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第7章「エクスザマリバーで、ざまぁw」
第三話
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ヨシタケ達とザマァーリンが森から出てくると、メルザマァルとパロザマスが駆け寄ってきた。
「おめでとう、ヨシタケ!」
「遂にエクスザマリバーを手に入れたのね!」
今までの態度とは打って変わり、ヨシタケを仲間として受け入れているかのような笑顔を浮かべている。しかし心から笑っておらず、どこか嘘臭かった。
「お、お前ら、どうしたんだ? 人が変わったみたいに……」
「何言ってんだよ、ヨシタケ! 俺達、仲間だろ?!」
「あんな一般人達は置いといて、さっさと行きましょう? 早くザマンを倒して、王国に平和をもたらさなきゃ!」
動揺するヨシタケをよそに、二人は彼を無理矢理連れ去ろうとする。メルザマァルはヨシタケの腕を引っ張り、パロザマスはヨシタケの背中を後ろから押した。
フレンドリーな態度とは裏腹に、二人の心の内は怒りと憎悪に染まっていた。
(よくも、ザマスロットを殺しやがって……! 絶対に許さねぇ!)
(隙を見て、殺す。聖剣を奪って、殺す。魔王に殺させて、殺す……!)
ヨシタケへの内なる殺意が湧き上がるにつれ、二人の腕にも力がこもる。
あまりの腕力の強さにヨシタケは抵抗できず、自分の意思とは関係なしに連れて行かれそうになった。
「痛い、痛い、痛い! 二人とも、離してくれ! 悪いが、俺はもうアイツらとザマンを倒しに行くって決めたんだ!」
「ははっ、何言ってんだよ? あんな一般人共がザマンと渡り合えるわけないだろ?」
「出来損ないシスター、名ばかりドラゴン、不良ガンマン、生意気クソガキ予言者……半端者のメンバーじゃ、勇者のパーティとして示しがつかないものね? その点、私は技能も人格も優秀だし、パロザマスは元騎士団副団長だから箔がつくし、最高のパーティでしょ?」
その時、メルザマァルとパロザマスは自分達以上の殺気を、背後から感じた。同時に、二人の後頭部へ硬い鉄の塊が当てられる。
「ひっ?!」
「な、何なのこの殺気は?!」
恐る恐る振り返ると、当てられていたのはザマビリーの拳銃の銃口だった。両手に一丁づつ持ち、構えている。
他の仲間達もそれぞれの武器を彼らに向け、殺気と侮蔑がこもった眼差しで睨んでいた。ザマルタは手の上に精霊を乗せ、ノストラは杖を向けている。ダザドラだけは武器を持ってはいなかったが、元の姿に戻り、鋭い牙を覗かせていた。
「その一般人にボッコボコにざまぁされたのは、どこのどなたでしたっけ?」
「貴様らが追放したくせに、今さら仲間ヅラするな」
「つーか、まだ帰ってなかったのかよ? そんなにここの地面は座り心地がいいか?」
「一応伝えておきますけど、ザマスロットが死んだのはアイツの自業自得ですよ。ヨシタケより先に剣を抜こうとした上に、結局抜けなかったので、ザマヴィアンが罰を与えたんです。賢者のくせに、そんなことも分からないんですか?」
そして三人と一匹は一斉に唱えた。
「「「「〈ザマァ〉」」」」
次の瞬間、それぞれの武器から炎と雷の砲撃が放たれた。
ザマビリーは拳銃の銃口から、ザマルタは精霊の両手から、ノストラは魔法の杖の先から、ダザドラは大きく開いた口から放ち、メルザマァルとパロザマスを攻撃した。バラバラに放たれた砲撃はやがて一つの大きな炎と雷の塊となり、二人に襲いかかった。
