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所長代理編 第二話「女神と人生トレーダー」
オマケ:神様志望その②「隙あらば伝説を作る女」選択肢②前編
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アテナは②わざと悪行に手を染め、転生ポイントを減らすを選んだ。
神になって世界を創造するのも、平和な異世界でのほほんと暮らすのも、性に合わない。悪事に手を染めるのは気が引けたが、他の二つに比べればマシな人生だった。
「承知した。迎えが来るまで、ちょっと待っていてくれ」
平凡仙人はスマホを使い、コウノトリタクシーを呼ぶ。
しばらくして、タクシーが斡旋所の前に止まった。
帽子を目深に被った、新人の運転手が降りてくる。相変わらず慣れない様子で、視線をそらした。
「……ども。コウノトリタクシーです。お客様の、英アテナ様ですね?」
「そうだよ。えらくテンションが低い運転手だね」
「コイツはそういうやつなんですよ」
アテナを乗せ、タクシーは走り出す。
斡旋所はみるみる遠ざかり、やがて見えなくなった。何もない、真っ白で平坦な世界が続く。
しだいにアテナはまぶたが重くなり、眠った。
☆
魔界。そこは魔物が住む異世界。
悪事を働けば働くほど称賛され、出世する。
特に、魔王に仕える四天王はエリート中のエリートで、全魔物のあこがれだった。
「お前が魔王四天王の一人だな?!」
勇者がアテナに向かって、伝説の剣を向ける。仲間と共に、魔王城へ攻め入ってきたのだ。
殺気立つ彼らを前に、アテナはニカッと快活に笑った。
「そのとおり! アタシが四天王の一人、アテナ・ハナブサさ! わざわざ魔王城まで来るなんて、ご苦労なこったね! お茶でも飲んでいくかい?」
「すっごいさわやか!」
「普通に良い人!」
「四天王感ゼロなんだけど!」
「油断するな! ヤツは"戦闘狂"のアテナ……どんな攻撃を仕掛けてくるか、分からないぞ!」
勇者の言葉に、仲間たちは気を引きしめる。タイミングを合わせ、一斉にアテナへ襲いかかった。
瞬間、アテナの目つきも変わる。
「いいね、いいねぇ! そうこなくっちゃ!」
アテナはニヤリと好戦的に笑うと、愛用のハルバードを手に、彼らを迎え討った。
☆
……数時間後、アテナは玉座に座した魔王の前で正座させられていた。
「アテナや、また勇者どもを瀕死で帰したな? なぜ殺さない?」
「なぜって、殺さずに帰せば、もっと強くなって戻ってくるじゃないか。アタシはね、よりたぎる相手と戦いたいんだよ」
「ハァ、この"戦闘狂"め」
アテナは斡旋所を発ったあと、魔界の魔物に転生した。
魔界には魔王討伐のため、腕っぷしのある勇者や冒険者がしょっちゅうやってくる。中には、魔物というだけで一般市民を殺そうとする者までいた。
アテナは生来の正義感から、そういった連中を片っ端からぶちのめしていった。
やがてそのウワサは魔王の耳にも届き、アテナは四天王としてスカウトされた。
「魔王の四天王なら、たくさん悪行ができる」と、アテナは喜んで傘下に加わった。今では、四天王一の戦闘狂と呼ばれ、恐れられている。
また、アテナは知らなかったが、悪しき魔王を討伐しようとする勇者や冒険者を倒すことは、転生ポイント減少につながるペナルティでもあった。
つまり、アテナは知らず知らずのうちに、人生の目標である「転生ポイントの減少」も叶えつつあったのである。
「だからお前は、いつまで経っても四天王ナンバーツーなのだ。少しはムージーを見習いたまえ」
「親バカだねぇ」
アテナは壁際にひかえている、魔物の青年に目をやった。
青年は一切感情のない目で、床の一点を見つめていた。
彼が魔王の息子、プリンス・ムージー。またの名を「氷結の魔王子」。
魔王四天王のナンバーワンで、魔界一冷酷な男として、人間界・魔界共に恐れられている。同じ四天王だが、ほとんど付き合いはなく、いっしょに仕事をしたこともない。
