21 / 42
第6章「ザマスロットと対決、ざまぁ!」
第一話
しおりを挟む
聖剣エクスザマリバーが眠る湖があるのは、何の変哲もない森だった。
あまりにも特徴がなさ過ぎて、森の前に立ったヨシタケとザマビリーは目を疑った。
「おいおい、本当にここに聖剣があんのか?」
「ザマルタさんがいた教会の森と変わらないように見えるな」
「森の奥から清浄で強力な魔力が漂ってる……間違いなく、ここだよ」
ノストラの言葉に、ザマルタとダザドラも頷く。
「私もぼんやりとですが、感じます。森の前にいるだけで癒されるというか、心が洗われるというか……」
「まさしく聖域だな。我がいた場所とは真逆だ。悪しきものが立ち入れられぬよう、結界が施されておる。これでは魔王も手出しできんだろうな」
その時、ヨシタケ達が来た道の反対側から「嘘ぉ?!」と声が聞こえた。
見ると、ザマスロット達を荷台に載せた馬車がこちらに向かって猛スピードで走ってきていた。ザマスロット達は馬車の荷台から身を乗り出し、もどかしそうにヨシタケ達を睨んでいる。
遅れてやって来たザマスロット達に、ヨシタケは別の意味で驚いた。
「嘘ぉ?! あいつら、俺を置いていったのに、俺より遅れてるんだが!」
「マジで?! だったら、今のうちに聖剣抜きに行っちゃおうぜ!」
ザマビリーはザマスロット達を出し抜こうと、森へ駆け込む。
直後、
「はいストップー」
「へぶっ?!」
木の上からザマァーリンが落下し、ザマビリーの頭を踏み潰すように降り立った。
あまりの衝撃にザマビリーは地面に倒れ、身動きが取れなくなった。
「キャーッ! 空から見知らぬ女の人が降ってきましたよ?!」
「ザマビリー、大丈夫か?!」
「刺さってる! ヒールが帽子に刺さってるッ!」
慌ててヨシタケ達はザマビリーに駆け寄る。
「あー、ごめんごめん。いいクッションを見つけたものだから、つい」
ザマァーリンは「悪い」とは微塵も思っていない様子で謝り、地面へ降りる。
正体を明かすつもりはないらしく、弟子であるノストラと目が合うと、口の前に人差し指を当て、ウィンクした。
「でも、感謝したまえよ? あのまま私が止めていなければ、森の掟に反するところだったんだから」
「森の掟?」
そこへ馬車から降りたザマスロット達が追いついた。
「ヨシタケ! 貴様、なぜここにいる?!」
「てっきりあのまま死んだか、ママのとこに逃げたかと思ってたんだがなぁ~」
「しぶとい奴。今度は護衛まで連れてるなんて」
ザマスロット達は亡霊でも見るような目で、ヨシタケを凝視する。本当にヨシタケか疑っているらしい。
その不愉快極まりない態度に、ヨシタケは「なぜここにいるのか、だと?」と睨みつけた。
「お前らこそ、俺を闇討ちしといてよくノコノコと来れたもんだなぁ! 国民はだませても、俺達はだまされねぇぞ!」
怒るヨシタケに続き、仲間達もザマスロット達に食ってかかる。
「俺達は護衛じゃねぇ! 仲間だ!」
「ヨシタケさんは一日で百万ザマドルを稼いだお方です! そう簡単にへこたれません!」
「貴様らからは嘘の臭いがするな……勇者のパーティとは思えん臭いだ」
「メルザマァル先輩、おひさでーす。せっかくなので、ぶちのめしに来ましたよー」
ザマルタとザマビリーは怒り、ダザドラはきな臭そうに睨みつけ、ノストラはメルザマァルを挑発する。
二者の空気がピリつく中、ザマァーリンが「すとーっぷ!」と仲裁した。
「君達、知らないのかい?! 聖剣が眠るこの森の中では、いかなる争いもしてはならないという掟があるんだよ?! ルール違反で聖剣を抜けないなんて、嫌だろう? 安全に抜きたいなら、森の外で"正々堂々と"順番を決めようじゃないか!」
「じゃんけんでもするのか?」
「いいや?」
ザマァーリンはニヤリと笑い、言った。
「パーティ同士で決闘するのさ。前衛三人、後衛一人の四人対戦でね。先に全員倒れた方が負けさ。ダザドラ君は君の召喚獣扱いだから、仲間に入れても問題ない」
するとザマァーリンの提示したルールを聞いたザマスロットが「ちょっと待って下さい」と意見した。
「どこのどなたか存じませんが、それでは我々が圧倒的に不利ではありませんか? こちらは三人、向こうは召喚獣を含めて四人と一匹……いくら我々が勇者パーティとはいえ、不公平です」
「おや、三人じゃ勝てる自信がないのかい? 相手は君達が"ポンコツ"と呼んで追放した、あのヨシタケ君のパーティだというのに?」
「……なぜそれを知っている? ヨシタケから聞いたのか?」
途端に、ザマスロット達は殺気立つ。
賢者であるメルザマァルもザマァーリンの正体に気づいていないらしく、不敬にも彼女を睨んでいた。
「そんなに怒らないでおくれよ。私もこう見えて、魔女の端くれなんだからさ。知っててもおかしくはないだろう?」
「……」
なおも敵意を剥き出しにするザマスロット達に、ザマァーリンは「ではこうしよう」と、とんでもないことを提案した。
