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第1章 王子の変化と王城を襲う陰謀
『19、パーティー前日の訓練会』
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王都散策から6日が経ち、パーティーはいよいよ明日に迫った。
王城では急ピッチで準備が進められている。
執事長のカルスはパーティー準備の指揮官に選ばれ、指揮に追われていた。
そんな中、俺たち姉弟がどこにいるかというと――ホールである。
ミラさんとジャネによる作法の最終訓練が行われるためなのだが・・・ハッキリ言って今すぐにでも逃げ出したい。
だって王城一厳しいと言われるジャネが本気の目をしているんだよ!?
認めてもらえるまで行うとか、絶対ヤバい訓練になるでしょ!
「これから合同最終訓練を始めます。まずは・・・アスネ嬢!」
呼ばれたアスネお姉さまはビクッと肩を震わせ、顔を強張らせる。
まさかトップバッターだとは思わなかったんだろう。
「パーティー経験者として、初参加の弟や妹にお手本を見せてあげて下さい」
「はい、分かりました!頑張ります!」
ミラさんのダメ押しに、半ばヤケクソのように頷くアスネお姉さま。
そのままホールの端に設置された机の前に立ち、笑顔を浮かべていく。
目は生き生きとしており、顔からは一切の気怠さを感じない。
あれが場数を踏んだものの余裕なのだろうか。
ミラさんが参加者の列に並ぶ。
「こんばんは、ようこそおいで下さいました。ミラ伯爵」
「こんばんは、こちらこそお招きいただき感謝します。アスネ嬢」
お互い、腹に一物抱えているような笑い方をするんだな・・・。
貴族というのは弱肉強食の世界だと聞いたことがある。
本心を探られないようにするカモフラージュなんだろうが、傍から見ていると怖い。
5分ほど他愛もない会話を済ませた後ミラさんは去っていき、代わりにジャネが来た。
アスネお姉さまの笑顔が一瞬凍り付く。
ジャネは剣呑な雰囲気を漂わせながらアスネお姉さまと対峙する。
「こんばんは、ジャネ公爵。今宵は楽しんでおりますか?」
「ああ、料理が美味しいのでな。舌鼓を打ちながら楽しんでおりますよ」
さっきとはまるで違う、ピリピリとした空気があたりを支配していた。
というかアスネお姉さま、挨拶の文言を変えていたな。
人によって変えなきゃいけないのだとしたら面倒なことこの上ないぞ。
公爵といえば、明日のパーティーにイグルは来るのだろうか。
この世界に来て初めての友達だから、出来れば末永く付き合っていきたい。
彼を苦しめていた闇の魔法が解けるのも明日なんだなぁ・・・。
げ、重要なことを忘れていた。
俺の命を奪うようにブラウンドに依頼した奴が決着をつけに来るのも明日じゃん。
幸いにも剣の腕は上達してきたから俺も攻撃は出来るんだけど、無理に攻撃して死んだら一大事だし、転生した意味もない。
それにラオン公爵のように魔法を叩き切ることは出来ないから、結局他人任せなんだよね。
はぁ・・・早く魔法が使えるようになりたいよ・・・。
なんて心の中でぼやいている間に訓練が終了したようだ。
椅子にぐったりしたように座るアスネお姉さまに近づく2人。
「評価は良ね。時々視線が泳いでいるわ。しっかりと相手の目を見て話すこと!」
おお・・・メチャクチャ厳しい。あれで真ん中の評価か。
ジャネの評価は、悪、良、優の3段階であり、優を取るのはかなり難しいと言われている。
「分かりました。善処します」
グッタリしながらも大きな声で返すアスネお姉さま。
ここで言質を与えないのはさすがだ。狙いに気づいているのか、苦笑いを浮かべるジャネ。
と、ミラさんがクルッと反転し俺を指さす。これはまさか・・・。
「次は、リレン王子!私との訓練の成果、見せてやりなさい!」
やっぱりか。よし・・・やるしかない。
「分かりました。お手柔らかにお願いしますよ」
俺はこういうパーティーに出たことが1回もないド素人だということを忘れないでほしい。
キビキビとした動作を意識して机の前に立つ。
1分ほどすると、さっきと同じようにミラさんが目の前に現れた。
「ご無沙汰しております。ミラ伯爵」
目だけで軽く会釈。王子たるもの堂々とあれとの教えに基づく行為である。
