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第五話「いい加減、私を好きになりなさいよ!」
〈純粋一途王女カーネシア編〉斡旋所①
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「それでは、斡旋所名作アニメ劇場『いい加減、私を好きになってくださいまし!〈カーネシアの悲劇〉』、始まり始まりー!」
「……」
「ほら! 平凡仙人さん、拍手拍手!」
「……(パチパチ)」
平凡仙人は女神に催促され、しぶしぶ手を叩く。
二人は遊園地に改装した斡旋所にある、小ぶりな観覧車に乗っていた。平凡仙人は重い着ぐるみを着せられたまま無理矢理押し込まれたので、少々機嫌が悪い。
女神は向かい合って座っている平凡仙人に見えるよう、タブレットを膝の上に立てて置いた。
タブレットの画面には、以前見せてもらったローゼリアのアニメによく似た、少女漫画チックな絵柄のアニメが映っていた。タイトルにある通り、今回の主人公はローゼリアではなくカーネシアのようだ。
「用はそれか」
「えぇ、お察しの通り。そろそろ、カーネシア様がいらっしゃいますからね。あの方がこれまでどのような人生を送ってこられたのか、今のうちに予習していただこうと思いまして」
「確かに、気にはなっていたが……わざわざ観覧車に乗る必要あったか?」
「だって、こうでもしないと観覧車に乗ってくれないじゃないですかー」
「暑いからな。飲み物多めで頼む」
「はーい」
女神は汗だくの平凡仙人のため、ゴンドラ内にドリンクバーの機械を用意し、アニメを再生した。
「一番最初の国で、カーネシア様はローゼリア様とハンドリュー様の国のお隣にある、ヤンデルヤン王国の平民として生まれました」
画面に、粗末な格好をした子供の頃のカーネシアが映る。女神が言った通り、お世辞にも王女には見えなかった。
「平民? あいつは王女だったはずだろ?」
「えぇ。ですが、生まれながらの王女ではありませんでした。彼女はある目的を果たすため、あの手この手を使って、王女にまでのし上がったのです」
次のシーンで、子供のカーネシアは群衆の中でパレードを見ていた。視線の先には、豪華な馬車に乗ったハンドリュー似の子供が退屈そうにふんぞり返っていた。
「この可愛げのない子供は……ハンドリューか?」
「左様でございます。カーネシア様は幼い頃、隣国から訪問されたハンドリュー様に恋をしました。身分違いの恋だと分かっていましたが、何としてでもハンドリュー様のお妃になりたいと思いました」
『あの方こそ、私の運命の人だわ! 身分なんて関係ない! 必ず、あのお方と結ばれてみせる! どんな手段を使ってでも……フフッ』
子供の頃のカーネシアは満天の星々のように瞳を輝かせ、まだ見ぬ未来に心躍らせる。
途中まではいたいけな恋する少女だったが、最後のセリフだけ異様に声が低く、映像も黒くぼやけて不気味だった。
「……最後のセリフ、異様に怖くないか?」
「脚色はしてませんよ? 事実に基づいた、再現アニメですのでっ!」
「余計に怖いわ」
アニメはところどころモノクロのまま、何事もなく進行した。
「カーネシア様はまず、自国の王城に勤めるメイドになりました。持ち前の愛らしい容姿と性格で人気者になり、ヤンデルヤン王国の王様にも気に入られました。王様には実の娘であるリリー王女がいましたが、ワガママで下品で豪遊ざんまいだったので、王様や使用人だけでなく、国中から嫌われていました」
『おぉ、カーネシア。お前が私の娘だったらどんなに良かったか』
『まぁ、王様ったら。それではリリー様が可哀想ではありませんか』
『フンッ! あんなバカ娘、とっとと出て行ってしまえばいい! そうなったら、代わりにお前を娘に出来るんだがなぁ』
『……本当ですか? 王様。リリー様がいなくなられたら、本当に私を王女にしてくださいますか?』
『まぁ……あのバカ娘が城を出て行くとは思えんが、国王の後継者がいなくなると困るからのう。万が一、そうなったらお前を新たな王女として迎え入れよう』
