いつか君に伝えたい。

ゆこ

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本編

興奮するハル~ななみside~

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「夏休み、店が休みの日君たちがお菓子作ってるところを見てみたい。良かったらまた来てくれないか?」

「ハル。やろう。私助手するよ!
よろしくお願いします」
「はい!よろしくお願いします」
2人で深々く礼をした。

~~~~~~~
帰り道、ハルは嬉しそうだった。

「ななみ、ありがとうな!
そうだ!今度うちのキッチンで練習しようぜ!!」

「うん....。」

部活の件の話もした。

「部活のコーチの件だけど...ごめん。俺、もっと勉強しないと。だから、あるコーチを呼んだ。週2で来るってさ。俺は週2でコーチと行くマネージャーになろうかなって。」

「コーチか。ハルありがとうね。
みんなには私から伝える。」
「ななみ。ありがとな。もう学校にはコーチの話をしといた。」

「あれ?ななみとハル?」
振り向いたら牛乳配達終わりの柚希が居た。
「柚希!おつかれ!配達終わり?」
「うん。やっと終わった。
お前らは、何してたんだ?」
柚希は、ヤレヤレって感じにため息をついてた。
「俺らは、反町シェフのお店に行ってきた。」
「そーなのか。あこは取引先だ。
時々貰ってくるシュークリームが美味いんだ。」

「シュークリーム...あぁ!!!柚希!お前ん家、ファームなんだって?スーパーに売ってるのたまたま買って飲んでみたら、濃厚だった!!すげーな!!カスタード作るにも美味かった!」

「だろ!!うちの牛乳は、うめえんだ!」
「なぁ、柚希んちの牛を見てみたい。今から行ってもいいか?」
「いいけど遠くから見るだけだぞ?牛触るととーちゃん怒るから。」
「いつも思うんだけどなんで遠くからなの?」
ずっと思ってた。小学校の時の職場体験も遠くから見て、そして資料室で質問タイム、試食、だった。
「そりゃー牛がストレスを抱えると乳が出にくくなるからってとーちゃんが言ってた。」

理由...あったんだ。

「とりあえず、ハル行くか!ななみも来る?」
「今日は疲れた~帰る!じゃーね。」
「おう!ななみじゃーな。
柚希早く行こーぜ!!」

ハルがダッシュで行くから、柚希も釣られて走ってる。柚希怒ってる...。疲れてんのに!って。

次の日は2人仲良く話してた。
きっと夢の話もしたんだなぁ。


次の日、部活でみんなに話した。
ハルとコーチは月曜日と土曜日に来ると。

コーチがなんと来ていた。月曜日だからね。
スタイルも顔も綺麗。モデルさんみたいだった。
「中野あきです。」
「俺のかぁちゃん。元ナショナルチームに選ばれてるくらいの実力はあるよ。」
「小学校チームも教えてるから週2しか来れないのよ。ごめんね。あきコーチって呼ばれてるのでみんなも良かったら呼んでね。」
あきコーチは、ニコニコ話してる。

「はい!では、まずは準備運動して、乱打!レベルを個々に見るわね。キビキビやってねぇ~!」
スタートしたが走るのがだらしないと倍走らされた。ニコニコしながらスパルタだった。
あぁ、やっと部活終わった。体が痛い。キツい。もう寝たい。

帰りは、ハルは歩きだ。
今日もハルと帰った。
「ハルさん...体が痛い。あきコーチあんなにニコニコしてスパルタ....。」
「かぁちゃん、コートに入ると結構熱が入るんだ。俺も始めたては同じ感じだった。」
見てて懐かしいーって思ったらしい。

「ななみ。早速一緒に作りたいんだけど。明日の部活後は?作る日程が電話来て、来週の火曜日と決まったんだ。」
「は!?体ボキボキだよー作ったの試食でもいいなら行く...。」

「じゃあ、明日部活後な!美味しいレモンムースにする予定。楽しみにしとけ。」

「ハルありがとう。またね。」
「おーう。またあした。」

レモンムースかぁ。楽しみ。
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