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第157話 鍛冶と建築と大地の神ベルザ、不器用な男
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辺境のアルテ村、もとい辺境の街アルテは徐々に拡大していっている辺境にしては大きめの街だ。
最近はさらに別方向にも拡張しているらしく、職人街なるものが出来始めている。
元々アルテにも鍛冶師はいたようだが、小物修理や農具などの修理がメインだったとのこと。
今回出店し始めた鍛冶屋は生活雑貨を扱わない鍛冶屋がほとんどらしく、村で大事にされていた鍛冶師は仕事が減ることもなくいつも通りの仕事ができているらしい。
なんでも、当事者たちと責任者たちの話し合いの結果なんだそうだ。
というわけでボクたちは今、その職人街にいる。
ここには様々な職人がお店を出していたり、建物ができるまでの臨時店舗として露店を開いている人たちが集まっていた。
「おーい、煉瓦足りねえぞ!」
「木材の供給どうなってんだ! 足んねえぞ!!」
「ええっと、壁の材質は……」
「おいこら、足元うろうろすんな! あぶねえぞ!!」
現在、建築現場はたくさんの職人たちで賑わっていた。
もちろん彼らは大工だったり石工だったりするのだが。
人間のほか、ドワーフやここではお初になる筋骨隆々なオークという種族まで一緒に働いているのだ。
なんとも面白い現場ではないか。
「オーク種族ですか。話には聞いていましたが、本当にいるんですね」
まぁゴブリンにも魔物扱いのゴブリンとそうじゃない亜人としてのゴブリンがいるので、オークも同じだとしても驚かない。
むしろ、初めて見たことで少し感動すらしている。
「亜人としてのオークは数が少ないんです。下手をするとエルフより希少種かもしれませんね」
「そんなにですか?」
「はい。そもそも亜人としてのオークは鍛冶と建築と大地の神ベルザ様の加護を受けています。これは秩序も知識もあると認められた上位オークにしか与えられません。その反面、下級オークと呼ばれる者たちはいわゆる魔物であり、彼らのような姿をしているものはいないのです。たとえるなら太った猪でしょうか」
太った猪とはなかなか面白い表現だと思う。
でもヒンメスさんの言うとおり、今目の前にいるオークたちは鋼のような体つきをしたゴツイ顔の戦士という感じがする。
牙みたいなものは生えていないので、すごく逞しい体の人間といっても問題ないかもしれない。
まぁ若干耳が尖っていて、先端が少し曲がっているのが特徴といえば特徴だろう。
「姪よ、オークについて知りたいのか?」
「え?」
ヒンメスさんと話していると、突然隣からそのような声が聞こえてきた。
振り向いてみると、そこには見覚えのある大柄な男性がいた。
まるでオーガのような……、つまるところベルザ伯父さんだ。
ちなみに、ヒンメスさんのほうを見てみるとすでに跪いている姿が見えた。
すばやい。
「こんにちは伯父さん。ここではどう呼べばいいでしょう?」
「俺のことは【ルー】と呼べ。姪よ」
ベルザ伯父さんはいかつい笑顔を浮かべながらそう教えてくれたのだった。
「ルー伯父さん、オークはどういう種族なんですか?」
日本で知ったイメージだと、オークには複数のタイプがあるはずだ。
醜くて貪欲か、勇敢な戦士か、鍛冶上手かなどだ。
「うむ。上級オークとは勇猛さと知恵を備えた孤高の種族よ。逆に下級オークは卑屈さと貪欲さ、そして醜さと愚かさを備えた種族なのだ」
「勇猛、ですか? 臆病者は上級オークになれないとかそういうことですか?」
オークに臆病者はいないのだろうか? なんとなく気になったことをルー伯父さんにぶつけてみることにした。
