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整理しましょう

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 色々時間的なものがズレているようなので、時系列の整理を行なってみましょう。

 まず、この澄姉との思い出のある『ショウ』は、混入してきている記憶の通りなら、100歳天寿を全うして大往生とのこと。
 澄姉との出会いは小学生の時からの隣同士、所謂幼馴染だ。養護教員として働いてる高校に入学して再会して・・・告白して・・・2年の夏に引っ越して自然消滅・・・なんとも・・・
 つまり、召喚に関しての時間的なものは必ずしも一定ではないと言うことが証明されたわけだ。だって、澄姉達との間にこのショウは100年以上の時間的な差があるわけだし・・・難しく考えるのはやめておこうね

「とまぁ・・・(いま考えてた内容)・・・と言うわけで、ぼくは100歳まで独身で、天寿を全うしてあの世界での終わりを迎えて、今はこの『ショウ』の中にて新しい人生を行ってるわけなんだ。ただ、それにもちょっと特殊なことがあって、今この『ショウ』の中には、色んな時間軸のショウが同時に混入しててね?これはこれで楽しくも面白い状況んだけどね」


「てことは、今目の前にいるショウはこの世界のショウであって、その記憶の中の一つに、和ツィが知ってるショウの記憶が混入しちゃってるってわけか・・・そんなラノベか!( T_T)\(^-^ )」

 理解が早くて助かる。まだ若干信じてないっぽいけど、澄姉も実はラノベ(主に異世界転生系)が大好きな夢見る少女なのだ!見た目はそうだけど中身は・・・


「そう言うわけで、この先のことは可能な限りぼくも面倒見るようにはするけど・・・しばらくは何も知らない風を装って、情報を集めようかな?最初の説明を聞いた限りだと、魔王討伐も戻れるって話も胡散臭かったし、何より困窮してる割には・・・ねぇ?澄姉も感じたでしょ?」

「そうねぇ、ありきたりなところでいえば・・・アカンヤツでしょ?私利私欲で召喚利用って感じがしたしね?」

 魔王対策で困窮してる割には、王様の腹部は立派に成長してたし、城内の調度品も・・・なにより、各国協力と言ってる割には、他国っぽい人を見てないんだよね・・・

「時系列的に今は・・・」

「ショウが引っ越してからで、今日は卒業式だったの。

 高校卒業・・・就職・・・大学進学・・・専門学校・・・色んな新展開が待っていたのに、よりにもよって勇者召喚強制拉致か・・・かわいそうだな・・・何人かには『ザマァ!』って気持ちの方が大きいけどね!
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