「私が君達のパーティの四人目のメンバーになってあげる。前衛か後衛かは君達で決めたまえ」
「えぇぇっ?!」
「嘘だろ?!」
「本気ですか?! 師……謎のお姉さん!」
ザマァーリンの提案に、彼女の正体を知るヨシタケ、ダザドラ、ノストラは青ざめる。
ザマァーリンは「もちろん」と笑顔で頷いた。
「コテンパンにしてあげるから、期待していてくれたまえよ?」
「……終わった」
「あぁ……」
「せめて、ザマスロット達がこの提案を拒否してくれればいいんだけど……」
一縷の望みをかけ、ザマスロット達の答えを待つ。
ザマスロットは仲間と小声で話し合った末、穏やかな笑みを浮かべ、ザマァーリンに握手を求めた。
「後衛で頼む」
「オッケー!」
ザマァーリンも笑顔で握手に応じる。
ヨシタケとノストラガクッと膝から崩れ落ちた。ダザドラもヨシタケの肩の上で項垂れていた。
「ダメだったか……」
「ダメだったね……」
「敗北する心の準備を済ませておかねばならんな……」
ザマルタとザマビリーはなぜ彼らがここまでショックを受けているのか理解できず、戸惑った。
「おいおい、勝負する前から負けた気になってんじゃねぇよ! ザマスロットをざまぁするんだろ?!」
「や、そのつもりだったんだが……」
「勝てますって! 助っ人と言っても、後衛なんですから!」
「あの人は後衛でも強いんだよ……前衛かと思うくらい」
「後衛は後衛です! 前衛じゃありません!」
必死にザマルタとザマビリーが励ましても、二人と一匹は戦意を失ったままだった。
「……よく分からんが、彼女はあいつらにとって天敵だったらしい」
「あれなら楽勝じゃね?」
ザマスロット達は勝利を確信し、ニヤニヤと笑う。
ザマァーリンも彼らの隣で笑みを浮かべていたが、その目はヨシタケ達への期待を帯びていた。
あまりにも特徴がなさ過ぎて、森の前に立ったヨシタケとザマビリーは目を疑った。
「おいおい、本当にここに聖剣があんのか?」
「ザマルタさんがいた教会の森と変わらないように見えるな」
「森の奥から清浄で強力な魔力が漂ってる……間違いなく、ここだよ」
ノストラの言葉に、ザマルタとダザドラも頷く。
「私もぼんやりとですが、感じます。森の前にいるだけで癒されるというか、心が洗われるというか……」
「まさしく聖域だな。我がいた場所とは真逆だ。悪しきものが立ち入れられぬよう、結界が施されておる。これでは魔王も手出しできんだろうな」
その時、ヨシタケ達が来た道の反対側から「嘘ぉ?!」と声が聞こえた。
見ると、ザマスロット達を荷台に載せた馬車がこちらに向かって猛スピードで走ってきていた。ザマスロット達は馬車の荷台から身を乗り出し、もどかしそうにヨシタケ達を睨んでいる。
遅れてやって来たザマスロット達に、ヨシタケは別の意味で驚いた。
「嘘ぉ?! あいつら、俺を置いていったのに、俺より遅れてるんだが!」
「マジで?! だったら、今のうちに聖剣抜きに行っちゃおうぜ!」
ザマビリーはザマスロット達を出し抜こうと、森へ駆け込む。
直後、
「はいストップー」
「へぶっ?!」
木の上からザマァーリンが落下し、ザマビリーの頭を踏み潰すように降り立った。
あまりの衝撃にザマビリーは地面に倒れ、身動きが取れなくなった。
「キャーッ! 空から見知らぬ女の人が降ってきましたよ?!」
「ザマビリー、大丈夫か?!」
「刺さってる! ヒールが帽子に刺さってるッ!」
慌ててヨシタケ達はザマビリーに駆け寄る。
「あー、ごめんごめん。いいクッションを見つけたものだから、つい」
ザマァーリンは「悪い」とは微塵も思っていない様子で謝り、地面へ降りる。
正体を明かすつもりはないらしく、弟子であるノストラと目が合うと、口の前に人差し指を当て、ウィンクした。
「でも、感謝したまえよ? あのまま私が止めていなければ、森の掟に反するところだったんだから」
「森の掟?」
そこへ馬車から降りたザマスロット達が追いついた。
「ヨシタケ! 貴様、なぜここにいる?!」
「てっきりあのまま死んだか、ママのとこに逃げたかと思ってたんだがなぁ~」
「しぶとい奴。今度は護衛まで連れてるなんて」
ザマスロット達は亡霊でも見るような目で、ヨシタケを凝視する。本当にヨシタケか疑っているらしい。
その不愉快極まりない態度に、ヨシタケは「なぜここにいるのか、だと?」と睨みつけた。
「お前らこそ、俺を闇討ちしといてよくノコノコと来れたもんだなぁ! 国民はだませても、俺達はだまされねぇぞ!」
怒るヨシタケに続き、仲間達もザマスロット達に食ってかかる。
「俺達は護衛じゃねぇ! 仲間だ!」
「ヨシタケさんは一日で百万ザマドルを稼いだお方です! そう簡単にへこたれません!」
「貴様らからは嘘の臭いがするな……勇者のパーティとは思えん臭いだ」
「メルザマァル先輩、おひさでーす。せっかくなので、ぶちのめしに来ましたよー」
ザマルタとザマビリーは怒り、ダザドラはきな臭そうに睨みつけ、ノストラはメルザマァルを挑発する。
二者の空気がピリつく中、ザマァーリンが「すとーっぷ!」と仲裁した。
「君達、知らないのかい?! 聖剣が眠るこの森の中では、いかなる争いもしてはならないという掟があるんだよ?! ルール違反で聖剣を抜けないなんて、嫌だろう? 安全に抜きたいなら、森の外で"正々堂々と"順番を決めようじゃないか!」
「じゃんけんでもするのか?」
「いいや?」
ザマァーリンはニヤリと笑い、言った。
「パーティ同士で決闘するのさ。前衛三人、後衛一人の四人対戦でね。先に全員倒れた方が負けさ。ダザドラ君は君の召喚獣扱いだから、仲間に入れても問題ない」
するとザマァーリンの提示したルールを聞いたザマスロットが「ちょっと待って下さい」と意見した。
「どこのどなたか存じませんが、それでは我々が圧倒的に不利ではありませんか? こちらは三人、向こうは召喚獣を含めて四人と一匹……いくら我々が勇者パーティとはいえ、不公平です」
「おや、三人じゃ勝てる自信がないのかい? 相手は君達が"ポンコツ"と呼んで追放した、あのヨシタケ君のパーティだというのに?」
「……なぜそれを知っている? ヨシタケから聞いたのか?」
途端に、ザマスロット達は殺気立つ。
賢者であるメルザマァルもザマァーリンの正体に気づいていないらしく、不敬にも彼女を睨んでいた。
「そんなに怒らないでおくれよ。私もこう見えて、魔女の端くれなんだからさ。知っててもおかしくはないだろう?」
「……」
なおも敵意を剥き出しにするザマスロット達に、ザマァーリンは「ではこうしよう」と、とんでもないことを提案した。
「私が君達のパーティの四人目のメンバーになってあげる。前衛か後衛かは君達で決めたまえ」
「えぇぇっ?!」
「嘘だろ?!」
「本気ですか?! 師……謎のお姉さん!」
ザマァーリンの提案に、彼女の正体を知るヨシタケ、ダザドラ、ノストラは青ざめる。
ザマァーリンは「もちろん」と笑顔で頷いた。
「コテンパンにしてあげるから、期待していてくれたまえよ?」
「……終わった」
「あぁ……」
「せめて、ザマスロット達がこの提案を拒否してくれればいいんだけど……」
一縷の望みをかけ、ザマスロット達の答えを待つ。
ザマスロットは仲間と小声で話し合った末、穏やかな笑みを浮かべ、ザマァーリンに握手を求めた。
「後衛で頼む」
「オッケー!」
ザマァーリンも笑顔で握手に応じる。
ヨシタケとノストラガクッと膝から崩れ落ちた。ダザドラもヨシタケの肩の上で項垂れていた。
「ダメだったか……」
「ダメだったね……」
「敗北する心の準備を済ませておかねばならんな……」
ザマルタとザマビリーはなぜ彼らがここまでショックを受けているのか理解できず、戸惑った。
「おいおい、勝負する前から負けた気になってんじゃねぇよ! ザマスロットをざまぁするんだろ?!」
「や、そのつもりだったんだが……」
「勝てますって! 助っ人と言っても、後衛なんですから!」
「あの人は後衛でも強いんだよ……前衛かと思うくらい」
「後衛は後衛です! 前衛じゃありません!」
必死にザマルタとザマビリーが励ましても、二人と一匹は戦意を失ったままだった。
「……よく分からんが、彼女はあいつらにとって天敵だったらしい」
「あれなら楽勝じゃね?」
ザマスロット達は勝利を確信し、ニヤニヤと笑う。
ザマァーリンも彼らの隣で笑みを浮かべていたが、その目はヨシタケ達への期待を帯びていた。
0
お気に入りに追加
14
あなたにおすすめの小説
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。

大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。

【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?

旅の道連れ、さようなら【短編】
キョウキョウ
ファンタジー
突然、パーティーからの除名処分を言い渡された。しかし俺には、その言葉がよく理解できなかった。
いつの間に、俺はパーティーの一員に加えられていたのか。
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?

異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!
椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。
しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。
身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。
そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる