164 / 180
第164話 埋没した古代都市にて①
しおりを挟む
明るく照らし出された地下都市。
ここに巣くっていた【混沌の根】はお婆様により無残に退治されてしまった。
あとに残されたのは召喚に使ったと思われる装置と輝く鉱脈となった美しい街だけとなった。
「古代都市、ですか。現代とどう違うんでしょうか」
お婆様たちと共に観光がてらに街を歩く。
あらゆる建物は鉱脈になってしまっているが、看板などの文字やお店の様子などを見ることは可能だった。
街自体は石造りで、所々に金属が使用されている、よくありそうな古代遺跡タイプだ。
地球でもこのような遺跡はいくつかあるのでわかりやすいと思う。
ただ違いといえば、所々に青い水晶が埋め込まれていることだろうか。
軽く調べてみた結果、この青い水晶はどこからか流れてくるエネルギーを受け取って生活に利用するためのもののようで、一種の電気ガス水道と同じような公共インフラのようなもののようだった。
「室内……は入れますね」
「この水晶は昔はよく使われておった。見てみい、あそこに電球のフィラメントのようなものが付いたランプがあるじゃろう?」
お婆様の指さす方向に視線を向ける。
そこには確かに電球の中の発熱する部分と同じようなものが付いたランプが存在していた。
ランプ自体は壁に設置されているため、エネルギーを受け取れるような場所は見当たらない。
「壁に直付けされてますね」
「うむ。建物外部の水晶、【マナクリスタル】というのじゃが、それが中央のマザークリスタルからエネルギーを受け取って建物全体にエネルギーを送り込んでおるのじゃ。今のこの世界ではこの手の技術は作ることが出来ぬゆえ、原始的な方法での灯りが利用されておる。まぁまだ魔術光のランプなどもあるから多少はマシかもしれぬがのぅ」
「ほえー」
確かにお婆様の言う通りかもしれない。
アルテの街はまだ新しいせいか街燈にも魔術光ランプが使用されているようだが、室内は蝋燭というところが多いようだ。
魔術光ランプが多く取り入れられている場所は大神殿関係ばかりなので、神殿地区では魔術光ランプをよく見ることが多い。
「魔術光ランプ自体の構造は単純じゃ。魔石ないしライトの魔法陣を使って常に光らせるだけじゃ。じゃが効率が悪いこともあって維持費がたくさん掛かる。ゆえに一般には浸透せぬ」
「一般市民は高額な維持費を払ってまで明かりを維持しようと思いませんからね」
「うむ。じゃがこのマナクリスタルネットワークは格安で、かつ長い時間使うことができる画期的なシステムでもあるのじゃ。使い方は簡単で地球でいうところの電気みたいな使い方と考えてよい」
お婆様がいつまでの日本を知っていたかはわからないけど、お婆様の言わんとしていることはわかる。
最近はボクのパソコンで色々と情報を調べて勉強しているようだしね。
しかし、このマナクリスタルネットワーク? とかいうやつ良さそうだ。
「古代人ってすごいですね」
ボクは古代の人の知恵に驚きを隠せなかった。
「応用は素晴らしいのぅ。基礎技術はすべて【教授】からじゃが」
「【研究所】ってここでも関わっているんですね。なのに【混沌の根】が発生したと」
「妙な話じゃろ? まぁ理由は想像つくがのぅ」
お婆様はそう言うと小さくため息を吐いた。
「【研究所】ってボクが初めて会った時もそうでしたけど、結構なりふり構わない研究をしている感じでしたよね」
瑞葉を見つけたときもそうだった。
ダンジョンコアに細工をして新しい世界を創造しようとしているほどはちゃめちゃなことをやっているのだ。
もしあのまま新世界が出来ていたらどうなっていただろうか。
「まぁそんな【教授】も遥の眷属となったことで悲願が叶ったようじゃからのぅ。ずいぶん大人しくなったわい」
「そうですね。なんだかいいお爺ちゃんって感じがします。何でも協力してくれますし」
ボクから見た【教授】は今やいいお爺ちゃんだった。
