≪最つよ≫もふかわお狐様は異世界で休暇中です。連絡は最寄りの巫女までお願いします〜美少女お狐様の異世界のんびり休暇ライフ日記〜

じゃくまる

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プロローグ~転移・宇宙・そして土地を開拓しよう~

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 「雛菊様、本当に行かれてしまうのですか?」

 私の巫女が寂しそうな表情を浮かべてそう言いますが。
 しかし私こと【狐宮雛菊(こみやひなぎく)】は決めたのです。
 今しかできないことなんです!

「別に今生の別れではないですよ? とりあえず1年くらい休暇もを取りたいんです。ついでに私が昇神した際に作った異世界の私の土地を開拓するだけです。それにお留守番にはお母様もいるでしょ?」
「それはそうですが……。でも白百合様は現在高天原にいらっしゃいますし、この日本にいつお戻りになるかわかりませんので……」

 私の巫女がため息を吐きながらそう話します。
 巫女の言う【白百合(しらゆり)】は私の母である大妖狐の名前です。
 もっとも、昔は大陸の方にいたらしいのですが。
 大陸にいたときは別の名前を名乗っていたと聞きましたけどね。

「そう悲観しなくても大丈夫ですよ。一旦週末には戻ってくるつもりですしね。杏も少し羽根を伸ばしてみたらどうですか?」
「お狐様成分がないのは少し寂しいですよ~」

 私たちがちょっとの間いないというだけでずいぶん寂しそうな顔をするものです。
 とはいえ、私も15歳。
 妖狐としてはまだまだ幼い存在ですが色々とやっておかなければいけないこともある年齢です。
 今回の異世界での休暇の後、日本でも色々と頑張らなければいけないのです。
 具体的には進学をする必要があったり……。

「杏の気持ちもわかります。ある程度落ち着いたら杏も呼びますからそれまで我慢してください」
「うぅ……。はい……」

 私の巫女である【八坂杏(やさかあんず)】は今年で15歳の黒髪の可愛らしい若い女の子です。
 見た目は私より若干お姉さんですが、私は成長が遅いほうなので仕方がないとあきらめています。
 杏は杏で私と色々近いこともあって良く懐いてくれているようです。
 ちなみに、妖種の10歳は人間でいうところの1歳くらいと同じですね。

「杏は本当に狐が好きですよね」
「はい! 妖狐も好きですし動物の狐も大好きなんです!」
「時々私尻尾に抱き着いてるのでそのあたりは分かります」
「えへへ」

 杏は重度の狐好きである。
 家族旅行はキツネ村に行くほどなのだから相当だと思います。
 お部屋にも行ったことがありますが、可愛らしい部屋の中には狐のぬいぐるみが山ほど置いてありましたしね。
 まぁ杏の狐好きもおそらくご両親の影響なのでしょうけど。

 杏の実家である【八坂家】は本家から離れた後、私たちの住む【妖精郷(ようせいきょう)】へと移住してきました。
 私が生まれる前の話で、お母様がやんちゃをしていた頃まで遡るそうです。
 その時から色々あって、代々私たちのことを祀る神社の祭司をしているとのことです。
 ちなみにお母様は私より4cmほど身長が高いです。
 私137cmなんですけどね。

「そういえば、何で異世界で休暇なんですか?」
「あ、そういえば説明していませんでしたね。えっとですね……」

 簡単に説明すると私が作った世界ではあるもののお母様要素も取り入れて色々と実験的に地球を再現したのが今回行く異世界です。
 妖力を薄めて混ぜて作った【魔力】がある世界で、管理者となる神族も作られました。
 まぁ管理者にも色々といるのでそのあたりは後程。
 
 今回行く異世界で地球と大きく違うところはやはり欧州を模した西方世界でしょうか。
 この辺りは異世界ヨーロッパ風世界です。
 まぁちょっととある事件が起きて今のヨーロッパとは違う地形が出来てしまったんですけどね。
 おかげで西方世界はちょっと混沌としています。
 後程説明しますが、ちょっと影響というかバグが発生しているのです。

 そんな西方世界とは別に海で繋がった東方世界というのもあります。
 文化的には中国風な国と若干大きめになった島国日本のコピーである日ノ本が存在します。
 ちなみにその日ノ本に私の領地があったりします。
 文化の年代的には江戸時代後期に近かったはず……。

「へぇ~。日ノ本ってどこが治めてるんですか?」
「えっと、再現なので【徳川家】ですね。家康さん以外は名前違ったりしていますけど。西の方は【イザナギ】様と【イザナミ】様にもお手伝いいただいた関係で天皇家が存在していますよ。基本的には日本と同じと思ってもらっていいです。まぁ海外から船で入れるのは長崎方面にある出島だけに制限しましたけど」