ミラさんも満足そうに笑みを浮かべた後、役割を思い出したのか会釈し始めた。
「リレン王子。お招きに預かり、光栄です」
俺の場合、連続で挨拶をさせられるため、三言までという制限が決められているらしい。
次に何を言われるのかと身構えていると、予想外の一幕が繰り広げられていく。
後ろから大幅なフライングでジャネが登場。ミラさんに絡み始めたのだ。
「おい、遅ぇぞ。後ろの迷惑になるからさっさと去ね」
「はい?まだ三言の制限は超えていませんよ?」
敢えてか、冷静に口撃していくミラさん。しかし、その態度はジャネを刺激した。
「おい!公爵である俺をバカにしているのか?表出ろや!」
「出ませんよ。何を言っているんですか?まだ挨拶も済んでいません」
胸倉を掴んで激昂するジャネと、あくまで冷静なミラさんの一騎打ち。
傍から見ていると面白いので、もう少し様子を伺っていたいが、これもテストの一環なのだろう。
ならば王子として、主役として正しい行為は・・・。
「ジャネ公爵、落ち着いて下さい。挨拶中ですよ。それに喧嘩する方が後ろの迷惑になりますからね?」
軽く殺気を出しながら言うと、ジャネはバツが悪そうに元の場所へと戻っていった。
並び直したのを見届けたミラさんが、再び俺の前に立つ。
「先ほどはありがとうございました。パーティー、楽しいですよ」
「それは光栄です。まだまだお楽しみいただける仕掛けを沢山用意しておりますから」
「楽しみにしておきます」
そう言うとミラさんは去っていく。代わりに来たのはジャネさん。
さて、ここからが勝負どころだな。喧嘩を止めたから、俺への怒りゲージはマックスなはず。
まずは無難な挨拶で様子を見てみるか。
「ジャネ公爵、本日はお越しいただきありがとうございます」
「ああ、貴殿がリレン王子か・・・。随分と聡明そうなお方だ」
――十中八九皮肉だろう。ならばこちらも皮肉返しをしてあげようじゃないか。
「ジャネ公爵こそ、随分と鍛えていらっしゃっているのでは?」
「フフッ、確かに鍛えているぞ。腕っぷしには自信がある」
――凄く面倒臭い。皮肉が通じない単純なキャラクターってわけね。
だがこれで二言。次で終了だ。
「是非、演舞などを見せて下さると嬉しいです。パーティーをお楽しみ下さい」
「ああ、参加者が出し物を行うコーナーで見せてやろう」
そう言うと、ご機嫌そうに撤退していくジャネ。
それを見届けていると、急に疲れが襲い掛かってきて椅子の上に崩れ落ちた。
グッタリとしている俺に近づいてくる2人。
凄くデジャブを感じていると、ミラさんがジャネに目配せ。
ジャネは一つ咳ばらいをすると、口を開いた。
「コホン、評価は優ね。喧嘩の仲裁とポイントを突いた応対は見事だったわ」
その瞬間、えっという声がホールに響く。
声を出してしまったアスネお姉さまが顔を赤くしながら伏せる。
「私だって優は取ったことないのに・・・リレンに先取りされた・・・」
その後で呟かれた言葉に俺は苦笑いするしかない。そう言われても評価は覆らないし・・・。
結局、アリナお姉さまも良であり、お姉さま2人は居残り特訓を宣告された。
何でも優を取れるまで終われない、地獄のような訓練らしい。
恨めしそうな視線を浴びながら部屋を出ると、厨房の前にグリーソンさんが立っていた。
「グリーソンさん、どうしたの?こんなところに突っ立って・・・。」
俺の顔を視認するなり、パッと表情を明るくするグリーソンさん。
「やっと来た!パーティーの準備を手伝ってほしいんです!」
「どういうこと?もしかして料理が決まらないってこと?」
恐る恐る尋ねると、グリーソンさんが大きく頷いた。
「はい。なのでリレン王子のお力を借りたいのです」
「分かった。王城として半端な料理を出すわけにはいかないからね。手伝うよ」
こうして、パーティーにふるまう料理を手伝いながら、夜は更けていく。
王城では急ピッチで準備が進められている。
執事長のカルスはパーティー準備の指揮官に選ばれ、指揮に追われていた。
そんな中、俺たち姉弟がどこにいるかというと――ホールである。
ミラさんとジャネによる作法の最終訓練が行われるためなのだが・・・ハッキリ言って今すぐにでも逃げ出したい。
だって王城一厳しいと言われるジャネが本気の目をしているんだよ!?
認めてもらえるまで行うとか、絶対ヤバい訓練になるでしょ!
「これから合同最終訓練を始めます。まずは・・・アスネ嬢!」
呼ばれたアスネお姉さまはビクッと肩を震わせ、顔を強張らせる。
まさかトップバッターだとは思わなかったんだろう。
「パーティー経験者として、初参加の弟や妹にお手本を見せてあげて下さい」
「はい、分かりました!頑張ります!」
ミラさんのダメ押しに、半ばヤケクソのように頷くアスネお姉さま。
そのままホールの端に設置された机の前に立ち、笑顔を浮かべていく。
目は生き生きとしており、顔からは一切の気怠さを感じない。
あれが場数を踏んだものの余裕なのだろうか。
ミラさんが参加者の列に並ぶ。
「こんばんは、ようこそおいで下さいました。ミラ伯爵」
「こんばんは、こちらこそお招きいただき感謝します。アスネ嬢」
お互い、腹に一物抱えているような笑い方をするんだな・・・。
貴族というのは弱肉強食の世界だと聞いたことがある。
本心を探られないようにするカモフラージュなんだろうが、傍から見ていると怖い。
5分ほど他愛もない会話を済ませた後ミラさんは去っていき、代わりにジャネが来た。
アスネお姉さまの笑顔が一瞬凍り付く。
ジャネは剣呑な雰囲気を漂わせながらアスネお姉さまと対峙する。
「こんばんは、ジャネ公爵。今宵は楽しんでおりますか?」
「ああ、料理が美味しいのでな。舌鼓を打ちながら楽しんでおりますよ」
さっきとはまるで違う、ピリピリとした空気があたりを支配していた。
というかアスネお姉さま、挨拶の文言を変えていたな。
人によって変えなきゃいけないのだとしたら面倒なことこの上ないぞ。
公爵といえば、明日のパーティーにイグルは来るのだろうか。
この世界に来て初めての友達だから、出来れば末永く付き合っていきたい。
彼を苦しめていた闇の魔法が解けるのも明日なんだなぁ・・・。
げ、重要なことを忘れていた。
俺の命を奪うようにブラウンドに依頼した奴が決着をつけに来るのも明日じゃん。
幸いにも剣の腕は上達してきたから俺も攻撃は出来るんだけど、無理に攻撃して死んだら一大事だし、転生した意味もない。
それにラオン公爵のように魔法を叩き切ることは出来ないから、結局他人任せなんだよね。
はぁ・・・早く魔法が使えるようになりたいよ・・・。
なんて心の中でぼやいている間に訓練が終了したようだ。
椅子にぐったりしたように座るアスネお姉さまに近づく2人。
「評価は良ね。時々視線が泳いでいるわ。しっかりと相手の目を見て話すこと!」
おお・・・メチャクチャ厳しい。あれで真ん中の評価か。
ジャネの評価は、悪、良、優の3段階であり、優を取るのはかなり難しいと言われている。
「分かりました。善処します」
グッタリしながらも大きな声で返すアスネお姉さま。
ここで言質を与えないのはさすがだ。狙いに気づいているのか、苦笑いを浮かべるジャネ。
と、ミラさんがクルッと反転し俺を指さす。これはまさか・・・。
「次は、リレン王子!私との訓練の成果、見せてやりなさい!」
やっぱりか。よし・・・やるしかない。
「分かりました。お手柔らかにお願いしますよ」
俺はこういうパーティーに出たことが1回もないド素人だということを忘れないでほしい。
キビキビとした動作を意識して机の前に立つ。
1分ほどすると、さっきと同じようにミラさんが目の前に現れた。
「ご無沙汰しております。ミラ伯爵」
目だけで軽く会釈。王子たるもの堂々とあれとの教えに基づく行為である。
ミラさんも満足そうに笑みを浮かべた後、役割を思い出したのか会釈し始めた。
「リレン王子。お招きに預かり、光栄です」
俺の場合、連続で挨拶をさせられるため、三言までという制限が決められているらしい。
