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あとがき「私と美術部の備忘録」(ネタバレ含みます)
〈「美術部俺達」を書くことになったキッカケ〉
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「美術部俺達」を最後まで読んでくださり、ありがとうございます。コディアック緋熊改め、緋色刹那でございます。
このあとがきでは「美術部俺達」を書くことになったキッカケ、キャラクターのモデル、それらに対する私の思い等を綴っていこうと思います。思いのほか長くなってしまったので、3ページに分けました。
若干のネタバレを含んでおりますので、本編読了後に読むのをオススメします。
〈始まりは、#創作試験問題〉
「美術部俺達」の元となる話が生まれたのは、陽向舞桜さん考案の「創作試験問題」という企画からでした。ツイッターで定期的に発表されるお題に沿って、200文字以内(1ツイート)でショートショートを作るという企画で、私も小説を書く練習としてよく参加させてもらっていました。
短い文字数でお題に沿った話を書くというのは、とても難しいです。
特に三題噺という、決められた三つの語句を必ず入れなければいけないお題は曲者でした。三つの語句に共通点があるならまだしも、ランダムに決められた語句だと、どうあがいてもカオスな話にしかならなかったからです。また、お題ごとに人物や話の設定を考えるのが面倒でした。
そんな個人的事情から、「美術部俺達」の原案は生まれました。
「カオスな学園生活を送るアホの三人組と女子マネージャーが、全く絵を描かない美術部として活動する」という共通の設定を用いることで、カオスな状況を面白く展開でき、なおかつお題ごとに設定を考える手間もかからなくなったのです。
読んで下さった方々にも好評で、創作試験問題での美術部の物語は約五ヶ月に渡って続きました。
一日に何話も書いた日もあります。把握している分だけでも、全部で104話ありました。もう、立派な長編です。
他にも共通の設定で書いた話はありましたが、100話以上続いたのは美術部だけでした。
創作試験問題版は二重投稿防止のため、カクヨムの方でまとめて投稿してあるので、興味のある方はそちらもどうぞ。
〈ツイッターからアルファポリスへ〉
何話か書くうちに、「美術部をちゃんとした話として書きたい」と思うようになっていきました。
しかし当時は体調が芳しくなく、先に連載していた「贄原くんと3匹の鬼」で手いっぱいで、新たに連載を書き始める元気はありませんでした。
やっと執筆に着手したのは、2020年の春のこと。5月に開催される第3回ライト文芸大賞に合わせて書き始めました。
設定が固まっているとはいえ、ショートショートを長編に書き換えるのは難しかったです。長編向けに話の展開や登場人物を変えたりしました。
その後は青春ジャンルに移行し、ドリーム小説大賞が開催されるごとに書き進めていきました。
昨年は別の公募と被ってしまい、予定していた話の途中で終わってしまいましたが、今回ようやく完結に至ることができて嬉しく思っています。
(〈キャラクターのモデル〉へ続く)
このあとがきでは「美術部俺達」を書くことになったキッカケ、キャラクターのモデル、それらに対する私の思い等を綴っていこうと思います。思いのほか長くなってしまったので、3ページに分けました。
若干のネタバレを含んでおりますので、本編読了後に読むのをオススメします。
〈始まりは、#創作試験問題〉
「美術部俺達」の元となる話が生まれたのは、陽向舞桜さん考案の「創作試験問題」という企画からでした。ツイッターで定期的に発表されるお題に沿って、200文字以内(1ツイート)でショートショートを作るという企画で、私も小説を書く練習としてよく参加させてもらっていました。
短い文字数でお題に沿った話を書くというのは、とても難しいです。
特に三題噺という、決められた三つの語句を必ず入れなければいけないお題は曲者でした。三つの語句に共通点があるならまだしも、ランダムに決められた語句だと、どうあがいてもカオスな話にしかならなかったからです。また、お題ごとに人物や話の設定を考えるのが面倒でした。
そんな個人的事情から、「美術部俺達」の原案は生まれました。
「カオスな学園生活を送るアホの三人組と女子マネージャーが、全く絵を描かない美術部として活動する」という共通の設定を用いることで、カオスな状況を面白く展開でき、なおかつお題ごとに設定を考える手間もかからなくなったのです。
読んで下さった方々にも好評で、創作試験問題での美術部の物語は約五ヶ月に渡って続きました。
一日に何話も書いた日もあります。把握している分だけでも、全部で104話ありました。もう、立派な長編です。
他にも共通の設定で書いた話はありましたが、100話以上続いたのは美術部だけでした。
創作試験問題版は二重投稿防止のため、カクヨムの方でまとめて投稿してあるので、興味のある方はそちらもどうぞ。
〈ツイッターからアルファポリスへ〉
何話か書くうちに、「美術部をちゃんとした話として書きたい」と思うようになっていきました。
しかし当時は体調が芳しくなく、先に連載していた「贄原くんと3匹の鬼」で手いっぱいで、新たに連載を書き始める元気はありませんでした。
やっと執筆に着手したのは、2020年の春のこと。5月に開催される第3回ライト文芸大賞に合わせて書き始めました。
設定が固まっているとはいえ、ショートショートを長編に書き換えるのは難しかったです。長編向けに話の展開や登場人物を変えたりしました。
その後は青春ジャンルに移行し、ドリーム小説大賞が開催されるごとに書き進めていきました。
昨年は別の公募と被ってしまい、予定していた話の途中で終わってしまいましたが、今回ようやく完結に至ることができて嬉しく思っています。
(〈キャラクターのモデル〉へ続く)
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