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「ヴィス君、これって何個か持ち帰ってもいい?」
「……ルイ、もしかしてこの発酵種を食べたりしないよな?」
「お酒だから飲んでも美味しいよ?こっちの人はお酒飲まないの?」
「オサケってその発酵種のことだろ?飲まないな」
一緒に呑んだら楽しいそうだと思ったけど、お酒飲まないんだ。残念。
「日本酒の匂い苦手?」
「近くでずっと嗅いでるとクラクラする」
「そっか……料理にも使えるし、果実をつけたら果実酒も作れるんじゃないかな。したことないけど」
お酒は嗜む程度だからね。料理作る方が僕は楽しい。
「そうなのか。でもルイの作ったご飯はすごく美味しかったから、この発酵種を使っても……美味いんだろうな」
ヴィス君は本当に日本酒使うの?っていう目で見てくる。使っちゃうよ。
美味しいってびっくりしてもらえるように、頑張って作ろう。
「美味しいの作れるように頑張るね」
「発酵種……じゃいのがいいけど、絶対美味しいから、ルイのご飯は全部食べる。だから楽しみにしてる」
煮え切れない返事だけど、ヴィス君が沢山食べて、毛が綺麗に生えたら嬉しいな。
日本酒の実を数個もいで、近くにもう一本別の種類の発酵種があるとのことで見に行くと、ミルクの実と共生していた発酵種、チーズだった。
でもチーズはミルクの実の硬い殻に侵入して発酵しており、気温も日本の初夏だからか、発酵し過ぎて腐っちゃったみたい。
匂いも見た目もすごいから、食べる勇気は湧かなかった。だってチーズの色が緑色とか黒なんだもん。食べる勇気もおきなかった。
冬みたいに寒くなったら、条件下が合って、過発酵してないチーズ食べれるようになるかもしれないから、また今度来てみよう。
「チーズに味噌に醤油に……欲しいのいっぱいあるけど、日本酒だけでも大収穫だ」
「まだ食べれる発酵種があるのか?」
ヴィス君が怪訝そうに頭を傾げる。
僕は地球の発酵文化について話した。
「うん。僕らの世界では発酵文化が色んな国であったんだ。僕らの国では醤油とか味噌が有名だけど、他の国にはチーズとかウスターソースとか、すごい臭いを発する臭豆腐とかシュールストレミングとか種類は沢山あるんだよ」
「へぇ、良く知ってるな」
ヴィス君は感心してくれる。僕はちょっと照れながら身の内話をする。
「僕が料理大好きなんだけど、始めは両親を亡くして、必要に駆られてしたんだ。でも作ったり調べたりしたら楽しくてさ。旭が生まれてからは調味料も手作りにハマって、それからは手作りする過程が実験みたいに楽しくなって、手を出せるのはなんでも手を出したんだよ」
酢や味噌、乾物、小麦粉、片栗粉……とりあえずいつも料理に使っている殆どのものは作ってた。もう趣味だね。
「ルイのご両親は亡くなっていたのか」
「うん。お母さんは病気でお父さんは事故」
「そうか」
数秒の沈黙が落ちる。
しまった。会って二日目で話すような内容じゃない。失たなと思っていると、ヴィス君が真面目な顔で僕を見た。
「ルイのご両親に、ルイを産んでくれたことを俺はすごく感謝している。こんなに惹かれたのは初めてだから」
「……!」
ヴィス君がスルリと手を握ってきた。僕はふわふわとした黒い大きな肉球の手を、ゆっくりと握り返す。
「ルイのご両親に会えないのは悲しい。ルイも悲しかっただろう。だがこちらで俺たちは家族になった。俺がルイのことを沢山愛するからな」
「……っ」
なんだかヴィス君の言葉がすごく胸にきた。僕はバクバクと胸を高鳴らせて、顔に熱が集まるのを感じる。
ヴィス君はそれに気づいたようで、歩みを止めて僕の顔のヴェールを緩めた。
「……好きだ」
「…………んっ」
ヴィス君が口にキスを落とした。そしてフレンチキスしかしてこなかったのに、ニュルっと長い舌が僕の口の中に侵入してくる。
僕は少しだけ身体を揺らしただけで、ヴィス君の舌を受け入れた。長い舌が口の中を縦横無尽に貪って、ハァとお互いの息遣いと唾液の音が耳を侵していく。
「ルイ……」
ヴィス君が腰をグイっと僕に突きつけると、密着した身体が変化していることに気づいた。お腹にすごく硬いモノが当たっている。
おそるおそる見ると、ズボン越しでもわかるほどヴィス君の息子が大きくなっていた。
「ヴィ、ヴィス君!」
「……はぁ、ルイを俺のモノにしたい。俺の番にしたい。俺の嫁にしたい。……種付けしたい」
「……っ」
ゾクゾクと背中に電気が走ったようになる。
僕はまるで捕食するかのように迫ってくるヴィス君を拒むこともせず、ヴィス君の腰にゆっくり手を回した。
「ヴィス君……」
「ルイ」
「……貴方達、森の真ん中で発情するのは危険ですよ?」
「「!!!」」
急な声にびっくりして、僕らはパッと離れて声がした方向を見た。そこにはラインさんが呆れた様子で立っている。
「ルイ君が気づかないのはわかりますが、ヴィスは私の気配に気づけないようじゃ命を落としますよ。私がはぐれ恐竜だったらどうするんです?貴方の大切なルイ君も死んでしまいますよ」
「……その通りだ。ルイ、がっついてすまない」
「う、ううん」
ヴィス君が深く謝った。でもヴィス君が悪いわけじゃない、だって僕も受け入れたんだから。
「ルイ、この続きは今日の夜しよう」
「えっ!」
ヴィス君が熱い視線で僕を誘ってきた。ラインさんの前でこんなお願いをするなんて、明け透けと言うか、僕も返答に困る。
(だって『うん』って言いたいけど、はしたないじゃないか……!)
