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不思議な事をする人たち
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これはとあるイベント会場での屋外テントの設置作業中の出来事です。
テントはいろんなタイプがあれど、六本脚を並べ、梁と呼ばれるパイプを並べて組み、そこに屋根パーツを組んでいく・・・1番多く携わったタイプではキセルと呼ばれるパーツを使ってたんだけど・・・まぁ・・・基本的に社員さん5人程度と、何度も行ってるバイトリーダー数人が中核となって、初めてテントに触れる・・・そんなアルバイト数十人に指示を出すんだけど・・・中には生まれて初めてのアルバイトってのもいるわけで・・・
「俺こんな重いもの持った事ない!」
お前は箸より重いもの持った事ないお嬢様か!
「汚い・・・無理」
帰っていいよ
「ちょっとトイレに行ってきていいですか?」
・・・君5分前にもトイレ行ってたよね?
「はっ?これで時給千円?10000万円くらいもらわなきゃ割に合わんでしょ!」
・・・お願い。もう口開かないで帰って?
「ハハハ今日のバイト君は色々強烈だな」
「申し訳ありませんorz」
担当社員との板挟み・・・まじ勘弁してくれ
テントの天幕とテント枠は紐で結んであるんですが、撤去時にはそれらを全部外し、地面に落とさないように注意しながら畳んで・・・行くんですが
「バイト君達、君と君の2人で全部のテントの紐外して回ってくれないか」
と、社員さんから指示があり、僕は別のバイト達とテントの脚を折りたたんで崩していく・・・そんな時に
「・・・そこのバイト君?ちょっと社員さん呼んできてもらえるかな?」
そばにいた子に指示を出して、社員さんが到着後
「これどう思いますか?」
指差した先には天幕と枠を結んでいた紐がキレイに・・・
「・・・スッパリ行ってるね」
カッターナイフで切られていた
「しかもこれ・・・天幕の方にも切り込みが入ってるね」
カッターの刃を出しすぎて、その先のものまで切れていて・・・
「・・・そこのバイト君?最初にテントの紐外し指示した子達を今過ぎ探し出してきてくれないか?ダッシュで!」
笑顔のままブチギレてました
そして作業が終了し、担当者さんに作業確認票(これを記入してもらわないと給料とのひきかえができない)に記入してもらう際に
「なぁ・・・アイツ(天幕切った)らに給料の一部が入らないのは理解できるんだけどさ・・・こいつだよ・・・こいつだけには俺・・・給料払いたくないんだよ!どうにかできないか???」
担当者さんが言ってるのは、作業中に重いものが持てずに、ほとんどウロウロしてるだけだったバイト・・・しかし
「申し訳ありません。一応終了時間までここに居たので、給料が発生してしまうんです。この結果がわかっていれば、作業開始前に強制的に帰宅させて、最初から居なかった体で話を進めることも可能でしたが・・・」
はい、嘘言いました。このバイト君が役に立たないのはもう何年も前から知ってました。そう・・・頭数合わせです。
お客様から「20人用意して」と言われて、「19人しか集まりませんでした」というのは都合が悪いので、そこに最終兵器投入で、こいつが呼ばれ・・・他のは知ってるけど、それを馬鹿正直にお客様に言うわけにもいかず・・・
「至急ブラックリストに入れておきますので、次回からは見ない・・・はずですので、今回は。・・・サインしてください」
どうにもこの会社で仕事をするようになってから口が上手くなってきてるような・・・
0-0-0-0-0
頭数できてるんならせめて・・・もう少しなぁ・・・
0-0-0-0-0
現場に持ち込むのは基本的にラバー付き軍手という手袋とカッターナイフ。これらは自前で使いやすいものを用意していくんですが、現地作業場にてお客様から
「この中で電動工具使えるやついるか?」
と、電動ドリルやらハンマーやら・・・中には若干特殊な機器もあり
「」じゃぁちょっとこれを使ってみてくれ
そう言って指示されたのは・・・アルミ製の床材を切るベルトソーという大きな電動鋸だった。切れ味が落ちると、予備のベルトソーを規定の長さで切って、切断面を綺麗にして電気溶接して圧着後、ヤスリで凸凹をなくして・・・装置に組み込んで再度作業に戻る
「・・・電気溶接の時点でOUTなんじゃないかな?」
そんな白羽の矢が刺さった僕は、とある施設の床材・・・が、壁にきっちりと嵌らない箇所・・・柱周りとかの寸を測ってメモして、その通りに床材を切っていく・・・うん。これ・・・バイトにやらせちゃダメなやつ!
