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所長代理編 第四話「コウノトリ殺し」
⑴
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斡旋所のテーブルに、無数の位牌が並んでいる。
各社の運転手たちは位牌の前でひざまずき、祈りを捧げた。
〈コウノ・トリタ 享年?歳〉
「トリタ、いいやつだったにゃ」
涙ぐむクローネに、コウノトリタクシーの運転手=トリオもうなずく。
「そうだね。いいやつだった」
〈コウノ・トリヤ 享年?歳〉
「トリヤ、いいやつだったにゃ」
再び涙ぐむクローネに、トリオも再びうなずく。
「そうだね。いいやつだった」
〈コウノ・トリニク 享年?歳〉
〈コウノ・トリムネニク 享年?歳〉
〈コウノ・トリノテバモト 享年?歳〉
「トリニク、トリムネニク、トリノテバモト……いいやつらだったにゃ」
三たび涙ぐむクローネに、トリオも三たびうなずく。
「そうだね。いいやつらだった」
ぐぅぅ~。
その時、閻鳩タクシーの運転手=ハトヤマ・Fの腹が鳴った。
「なんか、お腹減ってきちゃったなァ」
火車タクシーの運転手=猫目カヱンも、「ジュルリ」とヨダレを垂らす。
「そんにゃに腹空いとるんにゃったら、出前でも頼みゃあ」
と、三毛猫ファッションの女子高生が、出前のメニューを差し出した。
〈ヤキトリ 三〇〇冥界円〉
〈チキンピラフ 四五〇冥界円〉
〈タンドリーチキン 六六六冥界円〉
「ドレする?」
「ヤキトリは外せにゃいよね」
「手羽先はにゃあの?」
「鳥が鳥食べていいのかなぁ?」
「いいんじゃね? 俺たち、人型だし」
「そっかー」
運転手たちは故人を弔うのも忘れ、出前のメニューに夢中になる。
そこへ、奥のキッチンから平凡仙人が戻ってきた。
「……どういう集まりだ、こりゃ?」
運転手たちは一斉に振り返る。
机に突っ伏して眠っていたヘカテーも、仮眠から目覚め、驚いていた。
「あ、あなたたち、何をしているのですか?! ここは居酒屋ではありませんよ!」
「にゃにって、オソージキ。コーノトリの運転手たちが、どえにゃあ亡くなってまったでにゃ。ついでに、ききたいこともあったし」
「オソージキじゃにゃくて、お葬式にゃ。オソージキは、ソージに使うウルセェやつ」
「送辞? 答辞?」
「にゃんで、そっちは分かるのヨ?」
言い間違いをにゃーにゃー指摘し合う猫たちを放置し、トリオが平凡仙人にたずねた。
「突然押しかけてすみません。こちらにコウノ・トリササミは来ていませんか?」
「いや、今日はまだ来ていないが」
「……そうですか」
「マブカ……コウノ・トリササミに何かあったのか?」
ハトヤマはニマニマと笑う。
「彼、容疑者なんですよ。コウノトリ殺しの」
「? お前たち運転手は不死身なんじゃないのか?」
「人間よりは丈夫ですが、死ぬ方法はいくつかございます。中でも今回は、最も悲惨な殺され方をしました」
ハトヤマは腰にさげていた銃を抜き、平凡仙人に見せた。
途端に、トリオが「ひッ!」と情けない悲鳴を上げ、カウンターの奥へ逃げ込む。ヘカテーもカウンターに身を潜め、杖をかまえる。
猫たちも静まる。瞳孔を細め、ジッと銃を見つめた。女子高生にいたっては、炎をまとっている危なっかしい日本刀をかまえている。
どの異世界でも見たことがない、毒々しい色合いの拳銃だった。上半分が溶けかけ、苦悶に満ちた人の顔がいくつも浮かび上がっているように見える。
まるで、それらの顔ひとつひとつが生きているかのように、銃は時折「オォォォ……」とうめいていた。実際、平凡仙人は銃から強い怨念を感じた。
「そんな警戒しないでよー。俺って、そこまで信用ない? だいたいコレ、ハデス様が悪ふざけに作ったレプリカだし」
「おみゃーに限らず、今は誰も信用できにゃあて。えーから、にゃっと片付けて」
「にゃっ」
「マネすんにゃ」
ハトヤマは猫の鳴きマネをしながら、銃をしまう。
「早く」という意味の方言「ちゃっと」が、さらに訛って「にゃっと」になったのだが、誰も気づいていなかった。そして気づかなくても、誰も困らなかった。