「ヴィス、ルイ君すごく発汗しているので恥ずかしいんじゃないですか?人前で誘われて恥ずかしい獣種もいるので人間種もそうなのかもしれないですよ」
「なるほど。じゃあ後ほど誘おう」
ラインさんもヴィス君の発言に特に気にしていないようだ。……これって種族ギャップ?
「私は帰るんですが、ヴィス達も帰るんですか?」
「そうだな。ルイは食事の準備があるし、そろそろ帰るか」
「サルンさんの群れに行ったら綺麗な布染めがあって交換してきたんです。アカネさんに似合うと思いません?」
「布が大きいし、アサヒとお揃いの服を作ったら喜ぶんじゃないか?」
「いい考えですね。早速チーさんに頼みましょう」
ラインさんは絞り染めのような黄色と朱色の布を持っていた。チーさんとは服などの裁縫を得意とするネズミさんなんだって。
僕たちは談笑しながら帰宅したんだけど、ヴィス君は僕の手を自然と握ってきた。
夜の誘いはまたあるの?慣れない胸の不整脈がちょっと苦しく感じる。
「……ルイ、もしかしてこの発酵種を食べたりしないよな?」
「お酒だから飲んでも美味しいよ?こっちの人はお酒飲まないの?」
「オサケってその発酵種のことだろ?飲まないな」
一緒に呑んだら楽しいそうだと思ったけど、お酒飲まないんだ。残念。
「日本酒の匂い苦手?」
「近くでずっと嗅いでるとクラクラする」
「そっか……料理にも使えるし、果実をつけたら果実酒も作れるんじゃないかな。したことないけど」
お酒は嗜む程度だからね。料理作る方が僕は楽しい。
「そうなのか。でもルイの作ったご飯はすごく美味しかったから、この発酵種を使っても……美味いんだろうな」
ヴィス君は本当に日本酒使うの?っていう目で見てくる。使っちゃうよ。
美味しいってびっくりしてもらえるように、頑張って作ろう。
「美味しいの作れるように頑張るね」
「発酵種……じゃいのがいいけど、絶対美味しいから、ルイのご飯は全部食べる。だから楽しみにしてる」
煮え切れない返事だけど、ヴィス君が沢山食べて、毛が綺麗に生えたら嬉しいな。
日本酒の実を数個もいで、近くにもう一本別の種類の発酵種があるとのことで見に行くと、ミルクの実と共生していた発酵種、チーズだった。
でもチーズはミルクの実の硬い殻に侵入して発酵しており、気温も日本の初夏だからか、発酵し過ぎて腐っちゃったみたい。
匂いも見た目もすごいから、食べる勇気は湧かなかった。だってチーズの色が緑色とか黒なんだもん。食べる勇気もおきなかった。
冬みたいに寒くなったら、条件下が合って、過発酵してないチーズ食べれるようになるかもしれないから、また今度来てみよう。
「チーズに味噌に醤油に……欲しいのいっぱいあるけど、日本酒だけでも大収穫だ」
「まだ食べれる発酵種があるのか?」
ヴィス君が怪訝そうに頭を傾げる。
僕は地球の発酵文化について話した。
「うん。僕らの世界では発酵文化が色んな国であったんだ。僕らの国では醤油とか味噌が有名だけど、他の国にはチーズとかウスターソースとか、すごい臭いを発する臭豆腐とかシュールストレミングとか種類は沢山あるんだよ」
「へぇ、良く知ってるな」
ヴィス君は感心してくれる。僕はちょっと照れながら身の内話をする。
「僕が料理大好きなんだけど、始めは両親を亡くして、必要に駆られてしたんだ。でも作ったり調べたりしたら楽しくてさ。旭が生まれてからは調味料も手作りにハマって、それからは手作りする過程が実験みたいに楽しくなって、手を出せるのはなんでも手を出したんだよ」
酢や味噌、乾物、小麦粉、片栗粉……とりあえずいつも料理に使っている殆どのものは作ってた。もう趣味だね。