「キャァァァァ!」
「ちくしょーッ!」
メルザマァルとパロザマスはヨシタケを突き飛ばし、逃げようとする。
しかし砲撃は二人をしつこく追尾し、やがて直撃した。爆発の衝撃で風が吹き荒れ、熱が伝わってきた。
幸い、命に別状はなさそうで、髪と服が焼け焦げ、体が真っ黒にすすけているだけで済んでいた。攻撃が当たる直前で、防御魔法をかけたのかもしれない。二人はそのまま倒れ、動かなくなった。
「いやー、とんでもねぇクズ共だったなー!」
「えぇ、本当に! あんな図々しい方々がこの世にいらっしゃるんですね」
「ヨシタケを残して逃げようとするとは、下衆な奴らだ」
「馬鹿だよねー。アイツらの足で逃げられるわけないのに」
身も心も燃え尽きたメルザマァルとパロザマスに対し、ヨシタケの仲間達はスッキリとした顔を浮かべる。
彼らの渾身の一撃に、ザマァーリンも「うはははっ! 何あれ、ウケる!」と爆笑し、褒め称えていた。
「お前ら……良かったのか? アイツらと交代しなくて」
ただ一人、ヨシタケだけは仲間達の顔色をうかがい、尋ねた。
今さらメルザマァルとパロザマスを仲間にする気など、さらさらない。しかしザマヴィアンに脅され、無理矢理ザマン退治に行かされることになった仲間達にしてみれば、パーティ脱退は願ってもないチャンスのはずだった。
仲間達もそれを承知でメルザマァルとパロザマスをざまぁしたらしく、照れ臭そうに笑って言った。
「あんな方々に、ヨシタケさんは任せられませんから」
「いつ裏切るとも分からんしな」
「ホントは途中で逃げようと思ってたんだぜ? けど、あんな連中に世界の命運を任せるくらいなら、命を賭けてでも立ち向かった方がいいんじゃねぇかなって考え直したのさ」
「ザマンを倒して、生き残った二人を未来永劫ざまぁしようよ。魔王を倒した英雄に盾つくなんて、末代までの恥でしょ? 僕らを敵に回したらどうなるか……二度とナメた口を聞けなくなるくらいに、思い知らせてやろう?」
「……そうだな」
仲間達の決意を受け取り、ヨシタケは力強く頷いた。
碑文なんて関係ない……敗北してもなお、ヨシタケの気持ちを無視し、仲間達を愚弄し、何でも自分達の思い通りに事を進められると思い込んでいるメルザマァルとパロザマスを、完膚なきまでにざまぁするために、ヨシタケは魔王ザマンを倒すと決めた。
「行こう! 魔王ザマン討伐へ!」
「はい!」
「あぁ」
「おう!」
「うん」
こうしてヨシタケ達は魔王ザマンとの戦いを決意し、新たな一歩を踏み出したのだった……。
「じゃ、私は帰るねぇ! 魔王退治、頑張ってくれたまえ~」
「えっ?! ザマァーリンは一緒に来ないのか?!」
「えぇっ?! あの女の人、ザマァーリンだったのか?!」
「嘘ぉ?! あ、あの、握手して下さい!」
「いいよー」
〈第7章 戦況報告〉
▽聖剣エクスザマリバーのもとへたどり着いた!
▽聖剣エクスザマリバーにトライした!
▽ザマスロットに抜け駆けされた!
▽しかし、抜けない! ざまぁ!
▽ザマスロットはザマヴィアンの魔法で、退場させられた!
▽聖剣エクスザマリバーに再トライ!
▽ザマァーリンの「魔の者を呼ぶ〈ザマァ〉」! 森からビッグフライが現れた!
▽ヨシタケは聖剣エクスザマリバーを抜いた!
▽ヨシタケの攻撃! ビッグフライは倒れた!
▽メルザマァルとパロザマスの「ゴマスリ」! しかしヨシタケには効果は今ひとつのようだ。
▽ザマルタ、ダザドラ、ザマビリー、ノストラの攻撃! メルザマァルとパロザマスは倒れた!
▽メインクエスト「魔王ザマンの討伐」を開始した。
▽ザマルタはザマァーリンに握手してもらい、テンションが上がった。「もう一生、手は洗いません!」「いや、洗って。握手なんて、またいつでもしてあげるから」
To be continued……
「おめでとう、ヨシタケ!」
「遂にエクスザマリバーを手に入れたのね!」
今までの態度とは打って変わり、ヨシタケを仲間として受け入れているかのような笑顔を浮かべている。しかし心から笑っておらず、どこか嘘臭かった。
「お、お前ら、どうしたんだ? 人が変わったみたいに……」
「何言ってんだよ、ヨシタケ! 俺達、仲間だろ?!」
「あんな一般人達は置いといて、さっさと行きましょう? 早くザマンを倒して、王国に平和をもたらさなきゃ!」
動揺するヨシタケをよそに、二人は彼を無理矢理連れ去ろうとする。メルザマァルはヨシタケの腕を引っ張り、パロザマスはヨシタケの背中を後ろから押した。
フレンドリーな態度とは裏腹に、二人の心の内は怒りと憎悪に染まっていた。
(よくも、ザマスロットを殺しやがって……! 絶対に許さねぇ!)
(隙を見て、殺す。聖剣を奪って、殺す。魔王に殺させて、殺す……!)
ヨシタケへの内なる殺意が湧き上がるにつれ、二人の腕にも力がこもる。
あまりの腕力の強さにヨシタケは抵抗できず、自分の意思とは関係なしに連れて行かれそうになった。
「痛い、痛い、痛い! 二人とも、離してくれ! 悪いが、俺はもうアイツらとザマンを倒しに行くって決めたんだ!」
「ははっ、何言ってんだよ? あんな一般人共がザマンと渡り合えるわけないだろ?」
「出来損ないシスター、名ばかりドラゴン、不良ガンマン、生意気クソガキ予言者……半端者のメンバーじゃ、勇者のパーティとして示しがつかないものね? その点、私は技能も人格も優秀だし、パロザマスは元騎士団副団長だから箔がつくし、最高のパーティでしょ?」
その時、メルザマァルとパロザマスは自分達以上の殺気を、背後から感じた。同時に、二人の後頭部へ硬い鉄の塊が当てられる。
「ひっ?!」
「な、何なのこの殺気は?!」
恐る恐る振り返ると、当てられていたのはザマビリーの拳銃の銃口だった。両手に一丁づつ持ち、構えている。
他の仲間達もそれぞれの武器を彼らに向け、殺気と侮蔑がこもった眼差しで睨んでいた。ザマルタは手の上に精霊を乗せ、ノストラは杖を向けている。ダザドラだけは武器を持ってはいなかったが、元の姿に戻り、鋭い牙を覗かせていた。
「その一般人にボッコボコにざまぁされたのは、どこのどなたでしたっけ?」
「貴様らが追放したくせに、今さら仲間ヅラするな」
「つーか、まだ帰ってなかったのかよ? そんなにここの地面は座り心地がいいか?」
「一応伝えておきますけど、ザマスロットが死んだのはアイツの自業自得ですよ。ヨシタケより先に剣を抜こうとした上に、結局抜けなかったので、ザマヴィアンが罰を与えたんです。賢者のくせに、そんなことも分からないんですか?」
そして三人と一匹は一斉に唱えた。
「「「「〈ザマァ〉」」」」
次の瞬間、それぞれの武器から炎と雷の砲撃が放たれた。
ザマビリーは拳銃の銃口から、ザマルタは精霊の両手から、ノストラは魔法の杖の先から、ダザドラは大きく開いた口から放ち、メルザマァルとパロザマスを攻撃した。バラバラに放たれた砲撃はやがて一つの大きな炎と雷の塊となり、二人に襲いかかった。
「キャァァァァ!」
「ちくしょーッ!」
メルザマァルとパロザマスはヨシタケを突き飛ばし、逃げようとする。
しかし砲撃は二人をしつこく追尾し、やがて直撃した。爆発の衝撃で風が吹き荒れ、熱が伝わってきた。
