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本編
カナエのために~ななみside~
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カナエが居なくなったらみんな困る。
ハルの方法でカナエが助かるなら私は、やる。
3人とも考え付いたお菓子を作ることにした。
愛琉くんは、コンクールで作った[恋]の改良版。
ハルは、チーズタルト。
私は、レモンソースのパンナコッタ。
出来たお菓子について発表をする。
「俺は、年齢層関係なく人気のチーズタルトにした。タルトの牛乳は、日本に数頭しかいない、学校の美味しいガンジー牛乳を使った。だから他のところでは食べれないものだと思う。食べて見て。」
私たちは、食べた。濃厚で美味しい。だけど疑問がある。
「その数頭しかいない牛は、1日何リットル取れるの?」
「それは‥‥んー‥‥柚希‥‥!轟牧場も確か何頭か育ててるはず‥‥。契約できないかな?」
「そこは、柚希を通して要相談だね?」
「次は、僕。僕は今一番作ってて最高作品を改良して作った。ローズの食用花びらを練り込んだパウンドケーキ。今回は、年齢層は、大人。レモンの皮を入れてほろ苦い初恋を思い出して欲しいをコンセプトに作った。食べてみて感想ください。」
本当に初恋を思い出す味だった。
私、昔なんか約束したような気がした‥‥。
「愛琉。大人向きなら大人に好まれる‥‥形にした方がいいんじゃないか?」
確かに。やっぱり、ハルは凄い。
「最後は、私。私は、きっと今年最後の作品になるから。パティシエになりたいと思った、レモンのパンナコッタにしました。年齢層は、やっぱり女性。写真ばえと考えました。レモンをかけると紫色になるの。バタフライピーって言うの。ゼリーに混ぜて使って食べる前にかける。レモンかけて食べてみて。」
パンナコッタにレモンソースをかけたら綺麗な青色から紫色になった。
「これ、なんでこの価格設定なんだ?安くないか?」
「私は、このパンナコッタ、若い子たちに売れると思う。でも若い人には、安くないと始めは出ないと思う。と考えたら安く、それでSNSにあげてくれる人を目的としたいと思っている。」
「なるほどな‥‥。いい考えだと思うけどハーブなら香りを消さない様に作り直した方がいいと思う。」
改善点を直したあとカナエを呼んだ。
「なに?これ‥‥。」
お菓子を見てビックリしていた。
「私ね‥‥私たちこれからカナエが居ないと困るの。だからカナエを残せる方法を考えた。ハル。説明して。」
「俺らがコンクールで貰った賞金でお菓子をネット販売したいと考えてる。カナエさえ良ければ先生に相談してからになるけど‥‥」
「雪平さん。僕も残って欲しい。」と愛琉くん。
「みんなありがとう。わたし、転入したくない‥‥。」
カナエは、泣いていた。愛琉くんは、慌てていたけど私の後押しで抱き締めた。
そのまま4人で抱き締めた。
「よし‥‥奏先生に頼んで理事長と反町先生に時間を頂こう。」
今日は、土曜日。時間を頂けるのは、反町先生のお店が定休日の火曜日だろう‥‥。
「カナエもなんか作ろうよ。」
「わたしも作りたい。」
カナエも参加することにした。
考えた結果、カナエは色々調べたいからって明日私たちに提案するらしい。
~♪~♪~♪~
「私は、このクッキーを提案します。こども用のクッキーです。見ての通りとても可愛い形でこども用だから保存料無し。色は、紫芋の紫色、かぼちゃの黄色、ほうれん草の緑色と考えてます。間に合わなかったんだけど、犬猫用のクッキーを作れたらいいなって思ってる。」
食べて見ると甘くはないけど素材の味が美味しかった。
「季節的にない野菜は、どうする?後は犬猫が食べれない物などの把握は出来てるの?」
「季節のもので出来る物でやればいいのと、野菜は、粉末に出来るものは粉末かする。後、他の学科の動物に詳しい昼神華さんに協力を頼んでみたら了承して貰えました。」
「華なら安心だね!」
「あれ?ななみは、昼神さんと知り合いなの?」
「うん。私の親友。家に沢山の種類の動物が居るし、将来獣医になる予定の華なら私は安心できる。」
「ななみの親友なら大丈夫だね!」
カナエが笑っててくれた事が嬉しかった。