「レプリカとはいえ、ずいぶん不気味な銃だったな」
「亡者怨嗟銃と呼ばれております。地獄へ転生した人間どもの無念が弾丸にこめられておりまして、撃たれた相手は彼らと同じ苦しみを追体験させられます。効果は種族差があり、中でも人間の無念に免疫のないコウノトリは即死します。
本来、暴走した運転手に罰を与えるために使用するのですが、今回は正常だったコウノトリタクシーの運転手が数名と、彼らが運転するタクシーに乗っていた転生者に使用されました」
「それで"コウノトリ殺し"、か。撃たれた転生者はどうなった?」
「それを調べていただきたく、こちらへ参ったしだいです。ちなみに、ハデス様は『うちには来てないよん』とおっしゃっておりました。ついでに、撃った運転手にも事情聴取をと」
「ミーも運んでいませんヨン」
カヱンがハデスをまね、答える。
「お前たちもか?」
他の三人はうなずいた。
「猫缶ボーナスにあげるからって、上司に頼まれたにゃ。亡者怨嗟銃が悪用されたにゃんて、他人事じゃにゃいからにゃ」
「僕も上司に言われて、トリササミを探していたんです。連絡がつかないので、もしかしたら斡旋所にいるかもと思って、ここへ。彼、変わり者でしたから」
「トリササミには、人生トレーダーとつながっとる疑いがあるんにゃて。異世界コーディネーターだの異世界ワーク紹介所だの、怪しい業者の名刺も配っとったみたいにゃし。コウノトリ殺しも、人生トレーダーの指示かもしにゃん」
「とにかく、マブカが撃った転生者の現在を調べればいいんだな?」
ところで、と平凡仙人はハトヤマと「専門家」を指差した。
「お前ら、誰? 会ったことないんだけど」
「でしょうね。俺はハデス様の斡旋所と地獄から出たことがありませんから。
ヘカテー様はご存知でしょう? 転生者を地獄へ送る閻鳩タクシーの運転手、ハトヤマ・Fと申します。好きな食べ物はトリの唐揚げです」
「えぇ、地獄ではお世話になりました。ですが、そちらの彼女は私も存じ上げません」
ヘカテーは女子高生をうさんくさそうに見る。
他の運転手たちも首を傾げた。
「そういえば、僕も知らないです」
「にゃたしも」
「ミーも」
「俺も」
女子高生は「仕方にゃーわ」と肩をすくめた。
「あーしは悪魔退治専門商社・ミケエル社の三日月ミシェルいうんだで。悪魔を追って、異世界から異世界へ飛び回っとるから、こうして顔を合わせることは稀にゃんだわ。最近は人生トレーダーを追っとるんだで」
「アンタが『専門家』だったのか。いろいろと、クセが強いな」
「よう言われるにゃ」
☆
平凡仙人は亡者怨嗟銃で撃たれた転生者の「その後」を調べた。
直近の被害者は、亀追カネヲと濱雪マユコという男女の転生者だった。「自分たちの子供をスターに育て上げたい」と望んでいたが、転生後はどちらも出会ってすらおらず、家に引きこもっていた。
「おかしい。こっちが嫌になるほど、あんなにやる気に満ちあふれていたのに」
「他の転生者も同様です。常に何かに怯え、苦しんでいます。転生ポイントも低下……この分では、来世は地獄行きもありえます。誰も地獄に転生していないのに、なぜこんなこと状態に……?」
ふと、平凡仙人は被害者のリストに既視感を抱いた。
前にも同じリストを見たことがある気がする。しかも、別のリストとして。
(いつだ? 誰の接客をしているときに見た? たしか、ヘカテーはまだいなかったはず)
記憶を探るうちに、ある転生者の言葉が頭の中に浮かんだ。
『私、リセットする前にやりたいことができました。あなたのおかげです、所長代理さん』
その瞬間、平凡仙人は完全に思い出した……このリストのもう一つの意味を。
そしてマブカが彼らを撃った理由と、ある恐ろしい可能性について。
「……みゆみゆ」
「みゆみゆ?」
ヘカテーは訝しげに眉をひそめる。
平凡仙人はいたって真剣に、答えた。
「俺が所長代理になって、初めて接客した転生者だ。本名、濱雪マユミ。俺が人間だった頃、大ファンだった声優だよ」
「その彼女と被害者のリストに、どんな関係が?」
