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第6話 お江戸と大稲荷と神様のお仕事
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この江戸では猫の獣人が一番多いそうで、次が兎の獣人、犬の獣人、狼の獣人、羊の獣人、牛の獣人、と各種獣人が続き最後に狐の獣人が少数ではあるものの暮らしているそうです。
なので今日のようなお祭り会場に行くと人間の次に猫獣人をたくさん見かけることになるようです。
でも、猫耳猫尻尾付いてると可愛いしお得感ありますよね?
そんな江戸ですが、ここ大稲荷でも各種獣人さんたちが働いているようです。
聞いた話ですが、2人いる管理者のうちの1人である宮司さんは人間さんで、同じく管理者の巫女は狐の獣人なんだそうです。
しかも、この巫女のほうが将軍、つまり現公方様の五女なんだとか。
つまり正真正銘のお姫様というやつです!
「大稲荷の一番奥にある本殿が私たちの向かう場所になります」
「本殿というと、うちの神社にもあるやつですか?」
妖精郷にある私の家の領地にも神社がありますし、人間界側にもあったりします。
その神社の本殿の中は少し広めのお部屋になっているんです。
とはいえ、ほかにそんな本殿があるの神社はまずありません。
まぁ探せばあるかもしれませんけどね。
「はい、ここは外から見えない作りになっているので広めに作ってあるんです。ご神体には尾を模した木彫りの置物が置いてあるんですよ」
「へぇ~」
ラティスは私関連の施設のことについてはよく知っています。
まぁ領地は別ですけど、何がどうしてこうなったのかをたくさん話してくれるので、聞いてとても楽しいです。
私はラティスの案内に沿って道を進んでいきます。
境内は思ったよりも広く、いくつもの鳥居が私たちを出迎えてくれます。
簡単な見取り図も設置されていたので確認してみると、大鳥居2基の奥に拝殿があり、いくつかの小道の脇に小さな鳥居と社がたくさんあるようです。
その境内のうち、参道は一番外の大鳥居の外まで伸びていて、そこから先にもいくつか大鳥居があるようです。
その付近を仲見世通りなどと呼んでいるようで、たくさんのお店立ち並んでいるようです。
浅草と伏見の間くらいのイメージでしょうか。
拝殿手前には社務所があり、その少し奥には大きな何かの建物が存在していました。
さらにそこから奥に行くと、玉垣という壁で囲われた場所が存在しています。
ここが本殿のようです。
「本殿に入るにはいくつかのルートがありますが、拝殿の脇から拝殿後ろにある廊下を通って本殿内に入ります。途中巫女の部屋前を通るのでご注意ください」
「はーい」
ラティスに手を引かれながら進んでいくと時々神職の人たちとすれ違う。
でも彼らには私たちは見えていないしぶつかることもないのでただただ通り過ぎるだけだ。
この大稲荷は特殊な場所ということもあるせいか、男女種族関係なく神職にも就いているらしい。
人間、猫耳兎耳狼耳とここはケモ耳パラダイスです。
もふもふパラダイスと言い換えてもいいかもしれません。
モフパラ! モフパラ!