前に訪れた【教授】たちの研究世界を見る限り、自分たちで作ったものやそこに参加してくれる人々には優しさがあるように感じる。
その反面、敵や研究材料には容赦ないイメージもあるのだけど……。
「ともあれ、このマナクリスタルネットワークは利用できるものじゃぞ。そこらに車みたいなのも転がっておるじゃろ?」
お婆様の言葉を聞いて周囲を見てみる。
するとそこには古い形の車のような物体がいくつも存在していた。
まぁ見た目は妖精銀の塊なんだけど……。
「これは所謂【魔力車】じゃ。利用申請することでマザークリスタルからエネルギーを無限に受け取ることができるのじゃよ。EV車みたいなものと考えてよいぞ」
「大昔はこれで街を移動していたわけですわ。そもそもこの場所もこんなに深い森林だったわけじゃありませんでしたから」
瑞歌さんも昔を知っているようで、ボクにそのことを教えてくれた。
「便利ですね。うちにもこのシステム導入しようかなぁ……」
新世界にある現代的な設備はソーラー発電機くらいだしね。
めっちゃ便利ですけど。
「そういえば教授に発電設備について頼んでたんでしたっけ。どうなったかなぁ」
ふとこの前発電所関係について頼んでいたことを思い出した。
さて……。
「まぁいいようになるじゃろ。今更太陽光発電とか教授は使わぬしのぅ。それにこの街と新世界を比べるのは意味がないのじゃ。ここは多量のエネルギーを得るのに理外を使うしか選択肢はなかったが新世界はどうにでもなる。そこが大きな違いじゃ」
「へぇ~。そうなんですね? あれ? ということは、この街が滅びた最大の理由って……」
ボクはこの街が滅びた理由がわかったかもしれない。
「最初から言っておるじゃろう。理外からの召喚じゃ。エネルギーのな」
ここに巣くっていた【混沌の根】はお婆様により無残に退治されてしまった。
あとに残されたのは召喚に使ったと思われる装置と輝く鉱脈となった美しい街だけとなった。
「古代都市、ですか。現代とどう違うんでしょうか」
お婆様たちと共に観光がてらに街を歩く。
あらゆる建物は鉱脈になってしまっているが、看板などの文字やお店の様子などを見ることは可能だった。
街自体は石造りで、所々に金属が使用されている、よくありそうな古代遺跡タイプだ。
地球でもこのような遺跡はいくつかあるのでわかりやすいと思う。
ただ違いといえば、所々に青い水晶が埋め込まれていることだろうか。
軽く調べてみた結果、この青い水晶はどこからか流れてくるエネルギーを受け取って生活に利用するためのもののようで、一種の電気ガス水道と同じような公共インフラのようなもののようだった。
「室内……は入れますね」
「この水晶は昔はよく使われておった。見てみい、あそこに電球のフィラメントのようなものが付いたランプがあるじゃろう?」
お婆様の指さす方向に視線を向ける。
そこには確かに電球の中の発熱する部分と同じようなものが付いたランプが存在していた。
ランプ自体は壁に設置されているため、エネルギーを受け取れるような場所は見当たらない。
「壁に直付けされてますね」
「うむ。建物外部の水晶、【マナクリスタル】というのじゃが、それが中央のマザークリスタルからエネルギーを受け取って建物全体にエネルギーを送り込んでおるのじゃ。今のこの世界ではこの手の技術は作ることが出来ぬゆえ、原始的な方法での灯りが利用されておる。まぁまだ魔術光のランプなどもあるから多少はマシかもしれぬがのぅ」
「ほえー」
確かにお婆様の言う通りかもしれない。
アルテの街はまだ新しいせいか街燈にも魔術光ランプが使用されているようだが、室内は蝋燭というところが多いようだ。
魔術光ランプが多く取り入れられている場所は大神殿関係ばかりなので、神殿地区では魔術光ランプをよく見ることが多い。
「魔術光ランプ自体の構造は単純じゃ。魔石ないしライトの魔法陣を使って常に光らせるだけじゃ。じゃが効率が悪いこともあって維持費がたくさん掛かる。ゆえに一般には浸透せぬ」
