上 下
2 / 124

転移した先は

しおりを挟む
 ん?穴に落とされたけど、落下でなく普通に野原に座ってスタートか・・・ん?仔猫・・・あのまま抱いてたら寝てたけど、いいのかな・・・?
 
 周りは・・・膝くらいまでの草が生えた野原で、後方?には林とか森があって、その奥には山も見えるな。
 野原の先、少し下った先には道が見えるし、その先にうっすらとだけど街?も見えるから、ステータスを確認したら行ってみようかな。
 陽の高さから考えて・・・まぁ、問題ないだろう・・・



 で、この子は・・・・・ケットシー?
 いやいや待て待て。この世界ならそれでもなんら問題ないけどさ、そもそも助けたのは地球だよね?え?地球にもケットシーっていたってこと?え?え?え?lこんらんしかしない・・・っても、今この状態でってのもアレだから・・・街を目指すのは別に今日でもいいかな?
 それにスキルをちょっと試してみたいから・・・『転移』・・・よっし、無事自宅の部屋に帰ってきたぜ!っても、俺ってば死んだ事になってんのかな???TVなんかやってないかな?

 レム?をソファーの上に寝かせてバスタオルで包んで、冷蔵庫からパンとコーヒーを出し、調理している間にチャンネルを変えていくと
 「昨日深夜、道路を横断している最中の歩行者を飲酒運転の乗用車が誤って撥ねて、そのまま走り去るというひき逃げ事件が発生しました。被害者は山田大助18歳大学生~」

 轢き逃げかぁ・・・

「俺は?」

 その後チャンネルを変えるも見つからなかった

 そっと外に出て普段から曲の少ないコンビニの近くに転移して、猫缶他数点を買って再び自室に転移すると、レムがモゾモゾと動き出したので、ソファーの前に座り、観察していると・・・ゆっくりと目を開けて・・・

「おはよーにゃー」

「・・/////」かわえー

「?」

「初めまして、俺はカイザーってんだが、君の名前(鑑定で知ってるけど一応)聞いてもいいかな?」

「初めまちて、わたちはレムっていいます。ハーフケットシーですにゃ」

 なにこの萌生き物・・・可愛すぎるだろう!

「とりあえずお腹空いてる?何か食べるか?」

「嬉しいにゃ!お腹ぺこぺこにゃー」

 ダメだ・・・耐えれないかもしれない・・・深めの皿に猫缶を出して、その空いた猫缶に水を入れて床に置いてあげると、獣化?しだして、4足歩行形態で食べ始めた・・・これ普通に皿盛りにしたらテーブルで食べたのかもしれないな・・・
 俺も食べるか・・・

「ぁ、このアパートペット禁止だった!」

 レムは食べ終わるとそのまま皿に顔を突っ込んで寝だしてしまったので、再びバスタオルで寝床を作ってその中に寝かしつけ、口元のご飯を拭ってあげると、自動でお掃除を始めて・・・可愛かった。
 二人分の食器を片付けて、明日は街に行くぞ!と考えつつ、バスタオルに包まれたレムを眺めつつ床に横になって寝るのであった。



しおりを挟む
感想 8

あなたにおすすめの小説

目覚めれば異世界!ところ変われば!

秋吉美寿
ファンタジー
体育会系、武闘派女子高生の美羽は空手、柔道、弓道の有段者!女子からは頼られ男子たちからは男扱い!そんなたくましくもちょっぴり残念な彼女もじつはキラキラふわふわなお姫様に憧れる隠れ乙女だった。 ある日体調不良から歩道橋の階段を上から下までまっさかさま! 目覚めると自分はふわふわキラキラな憧れのお姫様…なにこれ!なんて素敵な夢かしら!と思っていたが何やらどうも夢ではないようで…。 公爵家の一人娘ルミアーナそれが目覚めた異なる世界でのもう一人の自分。 命を狙われてたり鬼将軍に恋をしたり、王太子に襲われそうになったり、この世界でもやっぱり大人しくなんてしてられそうにありません。 身体を鍛えて自分の身は自分で守ります!

