５歳で前世の記憶が混入してきた --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか？--

やっぱり

　その後、順当に手加減を覚えていった3人のもとにドローンさん’ｓからの連絡で、彼らは魔物でOKという連絡をもらった。討伐証明部位は右耳だそうで、これはポチに連絡して、切り取ってもらった。
　穴はそのまま埋める形で討伐とし、ドローンさん’ｓの詳しい報告を聞くと

１．文明レベルは前のエリアとあまり変わりがない。
２．動物・魔物の区別は魔石の有無で、たまに動物が魔物化することもあるそう。
３．この山の先には街があり、その先には王都があり、今の時期は学校の入学シーズンらしい。
４．言語は前エリアのままでOK。

「これは、学校に通えってことか？」

「ぉ！ええな」

「私たちも通うんですか？」

「ん～どうだろう。この場合は、僕だけが学校に通って、２人には通常サイズの素体に入ってもらって冒険者として活動してもらって、ミネルバは使い魔的なポジションでPT組んでもらって、途中合流で～～ってどう？」

　間違いなく君ら3人連れて学校に行ったら騒動が絶えないと思うんだよね？
　それなら2人＋１で固定PTを組んでもらって、等身大素体に慣れてもらうのも手なんじゃないかな？

「実際、前に色々やらかしたでしょ？ここでその練習をしてもらうってのはどう？ボクは学校に入ってから冒険者登録をして、自然な形で皆と合流するって方向で」

「「え～」」

「いや、もう決めた！これで行こう！！
　二人はゴブリンをギリギリ倒せるレベルって偽装をして冒険者登録するように！
　街中で出会っても他人の振りね？個別兵装は自由に選んでくれていいけど、まずは街中の武器防具屋を参考にすること！間違っても銃とかミサイルとか、オーバーテクノロジーはなしで」

　実際、まだ最初の街にも到着してないんだけど、歩きながらいろいろと詰めていった。
　文明レベルはともかくとして、食文化がどうなってるかが一番の不安だったんだけど、どこからか調達してきたお金を使って、無事最初の街に入ったボクらはまずは情報収集として、門番に聞いた冒険者ギルドに行って、登録をした。(このとき3人はハウスしてもらって、ぼく一人が登録した)

「いろいろありがとうございました。お姉さん。それで、学校について教えて・・・(収集中)・・・なるほど、ありがとうございました。それじゃぁ、入学期限までに王都に行ってみます！」

　その後でボクは武器防具屋さんを覗いて、よくある中世レベルというのを確認して、装備はハウス内の３人で相談するよう伝えた。残念ながらこの三人は魔法が使えないので、肉体言語か理解不能な攻撃＝魔法でいくかもしれないな。
　食事は普通においしかったです。