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1,新しい人生
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「んあ?」
目を覚ますと見慣れない天井が目に入った。
(やっと目を覚ましたか……)
「うぇ!?」
なんだ!?急に脳内に誰かの声が!!!だが、その声は聞き覚えのある声で……
そう思い、辺りを見渡す。そしたら、ちょうど近くに大きい鏡が目に入る。
そこに映っていたのは…驚いた顔をしている赤子だった
(え?これ、、、もしかして……俺!?)
マジか……こんな、かわらしい赤子が俺だなんて……
(あはは!やっぱ驚くよね~ 自分の姿見ると)
(俺も初めて見た時は2度見した……笑)
最初に俺の脳内に聞こえてきた声と違う声が「自分の姿」と言った。これで、確信した。
やっぱりこれ…俺なんだ……。
さっきから、俺の脳内に聞こえてくる声の主を探そうと再び辺りを見渡す。すると、俺と同じ赤子が2人いた。
(やっほ~ 陽生!!僕、誰かわかる?)
そう言って 小さい手を振っていたのは、色素の薄い桃色の髪に、濃いピンク色のメッシュの入った赤子。
(えっと……)
なんか、この声 何度も聞いたことがあるような……
(…………あっ!!もしかして、春兎か!?!?)
(そーだよ!じゃあ、あっちの赤ちゃんは、誰かわかる?)
春兎が指を指した先にいた赤子は、またもや色素の薄い青色の髪に、濃い海色のメッシュが入っている赤子。
(も、もしかして……星葉か!?!?)
(よくわかったな…)
当てられた星葉は、なぜか偉そう……
(でも…なんで……)
なんで、全員赤子なんだーーーーーーーー!?
もともと、春兎、星葉、そして俺こと陽生は、3人アイドルグループ「SKYRISE」カタカナ表記で「スカイライズ」というところに所属していた。
あのときは、ライブ終わりの待合室での待機中、急に停電か 部屋が真っ暗になった。
そして、次に目を開けた時には……という感じだ。
俺がこれまでの記憶を整理していると、扉が開く音が聞こえた。
ーガチャッ
すると、出てきたのは女性だった。その人は、入ってくる時に、「お母さまですよぉ~」と言ったのですぐに、この人が今の俺たちの母親だと言うことがわかった。
「ラロン、ルロン、マロン。元気にしてた?」
ラロ…ん?誰?と思ったが、母がラロンと呼ぶ時には星葉の方を。ルロンと呼ぶ時には俺の方を。マロンと呼ぶ時には春兎の方を向いていたので、俺たちの名だと理解した。
だが、俺たちが驚いたのは、母が次に言った言葉だった。
「あなたたちは この国、ヴェルフォートの王族だから大きく立派に育ってね~」
(((え……?)))
母がさらりと言った言葉に、俺と春兎と星葉は固まってしまった。
え?今、"王族"って言ったよな?じゃあ、俺たちはいわゆる "転生"とやらをしてしまったのか…?
(星葉、今 この人、王族って言ったよな?)
(あ、あぁ っていうか、この人って……母上な?)
「あら!もうこんな時間!! またね」
そう言って、母は僕らの部屋を後にした。
(ーっていうか、今更なんだけどさ。なんで、僕たちはテレパシーみたいなので会話出来てんの?)
(…………)
俺と星葉は、春兎が言った言葉に絶句。
たしかに……俺たちは、この世界では赤子だ。
なのに…なんで…?
ーガチャッ
また 扉の開く音がした。
「ラロン様、ルロン様、マロン様。失礼します。」
そう言って入ってきたのはメイド服を着た人だった。
そして、その後ろにはもう2人いた。
(たしか、この3人って僕らそれぞれの世話係…じゃなかったっけ?)
(そうだった気がする…)
俺だけが話についていけてない…
そっか!!星葉と春兎のほうが先に目を覚ましたから俺よりも知っていることが多いのか…
(星葉、春兎。この人たちは俺らの世話係なんだろ?それなら、この人たちから詳しい情報を少しずつ得よう!!!)
(そうだな!!)
(うん!わかった!!)
俺たちは3人でこの人生を歩んでいこう!!
