13 / 38
本編
ラングドシャと愛~ななみside~
しおりを挟む
AM5:00
目が覚めたらハルのお母さんが隣で寝てくれてた。ご迷惑をかけちゃったなぁ。
リビングに行ったらハルが居た。
「おはよう。ななみ。」
「ハルおはよう。
泊めてくれてありがとう。」
ハルは頷いた。
「ハル...私ね?昨日多分小さい頃の夢見たんだよ。顔よく見えないけど、お父さんのラングドシャを食べる夢。」
「ラングドシャかぁ...なんでシェフがラングドシャを作ったか分かるか?」
「どうして?ハルは分かるの?」
「何となく、想像出来る。なぁ、早起きしたし、ラングドシャ、作るか。」
「うん。」
ハルは手順を教えながら一緒に作った。
何とか成功した。
「俺ラングドシャって聞いて、気づいたんだ。夢の話がホントなら、ななみはシェフに大事に育てられてるよ。ラングドシャの材料覚えてるか?」
「卵白、バター、砂糖、薄力粉...。」
あぁ...分かっちゃった。
お父さん...。
「卵白はシュークリームやプリンを作った時に余る。」
「そうだよ。修行中のシェフは、残った卵白を使い、ななみのおやつの時間に届けてたんじゃないかな?」
まだお父さんの口から聞いてないから分からなけど、きっとそうだ...涙が止まらない。
仕込みする時間前にシェフの所へ行った。
「シェフ、忙しいのにすいません。
10分だけ時間をください。」
シェフは、ななみを見て、察してくれた。
「なんで、シェフは、ななみの父親を隠してたんですか?」
「ななみが2歳の頃、離婚したんだ。
その時な、ななみの母親にななみにもし会っても父親ってことを名前を出さないでって言われたんだ。別に喧嘩して離婚とかじゃなかったんだ。愛し合ってたけど別れたんだ。僕はフランス修行が決まって、彼女はななみを育てながらお花屋さんを開くと夢を叶えるために。きっと父親って言うなってのは、僕がフランス修行に行くのを邪魔したくなかったんだな。って思う。」
お母さんは、アメリカとかフランスでフラワーアレンジして有名になってきてる。
お母さんはお父さんを拒絶したんじゃなくて、好きだったから別れたんだ。
そんなことを考えてて疑問なことを聞くとこにした。
「シェフ...。私昨日お父さんがラングドシャ届けてくれておやつに食べる夢を見たんです。」
シェフは、びっくりした顔をした。
「そうだよ。よく、余った卵白でマカロンとかラングドシャを作っておやつの時間に届けてた。ななみは、ラングドシャが好きでね...よく作った。」
「お父さん...ありがとう。」
ドアがが開く音がした。
「ななみっ!!」
ドアの方を見るとお母さんがいた。
「お母さん?なんで?」
「俺が呼んだ。」とハルが言った。
「ひろみちゃん?久しぶり...。」
「大地?帰ってきてるのは、気づいてたの。けどずっと会えなかった。ななみにも、父親は死んだって話してたから。」
「ひろみちゃん...ななみをこんなに立派に育ててくれてありがとう。」
お母さんは、泣いていた。
2人は抱きしめていた。
それ見てもらい泣きをしてしまった。
落ち着いたら、シェフはお店を準備しないとな事、お母さんは仕事がまだ終わってない。って仕事へ戻ってしまった。
「ハル、ありがとうね。」
「俺は何もしてないよ。ななみが笑っててくれれば俺はうれしい。」
ドキッ....やっぱ優しいよ。ハル....。
目が覚めたらハルのお母さんが隣で寝てくれてた。ご迷惑をかけちゃったなぁ。
リビングに行ったらハルが居た。
「おはよう。ななみ。」
「ハルおはよう。