「関係ならあるさ。俺はみゆみゆを接客したときにも、コレと全く同じリストを見た。コイツらは全員、みゆみゆから恨まれていた連中なんだよ」
各社の運転手たちは位牌の前でひざまずき、祈りを捧げた。
〈コウノ・トリタ 享年?歳〉
「トリタ、いいやつだったにゃ」
涙ぐむクローネに、コウノトリタクシーの運転手=トリオもうなずく。
「そうだね。いいやつだった」
〈コウノ・トリヤ 享年?歳〉
「トリヤ、いいやつだったにゃ」
再び涙ぐむクローネに、トリオも再びうなずく。
「そうだね。いいやつだった」
〈コウノ・トリニク 享年?歳〉
〈コウノ・トリムネニク 享年?歳〉
〈コウノ・トリノテバモト 享年?歳〉
「トリニク、トリムネニク、トリノテバモト……いいやつらだったにゃ」
三たび涙ぐむクローネに、トリオも三たびうなずく。
「そうだね。いいやつらだった」
ぐぅぅ~。
その時、閻鳩タクシーの運転手=ハトヤマ・Fの腹が鳴った。
「なんか、お腹減ってきちゃったなァ」
火車タクシーの運転手=猫目カヱンも、「ジュルリ」とヨダレを垂らす。
「そんにゃに腹空いとるんにゃったら、出前でも頼みゃあ」
と、三毛猫ファッションの女子高生が、出前のメニューを差し出した。
〈ヤキトリ 三〇〇冥界円〉
〈チキンピラフ 四五〇冥界円〉
〈タンドリーチキン 六六六冥界円〉
「ドレする?」
「ヤキトリは外せにゃいよね」
「手羽先はにゃあの?」
「鳥が鳥食べていいのかなぁ?」
「いいんじゃね? 俺たち、人型だし」
「そっかー」
運転手たちは故人を弔うのも忘れ、出前のメニューに夢中になる。
そこへ、奥のキッチンから平凡仙人が戻ってきた。
「……どういう集まりだ、こりゃ?」
運転手たちは一斉に振り返る。
机に突っ伏して眠っていたヘカテーも、仮眠から目覚め、驚いていた。
「あ、あなたたち、何をしているのですか?! ここは居酒屋ではありませんよ!」
「にゃにって、オソージキ。コーノトリの運転手たちが、どえにゃあ亡くなってまったでにゃ。ついでに、ききたいこともあったし」
「オソージキじゃにゃくて、お葬式にゃ。オソージキは、ソージに使うウルセェやつ」
「送辞? 答辞?」
「にゃんで、そっちは分かるのヨ?」
言い間違いをにゃーにゃー指摘し合う猫たちを放置し、トリオが平凡仙人にたずねた。
「突然押しかけてすみません。こちらにコウノ・トリササミは来ていませんか?」
「いや、今日はまだ来ていないが」
「……そうですか」
「マブカ……コウノ・トリササミに何かあったのか?」
ハトヤマはニマニマと笑う。
「彼、容疑者なんですよ。コウノトリ殺しの」
「? お前たち運転手は不死身なんじゃないのか?」
「人間よりは丈夫ですが、死ぬ方法はいくつかございます。中でも今回は、最も悲惨な殺され方をしました」
ハトヤマは腰にさげていた銃を抜き、平凡仙人に見せた。
途端に、トリオが「ひッ!」と情けない悲鳴を上げ、カウンターの奥へ逃げ込む。ヘカテーもカウンターに身を潜め、杖をかまえる。
猫たちも静まる。瞳孔を細め、ジッと銃を見つめた。女子高生にいたっては、炎をまとっている危なっかしい日本刀をかまえている。
どの異世界でも見たことがない、毒々しい色合いの拳銃だった。上半分が溶けかけ、苦悶に満ちた人の顔がいくつも浮かび上がっているように見える。
まるで、それらの顔ひとつひとつが生きているかのように、銃は時折「オォォォ……」とうめいていた。実際、平凡仙人は銃から強い怨念を感じた。
「そんな警戒しないでよー。俺って、そこまで信用ない? だいたいコレ、ハデス様が悪ふざけに作ったレプリカだし」
「おみゃーに限らず、今は誰も信用できにゃあて。えーから、にゃっと片付けて」
「にゃっ」
「マネすんにゃ」
ハトヤマは猫の鳴きマネをしながら、銃をしまう。
「早く」という意味の方言「ちゃっと」が、さらに訛って「にゃっと」になったのだが、誰も気づいていなかった。そして気づかなくても、誰も困らなかった。
「レプリカとはいえ、ずいぶん不気味な銃だったな」
「亡者怨嗟銃と呼ばれております。地獄へ転生した人間どもの無念が弾丸にこめられておりまして、撃たれた相手は彼らと同じ苦しみを追体験させられます。効果は種族差があり、中でも人間の無念に免疫のないコウノトリは即死します。
