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「明日は両国の初顔合わせだ。万全の体制で・・・みなさん、頑張りましょう!」

「「「おー!」」」

 その前に先ずは今日を乗り切らないとね・・・といっても今日は中休み日。明日に備えて・・・ると思いきや

「刺身を作るところを見学したいのだが、可能だろうか?」
 
 と、王国の宰相閣下

「麺料理は!?カップ麺は秀逸だが、話に聞くと、手打ちや生麺等他にもあるのであろう?是非ともそれらを食したい!」

 と、帝国の宰相閣下

「・・・両国は大丈夫であろうか・・・だが、逆に言えば・・・馬が合うかもしれないな・・・っと、刺身とらーめんか・・・」

 刺身に興味があるのなら、もう船に乗せて、釣りや漁から体験してもらうか?勿論、王国に帰ってからも可能なに可能な方法をだが

「ほほう!この頼りないで、そんな大きなものが・・・」

 先ずは島に設置してある生簀で釣り堀体験をしてもらい、どう言ったものかを・・・

「ここは、船で大量に獲ってきた魚を、生かした状態で保存する設備です。また、魚を採取して、育てることにも成功してますので、いつでも新鮮な魚を食することが可能です。
 では次は船で外洋にて、漁を体験していただきましょう」
 
 流石に島に来た時のあの船では・・・ということで、十人前後が乗れる船数隻で

「船で魚を撮る手段も色々ありますが、基本はこのような網を用いまして・・・」

 流石は宰相閣下ということか。伊tどの説明でどんどん吸収していかれる。これは王国に革命が起こる予感が・・・
 釣り。漁。とくれば次は実食!

「宰相閣下。ここは船上なので、難しい刺身は後ほどということで・・・を体験してみてはいかがでしょうか?」

 この提案に見事に釣れ・・・なめろうやぶつ切りの刺身等々・・・だから・・・船上での漁師飯だって言ったはずなのに、ソコ!鰹のたたきとか作るな!火の粉が舞って危ないだろうが!え?風魔法で調整してるから大丈夫だって?そういうことを言ってるんじゃない!

「では戻りますか。島で料理人が食材を準備して待ってますので、少し急ぎます」

 そう言って舵の横のボタンを押すと・・・側面と船首海中に翼が現れて

「どうぞ、大掴まりください」
 
 船は浮き上がり、水面を滑るように・・・走り出した

「・・・これは・・・真似できない技術だな」

 申し訳ありません。もう1段階押すと、完全に水面から離れて・・・もっと早く帰れます
 その後、帰港した一行は、刺身を堪能し、島の散策に散っていった

「王国の宰相閣下は、国のことでなく、完全に自分の楽しみに一日を使われましたな」

 そして当然、前日実現できなかった個室の露天風呂にて日本酒を・・・そして潰れた・・・

「貴方?しばらくお酒は禁止ですね。
 このような醜態を晒すなんて・・・ホラ?貴方達もトドメの一言を言ってあげなさい?」

「とうさま・・・おさけのむひときらいです」

「・・・帰るまで口聞きません」

 この二人の子供からの言葉が一番堪えたようだ・・・

「それはそれとして、この透明なお酒美味しいわね」

 奥様がこっそりハマっていた
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