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第?話〈2024年エイプリルフール企画〉
目白先生の妖怪講座 第?回
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私だ、目白だ。
今回は魑魅魍魎廃病院に住む異形たちと、岡本くんの体質について話そうと思う。
……エイプリルフールだから嘘情報だろうって? 今日の日付を見たまえよ。
『魑魅魍魎廃病院(現:魑魅魍魎ダンスホール)と、その住人』
〈概要〉
廃墟となった魑魅魍魎病院と、そこに住む異形達。凶悪な異形が住まう「最恐の心霊スポット」とウワサされていたが、実際は霊と妖怪が共存する平和的な場所だった。
強盗団が盗んだ金品を隠している手術室に人を近づかせないため、ウワサを流していた。ウワサを恐れず、手術室に立ち入った者は始末。「入ったら二度と出られない」というウワサは、あながち間違っていなかったことになる。
現在は「入るとチャラくなって戻ってくる」「異形だらけ」と、本当の最恐心霊スポットとして恐れられている。異形の間では「にぎやかで平和な場所」として認知され、大人気。五代君の憧れの場所(異形がいすぎて行けない)。
〈外見データ〉
病院:廃墟。屋上に黒縄君が描いた魔法陣が残っている。ダンスホール後は四六時中ダンスミュージックが流れ、蛍光灯が七色に輝いている。
異形達:霊や妖怪など、さまざま。廃病院と縁のあった者もいれば、縁はないが居心地が良くて住み着いている者もいる。ダンスホール後はパリピ化し、チャラファッションになった。
〈戦闘能力〉
散刃:サンバ。侵入者に向かって刃を散らす攻撃……ではなく、強制的にサンバを踊らせる呪い。
出威須古:ディスコ。立ち入った者をノリノリにさせる呪い。
笛酢:フェス。笛で酢を吸う拷問……ではなく、タオルを振り回したり、トルネードを作ったりと、集団で盛り上がる呪い。
華唖煮波流:カーニバル。院内を周回している派手な出し物。出くわすと、ダンサーに加わる。
巴里陽:パリピ。しゃべり方や格好がチャラくなる。パリの太陽ではない。
断巣弾洲革命:廃病院を支配している術の名称。某リズムゲームとは一切関係ない。
〈異形になる前〉
ごく普通の病院。正式名称「治身望療(ちみもうりょう)病院」。評判はそこそこ良く、悪いウワサは何もなかった。
相続手続きがされず、放置。廃墟に。
誰かの思い込みで「魑魅魍魎廃病院」と呼ばれるようになってしまった。
〈関連人物〉
強盗団:戦利品を隠していた。異形達に踊らされ、行方不明に。
黒縄:廃病院をダンスホール化させた。忘れている。
岡本:廃病院のレポート(妄想含む)が全国オカルト研究発表会中学生部門で入賞。オカ研を同好会から部へ昇格させ、高校受験にも有利に働いた。
『非霊媒体質(呪い、あるいは加護由来)』
〈概要〉
異形の類いを認知せず、縁も結ばない特異体質。
明らかに認知できる状況でも「勘違い」「見間違い」だと思い込み、スルーする。異形側も興味を持たない。異形を認知できないデメリットはあるものの、異形との悪縁・呪いを一切受けない。
例えるなら、逆贄原くん状態。岡本君がいかなる心霊スポットからも無傷で生還できているのは、この体質のため。本編で巻き込まれているのは、贄原君がいるせい。
〈術がかけられた経緯〉
黒縄君の、妹君に対する「異形や術者と関わりを持ってほしくない」という強い想いから、無意識にかけた術。妹君の血族へ強制的に受け継がれる。黒縄君が「守りたくない」と思わない限り解除されないため、呪いとも加護とも分類できる。
かけた本人も、かけられた妹君も術の存在を知らない。誰かが本気で岡本君を調べないかぎり、今後もバレないだろう。
〈岡本個人について〉
生来の勘の鋭さから、オカルト以外の物事には敏感。
黒縄君扮する黒柳将一が普通の人間ではないことや、黒縄君が黒柳将一と関わりのある者であることは、とっくに見抜いている。
体質さえなければ、術者の素養は十分あった。が、この体質でなければ、とっくに命を落としていた。
如何だっただろうか。