「否。臆病でも良いのだ。勇猛さとは戦いだけにあらず。卑怯に走らず愚かな選択をせずそして傲慢で貪欲に走らない者のことである。俺はこれを勇猛なる者と定義づけしている。つまり、生きることに対して真摯であり勇猛であれということなのだ」
「生きることも、戦い?」
「そうだ。さすがは我が姪よ」
ボクの答えを聞いてルー伯父さんは実に満足そうに頷く。
「ではここのオークのまとめ役に姪を紹介しよう。おい、バルカ!」
ルー伯父さんが街中に響く声でその名前を呼んだ。
ルー伯父さんの大きな声はまるで雷鳴のように轟く。
しばらくして、どたどたと大きな音を立ててながら一人のオーク男性がボクたちの前にやってきた。
「王よ、お越しになられているとは!!」
走ってくると同時に、そのオーク男性は見事なジャンピング土下座を行いながら地面を滑走。
ルー伯父さんの足元にたどり着く時には地面に頭を擦り付けて平伏していたのだった。
「バルカ、もう少し静かにはできぬのか。周りのオークが驚いているだろう。あぁよい。そなたらは仕事に集中せい。平伏などせずともよい」
威厳はあるものの、若干困惑気味のルー伯父さん。
一瞬平伏しそうになった周りのオークたちを気遣いそのように声をかけて事なきを得る。
「も、申し訳ありません」
バルカと呼ばれたオーク男性はそう謝罪すると、平伏したまま黙り込んでしまった。
「ルー伯父さん、王ってどういうことですか?」
気になった単語があるので直接質問することにした。
「うむ。俺はこれでも大神殿第一司祭でな。ベルザ神の使徒ということになっているのだ。それゆえ信徒のオークたちからは王と崇められているのだ」
「なるほど。そういうことなんですね」
「アーサー兄も同じようになっておるし、エルザにバーンも同じようになっておるのだ」
「あ、後ろの二人の名前も置き換える感じですか?」
「うむ」
「わかりました」
どうやら愛と美と自然の女神エリサさんや魔法と神秘と魔界の神ハーンさんも同じとのことらしい。
「して、バルカよ」
「はは」
「此度貴様を呼んだのはほかでもない。ここにいる小さな少女だが、俺の姪でな。くれぐれも粗相のないようにするように」
「はっ」
ルー伯父さんがそれだけ伝えると、バルカさんは力強くそう答えた。
「え、ええっと。よ、よろしく、お願いします」
「お嬢、万事お任せくださいませ」
少しぎこちなくなってしまったがなんとか挨拶することができた。
でも、バルカさんから返ってきた返事はまるでどこぞの組織の娘さんのような呼び方だった。
「まぁよい。ヒンメスも頼んだぞ」
「はい、お任せくださいませ」
こうして一通りの顔見せは終わったようだ。
「オークというのは使命を与えておけばそれを愚直に遂行する種族でもある。まぁそう考えた俺が単純ということもあるがな。ハッハッハッ」
「そんなに自虐的に言わなくてもいいんですよ?」
ルー伯父さんは見た目と違って少し繊細なのだろうか?
「まぁそう言うな。父上にも言われておる。そのことは俺自身も自覚しているし、単純な力だけなら父上にもイーサ兄にも負けん。本来はとても強い遥の伯父なのだぞ?」
「確かに強そうですもんね」
ルー伯父さんはいかつくごつく、そして巨体だ。
どう考えてもボクより圧倒的に強いパワーファイターという感じだ。
だが、そんなルー伯父さんから出た言葉はボクのには予想できないものだった。
「だが、そんな俺も若葉の母上である葛葉母上には手も足も出なかったのだ。軽く捻られ負けてしまったのだ」
「えっ」
こんなに強そうなルー伯父さんが、あろうことか華奢なほうでもあるお婆様に負けてしまったのだというのだ。
これが驚かずにいられようか。
「だからな、若葉にも遥にも俺はそのうち負けるかもしれん。葛葉母上と同じものを感じるからな」
「あ、ちょっ」
そんなルー伯父さんは、なぜか柔らかく微笑むと巨大な手でボクの頭をそっと優しくなでてきたのだ。
触れる瞬間、少し怖かったのは内緒だよ?