「ルイのご両親は亡くなっていたのか」
「うん。お母さんは病気でお父さんは事故」
「そうか」
数秒の沈黙が落ちる。
しまった。会って二日目で話すような内容じゃない。失たなと思っていると、ヴィス君が真面目な顔で僕を見た。
「ルイのご両親に、ルイを産んでくれたことを俺はすごく感謝している。こんなに惹かれたのは初めてだから」
「……!」
ヴィス君がスルリと手を握ってきた。僕はふわふわとした黒い大きな肉球の手を、ゆっくりと握り返す。
「ルイのご両親に会えないのは悲しい。ルイも悲しかっただろう。だがこちらで俺たちは家族になった。俺がルイのことを沢山愛するからな」
「……っ」
なんだかヴィス君の言葉がすごく胸にきた。僕はバクバクと胸を高鳴らせて、顔に熱が集まるのを感じる。
ヴィス君はそれに気づいたようで、歩みを止めて僕の顔のヴェールを緩めた。
「……好きだ」
「…………んっ」
ヴィス君が口にキスを落とした。そしてフレンチキスしかしてこなかったのに、ニュルっと長い舌が僕の口の中に侵入してくる。
僕は少しだけ身体を揺らしただけで、ヴィス君の舌を受け入れた。長い舌が口の中を縦横無尽に貪って、ハァとお互いの息遣いと唾液の音が耳を侵していく。
「ルイ……」
ヴィス君が腰をグイっと僕に突きつけると、密着した身体が変化していることに気づいた。お腹にすごく硬いモノが当たっている。
おそるおそる見ると、ズボン越しでもわかるほどヴィス君の息子が大きくなっていた。
「ヴィ、ヴィス君!」
「……はぁ、ルイを俺のモノにしたい。俺の番にしたい。俺の嫁にしたい。……種付けしたい」
「……っ」
ゾクゾクと背中に電気が走ったようになる。
僕はまるで捕食するかのように迫ってくるヴィス君を拒むこともせず、ヴィス君の腰にゆっくり手を回した。
「ヴィス君……」
「ルイ」
「……貴方達、森の真ん中で発情するのは危険ですよ?」
「「!!!」」
急な声にびっくりして、僕らはパッと離れて声がした方向を見た。そこにはラインさんが呆れた様子で立っている。
「ルイ君が気づかないのはわかりますが、ヴィスは私の気配に気づけないようじゃ命を落としますよ。私がはぐれ恐竜だったらどうするんです?貴方の大切なルイ君も死んでしまいますよ」
「……その通りだ。ルイ、がっついてすまない」
「う、ううん」
ヴィス君が深く謝った。でもヴィス君が悪いわけじゃない、だって僕も受け入れたんだから。
「ルイ、この続きは今日の夜しよう」
「えっ!」
ヴィス君が熱い視線で僕を誘ってきた。ラインさんの前でこんなお願いをするなんて、明け透けと言うか、僕も返答に困る。
(だって『うん』って言いたいけど、はしたないじゃないか……!)
「ヴィス、ルイ君すごく発汗しているので恥ずかしいんじゃないですか?人前で誘われて恥ずかしい獣種もいるので人間種もそうなのかもしれないですよ」
「なるほど。じゃあ後ほど誘おう」
ラインさんもヴィス君の発言に特に気にしていないようだ。……これって種族ギャップ?
「私は帰るんですが、ヴィス達も帰るんですか?」
「そうだな。ルイは食事の準備があるし、そろそろ帰るか」
「サルンさんの群れに行ったら綺麗な布染めがあって交換してきたんです。アカネさんに似合うと思いません?」
「布が大きいし、アサヒとお揃いの服を作ったら喜ぶんじゃないか?」
「いい考えですね。早速チーさんに頼みましょう」
ラインさんは絞り染めのような黄色と朱色の布を持っていた。チーさんとは服などの裁縫を得意とするネズミさんなんだって。
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