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第二章
5 オーラ
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「申し訳ない。俺がきてもあまり意味がなかった」
「オークランス様の様子はいかがだったでしょうか」
「確かに具合が悪そうだ」
血の気が引いたような顔だった。朝から見ず知らずの娼夫が現れて、口調が怒りに満ちていたが、興奮が顔色に現れない。邪魔者を手っ取り早く追い払うための、見せかけの暴言だったようにも感じる。
「でもまぁ、あれくらいなら大丈夫だろ」
「呑気ですね……」
控えの部屋にはロイの食事が用意されている。俺はソファに腰掛け、豪勢な食事の数々を横目で眺めた。
総じて、ロイは冷静だったと思う。不調で性格が荒ぶっているとベルマンは言ったが、あれくらいなら許容範囲だろう。
俺を思い出す兆しもなかった。
軽く息をつき、腰をあげる。
「後のことは任せた。今日のロイ様は、オーラ様とお散歩だか何だかだろ。また夕方に呼んでくれ」
「サラ様」
部屋から出て行こうとするのをベルマンが呼び止める。
ベルマンは、若干申し訳なさそうな顔をして「オーラ様に関してですが」と告げた。
「彼も元娼夫なのです。オークランス様のお近くの使用人ですと、彼は最も長く仕えている使用人です」
「信頼が厚いんだな」
魔族の血に耐性もある。
「オークランス様はオーラ様に関して敏感です」
「大切にしている、感じは、伝わった」
たった今さっき、ロイに牽制されたことを思い出す。
「ですので、オーラ様にはあまり関わらずに……」
「近づかないでおくよ」
言いたいことは分かる。俺が何か意地悪をするのではないかと、ロイは疑っているのだろう。
物分かりの良い男をここでは演じなければならない。俺は軽やかに了承し、部屋を出た。
……まさかロイにあんな態度を取られる日が来ようとは。
警戒と侮蔑の色しかない目だった。あれを向けられるのは、確かに恐ろしいのかもしれない。普通の人間ではどうにもできないのは納得だ。
正直、俺だって自信がない。今のロイへ俺が奉仕するのはどう考えても不可能だ。いくら魔法使いと言えど、彼に殺意を向けられて生きて帰って来られるとは思えない。
それにしても……。
「ゆるいな」
ここはロイ・オークランスが所持する屋敷だ。
眼下には海が広がっている。ビーチも何もかも、ロイのモノなのだろう。別荘としては景色もいいし最適な場所かもしれないが、戦闘の意味では向いていない。
海岸は厄介だ。敵が海からやってきた際に気付くのが遅くなる。屋敷にかかっている防衛魔法も緩い。
戦争が終わって、警戒心が弱まっているのか。それとも、ロイにはもう守るものなどないのか。
勝手に守りを厚くしたら怒られるだろうか。ベルマンは俺が魔法使いであると知っている。許可してくれるかもしれない。
やはりもう少し、転移以外の魔術を鍛えておけばよかった。専ら俺にとっての最大の防衛は『逃げ』で、これさえあれば大丈夫だったから。
「うーん……」
ベルマン。彼も奇妙だ。
どうして俺が帰国した瞬間を狙えたのだろう。
ロイに仕え始めたのは五年前より、もっと前? それとも以降? ロイ・オークランスに近しい者の一人なので、魔族の血が流れているのだろうけれど、人間の血が強すぎるのかあまり感じない。
いや、彼も恐らく魔法使いだ。
「ま、いいや」
半年経てば他人だ。俺は俺にできることを考えよう。
まずは、屋敷全体の防衛魔法を強くして、海岸を警戒しなければ。
灯台がないので、夜の海は真っ暗闇だ。
こんなに無防備な屋敷に住むなんて、居心地が悪くて仕方ない。一般的には大将閣下が棲まうにふさわしい守りなのかもしれないが、俺は慣れていない。
加えて、海。海って。海の傍に住んだことはない。俺はいつだって山にいたから。
と、庭に出て気付いた。
「ロイ……」
それと、オーラがいる。
二人はベンチに座り、ポツポツと落とすように会話していた。
不思議な空気感があった。ロイが心を許しているのが見て取れる。オーラは綺麗な男だった。
