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第16.5話(第2部 第5.5話)「羅門の過去〈闇を手に入れた忍び〉」
玖
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羅門ら三人は集落の跡地に留まり、朱羅を育てることにした。
噴火の影響により、集落の周辺には人も異形も寄りつかない。再び噴火が起こったとしても、羅門達なら噴火前に察知し、逃げられる。半妖である朱羅を育てるには、絶好の場所だった。
三人は朱羅が一人でも生きていけるよう、さまざまな知識や技術を教えた。
紫野ノ瑪は料理と武術、幽空は遊びを通した知識全般。羅門は教えているつもりはなかったが、狩りの仕方や毒のある植物の見分け方など、訊かれれば答えた。主に朱羅の世話をしていたのは紫野ノ瑪と幽空だったが、一番懐かれていたのはなぜか羅門だった。
朱羅はどんな知識も、綿のように吸収した。
食べ物も何でも食べ、ぐーんと成長し、あっという間に三人の身長を追い抜いてしまった。父親譲りの怪力で、力仕事は朱羅の担当になった。
「朱羅、そろそろ成人になりますね」
ある夜、紫野ノ瑪は警戒中の羅門に話しかけた。幽空と羅門は(幽空は若干浮いている状態で)並んで横になり、眠っていた。
「そうだな」
「……心は変わりませんか? 朱羅なら、異形の世界でもやっていけると思いますが」
「アイツが半妖なのは変わらねぇ。これまで狙われなかったのは、集落跡に留まっていたからだ。俺達の旅を再開するためにも、朱羅には出て行ってもらう……そのために、今日まで育ててきたんだろうが」
「……まぁ、主に育てたの、私と幽空ですけどね」
ただ、と羅門は眉をひそめた。
「朱羅……というより、朱禅のことで分からねぇことが一つある。朱羅をそばに置いておけば分かるかと思ったが、未だに答えが出ねぇ」
「なんです? その分からないことって」
「そもそも朱禅が鬼になったのは身のほど知らずにも、"俺を一人にしないため"だったらしい。にもかかわらず、朱禅は俺のもとを去り、人間の女にあっさり乗り換えやがった……鬼になってまで叶えたかった望みを、ああも簡単に捨てられるものなのか?」
「つまり、嫉妬ですか?」
睨まれる紫野ノ瑪。
「理由が知りてェだけだ。お前、朱禅から何か聞いてねーか?」
「理由……」
紫野ノ瑪は「そういえば、」と手を打った。
「貴方と朱禅が言い争った後、私と幽空も朱禅を説得しようと試みたんです。そうしたら……」
紫野ノ瑪は、当時の朱禅とのやり取りを話した。
朱禅は晴れ晴れとした顔で、紫野ノ瑪と幽空にこう言った。
『俺……人間だった頃から、いつかひとり立ちしたいって思ってたんだ。兄ちゃんに頼ってばかりいる自分が嫌だったし、兄ちゃんにも自由に生きて欲しかったから。だけど、兄ちゃんを一人にはしたくないから、俺の代わりに兄ちゃんといてくれる人を探してたんだよね』
『ようするに、我々……ですか?』
朱禅はいたずらっ子のように微笑んだ。
『ごめんね。二人は鬼だし、ちょうどいいなって思っちゃったんだ。どうしても離れたくなったら、代わりの人を連れてきてあげてね』
『それはかまいませんが、我々だけで羅門の相手が務まるでしょうか?』
『羅門ってば、何かにつけて朱禅、朱禅だもんね』
『大丈夫! 兄ちゃん、二人のこと結構気に入ってるから。今はああ言ってるけど、二人との旅が楽しくて、俺のことなんてすぐに忘れちゃうと思うよ』
「……」
数年越しに朱禅の真意を知り、羅門は深く息を吐いた。額に手を当て、うなだれる。
「……だったら最初からそう言え、バカ」
言ってやりたいことは山ほどあるのに、その相手はこの世にはいない。
朱羅はよく似ていたが、朱禅ではない。羅門は変わらず朱羅に冷たく接し続けた。
そうして月日は流れ……朱羅が旅立つ日がやって来た。
◯
「今日からお前は一人で生きろ。お前には半分人間の血が混じっている……お前を連れていると、他の鬼共から人間の味方をしていると思われ、襲われるかもしれねぇ。とばっちりを食うのは御免だ」