他のバイトは荷物運び・・・本りあのバイトとしての使われ方をされていたが、僕は・・・
「ん?まだ居たのか?他のバイトは早く仕事が終わったからもう帰ったぞ?」
・・・マジか
「この部屋は・・・うん、綺麗にできてるな。そこの壁まで行ったら今日は帰っていいぞ」
おかしい・・・扱いがおかしい
0-0翌日0-0
・・・余った端材で・・・こう・・・十字に切って・・・削って・・・えい!
アルミ製の手裏剣作って投げたら、見事に資材の段ボール箱にスパッと!
「・・・少し気が晴れた」
0-0-0-0-0
できるからといってやらせるのもどうかと・・・次もそんなお話で
0-0-0-0-0
とある引越し会社に行った時、5~6名で分かれてチームを作り、それぞれ市内各所での引っ越し作業をしていくんですが、突如引越し会社からバイトである僕宛に電話が鳴り
「君・・・温水便座外せる?」
「できますけど・・・道具が・・・」
「必要な物は途中で買っていいから、1時間以内に〇〇団地のチームと合流してくれないか」
「・・・通常金額で?」
「・・・考えておこう」
「・・・すぐ向かいます」
という話し合いが行われて、必要な道具を買って領収書持って・・・現地に連れて行かれると、作業は90%終わってて
「待ってたぞ!急いでくれ!」
引越しの基本は原状回復。温水便座つけたら外すのが・・・というかね?見積もりの段階でわかってたんだから、お抱えの業者さんを手配しといてよ・・・
「失礼します。こちらを取り外すんですね?それで、蓋はどちらに?」
ここで問題発生。温水便座はお客さん購入分なので、外して持っていくが、その際に元々ついていた便座と蓋をつけなければ・・・しかし?
「・・・え?捨てた?え?違う?取り付けた業者が持って帰った?」
いやいや、そんな馬鹿なことはないでしょ・・・一般家庭・・・自分の土地建屋ならともかく、アパートや団地お部屋ならそこに永住することはあり得ないんじゃないかな?(わからんが)
「・・・まぁその辺はお客様がやりとりしてくださいね?僕は外すだけなんで」
ってことで、止水栓の位置を聞いて・・・取り外して・・・梱包はそこのチームに任せて・・・
「終わりました。それでは元のチームに戻りますね?」
と、現場リーダーに伝えると
「すまんが・・・もう1箇所頼めるか?今度は食器乾燥機なんだが・・・できるか?」
・・・ワーオ
「近場ですか?」
「あぁ・・・△△団地だ・・・向こうはまだ始まったばかりだが・・・できるだけ急ぎでって事だ」
人使いの荒い・・・調子に乗ってるね?いくら馴染みのバイトで、スキルがあるからって・・・あとできっちりとOHANASHIしなきゃね・・・
そんなわけで次の現場に到着し
「食器乾燥機の・・・あれ?乾燥機なら別に誰でも外せるんじゃ?」
そこまで言うと現地チームのリーダーさんとお客さんも首を捻るが・・・
※食器乾燥機の場合は、基本的にコンセント取り付けるだけで、排水ホースの固定だけ・・・
取り付け取り外しが特集なのは食器洗浄乾燥機・・・これは事前に取り付ける蛇口のメーカーやタイプを調べて、それに合った分岐水栓という物を購入取付する必要があるので、当然取り外す必要があるわけで・・・あれ?
「まぁ、どちらですか?」
案内された台所では、慌ただしく・・・
「プロコンポかよ・・・」
お客様は何もせずに、食器の箱詰めから全部作業員任せの・・・
「んで、ブツは・・・あぁ食洗機ですね。それでは取り外しますね」
よかった。これで乾燥機だったら無駄足だったが・・・
これも止水栓の位置を聞いて閉めて、取り外して・・・梱包は任せて・・・ってお客さんはわかるとして、リーダー他作業員さん?手を止めて取り外し手順を聞きながら見学するのやめて?自分の仕事しましょうね?
「なんだ、こんな簡単なら自分で出来たな・・・追加料金払う必要なかったじゃないか」
と、お客様・・・ならやってみなさいよ
「よし、俺も覚えたから、次からはできるぞ!」
いや、リーダーさん?見積もりの段階で業者さんに手配しましょ?分岐水栓のタイプはそれこそたくさんあるから、今回のタイプだけ見ても・・・意味ないですからね?
事前にお宅訪問して、前見積もりしてからのパーツ購入じゃないと・・・そんな家電の取り外しは確かに・・・でもね?
「あ、お客様。このタイプの分岐水栓は、次の住居で使えるかどうかわからないので、引越し先でもお使いになられるようでしたら、付近の電気屋さんか量販店さんに相談されてください」
「え?使えないの?」
「食洗機は使えますが、使うための分岐水栓は・・・タイプが合ってなかったら使えないので、それだけはご確んください」
エアコン然り・・・温水便座然り・・・食洗機然り・・・持って行っても取付不可能な・・・時もあります。
エアコン・・・配管不良や、室外機設置場所次第で、長さが足りないとか。
温水便座・・・トイレ内にコンセントがない。取り付けはできるけど、延長コンセントを外から引っ張ってくる必要が。
食洗機・・・前述の通り・・・蛇口のタイプ次第。
「それじゃぁ・・・僕は・・・会社に戻りますね?お疲れ様でした」
そして派遣先の引越し会社にて今回の二件は別件扱いとして、登録会社に追加の報酬を出させるかどうかの話し合いに・・・まぁ?そうなると引越し会社は登録先に結構な額をせいきゅうされるので
「・・・これでひとつ・・・」
ポチ袋を手渡され
「・・・二件で一枚ですか?」
今回の件、本社にバレたら・・・ほら、契約してる業者さんなら、最悪の事態(取り外し時の不慮の事故に対する保険)も対応できるが、今回のケースだと対応外だろう・・・そう言った話もすると
「・・・そうだな・・・」
と言って、ポチ袋をもう一個出してきた
「・・・次は正規の手順を踏んだ方がいいですよ?」
後から出てきたポチ袋の中身を確認(その場で確認は失礼に値するけど)して、着替えて帰宅・・・
「・・・後から出てきた・・・つまり用意してた・・・って事は・・・ハァ・・・報告しとくか」
最初から用意されていた報酬を渋った・・・人としての・・・会社としての対応じゃないよね?
きっちり登録会社に報告しておきました。
もらうものは貰ったし、貰ったことも報告済み。それに関しては特に何も言われなかったけどね?
0-0-0-0-0
まったく・・・本社にもコッソ密告しようかな?
テントはいろんなタイプがあれど、六本脚を並べ、梁と呼ばれるパイプを並べて組み、そこに屋根パーツを組んでいく・・・1番多く携わったタイプではキセルと呼ばれるパーツを使ってたんだけど・・・まぁ・・・基本的に社員さん5人程度と、何度も行ってるバイトリーダー数人が中核となって、初めてテントに触れる・・・そんなアルバイト数十人に指示を出すんだけど・・・中には生まれて初めてのアルバイトってのもいるわけで・・・
「俺こんな重いもの持った事ない!」
お前は箸より重いもの持った事ないお嬢様か!
「汚い・・・無理」
帰っていいよ
「ちょっとトイレに行ってきていいですか?」
・・・君5分前にもトイレ行ってたよね?
「はっ?これで時給千円?10000万円くらいもらわなきゃ割に合わんでしょ!」
・・・お願い。もう口開かないで帰って?