「ここを曲がると本殿へ続く廊下なのですが、巫女に見つからないように通過しましょう」
「え? またどうしてですか?」
「今回の江戸大稲荷の巫女はご存じの通り今代将軍の娘なのですが、狐の獣人ですよね?」
「はい」
そのあたりについては事前に調べているので知ってはいるのですが、どうやらそのあたりに問題があるようです。
「呪力が強い少女ででして、妖力にも適性があるようです。つまり……」
「なるほど。眷属候補と」
「はい。その上重度の狐好きでして、部屋には狐のぬいぐるみがたくさんあるようです」
「ぬいぐるみ文化なんてあったんですか!?」
さすがにそれは知りませんでした。
どんなぬいぐるみがあるのでしょうか。
「口止めされていましたが入手元は天照様です。こっそり人間に化けて露店で売っていましたので」
「あぁ、だからあそこにあったのですか……」
こちらの妖精郷で見かけた見覚えのある鳥居。
あれはあーちゃんの物でした。
なるほど。
「それにしても狐が狐好きとは……。まぁ私も狐のぬいぐるみ持ってますけど。10体ほど」
「江戸は特に狐好きの方多いですからね~」
そう言って朗らかに笑うラティス。
一体この江戸の狐ブームはなんなんでしょう。
そんなことを考えながらもゆっくり部屋の前を通ります。
さすがにばれないとは思いますが、果たして……。
「そ~っと、そ~っと」
「ご主人様、気をつけてくださいね」
ばれないようにそっと注意して歩いていたその時。
「何やら極上の狐の気配を感じました!」
そんな声が聞こえると同時にバンと部屋の障子が開かれ、中から黒髪の美少女が飛び出してきました。
その頭にはきれいな狐耳、そして狐の尾が生えています。
この子が噂の将軍家の姫でしょうか。
「むむむ? いない? いえ、これは……」
黒髪の狐の美少女は辺りをきょろきょろと見まわしますが、私たちを見つけられないようです。
しかしそれも少しのこと、次の瞬間には私たちの居場所がバレました。
「いたー!! いましたー!!」
ぶんぶんと尾を振りながら嬉しそうに近寄ってくる美少女。
これはまずいです……。
「ご主人様、急ぎましょう」
「えっ? えぇ!?」
考えてみれば悪いことをしているわけではないはずです。
なのにラティスに手を引かれ、私は本殿へと駆け抜けることに。
「あぁ~ん、まってえええええ」
「巫女様、一体どうなさったのですか!?」
「巫女様!」
「巫女様!!」
駆け抜けていく私たちを追おうとしていた黒髪の美少女は、大声を聞いてあちこちから集まってきた神職の人たちに囲まれてしまいました。
全員女性なところを見ると、何やら制限があるように思えます。
「違うの! 神様がいたの! 私の神様!」
「最近よくある妄想ですか? ここのところ神様がやってくるとずっと言っていますが……」
「巫女様に予知能力はなかったはずですけど」
「う~ん。一度公儀に問い合わせてみますか」
どうやらこの巫女さんは予知能力はないものの、何か繋がりを感じる能力はある様子です。
私の領地の巫女に欲しい人材かもしれません。
しかし江戸の女性は色々な髪形をしているんですね。
集まってきた女性を見る限り長かったり短かったり、結構自由なようです。
資料では同じような結い方をしているのをよく見ていましたが、こちらの江戸ではそうでもないようです。
まぁ髪の長い人でも後ろで結って纏めている人はいるようですが。
「ご主人様、今のうちに本殿に入ります。結界をお願いしますね」
「は~い」
変なことを考えつつもなんとか手を引かれて本殿に入ることに成功しました。
それと同時に人が入ってこれないように結界を張っておきます。
ちょっとの間ですが、ここでやらなければいけないことがあるからです。
「ふぅ。何とかなりましたね。とりあえず道を繋げてしまいましょうか」
「そうですね。いつでも来れるようにしておくのは大事ですし」
というわけで鳥居以外からもこちらに来れるように領地と江戸大稲荷の本殿を繋げておきます。
ちなみにこれと同じことを京の大稲荷でもやらなければいけません。
あちらもあちらで大変なんだろうなぁ……。
「さて、お次は軽くですが参拝者の願いの選別をしてしまいましょうか。大稲荷と繋がったことで領地でもできる仕事ですが、どうせなのでちょっとやっていきましょう」
「もしかしてお母様がよくやっているやつですか?」
願いの選別。
信仰を得ていると参拝者から色々なお願い事が集まってきます。
その中で叶えるべきもの、叶えずに却下するもの、ほかの神様に任せるもの、努力すれば叶うと条件を付けるものとに分けていきます。
ちなみに私はやったことありませんけどね。
「ではまずは壇の上に上がり、座ってください」
「はい」
言われるままに一段高くなっている畳敷きの壇の上に上がります。
そしてちょうど真ん中くらいに座ると、目の前に小さな書き物机のようなものが現れました。
どうやら専用の道具のようです。
「そうしましたら、机の上にいくつか短冊のようなものが出るので手に取り両手で挟んでから開くようにしてみてください」
教えられたとおりに短冊のような何かを手に取り、両手で挟んでから開いていきます。
すると挟まれた短冊がまるで折りたたまれた紙か何かのように開き、その中から文字が浮かび上がってきました。
「次はその願いを叶えるかどうか決めてください。ご主人様が決めれば決めたことがそのまま反映されますので」
「わ、わかりました」
最初に手に取った願いは『良縁が得られますように』というものでした。
どうやら結婚に関するもののようです。
早速縁結びの神様に回すことにしました。
「えっと、次……」
次に手に取ったのは出会いに関するものでした。
『可愛い妖狐の少女と知り合えますように』という内容ですが、何やらよこしまなものを感じます。
この、じゃなんとかさん、五文字の人には悪いですが却下することにします。
「次は……宝くじ? 富くじではなく?」
願いの内容は宝くじが当たりますようにというものでした。
てっきり富くじかと思っていたのですが……。
「宝くじは公儀が始めた宝船型に切り抜かれた紙のくじですね。別命宝船くじです」
「はえ~……」
どうやら私の知らないこともあるようです。
この江戸、思ったより別の進化をしているのかもしれません。
日本の江戸と考えてはいけないかも。
「努力すれば叶うにしておきましょう。金額は知りませんが」
この方の努力次第で当たるようにしておきます。
でもどのくらいの金額になるんでしょうね?
「なかなか順調なようですね。願いは叶えるごとに信仰ポイントを入手できます。このポイントは専用の交換所で使用することができ、他の物に交換したりすることができます。どんどんこなしていきましょう」
「おぉ~。いわゆるお給料ですね」
「ま、まぁ……」
初めてのお仕事ですが、まぁまぁなんじゃないでしょうか。
ある程度終えたら領地関連の許可を取りに行きましょう。
なので今日のようなお祭り会場に行くと人間の次に猫獣人をたくさん見かけることになるようです。
でも、猫耳猫尻尾付いてると可愛いしお得感ありますよね?
そんな江戸ですが、ここ大稲荷でも各種獣人さんたちが働いているようです。
聞いた話ですが、2人いる管理者のうちの1人である宮司さんは人間さんで、同じく管理者の巫女は狐の獣人なんだそうです。
しかも、この巫女のほうが将軍、つまり現公方様の五女なんだとか。
つまり正真正銘のお姫様というやつです!
「大稲荷の一番奥にある本殿が私たちの向かう場所になります」
「本殿というと、うちの神社にもあるやつですか?」
妖精郷にある私の家の領地にも神社がありますし、人間界側にもあったりします。
その神社の本殿の中は少し広めのお部屋になっているんです。
とはいえ、ほかにそんな本殿があるの神社はまずありません。
まぁ探せばあるかもしれませんけどね。
「はい、ここは外から見えない作りになっているので広めに作ってあるんです。ご神体には尾を模した木彫りの置物が置いてあるんですよ」
「へぇ~」
ラティスは私関連の施設のことについてはよく知っています。
まぁ領地は別ですけど、何がどうしてこうなったのかをたくさん話してくれるので、聞いてとても楽しいです。
私はラティスの案内に沿って道を進んでいきます。
境内は思ったよりも広く、いくつもの鳥居が私たちを出迎えてくれます。
簡単な見取り図も設置されていたので確認してみると、大鳥居2基の奥に拝殿があり、いくつかの小道の脇に小さな鳥居と社がたくさんあるようです。
その境内のうち、参道は一番外の大鳥居の外まで伸びていて、そこから先にもいくつか大鳥居があるようです。
その付近を仲見世通りなどと呼んでいるようで、たくさんのお店立ち並んでいるようです。
浅草と伏見の間くらいのイメージでしょうか。
拝殿手前には社務所があり、その少し奥には大きな何かの建物が存在していました。
さらにそこから奥に行くと、玉垣という壁で囲われた場所が存在しています。
ここが本殿のようです。
「本殿に入るにはいくつかのルートがありますが、拝殿の脇から拝殿後ろにある廊下を通って本殿内に入ります。途中巫女の部屋前を通るのでご注意ください」
「はーい」
ラティスに手を引かれながら進んでいくと時々神職の人たちとすれ違う。
でも彼らには私たちは見えていないしぶつかることもないのでただただ通り過ぎるだけだ。
この大稲荷は特殊な場所ということもあるせいか、男女種族関係なく神職にも就いているらしい。
人間、猫耳兎耳狼耳とここはケモ耳パラダイスです。
もふもふパラダイスと言い換えてもいいかもしれません。
モフパラ! モフパラ!