泊めてくれてありがとう。」
ハルは頷いた。
「ハル...私ね?昨日多分小さい頃の夢見たんだよ。顔よく見えないけど、お父さんのラングドシャを食べる夢。」
「ラングドシャかぁ...なんでシェフがラングドシャを作ったか分かるか?」
「どうして?ハルは分かるの?」
「何となく、想像出来る。なぁ、早起きしたし、ラングドシャ、作るか。」
「うん。」
ハルは手順を教えながら一緒に作った。
何とか成功した。
「俺ラングドシャって聞いて、気づいたんだ。夢の話がホントなら、ななみはシェフに大事に育てられてるよ。ラングドシャの材料覚えてるか?」
「卵白、バター、砂糖、薄力粉...。」
あぁ...分かっちゃった。
お父さん...。
「卵白はシュークリームやプリンを作った時に余る。」
「そうだよ。修行中のシェフは、残った卵白を使い、ななみのおやつの時間に届けてたんじゃないかな?」
まだお父さんの口から聞いてないから分からなけど、きっとそうだ...涙が止まらない。
仕込みする時間前にシェフの所へ行った。
「シェフ、忙しいのにすいません。
10分だけ時間をください。」
シェフは、ななみを見て、察してくれた。
「なんで、シェフは、ななみの父親を隠してたんですか?」
「ななみが2歳の頃、離婚したんだ。
その時な、ななみの母親にななみにもし会っても父親ってことを名前を出さないでって言われたんだ。別に喧嘩して離婚とかじゃなかったんだ。愛し合ってたけど別れたんだ。僕はフランス修行が決まって、彼女はななみを育てながらお花屋さんを開くと夢を叶えるために。きっと父親って言うなってのは、僕がフランス修行に行くのを邪魔したくなかったんだな。って思う。」
お母さんは、アメリカとかフランスでフラワーアレンジして有名になってきてる。
お母さんはお父さんを拒絶したんじゃなくて、好きだったから別れたんだ。
そんなことを考えてて疑問なことを聞くとこにした。
「シェフ...。私昨日お父さんがラングドシャ届けてくれておやつに食べる夢を見たんです。」
シェフは、びっくりした顔をした。
「そうだよ。よく、余った卵白でマカロンとかラングドシャを作っておやつの時間に届けてた。ななみは、ラングドシャが好きでね...よく作った。」
「お父さん...ありがとう。」
ドアがが開く音がした。
「ななみっ!!」
ドアの方を見るとお母さんがいた。
「お母さん?なんで?」
「俺が呼んだ。」とハルが言った。
「ひろみちゃん?久しぶり...。」
「大地?帰ってきてるのは、気づいてたの。けどずっと会えなかった。ななみにも、父親は死んだって話してたから。」
「ひろみちゃん...ななみをこんなに立派に育ててくれてありがとう。」
お母さんは、泣いていた。
2人は抱きしめていた。
それ見てもらい泣きをしてしまった。
落ち着いたら、シェフはお店を準備しないとな事、お母さんは仕事がまだ終わってない。って仕事へ戻ってしまった。
「ハル、ありがとうね。」
「俺は何もしてないよ。ななみが笑っててくれれば俺はうれしい。」
ドキッ....やっぱ優しいよ。ハル....。
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
【完結】いてもいなくてもいい妻のようですので 妻の座を返上いたします!
ユユ
恋愛
夫とは卒業と同時に婚姻、
1年以内に妊娠そして出産。
跡継ぎを産んで女主人以上の
役割を果たしていたし、
円満だと思っていた。
夫の本音を聞くまでは。
そして息子が他人に思えた。
いてもいなくてもいい存在?萎んだ花?