「ハハハ今日のバイト君は色々強烈だな」
「申し訳ありませんorz」
担当社員との板挟み・・・まじ勘弁してくれ
テントの天幕とテント枠は紐で結んであるんですが、撤去時にはそれらを全部外し、地面に落とさないように注意しながら畳んで・・・行くんですが
「バイト君達、君と君の2人で全部のテントの紐外して回ってくれないか」
と、社員さんから指示があり、僕は別のバイト達とテントの脚を折りたたんで崩していく・・・そんな時に
「・・・そこのバイト君?ちょっと社員さん呼んできてもらえるかな?」
そばにいた子に指示を出して、社員さんが到着後
「これどう思いますか?」
指差した先には天幕と枠を結んでいた紐がキレイに・・・
「・・・スッパリ行ってるね」
カッターナイフで切られていた
「しかもこれ・・・天幕の方にも切り込みが入ってるね」
カッターの刃を出しすぎて、その先のものまで切れていて・・・
「・・・そこのバイト君?最初にテントの紐外し指示した子達を今過ぎ探し出してきてくれないか?ダッシュで!」
笑顔のままブチギレてました
そして作業が終了し、担当者さんに作業確認票(これを記入してもらわないと給料とのひきかえができない)に記入してもらう際に
「なぁ・・・アイツ(天幕切った)らに給料の一部が入らないのは理解できるんだけどさ・・・こいつだよ・・・こいつだけには俺・・・給料払いたくないんだよ!どうにかできないか???」
担当者さんが言ってるのは、作業中に重いものが持てずに、ほとんどウロウロしてるだけだったバイト・・・しかし
「申し訳ありません。一応終了時間までここに居たので、給料が発生してしまうんです。この結果がわかっていれば、作業開始前に強制的に帰宅させて、最初から居なかった体で話を進めることも可能でしたが・・・」
はい、嘘言いました。このバイト君が役に立たないのはもう何年も前から知ってました。そう・・・頭数合わせです。
お客様から「20人用意して」と言われて、「19人しか集まりませんでした」というのは都合が悪いので、そこに最終兵器投入で、こいつが呼ばれ・・・他のは知ってるけど、それを馬鹿正直にお客様に言うわけにもいかず・・・
「至急ブラックリストに入れておきますので、次回からは見ない・・・はずですので、今回は。・・・サインしてください」
どうにもこの会社で仕事をするようになってから口が上手くなってきてるような・・・
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頭数できてるんならせめて・・・もう少しなぁ・・・
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現場に持ち込むのは基本的にラバー付き軍手という手袋とカッターナイフ。これらは自前で使いやすいものを用意していくんですが、現地作業場にてお客様から
「この中で電動工具使えるやついるか?」
と、電動ドリルやらハンマーやら・・・中には若干特殊な機器もあり
「」じゃぁちょっとこれを使ってみてくれ
そう言って指示されたのは・・・アルミ製の床材を切るベルトソーという大きな電動鋸だった。切れ味が落ちると、予備のベルトソーを規定の長さで切って、切断面を綺麗にして電気溶接して圧着後、ヤスリで凸凹をなくして・・・装置に組み込んで再度作業に戻る
「・・・電気溶接の時点でOUTなんじゃないかな?」
そんな白羽の矢が刺さった僕は、とある施設の床材・・・が、壁にきっちりと嵌らない箇所・・・柱周りとかの寸を測ってメモして、その通りに床材を切っていく・・・うん。これ・・・バイトにやらせちゃダメなやつ!
他のバイトは荷物運び・・・本りあのバイトとしての使われ方をされていたが、僕は・・・
「ん?まだ居たのか?他のバイトは早く仕事が終わったからもう帰ったぞ?」
・・・マジか
「この部屋は・・・うん、綺麗にできてるな。そこの壁まで行ったら今日は帰っていいぞ」
おかしい・・・扱いがおかしい
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・・・余った端材で・・・こう・・・十字に切って・・・削って・・・えい!
アルミ製の手裏剣作って投げたら、見事に資材の段ボール箱にスパッと!
「・・・少し気が晴れた」
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できるからといってやらせるのもどうかと・・・次もそんなお話で
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とある引越し会社に行った時、5~6名で分かれてチームを作り、それぞれ市内各所での引っ越し作業をしていくんですが、突如引越し会社からバイトである僕宛に電話が鳴り
「君・・・温水便座外せる?」
「できますけど・・・道具が・・・」
「必要な物は途中で買っていいから、1時間以内に〇〇団地のチームと合流してくれないか」
「・・・通常金額で?」
「・・・考えておこう」
「・・・すぐ向かいます」
という話し合いが行われて、必要な道具を買って領収書持って・・・現地に連れて行かれると、作業は90%終わってて
「待ってたぞ!急いでくれ!」
引越しの基本は原状回復。温水便座つけたら外すのが・・・というかね?見積もりの段階でわかってたんだから、お抱えの業者さんを手配しといてよ・・・
「失礼します。こちらを取り外すんですね?それで、蓋はどちらに?」
ここで問題発生。温水便座はお客さん購入分なので、外して持っていくが、その際に元々ついていた便座と蓋をつけなければ・・・しかし?
