、行こうぜ?」
今はまだ周りでギャーギャー騒いでるだけで、触れてこないので・・・チームで山を目指して歩き出すと
「無視してんじゃねぇぞ!」
鳥青・・・が後ろから肩を掴んできた
「ん?セリフの前に何かつけるんじゃなかったっけ?」
「ぐがっ!?」
背中から襲い掛かるとか、完全に盗賊だよね?
振り返りざまに鳥君の手首を極め、肘を折りたたみそのまま絡めて仰向けに倒し喉を鷲掴みにして腹部へは片膝を押しのせ・・・
「なんだ?実力行使に出て・・・今のは完全に正当防衛・・・というか盗賊行為だよな?討伐されてもいいんだよな?」
一連の動きは流れるように滑らかで
「他のおまえらも同じか?」
一人が手を出したことで徒党を組みたがるやつらは臨戦態勢に入っていたが・・・アッサリ引き倒されたのを見て完全に熱が冷めていた。
鳥君は・・・
「・・・カイザー?そいつ失禁してるぞ?」
「キッタネ!」
すぐに腕と喉を解放し、その場から飛び退き
「はぁ・・・やる気失せた。行こうぜ?」
毒気を抜かれた俺は、姐御達を共だって目的地を目指して歩き出す。
今の一連の騒動を見た他の生徒達もゾロゾロと後ろをついてくるが・・・ほんと流されやすいよなぁ
鳥君?一応チームメイトに介抱されて・・・最後尾をついてきたようだった
「姐御もな?」
ショウとレムも落ち着いている。そりゃ当たり前か・・・踏んだ場数が違う、姐御も俺達が部屋を出る際に荷物を持って出ていたのを見て「なんで?」って聞いてきたから「万が一」と伝えると、必要最低限のものを持って着いてきた。
「さて、周りに教えたりどうのする義務も義理もないから、さっさと行こうか」
周りは開きもしない玄関に殺到し、中には施設の外周を・・・鍵の閉め忘れがないか・・って泥棒かおまえら・・・
中には諦めて地面に座り込む者も居たが、軽装備とはいえ手荷物を持ち出していた俺たちを目敏く見つけた生徒が
「おい!なんでおまえら準備してるんだ?」
「ほんとだ!おい!」
「なんで用意できてんだ!答えろ!」
んー?
「食い物も隠し持ってるんじゃないか?」
「出せよ!おまえらばっかりずるいぞ!」
「そうだそうだ!」
「出せ!」
盗賊が現れた
「カイにゃー?盗賊は討伐対象?」
「そうだな・・・姐御も見ておけよ?ある日突然なんの変わり映えのない隣人が盗賊に降格する瞬間がこれだ。人は簡単に暗黒面に堕ちる。いい勉強になったな」
他人事である。しかし面倒なので無視を決め込んで
「さ、行こうぜ?」
今はまだ周りでギャーギャー騒いでるだけで、触れてこないので・・・チームで山を目指して歩き出すと
「無視してんじゃねぇぞ!」
鳥青・・・が後ろから肩を掴んできた
「ん?セリフの前に何かつけるんじゃなかったっけ?」
「ぐがっ!?」
背中から襲い掛かるとか、完全に盗賊だよね?
振り返りざまに鳥君の手首を極め、肘を折りたたみそのまま絡めて仰向けに倒し喉を鷲掴みにして腹部へは片膝を押しのせ・・・
「なんだ?実力行使に出て・・・今のは完全に正当防衛・・・というか盗賊行為だよな?討伐されてもいいんだよな?」
一連の動きは流れるように滑らかで
「他のおまえらも同じか?」
一人が手を出したことで徒党を組みたがるやつらは臨戦態勢に入っていたが・・・アッサリ引き倒されたのを見て完全に熱が冷めていた。
鳥君は・・・
「・・・カイザー?そいつ失禁してるぞ?」
「キッタネ!」
すぐに腕と喉を解放し、その場から飛び退き
「はぁ・・・やる気失せた。行こうぜ?」
毒気を抜かれた俺は、姐御達を共だって目的地を目指して歩き出す。
今の一連の騒動を見た他の生徒達もゾロゾロと後ろをついてくるが・・・ほんと流されやすいよなぁ
鳥君?一応チームメイトに介抱されて・・・最後尾をついてきたようだった
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