奏先生に相談したら、反町先生と理事長と話す時間を頂いた。
コンコンコン‥‥
「「「「失礼します‥‥。」」」」
ハルの方法でカナエが助かるなら私は、やる。
3人とも考え付いたお菓子を作ることにした。
愛琉くんは、コンクールで作った[恋]の改良版。
ハルは、チーズタルト。
私は、レモンソースのパンナコッタ。
出来たお菓子について発表をする。
「俺は、年齢層関係なく人気のチーズタルトにした。タルトの牛乳は、日本に数頭しかいない、学校の美味しいガンジー牛乳を使った。だから他のところでは食べれないものだと思う。食べて見て。」
私たちは、食べた。濃厚で美味しい。だけど疑問がある。
「その数頭しかいない牛は、1日何リットル取れるの?」
「それは‥‥んー‥‥柚希‥‥!轟牧場も確か何頭か育ててるはず‥‥。契約できないかな?」
「そこは、柚希を通して要相談だね?」
「次は、僕。僕は今一番作ってて最高作品を改良して作った。ローズの食用花びらを練り込んだパウンドケーキ。今回は、年齢層は、大人。レモンの皮を入れてほろ苦い初恋を思い出して欲しいをコンセプトに作った。食べてみて感想ください。」
本当に初恋を思い出す味だった。
私、昔なんか約束したような気がした‥‥。
「愛琉。大人向きなら大人に好まれる‥‥形にした方がいいんじゃないか?」
確かに。やっぱり、ハルは凄い。
「最後は、私。私は、きっと今年最後の作品になるから。パティシエになりたいと思った、レモンのパンナコッタにしました。年齢層は、やっぱり女性。写真ばえと考えました。レモンをかけると紫色になるの。バタフライピーって言うの。ゼリーに混ぜて使って食べる前にかける。レモンかけて食べてみて。」
パンナコッタにレモンソースをかけたら綺麗な青色から紫色になった。
「これ、なんでこの価格設定なんだ?安くないか?」
「私は、このパンナコッタ、若い子たちに売れると思う。でも若い人には、安くないと始めは出ないと思う。と考えたら安く、それでSNSにあげてくれる人を目的としたいと思っている。」
「なるほどな‥‥。いい考えだと思うけどハーブなら香りを消さない様に作り直した方がいいと思う。」
改善点を直したあとカナエを呼んだ。
「なに?これ‥‥。」
お菓子を見てビックリしていた。
「私ね‥‥私たちこれからカナエが居ないと困るの。だからカナエを残せる方法を考えた。ハル。説明して。」
「俺らがコンクールで貰った賞金でお菓子をネット販売したいと考えてる。カナエさえ良ければ先生に相談してからになるけど‥‥」
「雪平さん。僕も残って欲しい。」と愛琉くん。
「みんなありがとう。わたし、転入したくない‥‥。」
カナエは、泣いていた。愛琉くんは、慌てていたけど私の後押しで抱き締めた。
そのまま4人で抱き締めた。
「よし‥‥奏先生に頼んで理事長と反町先生に時間を頂こう。」
今日は、土曜日。時間を頂けるのは、反町先生のお店が定休日の火曜日だろう‥‥。
「カナエもなんか作ろうよ。」
「わたしも作りたい。」
カナエも参加することにした。
考えた結果、カナエは色々調べたいからって明日私たちに提案するらしい。
~♪~♪~♪~
「私は、このクッキーを提案します。こども用のクッキーです。見ての通りとても可愛い形でこども用だから保存料無し。色は、紫芋の紫色、かぼちゃの黄色、ほうれん草の緑色と考えてます。間に合わなかったんだけど、犬猫用のクッキーを作れたらいいなって思ってる。」
食べて見ると甘くはないけど素材の味が美味しかった。
「季節的にない野菜は、どうする?後は犬猫が食べれない物などの把握は出来てるの?」
「季節のもので出来る物でやればいいのと、野菜は、粉末に出来るものは粉末かする。後、他の学科の動物に詳しい昼神華さんに協力を頼んでみたら了承して貰えました。」
「華なら安心だね!」
「あれ?ななみは、昼神さんと知り合いなの?」
「うん。私の親友。家に沢山の種類の動物が居るし、将来獣医になる予定の華なら私は安心できる。」
「ななみの親友なら大丈夫だね!」
カナエが笑っててくれた事が嬉しかった。
奏先生に相談したら、反町先生と理事長と話す時間を頂いた。
コンコンコン‥‥
「「「「失礼します‥‥。」」」」
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