「一般市民は高額な維持費を払ってまで明かりを維持しようと思いませんからね」
「うむ。じゃがこのマナクリスタルネットワークは格安で、かつ長い時間使うことができる画期的なシステムでもあるのじゃ。使い方は簡単で地球でいうところの電気みたいな使い方と考えてよい」
お婆様がいつまでの日本を知っていたかはわからないけど、お婆様の言わんとしていることはわかる。
最近はボクのパソコンで色々と情報を調べて勉強しているようだしね。
しかし、このマナクリスタルネットワーク? とかいうやつ良さそうだ。
「古代人ってすごいですね」
ボクは古代の人の知恵に驚きを隠せなかった。
「応用は素晴らしいのぅ。基礎技術はすべて【教授】からじゃが」
「【研究所】ってここでも関わっているんですね。なのに【混沌の根】が発生したと」
「妙な話じゃろ? まぁ理由は想像つくがのぅ」
お婆様はそう言うと小さくため息を吐いた。
「【研究所】ってボクが初めて会った時もそうでしたけど、結構なりふり構わない研究をしている感じでしたよね」
瑞葉を見つけたときもそうだった。
ダンジョンコアに細工をして新しい世界を創造しようとしているほどはちゃめちゃなことをやっているのだ。
もしあのまま新世界が出来ていたらどうなっていただろうか。
「まぁそんな【教授】も遥の眷属となったことで悲願が叶ったようじゃからのぅ。ずいぶん大人しくなったわい」
「そうですね。なんだかいいお爺ちゃんって感じがします。何でも協力してくれますし」
ボクから見た【教授】は今やいいお爺ちゃんだった。
前に訪れた【教授】たちの研究世界を見る限り、自分たちで作ったものやそこに参加してくれる人々には優しさがあるように感じる。
その反面、敵や研究材料には容赦ないイメージもあるのだけど……。
「ともあれ、このマナクリスタルネットワークは利用できるものじゃぞ。そこらに車みたいなのも転がっておるじゃろ?」
お婆様の言葉を聞いて周囲を見てみる。
するとそこには古い形の車のような物体がいくつも存在していた。
まぁ見た目は妖精銀の塊なんだけど……。
「これは所謂【魔力車】じゃ。利用申請することでマザークリスタルからエネルギーを無限に受け取ることができるのじゃよ。EV車みたいなものと考えてよいぞ」
「大昔はこれで街を移動していたわけですわ。そもそもこの場所もこんなに深い森林だったわけじゃありませんでしたから」
瑞歌さんも昔を知っているようで、ボクにそのことを教えてくれた。
「便利ですね。うちにもこのシステム導入しようかなぁ……」
新世界にある現代的な設備はソーラー発電機くらいだしね。
めっちゃ便利ですけど。
「そういえば教授に発電設備について頼んでたんでしたっけ。どうなったかなぁ」
ふとこの前発電所関係について頼んでいたことを思い出した。
さて……。
「まぁいいようになるじゃろ。今更太陽光発電とか教授は使わぬしのぅ。それにこの街と新世界を比べるのは意味がないのじゃ。ここは多量のエネルギーを得るのに理外を使うしか選択肢はなかったが新世界はどうにでもなる。そこが大きな違いじゃ」
「へぇ~。そうなんですね? あれ? ということは、この街が滅びた最大の理由って……」
ボクはこの街が滅びた理由がわかったかもしれない。
「最初から言っておるじゃろう。理外からの召喚じゃ。エネルギーのな」
0
お気に入りに追加
244
あなたにおすすめの小説
転生幼女の怠惰なため息
(◉ɷ◉ )〈ぬこ〉
ファンタジー
ひとり残業中のアラフォー、清水 紗代(しみず さよ)。異世界の神のゴタゴタに巻き込まれ、アッという間に死亡…( ºωº )チーン…
紗世を幼い頃から見守ってきた座敷わらしズがガチギレ⁉💢
座敷わらしズが異世界の神を脅し…ε=o(´ロ`||)ゴホゴホッ説得して異世界での幼女生活スタートっ!!