『フフッ、嬉しい。では、こちらの紙にそのように書いて下さる?』
カーネシアは王様をそそのかし、「リリー王女がいなくなったら、カーネシアを新たな王女として迎える」と紙に書かせた。後で言い逃れができないよう、サインと押印までさせた。
「ほどなくして、リリー王女は農夫の青年と駆け落ちしました。城にあった金品や宝石を大量に持ち出したので、二人はめでたく国賊として追われる身になりました。王様はリリー王女を見限り、王族の籍を剥奪しました」
『リリーなどという娘は最初からいなかったのだ。これからはお前がワシの娘じゃぞ、カーネシア』
『はい、お父様』
王様は宣言通り、カーネシアを新たな王女として迎え入れた。国民に疑われないよう、カーネシアのことは「最近見つかった隠し子」だと説明した。
彼女の平民の出とは思えない気品と優雅さに、国民はあっさり騙された。愛らしく穏やかで心優しいカーネシアは、たちまち国の人気者になった。
実際のカーネシアは、自身に想いを寄せる農夫の青年を誘惑し、リリー王女と城にある金品や宝石を盗ませ、彼女ともども谷へ身投げさせるという悪女だったのだが、誰も彼女の正体には気づかなかった。
『これでようやくハンドリュー様を迎えに行けるわ! 待ってて、ハンドリュー様!』
カーネシアはかつての少女時代と同じように、曇りのない瞳をキラキラと輝かせる。今度は映像に異常は出なかった。
「ですが、運命は時に残酷なもの……カーネシア様が王女になった時には、ハンドリュー様は既にローゼリア様と婚約されていたのです」
タブレットの画面に庭園を並んで歩くハンドリューとローゼリアの姿が映し出される。政略結婚とは思えないほど、仲睦まじい雰囲気だった。
その様子を、カーネシアは木のかげからジッと凝視していた。嫉妬に狂った鬼の形相で目を血走らせ、ドス黒い殺気を放っている。彼女の顔を偶然見かけた庭師は一目散に走って逃げた。
『許セナイ、許セナイッ! ヨクモ、私ノハンドリュー様ヲ奪ッタナァッ! アノ(ピー)女、絶対ニ(ピー)シテヤルッ!』
過去最恐のホラー映像に、平凡仙人は恐怖のあまり飛び上がった。
「怖っ!」
「ボイスも怨霊っぽく加工してみました! 雰囲気出てます?」
「本物の怨霊より怖いぞ」
「やったー!」
「喜ぶな」
「……」
「ほら! 平凡仙人さん、拍手拍手!」
「……(パチパチ)」
平凡仙人は女神に催促され、しぶしぶ手を叩く。
二人は遊園地に改装した斡旋所にある、小ぶりな観覧車に乗っていた。平凡仙人は重い着ぐるみを着せられたまま無理矢理押し込まれたので、少々機嫌が悪い。
女神は向かい合って座っている平凡仙人に見えるよう、タブレットを膝の上に立てて置いた。
タブレットの画面には、以前見せてもらったローゼリアのアニメによく似た、少女漫画チックな絵柄のアニメが映っていた。タイトルにある通り、今回の主人公はローゼリアではなくカーネシアのようだ。
「用はそれか」
「えぇ、お察しの通り。そろそろ、カーネシア様がいらっしゃいますからね。あの方がこれまでどのような人生を送ってこられたのか、今のうちに予習していただこうと思いまして」
「確かに、気にはなっていたが……わざわざ観覧車に乗る必要あったか?」
「だって、こうでもしないと観覧車に乗ってくれないじゃないですかー」
「暑いからな。飲み物多めで頼む」
「はーい」
女神は汗だくの平凡仙人のため、ゴンドラ内にドリンクバーの機械を用意し、アニメを再生した。
「一番最初の国で、カーネシア様はローゼリア様とハンドリュー様の国のお隣にある、ヤンデルヤン王国の平民として生まれました」
画面に、粗末な格好をした子供の頃のカーネシアが映る。女神が言った通り、お世辞にも王女には見えなかった。
「平民? あいつは王女だったはずだろ?」
「えぇ。ですが、生まれながらの王女ではありませんでした。彼女はある目的を果たすため、あの手この手を使って、王女にまでのし上がったのです」
次のシーンで、子供のカーネシアは群衆の中でパレードを見ていた。視線の先には、豪華な馬車に乗ったハンドリュー似の子供が退屈そうにふんぞり返っていた。
「この可愛げのない子供は……ハンドリューか?」
