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完成!

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「おっさーん。できてる~?」

「朝から大声を出すな!きちんとできとるワイ!ほれ、そこに用意してあるから確認してみろ!」

 テーブルの上には最終的な形に変貌した[>と□ な形をした鉄板が多数置いてあり、どれも一定方向が研がれていた。
 そして小さい方の鉄板を手に取ると、一つ一つに自分の魔力を流し込み、馴染ませ、を記憶させていった。(順番が狂うと大変なことになるからね・・・)

 武器形態例

 ==[>>>>>>>>>>ロングソード形態
 
 ==[>>>>>短剣形態
 
 ==[-[>-[>-[>-[>-[>-[>-[>-[>-[>-[>連節刃形態

 [>×40個(予備含む)

 □(30cm×50cm×1cm)×3枚   

「といった感じに最終的には仕上げていきたいんだけど、やっぱり操作するにあたって[>には1~40の刻印を頼みたい。勿論□の盾にもⅠ~Ⅲを」

 この場合盾は防具屋では?となるが、隠技として武器屋のほうが相性良かったと思う。
 他にも投擲用ナイフや様々な形の投擲武器を追加発注して、レムの解体用のナイフも数種類お願いした。
 予備は勿論収納の中で、通常は短剣形態で2本を腰に下げ、戦況次第でロングソードにしたり連節刃にしたり、今は技能的に難しいが、連節刃で二刀流ってのも面白そうだ。

「嬢ちゃんにはこのナイフだな」

 おっさんが持ってきたナイフは解体用だと言ってたが、レムはばーちゃんに解体技術を仕込まれた際に各種包丁を使ってたせいもあって、持ち手と刃の位置関係に戸惑っており、これまたおやっさんに解体用包丁を数本オーダーメイドしだしたのである。

「この二人は・・・おもしれえじゃねえか!もっとないか?制作意欲がこんなに沸き上がったのは初めてだ!」

 うん、おっさんも別ジャンルの中毒者ジャンキーだね。

「包丁はいつくらいに仕上がりますか?俺の武器共々」

「明日の朝には仕上げる!今夜は徹夜だ!」

 いや、そこまでしなくてもいいんですけど・・・って伝えたけど、鉄は熱いうちに打て?まぁ、武器屋でなくてもそうでしょうけど、超短期集中型らしいので、お願いした。

 宿屋に戻って部屋に入ると早速自宅に転移して、風呂や食事を済ませるとTVやネットで全国の事故事件を確認し寝るといったルーティーンだ。

「冷凍食品も要冷蔵食品も基本無限収納に入れておけば時間も止まるから、冷蔵庫邪魔だな・・・それ以前にペット(レムはペットじゃない!けど・・・)不可だし、引っ越すか?
 レム?ココよりも見晴らしがよくて広いところに引っ越してもいいか?」

「レムはカイザーが一緒なら広くても狭くても関係ないにゃ!」

 胡坐をかいた上にのってる半獣化したレム・・・そんなこと言われたら抱きしめるしかないだろ!
 でも、万が一のこともあるので、最低でもペット可なアパートかマンションに。マンションなら部屋to異世界でもそうそう怪しまれることもないだろうし、ある程度の高層なら、覗かれることもないしな。なによりまだ荒稼ぎした泡銭もあるし、異世界での金策も・・・こっちでの金の販路も確保しなきゃ!複数個所・・・もしくは固定取引先を…ってもなぁ・・・

「カイザーねる~?」

 難しいことは又落ち着いて考えよう。

「よっし、明日に備えて寝るか!おやすみレム」

「おやすみにゃー」

 寝つきのいい子だ。
 明日はちょうど宿屋の期日だし、おっさんのところで武器類を受け取ったら、じーちゃんとばーちゃんに報告に行こうかな?面白そうな案もあれば聞きたいし・・・寝よう・・・Zz///
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