ブロンドの艶めく髪に、桃色の瞳。肌は白く、夜だと一層顕著に浮き上がっていた。儚さを醸す体は細くて、彼を守ってやりたいと思う者はいくらでもいるだろう。
遊郭で育った俺から見ても、彼のように美しい男はそうそういないと断言できる。
隣にいるロイはオーラを守る剣士が如く体も大きくて、二人並んでいると、まるで絵画のようだ。
「……あ」
俺は思わず声をこぼした。
彼が視線を向けてきたからだ。
先に気付いたのはオーラだった。
静かな目が、俺を見つけると、揺れたのが分かった。
目を見開き俺を凝視している。唇を噛み、俺を睨みつけんばかりに見つめてくる。
泣き出すような顔をするから、ロイがオーラの視線を追った。
ロイと目が合う。
その瞬間、彼の表情に怒りが溢れた。
「お前……」
立ち上がり、勢いのままに近づいてくる。
「オーラに近づくなと言ったろう!」
怒声が夜を打ち破った。俺は一歩後ずさるが、ロイは大きな歩幅であっという間に俺を追い詰めた。
「なぜここに来た」
「夜の、散歩をと」
まさか海に警戒魔法を張ろうとしただなんて言えない。道具にしている指輪を隠すように咄嗟に手を後ろへやる。
ロイは見逃さなかった。
「何を隠した。お前は、魔法使いだと言っていたな……まさか、オーラに何かしようとしたんじゃないだろうな」
「そんなことは」
「二度と出歩くな。ここはお前の家じゃない」
俺は唇を引き締めた。
「姿を現すな。オーラはお前とは違うんだ。魔族の民の精を注ぎ込まれたお前に、彼が怯えている。近づかないでくれ」
「も、うし訳ありません」
更に後退する。ロイは迫らない。
代わりに声だけで押しやった。
「さっさと去れ」
俺はすかさず頭を下げて、踵を返す。立ち去る間際にオーラを見た。
彼は不安気な暗い表情をしていた。涙もろい男で、この一連を前に泣き出しそうだ。
思わず拳を握りしめる。ロイがオーラに寄り添って、
「オーラ」
と優しく呼んだ。
するとオーラが、いきなり告げた。
「僕は平気です。あなたがいてくれるなら」
美しい声だった。柔らかい口調で囁くオーラの言葉を耳にして、力が抜ける。
屋敷へと向かう。もう庭へは振り返らなかった。
「オークランス様の様子はいかがだったでしょうか」
「確かに具合が悪そうだ」
血の気が引いたような顔だった。朝から見ず知らずの娼夫が現れて、口調が怒りに満ちていたが、興奮が顔色に現れない。邪魔者を手っ取り早く追い払うための、見せかけの暴言だったようにも感じる。
「でもまぁ、あれくらいなら大丈夫だろ」
「呑気ですね……」
控えの部屋にはロイの食事が用意されている。俺はソファに腰掛け、豪勢な食事の数々を横目で眺めた。
総じて、ロイは冷静だったと思う。不調で性格が荒ぶっているとベルマンは言ったが、あれくらいなら許容範囲だろう。
俺を思い出す兆しもなかった。
軽く息をつき、腰をあげる。
「後のことは任せた。今日のロイ様は、オーラ様とお散歩だか何だかだろ。また夕方に呼んでくれ」
「サラ様」
部屋から出て行こうとするのをベルマンが呼び止める。
ベルマンは、若干申し訳なさそうな顔をして「オーラ様に関してですが」と告げた。
「彼も元娼夫なのです。オークランス様のお近くの使用人ですと、彼は最も長く仕えている使用人です」
「信頼が厚いんだな」
魔族の血に耐性もある。
「オークランス様はオーラ様に関して敏感です」
「大切にしている、感じは、伝わった」
たった今さっき、ロイに牽制されたことを思い出す。
「ですので、オーラ様にはあまり関わらずに……」
「近づかないでおくよ」
言いたいことは分かる。俺が何か意地悪をするのではないかと、ロイは疑っているのだろう。
物分かりの良い男をここでは演じなければならない。俺は軽やかに了承し、部屋を出た。
……まさかロイにあんな態度を取られる日が来ようとは。
警戒と侮蔑の色しかない目だった。あれを向けられるのは、確かに恐ろしいのかもしれない。普通の人間ではどうにもできないのは納得だ。
正直、俺だって自信がない。今のロイへ俺が奉仕するのはどう考えても不可能だ。いくら魔法使いと言えど、彼に殺意を向けられて生きて帰って来られるとは思えない。