「ここを曲がると本殿へ続く廊下なのですが、巫女に見つからないように通過しましょう」
「え? またどうしてですか?」
「今回の江戸大稲荷の巫女はご存じの通り今代将軍の娘なのですが、狐の獣人ですよね?」
「はい」
そのあたりについては事前に調べているので知ってはいるのですが、どうやらそのあたりに問題があるようです。
「呪力が強い少女ででして、妖力にも適性があるようです。つまり……」
「なるほど。眷属候補と」
「はい。その上重度の狐好きでして、部屋には狐のぬいぐるみがたくさんあるようです」
「ぬいぐるみ文化なんてあったんですか!?」
さすがにそれは知りませんでした。
どんなぬいぐるみがあるのでしょうか。
「口止めされていましたが入手元は天照様です。こっそり人間に化けて露店で売っていましたので」
「あぁ、だからあそこにあったのですか……」
こちらの妖精郷で見かけた見覚えのある鳥居。
あれはあーちゃんの物でした。
なるほど。
「それにしても狐が狐好きとは……。まぁ私も狐のぬいぐるみ持ってますけど。10体ほど」
「江戸は特に狐好きの方多いですからね~」
そう言って朗らかに笑うラティス。
一体この江戸の狐ブームはなんなんでしょう。
そんなことを考えながらもゆっくり部屋の前を通ります。
さすがにばれないとは思いますが、果たして……。
「そ~っと、そ~っと」
「ご主人様、気をつけてくださいね」
ばれないようにそっと注意して歩いていたその時。
「何やら極上の狐の気配を感じました!」
そんな声が聞こえると同時にバンと部屋の障子が開かれ、中から黒髪の美少女が飛び出してきました。
その頭にはきれいな狐耳、そして狐の尾が生えています。
この子が噂の将軍家の姫でしょうか。
「むむむ? いない? いえ、これは……」
黒髪の狐の美少女は辺りをきょろきょろと見まわしますが、私たちを見つけられないようです。
しかしそれも少しのこと、次の瞬間には私たちの居場所がバレました。
「いたー!! いましたー!!」
ぶんぶんと尾を振りながら嬉しそうに近寄ってくる美少女。
これはまずいです……。
「ご主人様、急ぎましょう」
「えっ? えぇ!?」
考えてみれば悪いことをしているわけではないはずです。
なのにラティスに手を引かれ、私は本殿へと駆け抜けることに。
「あぁ~ん、まってえええええ」
「巫女様、一体どうなさったのですか!?」
「巫女様!」
「巫女様!!」
駆け抜けていく私たちを追おうとしていた黒髪の美少女は、大声を聞いてあちこちから集まってきた神職の人たちに囲まれてしまいました。
全員女性なところを見ると、何やら制限があるように思えます。
「違うの! 神様がいたの! 私の神様!」
「最近よくある妄想ですか? ここのところ神様がやってくるとずっと言っていますが……」
「巫女様に予知能力はなかったはずですけど」
「う~ん。一度公儀に問い合わせてみますか」
どうやらこの巫女さんは予知能力はないものの、何か繋がりを感じる能力はある様子です。
私の領地の巫女に欲しい人材かもしれません。
しかし江戸の女性は色々な髪形をしているんですね。
集まってきた女性を見る限り長かったり短かったり、結構自由なようです。
資料では同じような結い方をしているのをよく見ていましたが、こちらの江戸ではそうでもないようです。
まぁ髪の長い人でも後ろで結って纏めている人はいるようですが。
「ご主人様、今のうちに本殿に入ります。結界をお願いしますね」
「は~い」