分かりました。どうぞ若い妻をお迎えください。
* 作り話です
* 完結保証付き
* 暇つぶしにどうぞ
【完結】愛も信頼も壊れて消えた
miniko
恋愛
「悪女だって噂はどうやら本当だったようね」
王女殿下は私の婚約者の腕にベッタリと絡み付き、嘲笑を浮かべながら私を貶めた。
無表情で吊り目がちな私は、子供の頃から他人に誤解される事が多かった。
だからと言って、悪女呼ばわりされる筋合いなどないのだが・・・。
婚約者は私を庇う事も、王女殿下を振り払うこともせず、困った様な顔をしている。
私は彼の事が好きだった。
優しい人だと思っていた。
だけど───。
彼の態度を見ている内に、私の心の奥で何か大切な物が音を立てて壊れた気がした。
※感想欄はネタバレ配慮しておりません。ご注意下さい。
どうぞご勝手になさってくださいまし
志波 連
恋愛
政略結婚とはいえ12歳の時から婚約関係にあるローレンティア王国皇太子アマデウスと、ルルーシア・メリディアン侯爵令嬢の仲はいたって上手くいっていた。
辛い教育にもよく耐え、あまり学園にも通学できないルルーシアだったが、幼馴染で親友の侯爵令嬢アリア・ロックスの励まされながら、なんとか最終学年を迎えた。
やっと皇太子妃教育にも目途が立ち、学園に通えるようになったある日、婚約者であるアマデウス皇太子とフロレンシア伯爵家の次女であるサマンサが恋仲であるという噂を耳にする。
アリアに付き添ってもらい、学園の裏庭に向かったルルーシアは二人が仲よくベンチに腰掛け、肩を寄せ合って一冊の本を仲よく見ている姿を目撃する。
風が運んできた「じゃあ今夜、いつものところで」という二人の会話にショックを受けたルルーシアは、早退して父親に訴えた。
しかし元々が政略結婚であるため、婚約の取り消しはできないという言葉に絶望する。
ルルーシアの邸を訪れた皇太子はサマンサを側妃として迎えると告げた。
ショックを受けたルルーシアだったが、家のために耐えることを決意し、皇太子妃となることを受け入れる。
ルルーシアだけを愛しているが、友人であるサマンサを助けたいアマデウスと、アマデウスに愛されていないと思い込んでいるルルーシアは盛大にすれ違っていく。
果たして不器用な二人に幸せな未来は訪れるのだろうか……
他サイトでも公開しています。
R15は保険です。
表紙は写真ACより転載しています。
【完結】忘れてください
仲 奈華 (nakanaka)
恋愛
愛していた。
貴方はそうでないと知りながら、私は貴方だけを愛していた。
夫の恋人に子供ができたと教えられても、私は貴方との未来を信じていたのに。
貴方から離婚届を渡されて、私の心は粉々に砕け散った。
もういいの。
私は貴方を解放する覚悟を決めた。
貴方が気づいていない小さな鼓動を守りながら、ここを離れます。
私の事は忘れてください。
※6月26日初回完結
7月12日2回目完結しました。
お読みいただきありがとうございます。
妻のち愛人。
ひろか
恋愛
五つ下のエンリは、幼馴染から夫になった。
「ねーねー、ロナぁー」
甘えん坊なエンリは子供の頃から私の後をついてまわり、結婚してからも後をついてまわり、無いはずの尻尾をブンブン振るワンコのような夫。
そんな結婚生活が四ヶ月たった私の誕生日、目の前に突きつけられたのは離縁書だった。
【完結】王太子妃の初恋
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
カテリーナは王太子妃。しかし、政略のための結婚でアレクサンドル王太子からは嫌われている。
王太子が側妃を娶ったため、カテリーナはお役御免とばかりに王宮の外れにある森の中の宮殿に追いやられてしまう。
しかし、カテリーナはちょうど良かったと思っていた。婚約者時代からの激務で目が悪くなっていて、これ以上は公務も社交も難しいと考えていたからだ。
そんなカテリーナが湖畔で一人の男に出会い、恋をするまでとその後。
★ざまぁはありません。
全話予約投稿済。
携帯投稿のため誤字脱字多くて申し訳ありません。
報告ありがとうございます。
【完結】愛に裏切られた私と、愛を諦めなかった元夫
紫崎 藍華
恋愛
政略結婚だったにも関わらず、スティーヴンはイルマに浮気し、妻のミシェルを捨てた。
スティーヴンは政略結婚の重要性を理解できていなかった。
そのような男の愛が許されるはずないのだが、彼は愛を貫いた。
捨てられたミシェルも貴族という立場に翻弄されつつも、一つの答えを見出した。
皇太子夫妻の歪んだ結婚
夕鈴
恋愛
皇太子妃リーンは夫の秘密に気付いてしまった。
その秘密はリーンにとって許せないものだった。結婚1日目にして離縁を決意したリーンの夫婦生活の始まりだった。
本編完結してます。
番外編を更新中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる