ノンフィクション劇場☆おっさんになるまでに経験したバイトや体験談☆

ばふぉりん

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変なバイト

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 バイト先に何度も行くと、お客さんも慣れた方が良いので、何度も指名されるようになり・・・面白い?不思議な依頼も多々・・・そして、登録先からも妙な依頼やしんきの依頼を優先的に回されるようになり・・・嬉しい反面困る事も増えてきました。今回はそんな・・・お話

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 軽めのを

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 今日は看板屋さんのお手伝い。と言っても、作業場でのお仕事で、貼り付けたものを剥がすだけの・・・
 そんなお仕事を数回繰り返すうちに

「バイト君?昼飯食いにいこう!」

 ご相伴に預かるのもお仕事・・・

「マスター!俺たちいつもの!それとこの子にはWで」

 え?メニュー見せてもらえないんですか?選ばせてもらえないんですか?Wって何ですかァァァァァ??

「どうぞ。最近はその子が来てくれてるのかい?飯に連れてくるなんて、お気に入りかい?」

 どうやらお客さんに気に入られているようだ

「はい、いつもの焼きそばとビールね」

 ・・・え?ビール?

「ボウズにはW(広島風お好み焼き麺ダブル)で餅とチーズと明太はサービスだよ」

「ありがとうございます(・・・え?麺二倍?餅?)」

 お客様と一緒の手前え、残すわけにもいかず・・・頑張って食べました。(餅が結構キタ・・・)

 けど・・・ビール?

「こう暑いと呑んで喉を湿らせないと飯が通らんからな!」

 ・・・安心してください。今から約20年以上前のお話です・・・いや、安心しちゃダメですよね・・・

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 昔の飲酒関連の怖い話はまた後ほど

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 その看板屋さんで週に数回依頼をこなすと、今度は・・・

「高橋(仮)さん。新規のお客さんなんですが、初回お願いできますか?」

 こういった指名も増えて、初回というのは・・・まぁボクと内勤さんの間での隠語で・・・少し上乗せするから、うまくやってくれって・・・

「さて・・・今日はよろしくお願いしっます!」

 バイトだけど営業活動の一環も兼ねてか、名刺を持たされていた・・・
 挨拶の後に作業へ・・・・舟?

「今日は桟橋の点検と補修だ」

 そう言ってとある小さな桟橋の横の舟・・・に機材を積み込み乗り込んで・・・桟橋のへ・・・そして

「亀裂に充填剤を入れて・・・こうして・・・あーして・・・よし。これを繰り返すぞ」

 桟橋の下はテニスコート2面分位あり、ボートから立ち上がって作業を・・・腕がプルプルしてくる!

「・・・おっときたな」

 お客さんがそう良い・・・フッと水面を見ると

「・・・これ・・・どうやってんですか?」

 桟橋の下に潜り込む際は潮が引いていた為、すんなり入れたが、今は満ちていて・・・船が出る隙間がない・・・加えて補修する天井(桟橋の裏面)が近い!立てない程に・・・

「良い感じに潮が引くまで横になって休もうか」

 っと、ボートに寝転んで・・・ゆらゆらゆらゆら・・・寝るよね?

「よっし、今回はありがとうな!また次回も頼むから、その時は・・・来てくれるか?」

 潮が引き始めてから作業を再開し、定時前には荷物の積み込みまで終わらせて、先程の会話に

「はい!ぜひよろしくお願いします!
 ただ、他のお客様との兼ね合いで、私が来れない場合もありますので・・・」

「それはそこの会社からも聞いてるから。それでも、君のことが気に入ったんだ。それじゃ、また!」

 は大成功を収めた・・・ってことかな?

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 そして次回の依頼が来たときは・・・少し涙目になりました

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 特殊作業ですよねぇ・・・

 今回も桟橋の時にお世話になったお客様です。
 今回は自分と二人追加の3名+お客様とその社員2名の計6人で・・・今船に乗って・・・荒れ始めた波間を結構な速度で・・・進んでます

「今日は?」

「あぁ、今回は鉄塔の足場の点検と補修だ」

 鉄塔・・・あのデカいやつか・・・って・・・
 着いたのは無人島で、機材を下ろし・・・ボクは・・・背負子しょいこというものに発電機を固定し、他の子はハンマードリルや破壊系の道具を持たされ、もう一人は・・・同じく背負子装備だったけど、その荷物は・・・

「燃料だから注意な?」

 みっちり詰まってなかったら中で揺れて・・・変に体力消耗するあれか。。。

 そして鉄塔って言ってたけど・・・あのに見える・・・アレかな?

 大正解!そして・・・獣道っぽい山道を進むこと30分・・・休憩を挟みながらでもきついきつい・・・鉄塔に着いたら僕たちは完全休憩となり、お客さん達3人が点検と補修をして行き

「よっし、あと2箇所がんばろう!
 残りは平坦だから安心して良いよ」

 それでも慣れない・・・舗装されてない山道を慣れない荷物で・・・

 そして上陸地点から無人島の反対側に辿り着いて

「お疲れ様!思いの外早く終わって助かったよ!」

 そう・・・思いの外早く終わった・・・つまり・・・

「船がまだ来てないんだよなぁ・・・」

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「「「・・・・・」」」

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「高橋さん?またお願いしますね?」

「・・・あなたのその笑顔の時のは・・・大抵やばいやつでしたよね?」

「・・・あれ?そうかしら?」

 と言いながら視線を合わせてこない・・・合ってるようだ

「大丈夫よ。今回は手元作業だから」

 そして現場は雪・・・まぁ?それなりの装備をしていったけど・・・加えて

「雪がひどくなってきたな・・・にいちゃん?泊まりでも大丈夫か?」

 通うつもりだったけど・・・確かに危険な吹雪だ・・・

「大丈夫ですよ。着替えも用意してありますから。
 一応会社に泊まりの申請出しておきますね?」

 泊まり・・・つまり翌日までも拘束時間が発生するわけで、時給換算はしないが、賃金が発生する・・・当然お客さんのところにも割り増し請求が。・・\

「助かるわ。にいちゃんよく動いてくれるし覚えもいいから・・・飯は期待していいぞ」

 そして・・・民宿のような所に行き・・・温泉に入り・・・夕食は・・・

「・・・蟹ですか?」

「あぁ・・・この雪でキャンセルが出てな?食材を余らせるのもアレなんでって、店主が出してくれたんだ。遠慮せず何杯でもおかわりしていいぞ」

 目の前には大きな蟹が一杯・・・これをお代わり放題?

「あのぉ・・・ご飯は?」

「そうだな・・・店主さん?ご飯がまだきてないよ?」

 そして奥からご飯を持ってきてくれた・・・ん・・・だけ・・・ど・・・

「・・・これ・・・」

「あぁ。。。奮発されてるけど・・・支払いは変わらないんですよね?」

「安心してくれ。これは俺の趣味だ!」

 店主の趣味でメニューが改変され・・・出てきたご飯は・・・『鰻重』・・・しかも・・・確実に鰻が2尾入ってた・・・

 そして翌日の作業も恙無くこなし・・・お客さんから

「また来週も依頼してるから、タイミングが合えばよろしくな!?」

 ・・・もう結構です・・・

 そして会社に帰り、内勤に報告をしてると

「先輩お疲れ様です!」

 勝手に先輩先輩と慕ってくるバイト君がいて・・・

「なぁ?お前・・・好きか?」

「え?今から行きますか?」

「いや、来週の仕事があるんだが・・・泊まり込みで・・・しかも飯と温泉付きで・・・今回出た飯はな・・・蟹と鰻重だったんだが・・・」

「え!なんで先輩だけそんな美味しい仕事を!?」

「あぁ、だから次回来週はお前に任せようと思って・・・行けるか?」

 そしてまんまと後輩?を送り込み

「うまく言いくるめたわね?」

「内勤さん?何人聞きの悪いこと言ってるんですか・・・ボクは作業を紹介しただけですし、内勤さんも同じようなこと言うつもりだったんでしょ?」

 ボーリングの仕事・・・投げる・・・ぷ   。△ じゃないよ?

「そうね・・・調の仕事なんて・・・説明が難しいもんね」

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 地盤調査のアレです

 さて、次回はピンク回です!
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