次に何を言われるのかと身構えていると、予想外の一幕が繰り広げられていく。
後ろから大幅なフライングでジャネが登場。ミラさんに絡み始めたのだ。
「おい、遅ぇぞ。後ろの迷惑になるからさっさと去ね」
「はい?まだ三言の制限は超えていませんよ?」
敢えてか、冷静に口撃していくミラさん。しかし、その態度はジャネを刺激した。
「おい!公爵である俺をバカにしているのか?表出ろや!」
「出ませんよ。何を言っているんですか?まだ挨拶も済んでいません」
胸倉を掴んで激昂するジャネと、あくまで冷静なミラさんの一騎打ち。
傍から見ていると面白いので、もう少し様子を伺っていたいが、これもテストの一環なのだろう。
ならば王子として、主役として正しい行為は・・・。
「ジャネ公爵、落ち着いて下さい。挨拶中ですよ。それに喧嘩する方が後ろの迷惑になりますからね?」
軽く殺気を出しながら言うと、ジャネはバツが悪そうに元の場所へと戻っていった。
並び直したのを見届けたミラさんが、再び俺の前に立つ。
「先ほどはありがとうございました。パーティー、楽しいですよ」
「それは光栄です。まだまだお楽しみいただける仕掛けを沢山用意しておりますから」
「楽しみにしておきます」
そう言うとミラさんは去っていく。代わりに来たのはジャネさん。
さて、ここからが勝負どころだな。喧嘩を止めたから、俺への怒りゲージはマックスなはず。
まずは無難な挨拶で様子を見てみるか。
「ジャネ公爵、本日はお越しいただきありがとうございます」
「ああ、貴殿がリレン王子か・・・。随分と聡明そうなお方だ」
――十中八九皮肉だろう。ならばこちらも皮肉返しをしてあげようじゃないか。
「ジャネ公爵こそ、随分と鍛えていらっしゃっているのでは?」
「フフッ、確かに鍛えているぞ。腕っぷしには自信がある」
――凄く面倒臭い。皮肉が通じない単純なキャラクターってわけね。
だがこれで二言。次で終了だ。
「是非、演舞などを見せて下さると嬉しいです。パーティーをお楽しみ下さい」
「ああ、参加者が出し物を行うコーナーで見せてやろう」
そう言うと、ご機嫌そうに撤退していくジャネ。
それを見届けていると、急に疲れが襲い掛かってきて椅子の上に崩れ落ちた。
グッタリとしている俺に近づいてくる2人。
凄くデジャブを感じていると、ミラさんがジャネに目配せ。
ジャネは一つ咳ばらいをすると、口を開いた。
「コホン、評価は優ね。喧嘩の仲裁とポイントを突いた応対は見事だったわ」
その瞬間、えっという声がホールに響く。
声を出してしまったアスネお姉さまが顔を赤くしながら伏せる。
「私だって優は取ったことないのに・・・リレンに先取りされた・・・」
その後で呟かれた言葉に俺は苦笑いするしかない。そう言われても評価は覆らないし・・・。
結局、アリナお姉さまも良であり、お姉さま2人は居残り特訓を宣告された。
何でも優を取れるまで終われない、地獄のような訓練らしい。
恨めしそうな視線を浴びながら部屋を出ると、厨房の前にグリーソンさんが立っていた。
「グリーソンさん、どうしたの?こんなところに突っ立って・・・。」
俺の顔を視認するなり、パッと表情を明るくするグリーソンさん。
「やっと来た!パーティーの準備を手伝ってほしいんです!」
「どういうこと?もしかして料理が決まらないってこと?」
恐る恐る尋ねると、グリーソンさんが大きく頷いた。
「はい。なのでリレン王子のお力を借りたいのです」
「分かった。王城として半端な料理を出すわけにはいかないからね。手伝うよ」
こうして、パーティーにふるまう料理を手伝いながら、夜は更けていく。
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