廃病院での一件は、黒縄君が「術の黒縄」と呼ばれる所以が分かる出来事となったと思う。
ではまた次回。
今回は魑魅魍魎廃病院に住む異形たちと、岡本くんの体質について話そうと思う。
……エイプリルフールだから嘘情報だろうって? 今日の日付を見たまえよ。
『魑魅魍魎廃病院(現:魑魅魍魎ダンスホール)と、その住人』
〈概要〉
廃墟となった魑魅魍魎病院と、そこに住む異形達。凶悪な異形が住まう「最恐の心霊スポット」とウワサされていたが、実際は霊と妖怪が共存する平和的な場所だった。
強盗団が盗んだ金品を隠している手術室に人を近づかせないため、ウワサを流していた。ウワサを恐れず、手術室に立ち入った者は始末。「入ったら二度と出られない」というウワサは、あながち間違っていなかったことになる。
現在は「入るとチャラくなって戻ってくる」「異形だらけ」と、本当の最恐心霊スポットとして恐れられている。異形の間では「にぎやかで平和な場所」として認知され、大人気。五代君の憧れの場所(異形がいすぎて行けない)。
〈外見データ〉
病院:廃墟。屋上に黒縄君が描いた魔法陣が残っている。ダンスホール後は四六時中ダンスミュージックが流れ、蛍光灯が七色に輝いている。
異形達:霊や妖怪など、さまざま。廃病院と縁のあった者もいれば、縁はないが居心地が良くて住み着いている者もいる。ダンスホール後はパリピ化し、チャラファッションになった。
〈戦闘能力〉
散刃:サンバ。侵入者に向かって刃を散らす攻撃……ではなく、強制的にサンバを踊らせる呪い。
出威須古:ディスコ。立ち入った者をノリノリにさせる呪い。
笛酢:フェス。笛で酢を吸う拷問……ではなく、タオルを振り回したり、トルネードを作ったりと、集団で盛り上がる呪い。
華唖煮波流:カーニバル。院内を周回している派手な出し物。出くわすと、ダンサーに加わる。
巴里陽:パリピ。しゃべり方や格好がチャラくなる。パリの太陽ではない。
断巣弾洲革命:廃病院を支配している術の名称。某リズムゲームとは一切関係ない。
〈異形になる前〉
ごく普通の病院。正式名称「治身望療(ちみもうりょう)病院」。評判はそこそこ良く、悪いウワサは何もなかった。
相続手続きがされず、放置。廃墟に。
誰かの思い込みで「魑魅魍魎廃病院」と呼ばれるようになってしまった。
〈関連人物〉
強盗団:戦利品を隠していた。異形達に踊らされ、行方不明に。
黒縄:廃病院をダンスホール化させた。忘れている。
岡本:廃病院のレポート(妄想含む)が全国オカルト研究発表会中学生部門で入賞。オカ研を同好会から部へ昇格させ、高校受験にも有利に働いた。
『非霊媒体質(呪い、あるいは加護由来)』
〈概要〉
異形の類いを認知せず、縁も結ばない特異体質。
明らかに認知できる状況でも「勘違い」「見間違い」だと思い込み、スルーする。異形側も興味を持たない。異形を認知できないデメリットはあるものの、異形との悪縁・呪いを一切受けない。
例えるなら、逆贄原くん状態。岡本君がいかなる心霊スポットからも無傷で生還できているのは、この体質のため。本編で巻き込まれているのは、贄原君がいるせい。
〈術がかけられた経緯〉
黒縄君の、妹君に対する「異形や術者と関わりを持ってほしくない」という強い想いから、無意識にかけた術。妹君の血族へ強制的に受け継がれる。黒縄君が「守りたくない」と思わない限り解除されないため、呪いとも加護とも分類できる。
かけた本人も、かけられた妹君も術の存在を知らない。誰かが本気で岡本君を調べないかぎり、今後もバレないだろう。
〈岡本個人について〉
生来の勘の鋭さから、オカルト以外の物事には敏感。
黒縄君扮する黒柳将一が普通の人間ではないことや、黒縄君が黒柳将一と関わりのある者であることは、とっくに見抜いている。
体質さえなければ、術者の素養は十分あった。が、この体質でなければ、とっくに命を落としていた。
如何だっただろうか。
廃病院での一件は、黒縄君が「術の黒縄」と呼ばれる所以が分かる出来事となったと思う。
ではまた次回。
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