変なことを考えつつもなんとか手を引かれて本殿に入ることに成功しました。
それと同時に人が入ってこれないように結界を張っておきます。
ちょっとの間ですが、ここでやらなければいけないことがあるからです。
「ふぅ。何とかなりましたね。とりあえず道を繋げてしまいましょうか」
「そうですね。いつでも来れるようにしておくのは大事ですし」
というわけで鳥居以外からもこちらに来れるように領地と江戸大稲荷の本殿を繋げておきます。
ちなみにこれと同じことを京の大稲荷でもやらなければいけません。
あちらもあちらで大変なんだろうなぁ……。
「さて、お次は軽くですが参拝者の願いの選別をしてしまいましょうか。大稲荷と繋がったことで領地でもできる仕事ですが、どうせなのでちょっとやっていきましょう」
「もしかしてお母様がよくやっているやつですか?」
願いの選別。
信仰を得ていると参拝者から色々なお願い事が集まってきます。
その中で叶えるべきもの、叶えずに却下するもの、ほかの神様に任せるもの、努力すれば叶うと条件を付けるものとに分けていきます。
ちなみに私はやったことありませんけどね。
「ではまずは壇の上に上がり、座ってください」
「はい」
言われるままに一段高くなっている畳敷きの壇の上に上がります。
そしてちょうど真ん中くらいに座ると、目の前に小さな書き物机のようなものが現れました。
どうやら専用の道具のようです。
「そうしましたら、机の上にいくつか短冊のようなものが出るので手に取り両手で挟んでから開くようにしてみてください」
教えられたとおりに短冊のような何かを手に取り、両手で挟んでから開いていきます。
すると挟まれた短冊がまるで折りたたまれた紙か何かのように開き、その中から文字が浮かび上がってきました。
「次はその願いを叶えるかどうか決めてください。ご主人様が決めれば決めたことがそのまま反映されますので」
「わ、わかりました」
最初に手に取った願いは『良縁が得られますように』というものでした。
どうやら結婚に関するもののようです。
早速縁結びの神様に回すことにしました。
「えっと、次……」
次に手に取ったのは出会いに関するものでした。
『可愛い妖狐の少女と知り合えますように』という内容ですが、何やらよこしまなものを感じます。
この、じゃなんとかさん、五文字の人には悪いですが却下することにします。
「次は……宝くじ? 富くじではなく?」
願いの内容は宝くじが当たりますようにというものでした。
てっきり富くじかと思っていたのですが……。
「宝くじは公儀が始めた宝船型に切り抜かれた紙のくじですね。別命宝船くじです」
「はえ~……」
どうやら私の知らないこともあるようです。
この江戸、思ったより別の進化をしているのかもしれません。
日本の江戸と考えてはいけないかも。
「努力すれば叶うにしておきましょう。金額は知りませんが」
この方の努力次第で当たるようにしておきます。
でもどのくらいの金額になるんでしょうね?
「なかなか順調なようですね。願いは叶えるごとに信仰ポイントを入手できます。このポイントは専用の交換所で使用することができ、他の物に交換したりすることができます。どんどんこなしていきましょう」
「おぉ~。いわゆるお給料ですね」
「ま、まぁ……」
初めてのお仕事ですが、まぁまぁなんじゃないでしょうか。
ある程度終えたら領地関連の許可を取りに行きましょう。
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