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やっと異世界編

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「おいボウズに聞こえるんだが、それが素のしゃべり方か?」

 どうやらこの人がでの隊長クラスで合ってそうだ。さっきも方々に指示を飛ばしてたしね

 周りのクラスメイトは誰一人気が付いた様子が無いので

「チョーっと待ってくださいね?」

「エリアスキル発動<スリープ・テンションリラックス・サイレント>これでほかのみんなが起きるのは少し遅らせれるな?」


 
「今何をしたんだ?膨大な魔力の流れを見た気がしたんだが」

「そうですか?周りの騎士さんの威圧がすごくて、であるクラスメイトが余波で目を覚ますと後々面倒だなっと思って・・・ついでに<結界>も発動しておきますね?追加で魔法師団の方や宰相様が乱入されてこられては面倒なので」

「キサマなにものだ」

「今回あなた方に異世界から強制拉致誘拐されてきた者ですよ。僕たちのいた世界では未成年者略取誘拐というとても重い罪ですね。こちらの世界でいうところのといったところですかね?ここはそれをが行うという認識でよろしいですか?」

 別に目の前の隊長さん?が悪いわけでもないが、最初にそちらから威圧してきたんだから、仕方がないよね?

「それを信じろというのか?それにお前のそのスキル、のであればここにいる他のみんなも同等のを持っているという認識でいいのか?」


 そう判断しちゃうか・・仕方ないよね

「残念ながらは本当にだよ?鑑定士さんとかいるんでしょ?後で調べてみるといいよ。で、僕だけはちょっと違うことわりから参加してるから、さっきみたいなことができる。OK?」

「おけ?」

「僕らのいた世界でまぁ普通に使われてた”わかりました”って意味の言葉と思ってもらえればいいよ。それで僕はどうすればいい?このままみんなと一緒に宰相様がくるまで倒れて待っていようか?」

「今更それは通用せんだろう・・・かといって・・・ん?」

「あぁ、部屋の外まで大人数が来てるね、一人・・・この人が宰相様かな?ちょっと違ったオーラ出してるけど」

「そんなことまでわかるのか」

「まぁね、ちょっとした伝手でがもらえたからね?そこで提案なんだけど、ここまで普通?に話をしてくれた隊長さんにお願いがある」

「なんだ?」

「そんな難しいことじゃないよ、今から外に行ってを説明して、そこから先は便に話を進めていく。ってことを確約してきてほしいんだ。今わかるよね?」

 丸投げである

「そうすれば僕もことを隊長さんの名誉に誓ってするよ。破格でしょ?」


 まぁ即答できずに悩むよね?でも即答で了承するのも拒むのも実は悪手でしかないんだよね?




「分かった。俺が外で説明してくる。その間中の皆は・・・」

「大丈夫だって、別に取ってるわけでもないんだしさ?何もし何もよ?じゃぁ一部あそこの扉だけ結界を解除するからお願いね?」


 隊長さんが扉の前に移動してこちらを振り向いたタイミングで結界を一部解除(する前にインベントリからドローンを一台出してインビジブルを付与して)

「じゃぁ隊長さん(とドローン)行ってらっしゃい。あまり騒がしくしないでね?」

 と送り出すと数分後やはり騒がしくなってきたがそこは許容範囲内ってことでドローンの映像を見てると

「ボウズ、今見てるそれって壁の向こうの隊長や宰相様かい?」

 ここに現地勇者がいた!話しかけてくるかねぇ?普通

「俺はさっきの隊長の直属の部下でね、ある程度の行動の自由と発言力は持ってるんだ。さっきまでは隊長が主導して話してたからダンマリしてたけど、話しかけたくてウズウズしてたんだよ。最初は殺気とか威圧が漏れてて怖い感じがしたけど途中からは完全に興味の対象でしかなくなってね、隊長があっちに行かされてホント助かったよ」

 なかなか懐っこい性格してるな、これは有効活用利用できそうじゃないか

「お~っと今ちょっとだけ悪いこと考えたね?お兄さんその辺も敏感なんだよ?でもなきゃあの隊長の直属は務まらないからね?」

 釘を刺されてしまった。が、逆に信用もできる

「それはすまなかった、素直に謝るよ。敵にヤツを嗅ぎ分けるのは重要な能力だからね」

「これはデレたとみていいのかな?俺の名「戻ったぞ!」前は・・・ありゃ」



 この世界にも「デレ」はあるのか?というか隊長さんも間が悪いな


「戻ったぞ!それと此方にいらっしゃるのが宰相と魔法師「キサマか!このような魔力で召喚勇者様たちを眠らせておるのは!」団長の・・・」




「はいアウトー魔法師団長様~タイキック~初っ端はきついからで~」


 すると魔法師団長の背後の空間が揺らめいてを握りしめたが現れて脳天唐竹割に振りぬいた。(安心してくださいハリセンには<無痛><スタン><冷や水>が付与されてます)その後黒い服の男はハリセンとともに出てきた空間に戻っていった。

 ただし打ち抜いたは残るのでクラスメイト以外はビクっとする。その後の効果ではするものの直後ので意識を取り戻す。完全にネタである。

 要するに突然背後で大きな音がしただけであるが、に与える精神ダメージのほうが多そうである。


「隊長さん?これがでいいんだね?

「それ「キサマ!また怪しげな術で攻撃し「鎮まらんか!」てき・・」は・・」被せ合いである



「宰相様、それ以上の言葉は必要ありません。この場にこれ以上が残ればその魔法師団長様も苛立ちますよね?かといって処罰や放逐するとので、僕は旅に出ようと思います。なのでここにいるクラスメイトが目を覚ました時はだったということにしといてください」

「だ「僕は強いですし、ここでクラスメイトにあれば助けに来ることもあるでしょう」がそれでは・・・」

「キサマ!宰相様の言葉を遮るとはなんたる不敬罪!即「黙らんか!キサマこそ不敬罪じゃ!」刻死刑にしてくれようぞ???私が??不敬罪???」

「僕らは全員を持ってます。その意味はそちらで考えてください。それと僕が旅立つのはまずは城下町にて情報収集など行うので、でお願いします」




「それでは失礼します」


「あ、そうそう後になって知ると思いますよ?ので」



 その後は気配察知で城外を探しと城門から歩いて出た。門番さんは不思議そうな顔してたけれども


「さて勢いで出てきちゃったな。服もそういえば路銀ももらってないや・・・それに香織もいないなんて・・・」



「仕方がない、まずは散策して臨機応変行き当たりばったりでいこう!」





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