「・・・え?捨てた?え?違う?取り付けた業者が持って帰った?」
いやいや、そんな馬鹿なことはないでしょ・・・一般家庭・・・自分の土地建屋ならともかく、アパートや団地お部屋ならそこに永住することはあり得ないんじゃないかな?(わからんが)
「・・・まぁその辺はお客様がやりとりしてくださいね?僕は外すだけなんで」
ってことで、止水栓の位置を聞いて・・・取り外して・・・梱包はそこのチームに任せて・・・
「終わりました。それでは元のチームに戻りますね?」
と、現場リーダーに伝えると
「すまんが・・・もう1箇所頼めるか?今度は食器乾燥機なんだが・・・できるか?」
・・・ワーオ
「近場ですか?」
「あぁ・・・△△団地だ・・・向こうはまだ始まったばかりだが・・・できるだけ急ぎでって事だ」
人使いの荒い・・・調子に乗ってるね?いくら馴染みのバイトで、スキルがあるからって・・・あとできっちりとOHANASHIしなきゃね・・・
そんなわけで次の現場に到着し
「食器乾燥機の・・・あれ?乾燥機なら別に誰でも外せるんじゃ?」
そこまで言うと現地チームのリーダーさんとお客さんも首を捻るが・・・
※食器乾燥機の場合は、基本的にコンセント取り付けるだけで、排水ホースの固定だけ・・・
取り付け取り外しが特集なのは食器洗浄乾燥機・・・これは事前に取り付ける蛇口のメーカーやタイプを調べて、それに合った分岐水栓という物を購入取付する必要があるので、当然取り外す必要があるわけで・・・あれ?
「まぁ、どちらですか?」
案内された台所では、慌ただしく・・・
「プロコンポかよ・・・」
お客様は何もせずに、食器の箱詰めから全部作業員任せの・・・
「んで、ブツは・・・あぁ食洗機ですね。それでは取り外しますね」
よかった。これで乾燥機だったら無駄足だったが・・・
これも止水栓の位置を聞いて閉めて、取り外して・・・梱包は任せて・・・ってお客さんはわかるとして、リーダー他作業員さん?手を止めて取り外し手順を聞きながら見学するのやめて?自分の仕事しましょうね?
「なんだ、こんな簡単なら自分で出来たな・・・追加料金払う必要なかったじゃないか」
と、お客様・・・ならやってみなさいよ
「よし、俺も覚えたから、次からはできるぞ!」
いや、リーダーさん?見積もりの段階で業者さんに手配しましょ?分岐水栓のタイプはそれこそたくさんあるから、今回のタイプだけ見ても・・・意味ないですからね?
事前にお宅訪問して、前見積もりしてからのパーツ購入じゃないと・・・そんな家電の取り外しは確かに・・・でもね?
「あ、お客様。このタイプの分岐水栓は、次の住居で使えるかどうかわからないので、引越し先でもお使いになられるようでしたら、付近の電気屋さんか量販店さんに相談されてください」
「え?使えないの?」
「食洗機は使えますが、使うための分岐水栓は・・・タイプが合ってなかったら使えないので、それだけはご確んください」
エアコン然り・・・温水便座然り・・・食洗機然り・・・持って行っても取付不可能な・・・時もあります。
エアコン・・・配管不良や、室外機設置場所次第で、長さが足りないとか。
温水便座・・・トイレ内にコンセントがない。取り付けはできるけど、延長コンセントを外から引っ張ってくる必要が。
食洗機・・・前述の通り・・・蛇口のタイプ次第。
「それじゃぁ・・・僕は・・・会社に戻りますね?お疲れ様でした」
そして派遣先の引越し会社にて今回の二件は別件扱いとして、登録会社に追加の報酬を出させるかどうかの話し合いに・・・まぁ?そうなると引越し会社は登録先に結構な額をせいきゅうされるので
「・・・これでひとつ・・・」
ポチ袋を手渡され
「・・・二件で一枚ですか?」
今回の件、本社にバレたら・・・ほら、契約してる業者さんなら、最悪の事態(取り外し時の不慮の事故に対する保険)も対応できるが、今回のケースだと対応外だろう・・・そう言った話もすると
「・・・そうだな・・・」
と言って、ポチ袋をもう一個出してきた
「・・・次は正規の手順を踏んだ方がいいですよ?」
後から出てきたポチ袋の中身を確認(その場で確認は失礼に値するけど)して、着替えて帰宅・・・
「・・・後から出てきた・・・つまり用意してた・・・って事は・・・ハァ・・・報告しとくか」
最初から用意されていた報酬を渋った・・・人としての・・・会社としての対応じゃないよね?
きっちり登録会社に報告しておきました。
もらうものは貰ったし、貰ったことも報告済み。それに関しては特に何も言われなかったけどね?
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まったく・・・本社にもコッソ密告しようかな?
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