「……分かりました。今日までお世話になりました、お兄様方」
成人の年になった朝、朱羅は三人のもとを去っていった。
「ハァ。やっと追い出せた」
「ねぇ、本当に大丈夫?! 他の鬼や人間にいじめられるかもよ?!」
安堵する羅門に対し、紫野ノ瑪と幽空は心配と不安でおろおろしていた。幽空にいたっては、朱羅と別れるのが嫌すぎて号泣していた。
「心配いらねぇだろ。この前も、クマと相撲して勝ってたし」
「体力面はそうですけど、朱羅はとっても素直で良い子ですから、ずる賢い鬼や人間にだまされるかもしれないじゃないですか! 具体的には、黒髪美形の悪の親玉とか!」
「具体的すぎるだろ」
「なんとなく、引っかかりそうだなと……」
三人も旅を再開するべく、荷物をまとめる。
そこへ、
「あのー、ちょっとお話いいですか?」
「ッ?!」
笠を被った青年が、親しげに話しかけてきた。
笠からはみ出た銀髪が、サラサラと風にそよぐ。白黒反転した目の模様が描かれた面をつけているため、顔は見えない。
どうやら、若い僧侶らしい。黒い法衣をまとい、金の錫杖を持っている。背が高く、手足がスラリと長い。
羅門と紫野ノ瑪は瞬時に反応し、構える。遅れて、幽空も振り返った。
「え、お坊さん? 何でこんなところに……」
「お坊様ではありませんよ。よく見なさい、髪が生えているでしょう?」
「あ、本当だ」
「それに、あんな妙な面をつける坊主はいねぇ。アンタ、術者だな」
「ご明察」
青年は爽やかな声で笑った。
「私は術者協会の者です。戦場を渡り歩く四人組の鬼のウワサをきいて来たんだけど……」
青年は「ひい、ふう、みい」と羅門達を指差し、数えた。
「ふむ、一匹足りないみたいだね。どこにいるんだい?」
「知るか。俺達は見てのとおり、三人組だ。他ァ当たってくれ」
羅門は紫野ノ瑪と幽空を引っ張り、闇の通路へ逃げ込む。羅門はこらえたが、紫野ノ瑪と幽空は「術者協会」と聞いた途端、恐怖で固まってしまっていた。
術者協会。直接会ったのは初めてだが、そのウワサはたびたび耳にした。
「異形退治に特化した陰陽師を中心とする、祓い屋集団」
「異形の善悪関係なく、退治する」
「珍しい異形を捕らえ、式神や実験体に使っている」
など、耳にするだけで恐ろしいウワサばかりだ。羅門が知っている異形の何人かも、術者協会の術者に退治されたり、式神にさせられたりしていた。
「待った、待った! 話はまだ終わっていないよ!」
青年は羅門達の後を追い、闇の通路へ入ってくる。それが羅門のねらいだった。
青年が入った瞬間、通路の入口が閉じた。青年はしばらく辺りを見回していたが、
「え? どうして、貴方がここに?」
居もしない誰かに呼ばれ、あさっての方向へ歩いていった。
その隙に、羅門達は闇の通路から脱出する。着いた先はひと気のない廃村だった。
「ここは?」
「昔、任務で来た場所だ。集落跡からはかなり距離があるし、万が一ヤツが闇から出てきたとしても、朱羅を巻き込まずに済む」
通路の出口がゆっくりとふさがっていく。
羅門が空間に作り出す闇とは違い、闇の通路は羅門が操作しなければ、勝手に閉じてしまう。一度閉じた通路は羅門でなければ開けず、中に取り残された者は自力では外に出られない。
「こ、こんなことしていいのかな? 他の術者に恨まれない?」
「恨まれるどころか、商売敵がいなくなって喜ぶんじゃねーか? アイツら、個人主義だから」
通路の出口が完全に閉じる直前、中から光沢のある青灰色の金属が腕のように伸び、羅門へ襲いかかった。
「っ!」
「羅門!」
金属の腕は羅門を押し倒し、締めつける。つかまれた部位が、ミシミシと嫌な音を立てる。
金属の腕は恐ろしく重く、鬼の力でも持ち上げられない。それどころか、動かそうとすると、さらに痛みが走った。
「んだこれ、重っ……!」
「動かないほうがいい。その金属は僕が発明したものの中で、一番重いから」
金属の腕が闇の裂け目をこじ開け、術者の青年が悠々と出てくる。最初に会ったときと態度が打って変わり、ひどく殺気立っていた。
