念動力ON！〜スキル授与の列に並び直したらスキル2個貰えた〜

それは突然の出来事

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　この作品は同作者の「こんなスキルあったら」で生まれた話を展開していくものです。


　僕の名前は海津　輔かいずたすけ25歳　フリーターです。ごめんなさいさっき26歳になりました。

　誕生日会の後帰宅途中で仔猫が道路の真ん中にいたから、訳ありスキルを使って助けたんだけど、気がついたら白い空間にいました。
　あれ？僕撥ねられてないよね？ちゃんと『転移』スキルで仔猫抱えて転移したよ？・・・ぁ女神さまだ。ぉ～ぃ


　あれ？仔猫じゃなくて少年を助けた？

　あれ？山田大助？って誰だ？



　あなた誰ですか？

「こっちのセリフじゃぁぁぁ！お前が誰でここ何処だよ！僕撥ねられてないのになんでここにいるんだよ！ほら、こんな可愛い仔猫ちゃんも・・・」

　え～っと、ちょっと待ってね？
　海津輔君26歳・・・あなたはまだ死ぬ時ではありませんね・・・死因は？あれ？死んでない？

「女神さんでいいのかな？僕は転移スキルでこの猫を助けて、道路の反対側に転移したはずなんですけど、ここに転移してたんですよ。それで、さっき言ってた山田大助？のほうはどうなったか調べなくていいんですか？そっちも死ぬべきタイミングじゃないってはなしてましたよね？相手も確認しないで」


　え？きゃーーーー！大変！担当者不在で直で魂運ばれてるじゃないの！どどどどうしよう・・・（放置でいいかしら）・・・

「え～っと、帰ってもいいですか？」

　ダメに決まってるじゃない！こうなったらあなたに異世界転移してもらうんですからね！この世界に一度でも足を踏み入れたものは現世に戻れないんですから！

「（あれ？僕戻ったよね・・・）僕この白い空間二度目なんですけど・・・責任者の人いますか～？」

　え？二回目？どどど・・・「落ち着かんか馬鹿者！」えええ？

「（存在感・・・いや、存在が大きいなこの････何者？）」

「ほう、存在に気がつくか。流石は二度目ということかの？さて、お主には申し訳ない事をしたと心苦しく思うのだが、前に行った白い世界とここはちと違っての？残念ながらこの先は転生か転移になっとる。
　そこの新人の対応にも問題があったから、少し特典にオマケをしようと思うのじゃが、どうじゃ？転生か転移を受けてもらえんかのう？」

　ゼウスさまが対応なさるのであれば私は他の担当にまわりますね・・・「逃げるな」・・・

「まぁ、僕としては、転生は困るので、転移でよければ別に構いませんよ？」

「それは助かる。それでは君に授けるスキルや能力は、このやらかした下級神の神力を使って付与や強化するとしよう。
　すまんが他の担当を監視しに行かねばならんので、使用可能な神力はポイントにして渡すので、ゆっくりとキャラメイクするがよい。終わったら画面右下の［OK］を二回ダブルクリックしてくれ。それが合図となるでの」

　ゼウス様？は消えるように何処かへ行き、下級神？は神力とやらを抜かれて存在が・・・まさかこれ？
　こけし？・・・まさか付喪神に・・・


　まぁ、このウィンド・・・ステータスプレートかな？を操作すればいいのかな・・・ポイントは多いのか少ないのかわからないけど・・・ぉ？最終決定押さなければ振り直しもできるな・・・じゃぁこれでこうやって・・・これを・・・スキルも選べるのか・・・でもこれじゃぁ多いな・・・。・・・。・・・。・・・。・・・。よっし、これでいいかな。ってことで［OK］をダブルクリック・・・［本当にOKですか？］をダブルクリックして・・・


「そういえば僕まだこの猫抱いてるんだけど・・・」足元に急に黒い穴があいてfree fall・・・



「ば～か～や～ろぉぉぉぉ！」