「そろそろ見回りの時間だが、アテナひとりには任せておけん。ムージー、コイツについて行ってやれ」
「かしこまりました、父上」
「えぇー?」
☆
見回り中、ムージーがいなくなった。
アテナが冒険者達との戦闘に夢中になっている間に、姿を消したらしい。
「どこ行ったんだい、アイツ?」
気配をたどった先には、人間の集団を見下ろすムージーがいた。
勇者や冒険者とは違い、武器を持たない人間ばかりだ。女子供、老人までいる。皆、怯えた様子でムージーに懇願していた。
「た、助けてください! 我々は生け贄として、村ごと魔界へ落とされたんです!」
「労働でもなんでもしますから、どうか命だけは!」
「……」
ムージーは黙って、村人達の懇願をきいている。こちらに背を向けているので、表情は見えない。
アテナはこれから起こるであろう惨劇を想像し、ため息をついた。
(あーあ。よりにもよって、ムージーか。アタシが最初に見つけていたら、将来有望そうな人間以外全員、村に帰したのにな)
ムージーは剣を持ち上げる。村人達から「ひぃっ」と悲鳴が上がる。
それを村人に振り下ろすかと思いきや、鞘へ仕舞った。さらにあろうことか、村人達の前でひざをついた。
「村の場所はどこだ?」
「み、ミル・クセーキ川の上流です」
「生け贄にすると決めた者と、おこなった者の名は?」
「ミック村長とスジューチュ司祭です」
「教えてくれてありがとう。生け贄はそいつらで十分だ」
ムージーは立ち上がり、村人の周りに魔法陣を描いた。人間界へ転移させる術式だ。
魔法陣が白く光り輝いたかと思うと、村人達の姿は消え、かわりにイジワルそうな老人と太っちょの司祭が現れた。二人はあたりを見回したのち、ムージーの顔を見て、悲鳴を上げた。
「なぜここへ呼ばれたか分かるな?」
ムージーは氷のように冷たい声で、剣を抜く。村人達に話しかけていたときのような、優しく温かみのある声ではなかった。
「た、助けてくれ! 金ならいくらでも出す!」
「生け贄をよこしたんだから見逃してくれ!」
「黙れ」
ムージーはためらいなく、二人の首を斬った。
悲鳴が止み、静まり返る。ムージーは血を払い、剣を鞘へ収めた。
「いつまで見ている? 気配がダダ漏れだぞ」
ムージーがアテナを振り返る。とっくに気づかれていたらしい。
アテナは「コレ幸い」と姿を現し、ムージーのもとへかけ寄った。
「アンタ、本当はいいヤツだったんだね! 見直したよ!」
ムージーは驚き、目を丸くした。
「いいヤツ? 四天王のくせに、人間を助けたんだぞ? バレたら、極刑だ」
「バレなきゃいいんだろ? それに、十分な生け贄は捧げられた! 帰した連中は、生け贄に向かなかっただけさ」
「……お前、人間が嫌いなんじゃなかったのか?」
「全然! ここだけの話、アタシも前世は人間だったんだよ。ちょっと事情があって、魔物として転生しただけさ」
すると、ムージーはさらに驚いた。
「マジで? お前も?」
☆
ムージーの前世は人間だった。
魔界とは真逆の、陽気で人情深い異世界で暮らしていたらしい。ムージーは生まれつき感情が希薄で、その異世界にはなじめなかった。
そこで、現世では「感情がなくても生きやすい異世界」を望んだ。転生ポイントで感情を買うこともできたが、魔界に転生する道を選んだ。
魔界では冷酷に振る舞えば、振る舞うほど称賛される。前世の父親とは違い、魔王も喜んでくれる。
ところが、魔界によって苦しめられている人間を見るうちに、ムージーの心は変化していった。薄くとも、彼には感情がある。苦しむ人を見て何も感じないほど、鈍感ではない。
以来、ムージーは魔王の目を盗み、人間を助けるようになった。
☆
アテナの真意を知り、ムージーは手を差し出した。
「俺は魔界を変えようと思っている。お前にも協力してほしい。同じ転生者なら、この異世界がどれほど狂っているか分かるだろう?」
「そうさね」
アテナはムージーの手を取ろうとして、ピタッと動きを止めた。
(ここでムージーを殺せば、転生ポイントが下がるんじゃないか?)
神になって世界を創造するのも、平和な異世界でのほほんと暮らすのも、性に合わない。悪事に手を染めるのは気が引けたが、他の二つに比べればマシな人生だった。
「承知した。迎えが来るまで、ちょっと待っていてくれ」
平凡仙人はスマホを使い、コウノトリタクシーを呼ぶ。
しばらくして、タクシーが斡旋所の前に止まった。
帽子を目深に被った、新人の運転手が降りてくる。相変わらず慣れない様子で、視線をそらした。
「……ども。コウノトリタクシーです。お客様の、英アテナ様ですね?」
「そうだよ。えらくテンションが低い運転手だね」
「コイツはそういうやつなんですよ」
アテナを乗せ、タクシーは走り出す。
斡旋所はみるみる遠ざかり、やがて見えなくなった。何もない、真っ白で平坦な世界が続く。
しだいにアテナはまぶたが重くなり、眠った。
☆
魔界。そこは魔物が住む異世界。
悪事を働けば働くほど称賛され、出世する。
特に、魔王に仕える四天王はエリート中のエリートで、全魔物のあこがれだった。
「お前が魔王四天王の一人だな?!」
勇者がアテナに向かって、伝説の剣を向ける。仲間と共に、魔王城へ攻め入ってきたのだ。
殺気立つ彼らを前に、アテナはニカッと快活に笑った。
「そのとおり! アタシが四天王の一人、アテナ・ハナブサさ! わざわざ魔王城まで来るなんて、ご苦労なこったね! お茶でも飲んでいくかい?」
「すっごいさわやか!」
「普通に良い人!」
「四天王感ゼロなんだけど!」
「油断するな! ヤツは"戦闘狂"のアテナ……どんな攻撃を仕掛けてくるか、分からないぞ!」
勇者の言葉に、仲間たちは気を引きしめる。タイミングを合わせ、一斉にアテナへ襲いかかった。
瞬間、アテナの目つきも変わる。
「いいね、いいねぇ! そうこなくっちゃ!」
アテナはニヤリと好戦的に笑うと、愛用のハルバードを手に、彼らを迎え討った。
☆
……数時間後、アテナは玉座に座した魔王の前で正座させられていた。
「アテナや、また勇者どもを瀕死で帰したな? なぜ殺さない?」
「なぜって、殺さずに帰せば、もっと強くなって戻ってくるじゃないか。アタシはね、よりたぎる相手と戦いたいんだよ」
「ハァ、この"戦闘狂"め」
アテナは斡旋所を発ったあと、魔界の魔物に転生した。
魔界には魔王討伐のため、腕っぷしのある勇者や冒険者がしょっちゅうやってくる。中には、魔物というだけで一般市民を殺そうとする者までいた。
アテナは生来の正義感から、そういった連中を片っ端からぶちのめしていった。
やがてそのウワサは魔王の耳にも届き、アテナは四天王としてスカウトされた。
「魔王の四天王なら、たくさん悪行ができる」と、アテナは喜んで傘下に加わった。今では、四天王一の戦闘狂と呼ばれ、恐れられている。
また、アテナは知らなかったが、悪しき魔王を討伐しようとする勇者や冒険者を倒すことは、転生ポイント減少につながるペナルティでもあった。
つまり、アテナは知らず知らずのうちに、人生の目標である「転生ポイントの減少」も叶えつつあったのである。
「だからお前は、いつまで経っても四天王ナンバーツーなのだ。少しはムージーを見習いたまえ」
「親バカだねぇ」
アテナは壁際にひかえている、魔物の青年に目をやった。
青年は一切感情のない目で、床の一点を見つめていた。
彼が魔王の息子、プリンス・ムージー。またの名を「氷結の魔王子」。
魔王四天王のナンバーワンで、魔界一冷酷な男として、人間界・魔界共に恐れられている。同じ四天王だが、ほとんど付き合いはなく、いっしょに仕事をしたこともない。
「そろそろ見回りの時間だが、アテナひとりには任せておけん。ムージー、コイツについて行ってやれ」
「かしこまりました、父上」
「えぇー?」
☆
見回り中、ムージーがいなくなった。
アテナが冒険者達との戦闘に夢中になっている間に、姿を消したらしい。
「どこ行ったんだい、アイツ?」
気配をたどった先には、人間の集団を見下ろすムージーがいた。
勇者や冒険者とは違い、武器を持たない人間ばかりだ。女子供、老人までいる。皆、怯えた様子でムージーに懇願していた。
「た、助けてください! 我々は生け贄として、村ごと魔界へ落とされたんです!」
「労働でもなんでもしますから、どうか命だけは!」
「……」
ムージーは黙って、村人達の懇願をきいている。こちらに背を向けているので、表情は見えない。
アテナはこれから起こるであろう惨劇を想像し、ため息をついた。
(あーあ。よりにもよって、ムージーか。アタシが最初に見つけていたら、将来有望そうな人間以外全員、村に帰したのにな)
ムージーは剣を持ち上げる。村人達から「ひぃっ」と悲鳴が上がる。
それを村人に振り下ろすかと思いきや、鞘へ仕舞った。さらにあろうことか、村人達の前でひざをついた。
「村の場所はどこだ?」
「み、ミル・クセーキ川の上流です」
「生け贄にすると決めた者と、おこなった者の名は?」
「ミック村長とスジューチュ司祭です」
「教えてくれてありがとう。生け贄はそいつらで十分だ」
ムージーは立ち上がり、村人の周りに魔法陣を描いた。人間界へ転移させる術式だ。
魔法陣が白く光り輝いたかと思うと、村人達の姿は消え、かわりにイジワルそうな老人と太っちょの司祭が現れた。二人はあたりを見回したのち、ムージーの顔を見て、悲鳴を上げた。
「なぜここへ呼ばれたか分かるな?」
ムージーは氷のように冷たい声で、剣を抜く。村人達に話しかけていたときのような、優しく温かみのある声ではなかった。
「た、助けてくれ! 金ならいくらでも出す!」
「生け贄をよこしたんだから見逃してくれ!」
「黙れ」
ムージーはためらいなく、二人の首を斬った。
悲鳴が止み、静まり返る。ムージーは血を払い、剣を鞘へ収めた。
「いつまで見ている? 気配がダダ漏れだぞ」
ムージーがアテナを振り返る。とっくに気づかれていたらしい。
アテナは「コレ幸い」と姿を現し、ムージーのもとへかけ寄った。
「アンタ、本当はいいヤツだったんだね! 見直したよ!」
ムージーは驚き、目を丸くした。
「いいヤツ? 四天王のくせに、人間を助けたんだぞ? バレたら、極刑だ」
「バレなきゃいいんだろ? それに、十分な生け贄は捧げられた! 帰した連中は、生け贄に向かなかっただけさ」
「……お前、人間が嫌いなんじゃなかったのか?」
「全然! ここだけの話、アタシも前世は人間だったんだよ。ちょっと事情があって、魔物として転生しただけさ」
すると、ムージーはさらに驚いた。
「マジで? お前も?」
☆
ムージーの前世は人間だった。
魔界とは真逆の、陽気で人情深い異世界で暮らしていたらしい。ムージーは生まれつき感情が希薄で、その異世界にはなじめなかった。
そこで、現世では「感情がなくても生きやすい異世界」を望んだ。転生ポイントで感情を買うこともできたが、魔界に転生する道を選んだ。
魔界では冷酷に振る舞えば、振る舞うほど称賛される。前世の父親とは違い、魔王も喜んでくれる。
ところが、魔界によって苦しめられている人間を見るうちに、ムージーの心は変化していった。薄くとも、彼には感情がある。苦しむ人を見て何も感じないほど、鈍感ではない。
以来、ムージーは魔王の目を盗み、人間を助けるようになった。
☆
アテナの真意を知り、ムージーは手を差し出した。
「俺は魔界を変えようと思っている。お前にも協力してほしい。同じ転生者なら、この異世界がどれほど狂っているか分かるだろう?」
「そうさね」
アテナはムージーの手を取ろうとして、ピタッと動きを止めた。
(ここでムージーを殺せば、転生ポイントが下がるんじゃないか?)
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