「ひどいね、君。私を閉じ込めようとしたばかりか、あんな幻まで見せるなんて……さすがに怒っちゃうぞ?」
噴火の影響により、集落の周辺には人も異形も寄りつかない。再び噴火が起こったとしても、羅門達なら噴火前に察知し、逃げられる。半妖である朱羅を育てるには、絶好の場所だった。
三人は朱羅が一人でも生きていけるよう、さまざまな知識や技術を教えた。
紫野ノ瑪は料理と武術、幽空は遊びを通した知識全般。羅門は教えているつもりはなかったが、狩りの仕方や毒のある植物の見分け方など、訊かれれば答えた。主に朱羅の世話をしていたのは紫野ノ瑪と幽空だったが、一番懐かれていたのはなぜか羅門だった。
朱羅はどんな知識も、綿のように吸収した。
食べ物も何でも食べ、ぐーんと成長し、あっという間に三人の身長を追い抜いてしまった。父親譲りの怪力で、力仕事は朱羅の担当になった。
「朱羅、そろそろ成人になりますね」
ある夜、紫野ノ瑪は警戒中の羅門に話しかけた。幽空と羅門は(幽空は若干浮いている状態で)並んで横になり、眠っていた。
「そうだな」
「……心は変わりませんか? 朱羅なら、異形の世界でもやっていけると思いますが」
「アイツが半妖なのは変わらねぇ。これまで狙われなかったのは、集落跡に留まっていたからだ。俺達の旅を再開するためにも、朱羅には出て行ってもらう……そのために、今日まで育ててきたんだろうが」
「……まぁ、主に育てたの、私と幽空ですけどね」
ただ、と羅門は眉をひそめた。
「朱羅……というより、朱禅のことで分からねぇことが一つある。朱羅をそばに置いておけば分かるかと思ったが、未だに答えが出ねぇ」
「なんです? その分からないことって」
「そもそも朱禅が鬼になったのは身のほど知らずにも、"俺を一人にしないため"だったらしい。にもかかわらず、朱禅は俺のもとを去り、人間の女にあっさり乗り換えやがった……鬼になってまで叶えたかった望みを、ああも簡単に捨てられるものなのか?」
「つまり、嫉妬ですか?」
睨まれる紫野ノ瑪。
「理由が知りてェだけだ。お前、朱禅から何か聞いてねーか?」
「理由……」
紫野ノ瑪は「そういえば、」と手を打った。
「貴方と朱禅が言い争った後、私と幽空も朱禅を説得しようと試みたんです。そうしたら……」
紫野ノ瑪は、当時の朱禅とのやり取りを話した。
朱禅は晴れ晴れとした顔で、紫野ノ瑪と幽空にこう言った。
『俺……人間だった頃から、いつかひとり立ちしたいって思ってたんだ。兄ちゃんに頼ってばかりいる自分が嫌だったし、兄ちゃんにも自由に生きて欲しかったから。だけど、兄ちゃんを一人にはしたくないから、俺の代わりに兄ちゃんといてくれる人を探してたんだよね』
『ようするに、我々……ですか?』
朱禅はいたずらっ子のように微笑んだ。
『ごめんね。二人は鬼だし、ちょうどいいなって思っちゃったんだ。どうしても離れたくなったら、代わりの人を連れてきてあげてね』
『それはかまいませんが、我々だけで羅門の相手が務まるでしょうか?』
『羅門ってば、何かにつけて朱禅、朱禅だもんね』
『大丈夫! 兄ちゃん、二人のこと結構気に入ってるから。今はああ言ってるけど、二人との旅が楽しくて、俺のことなんてすぐに忘れちゃうと思うよ』
「……」
数年越しに朱禅の真意を知り、羅門は深く息を吐いた。額に手を当て、うなだれる。
「……だったら最初からそう言え、バカ」
言ってやりたいことは山ほどあるのに、その相手はこの世にはいない。
朱羅はよく似ていたが、朱禅ではない。羅門は変わらず朱羅に冷たく接し続けた。
そうして月日は流れ……朱羅が旅立つ日がやって来た。
◯
「今日からお前は一人で生きろ。お前には半分人間の血が混じっている……お前を連れていると、他の鬼共から人間の味方をしていると思われ、襲われるかもしれねぇ。とばっちりを食うのは御免だ」
「……分かりました。今日までお世話になりました、お兄様方」
成人の年になった朝、朱羅は三人のもとを去っていった。
「ハァ。やっと追い出せた」
「ねぇ、本当に大丈夫?! 他の鬼や人間にいじめられるかもよ?!」
安堵する羅門に対し、紫野ノ瑪と幽空は心配と不安でおろおろしていた。幽空にいたっては、朱羅と別れるのが嫌すぎて号泣していた。
「心配いらねぇだろ。この前も、クマと相撲して勝ってたし」
「体力面はそうですけど、朱羅はとっても素直で良い子ですから、ずる賢い鬼や人間にだまされるかもしれないじゃないですか! 具体的には、黒髪美形の悪の親玉とか!」
「具体的すぎるだろ」
「なんとなく、引っかかりそうだなと……」
三人も旅を再開するべく、荷物をまとめる。
そこへ、
「あのー、ちょっとお話いいですか?」
「ッ?!」
笠を被った青年が、親しげに話しかけてきた。
笠からはみ出た銀髪が、サラサラと風にそよぐ。白黒反転した目の模様が描かれた面をつけているため、顔は見えない。
どうやら、若い僧侶らしい。黒い法衣をまとい、金の錫杖を持っている。背が高く、手足がスラリと長い。
羅門と紫野ノ瑪は瞬時に反応し、構える。遅れて、幽空も振り返った。
「え、お坊さん? 何でこんなところに……」
「お坊様ではありませんよ。よく見なさい、髪が生えているでしょう?」
「あ、本当だ」
「それに、あんな妙な面をつける坊主はいねぇ。アンタ、術者だな」
「ご明察」
青年は爽やかな声で笑った。
「私は術者協会の者です。戦場を渡り歩く四人組の鬼のウワサをきいて来たんだけど……」
青年は「ひい、ふう、みい」と羅門達を指差し、数えた。
「ふむ、一匹足りないみたいだね。どこにいるんだい?」
「知るか。俺達は見てのとおり、三人組だ。他ァ当たってくれ」
羅門は紫野ノ瑪と幽空を引っ張り、闇の通路へ逃げ込む。羅門はこらえたが、紫野ノ瑪と幽空は「術者協会」と聞いた途端、恐怖で固まってしまっていた。
術者協会。直接会ったのは初めてだが、そのウワサはたびたび耳にした。
「異形退治に特化した陰陽師を中心とする、祓い屋集団」
「異形の善悪関係なく、退治する」
「珍しい異形を捕らえ、式神や実験体に使っている」
など、耳にするだけで恐ろしいウワサばかりだ。羅門が知っている異形の何人かも、術者協会の術者に退治されたり、式神にさせられたりしていた。
「待った、待った! 話はまだ終わっていないよ!」
青年は羅門達の後を追い、闇の通路へ入ってくる。それが羅門のねらいだった。
青年が入った瞬間、通路の入口が閉じた。青年はしばらく辺りを見回していたが、
「え? どうして、貴方がここに?」
居もしない誰かに呼ばれ、あさっての方向へ歩いていった。
その隙に、羅門達は闇の通路から脱出する。着いた先はひと気のない廃村だった。
「ここは?」
「昔、任務で来た場所だ。集落跡からはかなり距離があるし、万が一ヤツが闇から出てきたとしても、朱羅を巻き込まずに済む」
通路の出口がゆっくりとふさがっていく。
羅門が空間に作り出す闇とは違い、闇の通路は羅門が操作しなければ、勝手に閉じてしまう。一度閉じた通路は羅門でなければ開けず、中に取り残された者は自力では外に出られない。
「こ、こんなことしていいのかな? 他の術者に恨まれない?」
「恨まれるどころか、商売敵がいなくなって喜ぶんじゃねーか? アイツら、個人主義だから」
通路の出口が完全に閉じる直前、中から光沢のある青灰色の金属が腕のように伸び、羅門へ襲いかかった。
「っ!」
「羅門!」
金属の腕は羅門を押し倒し、締めつける。つかまれた部位が、ミシミシと嫌な音を立てる。
金属の腕は恐ろしく重く、鬼の力でも持ち上げられない。それどころか、動かそうとすると、さらに痛みが走った。
「んだこれ、重っ……!」
「動かないほうがいい。その金属は僕が発明したものの中で、一番重いから」
金属の腕が闇の裂け目をこじ開け、術者の青年が悠々と出てくる。最初に会ったときと態度が打って変わり、ひどく殺気立っていた。
「ひどいね、君。私を閉じ込めようとしたばかりか、あんな幻まで見せるなんて……さすがに怒っちゃうぞ?」
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