幸い、命に別状はなさそうで、髪と服が焼け焦げ、体が真っ黒にすすけているだけで済んでいた。攻撃が当たる直前で、防御魔法をかけたのかもしれない。二人はそのまま倒れ、動かなくなった。
「いやー、とんでもねぇクズ共だったなー!」
「えぇ、本当に! あんな図々しい方々がこの世にいらっしゃるんですね」
「ヨシタケを残して逃げようとするとは、下衆な奴らだ」
「馬鹿だよねー。アイツらの足で逃げられるわけないのに」
身も心も燃え尽きたメルザマァルとパロザマスに対し、ヨシタケの仲間達はスッキリとした顔を浮かべる。
彼らの渾身の一撃に、ザマァーリンも「うはははっ! 何あれ、ウケる!」と爆笑し、褒め称えていた。
「お前ら……良かったのか? アイツらと交代しなくて」
ただ一人、ヨシタケだけは仲間達の顔色をうかがい、尋ねた。
今さらメルザマァルとパロザマスを仲間にする気など、さらさらない。しかしザマヴィアンに脅され、無理矢理ザマン退治に行かされることになった仲間達にしてみれば、パーティ脱退は願ってもないチャンスのはずだった。
仲間達もそれを承知でメルザマァルとパロザマスをざまぁしたらしく、照れ臭そうに笑って言った。
「あんな方々に、ヨシタケさんは任せられませんから」
「いつ裏切るとも分からんしな」
「ホントは途中で逃げようと思ってたんだぜ? けど、あんな連中に世界の命運を任せるくらいなら、命を賭けてでも立ち向かった方がいいんじゃねぇかなって考え直したのさ」
「ザマンを倒して、生き残った二人を未来永劫ざまぁしようよ。魔王を倒した英雄に盾つくなんて、末代までの恥でしょ? 僕らを敵に回したらどうなるか……二度とナメた口を聞けなくなるくらいに、思い知らせてやろう?」
「……そうだな」
仲間達の決意を受け取り、ヨシタケは力強く頷いた。
碑文なんて関係ない……敗北してもなお、ヨシタケの気持ちを無視し、仲間達を愚弄し、何でも自分達の思い通りに事を進められると思い込んでいるメルザマァルとパロザマスを、完膚なきまでにざまぁするために、ヨシタケは魔王ザマンを倒すと決めた。
「行こう! 魔王ザマン討伐へ!」
「はい!」
「あぁ」
「おう!」
「うん」
こうしてヨシタケ達は魔王ザマンとの戦いを決意し、新たな一歩を踏み出したのだった……。
「じゃ、私は帰るねぇ! 魔王退治、頑張ってくれたまえ~」
「えっ?! ザマァーリンは一緒に来ないのか?!」
「えぇっ?! あの女の人、ザマァーリンだったのか?!」
「嘘ぉ?! あ、あの、握手して下さい!」
「いいよー」
〈第7章 戦況報告〉
▽聖剣エクスザマリバーのもとへたどり着いた!
▽聖剣エクスザマリバーにトライした!
▽ザマスロットに抜け駆けされた!
▽しかし、抜けない! ざまぁ!
▽ザマスロットはザマヴィアンの魔法で、退場させられた!
▽聖剣エクスザマリバーに再トライ!
▽ザマァーリンの「魔の者を呼ぶ〈ザマァ〉」! 森からビッグフライが現れた!
▽ヨシタケは聖剣エクスザマリバーを抜いた!
▽ヨシタケの攻撃! ビッグフライは倒れた!
▽メルザマァルとパロザマスの「ゴマスリ」! しかしヨシタケには効果は今ひとつのようだ。
▽ザマルタ、ダザドラ、ザマビリー、ノストラの攻撃! メルザマァルとパロザマスは倒れた!
▽メインクエスト「魔王ザマンの討伐」を開始した。
▽ザマルタはザマァーリンに握手してもらい、テンションが上がった。「もう一生、手は洗いません!」「いや、洗って。握手なんて、またいつでもしてあげるから」
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