俺はそう心に誓ったのだった。
目を覚ますと見慣れない天井が目に入った。
(やっと目を覚ましたか……)
「うぇ!?」
なんだ!?急に脳内に誰かの声が!!!だが、その声は聞き覚えのある声で……
そう思い、辺りを見渡す。そしたら、ちょうど近くに大きい鏡が目に入る。
そこに映っていたのは…驚いた顔をしている赤子だった
(え?これ、、、もしかして……俺!?)
マジか……こんな、かわらしい赤子が俺だなんて……
(あはは!やっぱ驚くよね~ 自分の姿見ると)
(俺も初めて見た時は2度見した……笑)
最初に俺の脳内に聞こえてきた声と違う声が「自分の姿」と言った。これで、確信した。
やっぱりこれ…俺なんだ……。
さっきから、俺の脳内に聞こえてくる声の主を探そうと再び辺りを見渡す。すると、俺と同じ赤子が2人いた。
(やっほ~ 陽生!!僕、誰かわかる?)
そう言って 小さい手を振っていたのは、色素の薄い桃色の髪に、濃いピンク色のメッシュの入った赤子。
(えっと……)
なんか、この声 何度も聞いたことがあるような……
(…………あっ!!もしかして、春兎か!?!?)
(そーだよ!じゃあ、あっちの赤ちゃんは、誰かわかる?)
春兎が指を指した先にいた赤子は、またもや色素の薄い青色の髪に、濃い海色のメッシュが入っている赤子。
(も、もしかして……星葉か!?!?)
(よくわかったな…)
当てられた星葉は、なぜか偉そう……
(でも…なんで……)
なんで、全員赤子なんだーーーーーーーー!?
もともと、春兎、星葉、そして俺こと陽生は、3人アイドルグループ「SKYRISE」カタカナ表記で「スカイライズ」というところに所属していた。
あのときは、ライブ終わりの待合室での待機中、急に停電か 部屋が真っ暗になった。
そして、次に目を開けた時には……という感じだ。
俺がこれまでの記憶を整理していると、扉が開く音が聞こえた。
ーガチャッ
すると、出てきたのは女性だった。その人は、入ってくる時に、「お母さまですよぉ~」と言ったのですぐに、この人が今の俺たちの母親だと言うことがわかった。
「ラロン、ルロン、マロン。元気にしてた?」
ラロ…ん?誰?と思ったが、母がラロンと呼ぶ時には星葉の方を。ルロンと呼ぶ時には俺の方を。マロンと呼ぶ時には春兎の方を向いていたので、俺たちの名だと理解した。
だが、俺たちが驚いたのは、母が次に言った言葉だった。
「あなたたちは この国、ヴェルフォートの王族だから大きく立派に育ってね~」
(((え……?)))
母がさらりと言った言葉に、俺と春兎と星葉は固まってしまった。
え?今、"王族"って言ったよな?じゃあ、俺たちはいわゆる "転生"とやらをしてしまったのか…?
(星葉、今 この人、王族って言ったよな?)
(あ、あぁ っていうか、この人って……母上な?)
「あら!もうこんな時間!! またね」
そう言って、母は僕らの部屋を後にした。
(ーっていうか、今更なんだけどさ。なんで、僕たちはテレパシーみたいなので会話出来てんの?)
(…………)
俺と星葉は、春兎が言った言葉に絶句。
たしかに……俺たちは、この世界では赤子だ。
なのに…なんで…?
ーガチャッ
また 扉の開く音がした。
「ラロン様、ルロン様、マロン様。失礼します。」
そう言って入ってきたのはメイド服を着た人だった。
そして、その後ろにはもう2人いた。
(たしか、この3人って僕らそれぞれの世話係…じゃなかったっけ?)
(そうだった気がする…)
俺だけが話についていけてない…
そっか!!星葉と春兎のほうが先に目を覚ましたから俺よりも知っていることが多いのか…
(星葉、春兎。この人たちは俺らの世話係なんだろ?それなら、この人たちから詳しい情報を少しずつ得よう!!!)
(そうだな!!)
(うん!わかった!!)
俺たちは3人でこの人生を歩んでいこう!!
俺はそう心に誓ったのだった。
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