それにしても……。
「ゆるいな」
ここはロイ・オークランスが所持する屋敷だ。
眼下には海が広がっている。ビーチも何もかも、ロイのモノなのだろう。別荘としては景色もいいし最適な場所かもしれないが、戦闘の意味では向いていない。
海岸は厄介だ。敵が海からやってきた際に気付くのが遅くなる。屋敷にかかっている防衛魔法も緩い。
戦争が終わって、警戒心が弱まっているのか。それとも、ロイにはもう守るものなどないのか。
勝手に守りを厚くしたら怒られるだろうか。ベルマンは俺が魔法使いであると知っている。許可してくれるかもしれない。
やはりもう少し、転移以外の魔術を鍛えておけばよかった。専ら俺にとっての最大の防衛は『逃げ』で、これさえあれば大丈夫だったから。
「うーん……」
ベルマン。彼も奇妙だ。
どうして俺が帰国した瞬間を狙えたのだろう。
ロイに仕え始めたのは五年前より、もっと前? それとも以降? ロイ・オークランスに近しい者の一人なので、魔族の血が流れているのだろうけれど、人間の血が強すぎるのかあまり感じない。
いや、彼も恐らく魔法使いだ。
「ま、いいや」
半年経てば他人だ。俺は俺にできることを考えよう。
まずは、屋敷全体の防衛魔法を強くして、海岸を警戒しなければ。
灯台がないので、夜の海は真っ暗闇だ。
こんなに無防備な屋敷に住むなんて、居心地が悪くて仕方ない。一般的には大将閣下が棲まうにふさわしい守りなのかもしれないが、俺は慣れていない。
加えて、海。海って。海の傍に住んだことはない。俺はいつだって山にいたから。
と、庭に出て気付いた。
「ロイ……」
それと、オーラがいる。
二人はベンチに座り、ポツポツと落とすように会話していた。
不思議な空気感があった。ロイが心を許しているのが見て取れる。オーラは綺麗な男だった。
ブロンドの艶めく髪に、桃色の瞳。肌は白く、夜だと一層顕著に浮き上がっていた。儚さを醸す体は細くて、彼を守ってやりたいと思う者はいくらでもいるだろう。
遊郭で育った俺から見ても、彼のように美しい男はそうそういないと断言できる。
隣にいるロイはオーラを守る剣士が如く体も大きくて、二人並んでいると、まるで絵画のようだ。
「……あ」
俺は思わず声をこぼした。
彼が視線を向けてきたからだ。
先に気付いたのはオーラだった。
静かな目が、俺を見つけると、揺れたのが分かった。
目を見開き俺を凝視している。唇を噛み、俺を睨みつけんばかりに見つめてくる。
泣き出すような顔をするから、ロイがオーラの視線を追った。
ロイと目が合う。
その瞬間、彼の表情に怒りが溢れた。
「お前……」
立ち上がり、勢いのままに近づいてくる。
「オーラに近づくなと言ったろう!」
怒声が夜を打ち破った。俺は一歩後ずさるが、ロイは大きな歩幅であっという間に俺を追い詰めた。
「なぜここに来た」
「夜の、散歩をと」
まさか海に警戒魔法を張ろうとしただなんて言えない。道具にしている指輪を隠すように咄嗟に手を後ろへやる。
ロイは見逃さなかった。
「何を隠した。お前は、魔法使いだと言っていたな……まさか、オーラに何かしようとしたんじゃないだろうな」
「そんなことは」
「二度と出歩くな。ここはお前の家じゃない」
俺は唇を引き締めた。
「姿を現すな。オーラはお前とは違うんだ。魔族の民の精を注ぎ込まれたお前に、彼が怯えている。近づかないでくれ」
「も、うし訳ありません」
更に後退する。ロイは迫らない。
代わりに声だけで押しやった。
「さっさと去れ」
俺はすかさず頭を下げて、踵を返す。立ち去る間際にオーラを見た。
彼は不安気な暗い表情をしていた。涙もろい男で、この一連を前に泣き出しそうだ。
思わず拳を握りしめる。ロイがオーラに寄り添って、
「オーラ」
と優しく呼んだ。
するとオーラが、いきなり告げた。
「僕は平気です。あなたがいてくれるなら」
美しい声だった。柔らかい口調で囁くオーラの言葉を耳にして、力が抜ける。
屋敷へと向かう。もう庭へは振り返らなかった。
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