本来、暴走した運転手に罰を与えるために使用するのですが、今回は正常だったコウノトリタクシーの運転手が数名と、彼らが運転するタクシーに乗っていた転生者に使用されました」
「それで"コウノトリ殺し"、か。撃たれた転生者はどうなった?」
「それを調べていただきたく、こちらへ参ったしだいです。ちなみに、ハデス様は『うちには来てないよん』とおっしゃっておりました。ついでに、撃った運転手にも事情聴取をと」
「ミーも運んでいませんヨン」
カヱンがハデスをまね、答える。
「お前たちもか?」
他の三人はうなずいた。
「猫缶ボーナスにあげるからって、上司に頼まれたにゃ。亡者怨嗟銃が悪用されたにゃんて、他人事じゃにゃいからにゃ」
「僕も上司に言われて、トリササミを探していたんです。連絡がつかないので、もしかしたら斡旋所にいるかもと思って、ここへ。彼、変わり者でしたから」
「トリササミには、人生トレーダーとつながっとる疑いがあるんにゃて。異世界コーディネーターだの異世界ワーク紹介所だの、怪しい業者の名刺も配っとったみたいにゃし。コウノトリ殺しも、人生トレーダーの指示かもしにゃん」
「とにかく、マブカが撃った転生者の現在を調べればいいんだな?」
ところで、と平凡仙人はハトヤマと「専門家」を指差した。
「お前ら、誰? 会ったことないんだけど」
「でしょうね。俺はハデス様の斡旋所と地獄から出たことがありませんから。
ヘカテー様はご存知でしょう? 転生者を地獄へ送る閻鳩タクシーの運転手、ハトヤマ・Fと申します。好きな食べ物はトリの唐揚げです」
「えぇ、地獄ではお世話になりました。ですが、そちらの彼女は私も存じ上げません」
ヘカテーは女子高生をうさんくさそうに見る。
他の運転手たちも首を傾げた。
「そういえば、僕も知らないです」
「にゃたしも」
「ミーも」
「俺も」
女子高生は「仕方にゃーわ」と肩をすくめた。
「あーしは悪魔退治専門商社・ミケエル社の三日月ミシェルいうんだで。悪魔を追って、異世界から異世界へ飛び回っとるから、こうして顔を合わせることは稀にゃんだわ。最近は人生トレーダーを追っとるんだで」
「アンタが『専門家』だったのか。いろいろと、クセが強いな」
「よう言われるにゃ」
☆
平凡仙人は亡者怨嗟銃で撃たれた転生者の「その後」を調べた。
直近の被害者は、亀追カネヲと濱雪マユコという男女の転生者だった。「自分たちの子供をスターに育て上げたい」と望んでいたが、転生後はどちらも出会ってすらおらず、家に引きこもっていた。
「おかしい。こっちが嫌になるほど、あんなにやる気に満ちあふれていたのに」
「他の転生者も同様です。常に何かに怯え、苦しんでいます。転生ポイントも低下……この分では、来世は地獄行きもありえます。誰も地獄に転生していないのに、なぜこんなこと状態に……?」
ふと、平凡仙人は被害者のリストに既視感を抱いた。
前にも同じリストを見たことがある気がする。しかも、別のリストとして。
(いつだ? 誰の接客をしているときに見た? たしか、ヘカテーはまだいなかったはず)
記憶を探るうちに、ある転生者の言葉が頭の中に浮かんだ。
『私、リセットする前にやりたいことができました。あなたのおかげです、所長代理さん』
その瞬間、平凡仙人は完全に思い出した……このリストのもう一つの意味を。
そしてマブカが彼らを撃った理由と、ある恐ろしい可能性について。
「……みゆみゆ」
「みゆみゆ?」
ヘカテーは訝しげに眉をひそめる。
平凡仙人はいたって真剣に、答えた。
「俺が所長代理になって、初めて接客した転生者だ。本名、濱雪マユミ。俺が人間だった頃、大ファンだった声優だよ」
「その彼女と被害者のリストに、どんな関係が?」
「関係ならあるさ。俺はみゆみゆを接客したときにも、コレと全く同じリストを見た。コイツらは全員、みゆみゆから恨まれていた連中なんだよ」
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