悪役令嬢になるのも面倒なので、冒険にでかけます

綾月百花   
ファンタジー
リリーには幼い頃に決められた王子の婚約者がいたが、その婚約者の誕生日パーティーで婚約者はミーネと入場し挨拶して歩きファーストダンスまで踊る始末。国王と王妃に謝られ、贈り物も準備されていると宥められるが、その贈り物のドレスまでミーネが着ていた。リリーは怒ってワインボトルを持ち、美しいドレスをワイン色に染め上げるが、ミーネもリリーのドレスの裾を踏みつけ、ワインボトルからボトボトと頭から濡らされた。相手は子爵令嬢、リリーは伯爵令嬢、位の違いに国王も黙ってはいられない。婚約者はそれでも、リリーの肩を持たず、リリーは国王に婚約破棄をして欲しいと直訴する。それ受け入れられ、リリーは清々した。婚約破棄が完全に決まった後、リリーは深夜に家を飛び出し笛を吹く。会いたかったビエントに会えた。過ごすうちもっと好きになる。必死で練習した飛行魔法とささやかな攻撃魔法を身につけ、リリーは今度は自分からビエントに会いに行こうと家出をして旅を始めた。旅の途中の魔物の森で魔物に襲われ、リリーは自分の未熟さに気付き、国営の騎士団に入り、魔物狩りを始めた。最終目的はダンジョンの攻略。悪役令嬢と魔物退治、ダンジョン攻略等を混ぜてみました。メインはリリーが王妃になるまでのシンデレラストーリーです。

勇者召喚されて3年、なんやかんやあって今は異世界で雑貨屋やってます。

永倉伊織
ファンタジー
勇者召喚の魔法によって突然異世界に召喚された水野優一(みずのゆういち)は 「勇者様、どうか世界征服を企む魔王を倒して下さい!」 と言う王様の願いを聞き入れ 「必ず魔王を倒して見せます!」 と魔王を倒す事を約束する。 それから3年 なんやかんやあったけど、今は雑貨屋を経営しながらのんびり生活してます。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?

お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。 飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい? 自重して目立たないようにする? 無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ! お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は? 主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。 (実践出来るかどうかは別だけど)

異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~

宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。 転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。 良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。 例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。 けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。 同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。 彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!? ※小説家になろう様にも掲載しています。

5歳で前世の記憶が混入してきた  --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--

ばふぉりん
ファンタジー
 「啞"?!@#&〆々☆¥$€%????」   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜  五歳の誕生日を迎えた男の子は家族から捨てられた。理由は 「お前は我が家の恥だ!占星の儀で訳の分からないスキルを貰って、しかも使い方がわからない?これ以上お前を育てる義務も義理もないわ!」    この世界では五歳の誕生日に教会で『占星の儀』というスキルを授かることができ、そのスキルによってその後の人生が決まるといっても過言では無い。  剣聖 聖女 影朧といった上位スキルから、剣士 闘士 弓手といった一般的なスキル、そして家事 農耕 牧畜といったもうそれスキルじゃないよね?といったものまで。  そんな中、この五歳児が得たスキルは  □□□□  もはや文字ですら無かった ~~~~~~~~~~~~~~~~~  本文中に顔文字を使用しますので、できれば横読み推奨します。  本作中のいかなる個人・団体名は実在するものとは一切関係ありません。  

田舎暮らしと思ったら、異世界暮らしだった。

けむし
ファンタジー
突然の異世界転移とともに魔法が使えるようになった青年の、ほぼ手に汗握らない物語。 日本と異世界を行き来する転移魔法、物を複製する魔法。 あらゆる魔法を使えるようになった主人公は異世界で、そして日本でチート能力を発揮・・・するの? ゆる~くのんびり進む物語です。読者の皆様ものんびりお付き合いください。 感想などお待ちしております。

処理中です...