「ゆえに、俺では戦力的な意味では力になれぬかもしれぬ。だが、鍛冶などでは援護ができる」
「そうですね。うん。わかりました」
ルー伯父さんが突然そんなことを言った理由、少し理解できたかもしれない。
ルー伯父さんはボクの手助けをしたかったのだ。
でも、お婆様のことを若干引きずっているルー伯父さんは自分は戦力になれないと思っているのだ。
だから信徒代表のような人を紹介し、できるだけ手助けしようとしてくれているのだと思う。
不器用なやさしさなのかもしれない。
「ありがとう、ございます」
「うむ」
ボクはルー伯父さんについて、少しだけわかったかもしれなかった。
最近はさらに別方向にも拡張しているらしく、職人街なるものが出来始めている。
元々アルテにも鍛冶師はいたようだが、小物修理や農具などの修理がメインだったとのこと。
今回出店し始めた鍛冶屋は生活雑貨を扱わない鍛冶屋がほとんどらしく、村で大事にされていた鍛冶師は仕事が減ることもなくいつも通りの仕事ができているらしい。
なんでも、当事者たちと責任者たちの話し合いの結果なんだそうだ。
というわけでボクたちは今、その職人街にいる。
ここには様々な職人がお店を出していたり、建物ができるまでの臨時店舗として露店を開いている人たちが集まっていた。
「おーい、煉瓦足りねえぞ!」
「木材の供給どうなってんだ! 足んねえぞ!!」
「ええっと、壁の材質は……」
「おいこら、足元うろうろすんな! あぶねえぞ!!」
現在、建築現場はたくさんの職人たちで賑わっていた。
もちろん彼らは大工だったり石工だったりするのだが。
人間のほか、ドワーフやここではお初になる筋骨隆々なオークという種族まで一緒に働いているのだ。
なんとも面白い現場ではないか。
「オーク種族ですか。話には聞いていましたが、本当にいるんですね」
まぁゴブリンにも魔物扱いのゴブリンとそうじゃない亜人としてのゴブリンがいるので、オークも同じだとしても驚かない。
むしろ、初めて見たことで少し感動すらしている。
「亜人としてのオークは数が少ないんです。下手をするとエルフより希少種かもしれませんね」
「そんなにですか?」
「はい。そもそも亜人としてのオークは鍛冶と建築と大地の神ベルザ様の加護を受けています。これは秩序も知識もあると認められた上位オークにしか与えられません。その反面、下級オークと呼ばれる者たちはいわゆる魔物であり、彼らのような姿をしているものはいないのです。たとえるなら太った猪でしょうか」
太った猪とはなかなか面白い表現だと思う。
でもヒンメスさんの言うとおり、今目の前にいるオークたちは鋼のような体つきをしたゴツイ顔の戦士という感じがする。
牙みたいなものは生えていないので、すごく逞しい体の人間といっても問題ないかもしれない。
まぁ若干耳が尖っていて、先端が少し曲がっているのが特徴といえば特徴だろう。
「姪よ、オークについて知りたいのか?」
「え?」
ヒンメスさんと話していると、突然隣からそのような声が聞こえてきた。
振り向いてみると、そこには見覚えのある大柄な男性がいた。
まるでオーガのような……、つまるところベルザ伯父さんだ。
ちなみに、ヒンメスさんのほうを見てみるとすでに跪いている姿が見えた。
すばやい。
「こんにちは伯父さん。ここではどう呼べばいいでしょう?」
「俺のことは【ルー】と呼べ。姪よ」
ベルザ伯父さんはいかつい笑顔を浮かべながらそう教えてくれたのだった。
「ルー伯父さん、オークはどういう種族なんですか?」
日本で知ったイメージだと、オークには複数のタイプがあるはずだ。
醜くて貪欲か、勇敢な戦士か、鍛冶上手かなどだ。
「うむ。上級オークとは勇猛さと知恵を備えた孤高の種族よ。逆に下級オークは卑屈さと貪欲さ、そして醜さと愚かさを備えた種族なのだ」
「勇猛、ですか? 臆病者は上級オークになれないとかそういうことですか?」
オークに臆病者はいないのだろうか? なんとなく気になったことをルー伯父さんにぶつけてみることにした。
「否。臆病でも良いのだ。勇猛さとは戦いだけにあらず。卑怯に走らず愚かな選択をせずそして傲慢で貪欲に走らない者のことである。俺はこれを勇猛なる者と定義づけしている。つまり、生きることに対して真摯であり勇猛であれということなのだ」
