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鉱石操作5

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「本格的にどうしよう・・・鉱石操作・・・ん?」

 範囲内に新しい鉱石が・・・その方向に向かって歩き・・・とある木の根元の地中数cmのところに反応があり、舗装はされてないので、簡単に掘り返すことができた。といっても数cmなので・・・

「で、出てきたのがこれか・・・」

 地中から出てきたのは【銀の指輪】だった。輪の内側に何か彫ってあるけど読めない・・・『鑑定』・・・なるほど・・・

「宿屋は・・・あっちか・・・

 すみません。とりあえず一泊できますか?」

「は~い、大丈夫ですよ。夕食と朝食はどうしますか?」

「お願いしたいんですけど、ちょっと相談がありまして」

「相談??」

「実は今日この街に来たばかりなんですけど、冒険者ギルドで報酬をもらい損ねまして、宿代どころか無一文なんです」

 そういうと対応してくれてた女将さん?の眉間にシワがよっていき、徐々に顔つきが険しくなってきた。

「それで?お金もないのに飯付きで宿に泊まろうって根性は、何様なんだい?」

 激オコですね

「結論を急がないでください。今女将さんは困ってますよね?そう・・・で・・・ね?」

 ∑(゚Д゚)(なんでそれを)

「実は・・・街外れの木の根元から、とあるものを拾ったんですよ・・・これなんですけどね?」

 そう言ってポケットから取り出したのは、先ほど木の根元から掘り出した【銀の指輪】だ。鑑定した結果は「クエスの指輪(宿屋の女将さん)」と・・・

「あんたが盗んでたのかい?」

「いやいや、ボクはこの街にきたんですよ?門番さんに聞いてもらえれば、証明できます。冒険者ギルドに登録したのも今日ですから」

 どうやって盗めと・・・しかも無くし物に反応したよね?盗んだとか・・盗まれたとか言ってなかったよね?

「それで、女将さんは指輪をなくしたんですか?」

「もう2週間前になるかね・・・ちょっと指の嵌り具合が悪かったから、修理に出そうかと思って外して、気がついたら無くなってたんだよ」

 よそ見注意


「2週間前・・・ボクはその頃はこの近辺にはいませんね・・・誓って
 それで、厚かましいお願いなんですけど、その指輪を拾った・・・お礼?に、一泊二食・・・お願いできませんか?」

 こちらからお礼を指定するなんて・・・ほんと厚かましいよね
 すると奥の厨房から男性が出てきて

「ボウズ!ありがとうな!クエスは本当に・・・落ち込んで・・・」

「ありがとうね。疑って悪かったよ。一泊と言わず気が済むまで泊まっていっておくれ!飯もランクアップするからさ!」
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