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エルフの生態?

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 この世界のエルフはラノベによくある定義とは違う理のようだ。これから話してくれるだろうが、現段階でわかってるのが、最初は性別がないとのことだ。では生理現象はどうなる・・・どっちを使う?また、その構造は・・・システムは・・・難しいことは考えまい・・・




「で、まだ寝てるのか?」

「はい、朝ごはんを食べたあと、グッスリと・・・起こそうとしたのですが一向に・・・」

「そうか、ラノベと違うエルフの生態知りたかったんだがなぁ、無理矢理ってのも気が引けるし、よし!」


 エルフっ子が寝ている毛布ごとコテージから出すと地面に置き、傍に干し肉などの携帯食と水筒をだし、放置した。養う義務もないからな

「さて、予定がずれたが今から獣人国家に行こうと思う。ほらみんな集まって・・・転移!」




 後に残ったのは地面の色と同色の毛布に包まれたエルフっ子だ。しかもまだ惰眠を貪って・・「もうたべりゃれにゃムニャムニャ」・・・ダメだこりゃ




「ドローンに戦闘能力はないが、転移先のマーカーにはなるしな」


 なんだかんだで甘い男である



「さて注意事項を伝えておく。以前のここは女性が頭脳労働、男性が肉体労働で、投手が脳筋だったんだが、ちょっとした改革があって、女性側に肉体系が増えつつあるんだ。
 つまり頭脳も肉体も兼ね備えた個体が生まれた。これにとって国家内のバランスがおかしくなってる可能性がある。
 それも踏まえての訪問となるので、皆注意を。
 香織は人族のままで、クロ達は子猫モードでおとなしくしておいてくれ。
 だが、万が一無礼を働いたり、身の危険を感じた場合は遠慮することはないので、そこは任せる」

 そして正面から訪問しようとしたら

「止まれ~!貴様らその集団で何をしにきた!ここは獣人国家当主城である!帰れ帰れ!」


「ん?そこは要向きを聞くのが筋じゃなかろうか?なぜいきなり追い返しにかかる・・・何かあったのかな?
 仕方ない・・」

「ボクは以前ここに来た事があるものだ。面会を・・・セレs・・・セレスティーナ様んい取り次いでいただきたい!」

 あまりこの手は使いたくなかったんだが、いきなりの追い返しとか、何事かがあったとしか思えなかったので、使わせてもらった・・・が・・・

「貴様!セレスティーナ様の名前を使うとは何者だ!
 総員出ろ!敵襲だ!」



「ちょっと、ショウ様?ここで何をしたんですか?」

「何かしたのは間違い無いんだけど、ソコから先で何が起こったかわかんないんだよなぁ・・・」

 とりあえず向こうの出方を待ってみるか。後手に回ったとしても対処は可能だし、なんなら転移で・・・また逃げる!


 走行する間に城壁の上では準備が進んでいき、今度はキチンと外側下方を狙ったバリスタが準備され、その他は魔法部隊であろうか?スタッフのようなものを持った獣人が・・・あれ?脳筋が魔法・・・?

「撃て!」

 まずバリスタから巨大な矢が飛んできた。その間に魔法の詠唱をし、バリスタで撃ち漏らしたてきに当てるつもりなんだろうが・・・あおれはバリスタの矢が当たってからのこと。
 ボクは飛んできた矢を挟み、投げ返した。

「二指○空把!」

 どこぞの胸に傷のある男が使ってた技をやってみた。矢の太さがそれの比ではないが、できてしまった。

「いきなり攻撃して来るとは何事ですか?前にも言いましたが、本当にそれでいいんですね?
 撃たれる覚悟があるものだけ、撃てるんですよ?つまり反撃してもいいんですよね???」

「第二射用意!」

 だめだこいつら聞いちゃいねぇなら、前と同じ方がわかりやすいよね?
 ってことで、魔法陣出して、ライガー出して、入って・・・「サンダー」


 城壁よりもでかいサンダ○ライガーの登場である

「もういいよね?前回のこともあるし、セレスに会いにきただけでこの歓迎っぷり」

 サンダ○ソードを握り、城壁を真一文字に切り裂いた。
 よほど切れ味が良かったのか、振り抜いて数秒は何も起こらなかった。
 しかし数秒後・・・城壁は瓦解し、上部にいた獣人は埋まるのは免れたが、失神しているようだ。
 しかも奥からは重装備の獣人がワラワラとこちらに向かってくる・・・ボクはライガーからおりてポチに

「ポチ?デカイの撃ってみるか?
 GN○ズーカ辺りを・・・トラ○ザムで」

「ワイに何を背負わすつもりや!」

「サテライトでもツインサテライトでもバスターライフルでもツインバスターライフルでも、いいぞ?デンドロさんのでもいいし、なんならフルスクラッチで作ったコロニー○ーザーでもいいぞ?レクイエ・・・」

「マテマテマテ!そんなもんまであそこに入っとるんかいな!死蔵や!いや、破棄や破棄!なんかの拍子で暴走して換装したらどえらい事になるやんけ!」

 折角の試し撃ちのチャンスを・・・

「それに、月が出てないやんけ!どうやってちゃーじするつもりや!」

「魔力チャージで何度でも何度でも撃てるよ?扇状にも薙ぎ払えるし、供給し続ければマック○ターンみたいなことも・・・ぁそっか、ポチはあれを撃ちたいんだね」

 そして1/3000サイズの模型を出して

「これだろ?」

「ん?こいつは見たことないな、試したろ」

 ポチは全換装でマク■ス(約四〇センチ)に入ると

「なんやこれ!関節がほとんど無いやんけ!こんなんでどないせぇっちゅうねん!」

「大丈夫だよーポチ、それは基本的に主砲を撃つのがお仕事だから。それに最右ダウンしてるけどもし本来のサイズに戻したらそれだけで大変なことになるからねー?」

 超時空要塞マク○ス・・・あれの発想スケールがデカかった。
 
「ヨシ、ポチ!主砲発射形態に変形して撃て!気配察知したら右端には誰もいないことがわかったから、ソコを狙うんだ!万が一当たってもそれは自己責任だ!」

 これ、どこまでサイズアップできるかな・・・1/750で百六十センチくらいか・・・?いっそのこと1回だけ1/1で出してみるか?・・・お?チャージ完了か

「マク■スキャノン発射ー!」




 後方の山も綺麗に吹っ飛んだね

「ショウ!なんつーもんを撃たせたんや!あないな威力があるなんて知ってたらワイは・・・ワイは・・・」

 生体反応は・・・減ってないから無問題。さって、完全に戦意喪失してるから、安心してOHANASHIできるよね?

「ショウ様はこちらでこのような行動を取ってらしたのですか?」

「概ね間違ってないね?撃とうとするヤツは撃たれる覚悟があるものとみなして行動してるからね。
 この世界の命は軽いんだよ。それこそリンゴ一個で生死を分けるほどにね」

「分かりました。ショウ様がそう仰るなら、それに従います」

「ありがと。それじゃぁ、事情聴取に行こうかね。なんとなく答えはわかってるけど・・・」
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