 現在日ノ本本土には日ノ本の人か許可した転生者・転移者以外は入れないようにしているのです。
 まぁ転移者・転生者のほとんどは西方世界を好むそうですが。
 ちなみに、九州は暫定的に【火国(かこく)】と名乗らせていて、副将軍家がその地を治めるという形態を取っています。
 これは本土を隠すためのカモフラージュですね。
 本土を隠している理由は単純で、技術情報を与えつつ様子を見ることでどういう風に成長していくのかが知りたかったからです。
 
「なんだか変わったことをしているんですね。単純に歴史の再現ってわけじゃなさそうです」
「歴史の再現はしませんよ? それに守護契約もしていますし」
「守護契約とは?」

 守護契約。
 それは日ノ本の天皇家と将軍家の両者を交えて交わした本土を守るための契約です。
 しかし、守るのは本土のみで海外遠征による領土獲得は対象外。
 しかも日ノ本とは認められないというおまけつきです。
 そのためか外征をやめたという経緯もあったりします。
 契約の主はお母様ですが、私も関わっているので私でも契約を変更することが可能。
 そのせいか、向こうでは仏教、神道のほか、お狐様信仰というのが流行っていたりします。
 
「仏教もあるんですね。どういう経緯で始まったんですか?」
「すごく単純な話なんですけど、あちらの方に移住したこちらの世界の仙人がいまして、彼らと即身仏となった古代の高僧に協力を仰ぎました。なので、中国風の国には仙道や道教などの神仙思想と仏教が広まりました。そこから日本に入ってきたという設定です」
「設定……」
「無理矢理やりましたからね」

 その結果、異世界日ノ本にも妖精郷を作ることになりました。

 
【妖精郷(ようせいきょう)】
 妖精郷は私たちのような妖怪や怪異を元にして生まれた妖種や精霊が住んでいる不思議な場所です。
 ほかには神や仙人も住んでいたりします。

「さてと、とりあえず準備しなければ杏をお迎えすることもできませんからね。一旦あちらに行きますけど、参拝の方が来たらいつものどおりでお願いします」
「うぅ。わかりました……」
「よろしい。ではいってきま~す」

 こうして私は異世界日ノ本へ行くためにターミナルステーションに向かった。



 ターミナルステーション。
 この世界というか宇宙を作る際にお父様から与えられた宇宙の中継拠点の1つです。
 ある程度の文明が育つまで無理やり時間を加速させた世界なので監視できる場所が必要だったというのも理由。
 今私がいるターミナルステーションは地球を模した惑星の上空二存在しています。
 とはいえ、衛星である月より更に奥にあるわけなんですけど。

 ターミナルステーションから見える地球によく似た青い惑星。
 これがこれから私が行く惑星です。
 地球そっくりに作られたこの青い水の惑星はまるで宇宙に浮かぶ宝石のようです。
 しかし、この惑星には地球にはないおかしな場所があります。

「おかえりなさいませ、マスター」
「およ? お久しぶりですね」

 不意に誰かに声をかけられました。
 振り返ってみるとそこには13~15くらいの年齢の美少女が5人。
 私は彼女たちを知っています。

「休暇のためにこちらにいらっしゃるとグランドマスターより連絡を受け待機しておりました。まずは1年ということですが……」
「そうです。あ、もしかして宇宙開拓関係の依頼があったりしますか?」
「はい、そのとおりです。ですが、そうですね。まずは休暇されてからのほうがいいかもしれません」

 どうやら彼女たちは私に依頼があるようでした。
 まぁまずは自分の土地の開拓をしてから話を進めるとしましょうか。

「定期的にこちらにもきますので安心してください。ひとまず土地の状況等確認してきます」
「そうですね。はい、いってらっしゃいませ」
 
 彼女たちの依頼は少し落ち着いてから受けてみることにしますか。
 さて、私の土地はどうなっているのやら……。
 私は転移装置に乗り窓の外を見る。
 窓から見えるその惑星は半分が青く、もう半分が白い何かに覆われていた。


 
 早速私が降り立った場所も古い社がぽつんと1つあるだけの平原のように見えるただの草むらでした。
 まずは除草しないといけませんね……。

 この異世界日ノ本は江戸時代後期ということもあり、それなりに物流も発展しているようです。
 しかし私の領地となる山に囲まれた土地は道という道がありません。
 まずはこの辺りをどうするか考えないとですね。
 

「とりあえず何かしらの従者、もしくは付喪神を用意しないといけませんね……」

 戦いにはめっぽう強い私達妖種ですが、身の回りのこととなると身の丈にあったことくらいしかできません。
 鬼族ならまだしも、妖狐は案外非力なもので小さい私は特にそうですが力がありません。
 つまり筋力が足りないのです。
 開拓は筋力が命ですしね。

 この周囲は基本的に山と平地ですが、山を越えた先には海があります。
 なので将来的には海辺にも何かを作りたいところ。
 ちなみに大きな街道とこの領地の間には、通称【御狐藩(みきつねはん)】と呼ばれる藩があります。
 本人たちは【御狐家中の者】と名乗っているそうですけど。
 