「生きることも、戦い?」
「そうだ。さすがは我が姪よ」
ボクの答えを聞いてルー伯父さんは実に満足そうに頷く。
「ではここのオークのまとめ役に姪を紹介しよう。おい、バルカ!」
ルー伯父さんが街中に響く声でその名前を呼んだ。
ルー伯父さんの大きな声はまるで雷鳴のように轟く。
しばらくして、どたどたと大きな音を立ててながら一人のオーク男性がボクたちの前にやってきた。
「王よ、お越しになられているとは!!」
走ってくると同時に、そのオーク男性は見事なジャンピング土下座を行いながら地面を滑走。
ルー伯父さんの足元にたどり着く時には地面に頭を擦り付けて平伏していたのだった。
「バルカ、もう少し静かにはできぬのか。周りのオークが驚いているだろう。あぁよい。そなたらは仕事に集中せい。平伏などせずともよい」
威厳はあるものの、若干困惑気味のルー伯父さん。
一瞬平伏しそうになった周りのオークたちを気遣いそのように声をかけて事なきを得る。
「も、申し訳ありません」
バルカと呼ばれたオーク男性はそう謝罪すると、平伏したまま黙り込んでしまった。
「ルー伯父さん、王ってどういうことですか?」
気になった単語があるので直接質問することにした。
「うむ。俺はこれでも大神殿第一司祭でな。ベルザ神の使徒ということになっているのだ。それゆえ信徒のオークたちからは王と崇められているのだ」
「なるほど。そういうことなんですね」
「アーサー兄も同じようになっておるし、エルザにバーンも同じようになっておるのだ」
「あ、後ろの二人の名前も置き換える感じですか?」
「うむ」
「わかりました」
どうやら愛と美と自然の女神エリサさんや魔法と神秘と魔界の神ハーンさんも同じとのことらしい。
「して、バルカよ」
「はは」
「此度貴様を呼んだのはほかでもない。ここにいる小さな少女だが、俺の姪でな。くれぐれも粗相のないようにするように」
「はっ」
ルー伯父さんがそれだけ伝えると、バルカさんは力強くそう答えた。
「え、ええっと。よ、よろしく、お願いします」
「お嬢、万事お任せくださいませ」
少しぎこちなくなってしまったがなんとか挨拶することができた。
でも、バルカさんから返ってきた返事はまるでどこぞの組織の娘さんのような呼び方だった。
「まぁよい。ヒンメスも頼んだぞ」
「はい、お任せくださいませ」
こうして一通りの顔見せは終わったようだ。
「オークというのは使命を与えておけばそれを愚直に遂行する種族でもある。まぁそう考えた俺が単純ということもあるがな。ハッハッハッ」
「そんなに自虐的に言わなくてもいいんですよ?」
ルー伯父さんは見た目と違って少し繊細なのだろうか?
「まぁそう言うな。父上にも言われておる。そのことは俺自身も自覚しているし、単純な力だけなら父上にもイーサ兄にも負けん。本来はとても強い遥の伯父なのだぞ?」
「確かに強そうですもんね」
ルー伯父さんはいかつくごつく、そして巨体だ。
どう考えてもボクより圧倒的に強いパワーファイターという感じだ。
だが、そんなルー伯父さんから出た言葉はボクのには予想できないものだった。
「だが、そんな俺も若葉の母上である葛葉母上には手も足も出なかったのだ。軽く捻られ負けてしまったのだ」
「えっ」
こんなに強そうなルー伯父さんが、あろうことか華奢なほうでもあるお婆様に負けてしまったのだというのだ。
これが驚かずにいられようか。
「だからな、若葉にも遥にも俺はそのうち負けるかもしれん。葛葉母上と同じものを感じるからな」
「あ、ちょっ」
そんなルー伯父さんは、なぜか柔らかく微笑むと巨大な手でボクの頭をそっと優しくなでてきたのだ。
触れる瞬間、少し怖かったのは内緒だよ?
「ゆえに、俺では戦力的な意味では力になれぬかもしれぬ。だが、鍛冶などでは援護ができる」
「そうですね。うん。わかりました」
ルー伯父さんが突然そんなことを言った理由、少し理解できたかもしれない。
ルー伯父さんはボクの手助けをしたかったのだ。
でも、お婆様のことを若干引きずっているルー伯父さんは自分は戦力になれないと思っているのだ。
だから信徒代表のような人を紹介し、できるだけ手助けしようとしてくれているのだと思う。
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