「左様でございます。カーネシア様は幼い頃、隣国から訪問されたハンドリュー様に恋をしました。身分違いの恋だと分かっていましたが、何としてでもハンドリュー様のお妃になりたいと思いました」
『あの方こそ、私の運命の人だわ! 身分なんて関係ない! 必ず、あのお方と結ばれてみせる! どんな手段を使ってでも……フフッ』
子供の頃のカーネシアは満天の星々のように瞳を輝かせ、まだ見ぬ未来に心躍らせる。
途中まではいたいけな恋する少女だったが、最後のセリフだけ異様に声が低く、映像も黒くぼやけて不気味だった。
「……最後のセリフ、異様に怖くないか?」
「脚色はしてませんよ? 事実に基づいた、再現アニメですのでっ!」
「余計に怖いわ」
アニメはところどころモノクロのまま、何事もなく進行した。
「カーネシア様はまず、自国の王城に勤めるメイドになりました。持ち前の愛らしい容姿と性格で人気者になり、ヤンデルヤン王国の王様にも気に入られました。王様には実の娘であるリリー王女がいましたが、ワガママで下品で豪遊ざんまいだったので、王様や使用人だけでなく、国中から嫌われていました」
『おぉ、カーネシア。お前が私の娘だったらどんなに良かったか』
『まぁ、王様ったら。それではリリー様が可哀想ではありませんか』
『フンッ! あんなバカ娘、とっとと出て行ってしまえばいい! そうなったら、代わりにお前を娘に出来るんだがなぁ』
『……本当ですか? 王様。リリー様がいなくなられたら、本当に私を王女にしてくださいますか?』
『まぁ……あのバカ娘が城を出て行くとは思えんが、国王の後継者がいなくなると困るからのう。万が一、そうなったらお前を新たな王女として迎え入れよう』
『フフッ、嬉しい。では、こちらの紙にそのように書いて下さる?』
カーネシアは王様をそそのかし、「リリー王女がいなくなったら、カーネシアを新たな王女として迎える」と紙に書かせた。後で言い逃れができないよう、サインと押印までさせた。
「ほどなくして、リリー王女は農夫の青年と駆け落ちしました。城にあった金品や宝石を大量に持ち出したので、二人はめでたく国賊として追われる身になりました。王様はリリー王女を見限り、王族の籍を剥奪しました」
『リリーなどという娘は最初からいなかったのだ。これからはお前がワシの娘じゃぞ、カーネシア』
『はい、お父様』
王様は宣言通り、カーネシアを新たな王女として迎え入れた。国民に疑われないよう、カーネシアのことは「最近見つかった隠し子」だと説明した。
彼女の平民の出とは思えない気品と優雅さに、国民はあっさり騙された。愛らしく穏やかで心優しいカーネシアは、たちまち国の人気者になった。
実際のカーネシアは、自身に想いを寄せる農夫の青年を誘惑し、リリー王女と城にある金品や宝石を盗ませ、彼女ともども谷へ身投げさせるという悪女だったのだが、誰も彼女の正体には気づかなかった。
『これでようやくハンドリュー様を迎えに行けるわ! 待ってて、ハンドリュー様!』
カーネシアはかつての少女時代と同じように、曇りのない瞳をキラキラと輝かせる。今度は映像に異常は出なかった。
「ですが、運命は時に残酷なもの……カーネシア様が王女になった時には、ハンドリュー様は既にローゼリア様と婚約されていたのです」
タブレットの画面に庭園を並んで歩くハンドリューとローゼリアの姿が映し出される。政略結婚とは思えないほど、仲睦まじい雰囲気だった。
その様子を、カーネシアは木のかげからジッと凝視していた。嫉妬に狂った鬼の形相で目を血走らせ、ドス黒い殺気を放っている。彼女の顔を偶然見かけた庭師は一目散に走って逃げた。
『許セナイ、許セナイッ! ヨクモ、私ノハンドリュー様ヲ奪ッタナァッ! アノ(ピー)女、絶対ニ(ピー)シテヤルッ!』
過去最恐のホラー映像に、平凡仙人は恐怖のあまり飛び上がった。
「怖っ!」
「ボイスも怨霊っぽく加工してみました! 雰囲気出てます?」
「本物の怨霊より怖いぞ」
「やったー!」
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