 この御狐という大名家は私達が最初にコンタクトを取った人間たちであり、妖種の影響を強く受けて生まれた人間の家です。またその時に守護を約束すると引き換えに神官になった家でもあります。
 つまるところ、この領地を守る壁役というわけです。
 まぁ専ら彼らの役割としては領地を守るほか、幕府、ここでいうところの公儀との橋渡し役といったところでしょうか。
 一応私も彼らのことは知っていますが、この世界は若干時間の経過を早くしていたため顔見知りはもう亡くなってしまったかもしれません。
 
「さて、まずはどうしましょうか」

 何をしようか考え事をしながら手近にあった草をブチブチと引き抜いていきます。
 そういえばこういった雑多な草にも穀物や野菜の原種があるらしいですね。
 猫じゃらしというか狗尾草なんかもそうらしいです。
 そう考えると、なんだか草を引き抜くのも楽しくなってくるというもの。

「おぉ、これは根っこが膨らんでる。たしかこんな野菜とかあったような……。あ、でも毒物もあるらしいので後ほど鑑定してみましょうか」
「あの、ご主人さま? 何をなさって……」
「わひゃう!?」

 夢中になって草を引っこ抜いていると、突然何者かに声をかけられてしまいました。
 すっごくびっくりしました……。
 振り返ってみると何やら見知った顔が……。

「金髪碧眼、日本人じゃない顔立ち。人形のように整った造形……。もしかしてこの世界を任せている管理者の神造生命体ですか? たしかお父様の子ですよね。名前はラティスだったはずです」
「はい! 覚えていてくださったのですね!」

 私の目の前には綺麗な人形かと見間違えるほどの美少女がいた。
 私が5歳くらいの時、以前お父様のお手伝いをしていたときに見たことがある神造生命体の子だったはず。
 この子たちは場所によっては天使などとも呼ばれる存在です。
 先ほどのターミナルステーションにいた少女たちもこの少女の姉妹です。
 どうやら今回は私が降り立ったことを察知されてしまった様子。

「ご主人様、【神界】に寄らず直接降り立つなんてひどいです。ずっとお会いしたかったんですよ?」
「あう。ごめんなさい」

 ぷくーっと頬をふくらませる美少女。
 この子は確かこの世界の創造神兼惑星管理者の子のはずです。
 体系的には時空管理者、宇宙管理者、惑星管理者、創造神、各種神族となっていて、目の前にいる子は惑星管理者と創造神を兼ねている珍しいタイプの子でした。
 ちなみに【神界】とは惑星と宇宙の間にある限定的に作られた管理世界のことです。
 1つの小国ほどの広さがあります。

「でもこの世界に来てから一度神界に立ち寄るのは基本的に転移者転生者だけでしたよね? 私は移動してきましたけどそのどちらでもありませんし」

 しいて言うなら転移と言えなくもないでしょうけど。
 
「単純に会いたかっただけですよ? それに普段なら幸せに過ごせるよう何か贈り物の1つプレゼントするところですけど、ご主人様が相手だと渡せるものがありませんので」
「ま、まぁ確かに……」

 地球で死んだ魂は時々この世界に流れてきて転生することがあります。
 その際には多少なりとも幸せに過ごせるよう何かしらのギフトやスキルが与えられるのが習わしになっているのですが、私の場合ですとそのあたりはどうにでもできてしまうので関係ありません。

「でもそれだと私が落ち着きませんし……。あっ、そういえばお手伝いに従者が欲しいと言っていましたよね?」
「えっ? ま、まぁ……」

 それは独り言だったはずなんですけど、いつから聞かれていたのでしょうか……。

「ちょうどいいので私が従者になりましょう!」
「は? えっ?」

 貴女は一応管理者ですよね? 何を言ってるのですか?

「いえ、今は仕事もなくて暇暇なんです。最近前世の記憶持ちという転生者が現れましたがまだ幼いので見守るくらいしかできませんし、見守る役目は転生担当者にお任せしてしまったところなんです。なのでちょうどいいかな~と思いまして。だめでしょうか?」

 目の前の少女は首を傾けながら不安そうな目で私を見つめてきました。
 悪いというわけではないのですが、お仕事がある子を従者にするのは気が引けるというかなんというか……。
 でもまぁ少しならいいかもしれませんね。

「わかりました。でも必要以上の力は使わないようにしてください。開拓も楽しみの1つですからね。分かりましたか? ラティス」
「はい! このラティスにお任せください!」
 
 こうして開拓初日に私は従者を手に入れたのでした。
 私一人ではどう考えても力不足でしたのでちょうどよかったです。
 あとは巫女となりうる子の雇用や重労働専門の人を雇わないとですね。
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