もう何番煎じかわからない異世界幼女転生のご都合主義なお話です。
全くの初心者となりますので、よろしくお願いします。
作者は極度のとうふメンタルとなっております…
ブラック宮廷から解放されたので、のんびりスローライフを始めます! ~最強ゴーレム使いの気ままな森暮らし~
ヒツキノドカ
ファンタジー
「クレイ・ウェスタ―! 貴様を宮廷から追放する!」
ブラック宮廷に勤めるゴーレム使いのクレイ・ウェスターはある日突然クビを宣告される。
理由は『不当に高い素材を買いあさったこと』とされたが……それはクレイに嫉妬する、宮廷魔術師団長の策略だった。
追放されたクレイは、自由なスローライフを求めて辺境の森へと向かう。
そこで主人公は得意のゴーレム魔術を生かしてあっという間に快適な生活を手に入れる。
一方宮廷では、クレイがいなくなったことで様々なトラブルが発生。
宮廷魔術師団長は知らなかった。
クレイがどれほど宮廷にとって重要な人物だったのか。
そして、自分では穴埋めできないほどにクレイと実力が離れていたことも。
「こんなはずでは……」と嘆きながら宮廷魔術師団長はクレイの元に向かい、戻ってくるように懇願するが、すでに理想の生活を手に入れたクレイにあっさり断られてしまう。
これはブラック宮廷から解放された天才ゴーレム使いの青年が、念願の自由なスローライフを満喫する話。
ーーーーーー
ーーー
※4/29HOTランキングに載ることができました。ご愛読感謝!
※推敲はしていますが、誤字脱字があるかもしれません。
見つけた際はご報告いただけますと幸いです……
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
神の使いでのんびり異世界旅行〜チート能力は、あくまで自由に生きる為に〜
和玄
ファンタジー
連日遅くまで働いていた男は、転倒事故によりあっけなくその一生を終えた。しかし死後、ある女神からの誘いで使徒として異世界で旅をすることになる。
与えられたのは並外れた身体能力を備えた体と、卓越した魔法の才能。
だが骨の髄まで小市民である彼は思った。とにかく自由を第一に異世界を楽しもうと。
地道に進む予定です。
転生受験生の教科書チート生活 ~その知識、学校で習いましたよ?~
hisa
ファンタジー
受験生の少年が、大学受験前にいきなり異世界に転生してしまった。
自称天使に与えられたチートは、社会に出たら役に立たないことで定評のある、学校の教科書。
戦争で下級貴族に成り上がった脳筋親父の英才教育をくぐり抜けて、少年は知識チートで生きていけるのか?
教科書の力で、目指せ異世界成り上がり!!
※なろうとカクヨムにそれぞれ別のスピンオフがあるのでそちらもよろしく!
※第5章に突入しました。
※小説家になろう96万PV突破!
※カクヨム68万PV突破!
※令和4年10月2日タイトルを『転生した受験生の異世界成り上がり 〜生まれは脳筋な下級貴族家ですが、教科書の知識だけで成り上がってやります〜』から変更しました
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
天才女薬学者 聖徳晴子の異世界転生
西洋司
ファンタジー
妙齢の薬学者 聖徳晴子(せいとく・はるこ)は、絶世の美貌の持ち主だ。
彼女は思考の並列化作業を得意とする、いわゆる天才。
精力的にフィールドワークをこなし、ついにエリクサーの開発間際というところで、放火で殺されてしまった。
晴子は、権力者達から、その地位を脅かす存在、「敵」と見做されてしまったのだ。
死後、晴子は天界で女神様からこう提案された。
「あなたは生前7人分の活躍をしましたので、異世界行きのチケットが7枚もあるんですよ。もしよろしければ、一度に使い切ってみては如何ですか?」
晴子はその提案を受け容れ、異世界へと旅立った。
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
ファンタジー
HOT 1位!ファンタジー 3位! ありがとうございます!
父親が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
その他、多数投稿しています!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる