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第16.5話(第2部 第5.5話)「羅門の過去〈闇を手に入れた忍び〉」
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「幽空、逃げなさい!」
「う、うん!」
幽空は低空飛行で、紫野ノ瑪から離れる。
紫野ノ瑪は槍を天高く掲げると、青年に向かって振り下ろした。瞬く間に空が曇り、紫電が青年へ襲いかかる。
青年はとっさに錫杖を突き上げ、雷を防いだ。直撃は免れたものの、紫電は錫杖を通し、青年の体へ伝わる。
(紫野ノ瑪の雷は妖力そのもの。いくら術者とはいえ、しばらくは動けねぇはず……)
ところが、
「うーん、しびしびするぅ。でも、こういう健康療法、流行りそうだなー」
「なっ?!」
青年は気持ち悪そうに身をよじるだけで、無傷だった。
それどころか錫杖を大きく振るうと、紫野ノ瑪の左右に巨大で薄い銀色の金属板を二枚出現させ、彼を挟んだ。
「むぎゃっ?!」
「紫野ノ瑪?!」
「それはそれとして、むやみに雷を落としちゃいけないよ? 相手が私じゃなかったら、死んでいたからね?」
紫野ノ瑪は金属板に雷を落とし、破壊しようとする。焦げつきはするものの、効果はほとんどない。
まるで、金属板が雷を吸収しているかのようだった。
「チッ。何なんです、この板は!」
「電気を吸収する金属だよ。あっ、電気って分かる? 西洋ではずいぶん研究が進んでいてね、あと何年かすれば日常的に使われるようになると思うよ」
青年は電気について雄弁に語る。
(そんなことより、ここから出してくれ)
と、羅門と紫野ノ瑪は思った。
「さて、話の続きに戻るとしよう。そもそも、私は君達の敵ではない。私の仲間になって欲しいんだ」
「仲間?」
「つまり、お前の式神になれってことか?」
「そういう選択肢もあるけど、私が言いたいのは……」
「そんなの、お断りだよ!」
突風が吹き、青年を攫う。紫野ノ瑪が捕まったのを見て、幽空が戻ってきたのだ。
幽空は青年を抱え、上昇する。あっという間に、人が落ちたら無事では済まない高さに達する。青年は怯えるどころか、興奮していた。
「浮いてる! すごい! 君のその翼は、天狗のものなんだね?」
「えー! 何で分かるの……じゃなくて!」
幽空はうっかり喜びそうになるのを抑え、青年をムッと睨んだ。
「どんなすごい術者か知らないけど、人間は人間でしょ? これだけ高いところから落ちたら、ひとたまりもないんじゃない?」
「うーん。やったことがないから分からないなぁ」
「だったら、試してあげる。死にたくなかったら、今すぐ僕達の前から消えて!」
「えー、どうしようかな……」
青年は上空で、のんきに悩む。
その時、二人に猛烈な風が吹きつけた。
青年の笠が飛び、面がずれる。隠れていた瞳が露わになり、幽空の視界に入った。
見たこともない、不気味な色合いの瞳だった。幽空は「ひッ?!」と驚き、思わず手を離した。
「あっ」
「お?」
「おい! 幽空のヤツ、手ぇ離しやがったぞ?!」
「あのおバカ!」
羅門と紫野ノ瑪も遠目に気づき、青ざめる。
「おぉー?!」
「うわぁぁぁー! わざとじゃないんですー!」
青年は何の抵抗もなく、真っ逆様に落ちていく。幽空も慌てて追いかけるが、気流が邪魔して追いつけない。
「あははっ! たのしー!」
「楽しんでる場合じゃないんだけど!」
「おぉ、幽空がツッコんだ」
「珍しい」
やがて轟音とともに、土煙が舞い上がる。
果たして、青年は……顔から地面にめり込んでいた。あと少しで幽空の手が届く距離だったが、間に合わなかった。
「だ、大丈夫……じゃ、ないですよね……?」
「……」
ガボッと青年は起き上がる。面は割れ、髪も服も土で汚れ、全身ボロボロだったが、なぜか無傷だった。
直前に、術で落下の勢いを消したわけでもなく、地面には人型の穴がくっきりと残っていた。
「……」
「ひッ!」
青年は幽空を見上げる。幽空とさほど年が変わらなそうな、幼く、中性的な顔立ちだった。
幽空は青年の目を見て、またも悲鳴を上げる。今度は羅門と紫野ノ瑪にも見えた。
「何なんですか、あの目は……!」
「アイツ、呪われてンのか?」
青年の目は白目が黒く、黒目が白く濁っていた。わずかだが、妖気も感じる。明らかに様子がおかしい。
青年は悲鳴を上げた幽空を見て、悲しげに微笑む。幽空はハッと口を押さえた。
「ご、ごめ……」
「えいっ」
ガシャーンッ!
すかさず、青年は錫杖を振るう。悲しげだった笑みが、一瞬で満面の笑みへと変わる。
幽空は青灰色の巨大な鳥かごへ閉じ込められ、捕まった。
「うわーん! 閉じ込められたー!」
「だから、逃げなさいと言ったのに」
「だってだって! 二人が連れて行かれちゃうと思ったんだもん!」
「終わったな。いろいろと」
◯
青年は幽空を閉じ込めた鳥かごを羅門と紫野ノ瑪の近くへ運ぶと、手を持ち上げ、唱えた。
「六合、癒やせ」
青年の手の上にポフッと、丸っこいウサギが乗る。毛が淡い梔子色(現代のクリーム色)で、背中に太極図が描かれている。
「わー! ウサギさんだー!」
「いや、どう見ても普通のウサギじゃねぇだろ」
ウサギが「フンスッ」と鼻を鳴らすと、暖かい春風が吹いた。
たちまち、廃村一帯が野花で覆い尽くされ、どこからともなく小鳥や動物が集まってくる。風は傷ついた羅門達の体を癒し、心までも和ませた。
「きれー」
「なんだか、ほのぼのしますね」
「あぁ。ずっとここで寝ていたいぜ……」
紫野ノ瑪と幽空はもとより、羅門までもが戦意を失う。今までしたことのない、ほにゃほにゃの顔で和んでいた。
青年は「すごいだろう?」とウサギを抱え、なでた。ボロボロになっていた青年の髪と服も直っていたが、割れた面だけは元に戻らなかった。
「この子……六合の能力さ。傷ついた物質や生き物を癒し、再生させる。心を鎮め、争いを無くす。私は君達と対等に話したい……今は逃げられないように拘束しているが、あとで解放する。約束しよう」
「いーよー」
「で、何の用なんだ?」
「君達、術者協会の術者になる気はないかい?」
三人は首を傾げた。
和んでいても分かる。青年は倒そうとしている相手を、自分の同僚にしようとしている。冗談としか思えない申し出だった。
「じゅつしゃあ?」
「バカ言え。俺達は鬼だぞ?」
「そうですよ。鬼が術者になれるわけないじゃないですか」
「どうして?」
「だって、術者は異形を倒すのが仕事でしょう? 我々に同族を裏切り、同族を討てと?」
「そういうことになるね」
「ひっどーい」
「やっぱ、この人インチキですよー」
「君達が前からやっていることじゃないか。人の世に溶け込み、悪を討つ……君達なんだろう? 例の四人組の鬼というのは」
「うるせぇー。三人だっつってんだろー」
「……私はね、一生下僕のようにこき使われる異形の地位を上げてやりたいんだ。自我の薄い妖怪じゃ、制御が効かなくて難しいかもしれないけど、人間に近い鬼ならなんとかなりそうだろう? 君達に少しでも、選択の幅を広げてやりたいんだ。そしていつか、人と異形が共存できる世の中にしたいんだ」
三人は黙り込む。
いち術者が掲げるにしては、壮大な夢だった。羅門は鼻で笑いかけたが、青年の真剣な顔を見て、やめた。
(コイツだったら、本当に叶えちまうかもなぁ。それにその世界なら、朱羅にも居場所ができるんじゃないか?)
紫野ノ瑪と幽空に視線をやる。
二人も同じことを考えていたようで、ほにゃりながらもうなずいた。
「乗った! お前の望みどおり、術者になってやる。ウソだったら、ソッコーでぶっ飛ばすからな!」
「やった! 初めて交渉が上手くいったよ!」
青年は三人を拘束していた金属に手をかざす。金属はドロドロに溶け、錫杖へ吸い込まれていった。
異様に和んだ空気も消え、羅門達は正気に戻った。和んでいなければ、「術者になる」などいう、ふざけた誘いは受けなかったかもしれない。
「俺達以外にも誘ったヤツがいたのか?」
「うん。誰も受けてくれなかったけどね」
「先ほどまで妙に和んでいたのは、そのウサギの能力ですか?」
「そう。六合には場を和ませ、相手の善の心を最大限に引き出す力がある。だけど、今まで会った鬼には少しも良心がなかった。顔は和んでいても『殺す』だの『食ってやる』だの、物騒な言葉ばかり。残念だけど、彼らには私が理想とする術者は務まらない」
青年の目つきは冷たい。
三人は先ほどの戦闘を思い出し、
(下手に脅さなくて良かった……)
と、安堵した。
「そういえば、自己紹介がまだだったね。術者だから、本名を教えるわけにはいかないけど……」
青年は笑顔に戻ると、そう前置きし、高らかに名乗った。
「私は術者協会会長・安倍晴明河望が弟子にして、十二人将の一人……銀嶺白亜だよ。今日からよろしくね。君達の名は、何と言うのだい?」
(第17話(第2部 第6話)へ続く)
「う、うん!」
幽空は低空飛行で、紫野ノ瑪から離れる。
紫野ノ瑪は槍を天高く掲げると、青年に向かって振り下ろした。瞬く間に空が曇り、紫電が青年へ襲いかかる。
青年はとっさに錫杖を突き上げ、雷を防いだ。直撃は免れたものの、紫電は錫杖を通し、青年の体へ伝わる。
(紫野ノ瑪の雷は妖力そのもの。いくら術者とはいえ、しばらくは動けねぇはず……)
ところが、
「うーん、しびしびするぅ。でも、こういう健康療法、流行りそうだなー」
「なっ?!」
青年は気持ち悪そうに身をよじるだけで、無傷だった。
それどころか錫杖を大きく振るうと、紫野ノ瑪の左右に巨大で薄い銀色の金属板を二枚出現させ、彼を挟んだ。
「むぎゃっ?!」
「紫野ノ瑪?!」
「それはそれとして、むやみに雷を落としちゃいけないよ? 相手が私じゃなかったら、死んでいたからね?」
紫野ノ瑪は金属板に雷を落とし、破壊しようとする。焦げつきはするものの、効果はほとんどない。
まるで、金属板が雷を吸収しているかのようだった。
「チッ。何なんです、この板は!」
「電気を吸収する金属だよ。あっ、電気って分かる? 西洋ではずいぶん研究が進んでいてね、あと何年かすれば日常的に使われるようになると思うよ」
青年は電気について雄弁に語る。
(そんなことより、ここから出してくれ)
と、羅門と紫野ノ瑪は思った。
「さて、話の続きに戻るとしよう。そもそも、私は君達の敵ではない。私の仲間になって欲しいんだ」
「仲間?」
「つまり、お前の式神になれってことか?」
「そういう選択肢もあるけど、私が言いたいのは……」
「そんなの、お断りだよ!」
突風が吹き、青年を攫う。紫野ノ瑪が捕まったのを見て、幽空が戻ってきたのだ。
幽空は青年を抱え、上昇する。あっという間に、人が落ちたら無事では済まない高さに達する。青年は怯えるどころか、興奮していた。
「浮いてる! すごい! 君のその翼は、天狗のものなんだね?」
「えー! 何で分かるの……じゃなくて!」
幽空はうっかり喜びそうになるのを抑え、青年をムッと睨んだ。
「どんなすごい術者か知らないけど、人間は人間でしょ? これだけ高いところから落ちたら、ひとたまりもないんじゃない?」
「うーん。やったことがないから分からないなぁ」
「だったら、試してあげる。死にたくなかったら、今すぐ僕達の前から消えて!」
「えー、どうしようかな……」
青年は上空で、のんきに悩む。
その時、二人に猛烈な風が吹きつけた。
青年の笠が飛び、面がずれる。隠れていた瞳が露わになり、幽空の視界に入った。
見たこともない、不気味な色合いの瞳だった。幽空は「ひッ?!」と驚き、思わず手を離した。
「あっ」
「お?」
「おい! 幽空のヤツ、手ぇ離しやがったぞ?!」
「あのおバカ!」
羅門と紫野ノ瑪も遠目に気づき、青ざめる。
「おぉー?!」
「うわぁぁぁー! わざとじゃないんですー!」
青年は何の抵抗もなく、真っ逆様に落ちていく。幽空も慌てて追いかけるが、気流が邪魔して追いつけない。
「あははっ! たのしー!」
「楽しんでる場合じゃないんだけど!」
「おぉ、幽空がツッコんだ」
「珍しい」
やがて轟音とともに、土煙が舞い上がる。
果たして、青年は……顔から地面にめり込んでいた。あと少しで幽空の手が届く距離だったが、間に合わなかった。
「だ、大丈夫……じゃ、ないですよね……?」
「……」
ガボッと青年は起き上がる。面は割れ、髪も服も土で汚れ、全身ボロボロだったが、なぜか無傷だった。
直前に、術で落下の勢いを消したわけでもなく、地面には人型の穴がくっきりと残っていた。
「……」
「ひッ!」
青年は幽空を見上げる。幽空とさほど年が変わらなそうな、幼く、中性的な顔立ちだった。
幽空は青年の目を見て、またも悲鳴を上げる。今度は羅門と紫野ノ瑪にも見えた。
「何なんですか、あの目は……!」
「アイツ、呪われてンのか?」
青年の目は白目が黒く、黒目が白く濁っていた。わずかだが、妖気も感じる。明らかに様子がおかしい。
青年は悲鳴を上げた幽空を見て、悲しげに微笑む。幽空はハッと口を押さえた。
「ご、ごめ……」
「えいっ」
ガシャーンッ!
すかさず、青年は錫杖を振るう。悲しげだった笑みが、一瞬で満面の笑みへと変わる。
幽空は青灰色の巨大な鳥かごへ閉じ込められ、捕まった。
「うわーん! 閉じ込められたー!」
「だから、逃げなさいと言ったのに」
「だってだって! 二人が連れて行かれちゃうと思ったんだもん!」
「終わったな。いろいろと」
◯
青年は幽空を閉じ込めた鳥かごを羅門と紫野ノ瑪の近くへ運ぶと、手を持ち上げ、唱えた。
「六合、癒やせ」
青年の手の上にポフッと、丸っこいウサギが乗る。毛が淡い梔子色(現代のクリーム色)で、背中に太極図が描かれている。
「わー! ウサギさんだー!」
「いや、どう見ても普通のウサギじゃねぇだろ」
ウサギが「フンスッ」と鼻を鳴らすと、暖かい春風が吹いた。
たちまち、廃村一帯が野花で覆い尽くされ、どこからともなく小鳥や動物が集まってくる。風は傷ついた羅門達の体を癒し、心までも和ませた。
「きれー」
「なんだか、ほのぼのしますね」
「あぁ。ずっとここで寝ていたいぜ……」
紫野ノ瑪と幽空はもとより、羅門までもが戦意を失う。今までしたことのない、ほにゃほにゃの顔で和んでいた。
青年は「すごいだろう?」とウサギを抱え、なでた。ボロボロになっていた青年の髪と服も直っていたが、割れた面だけは元に戻らなかった。
「この子……六合の能力さ。傷ついた物質や生き物を癒し、再生させる。心を鎮め、争いを無くす。私は君達と対等に話したい……今は逃げられないように拘束しているが、あとで解放する。約束しよう」
「いーよー」
「で、何の用なんだ?」
「君達、術者協会の術者になる気はないかい?」
三人は首を傾げた。
和んでいても分かる。青年は倒そうとしている相手を、自分の同僚にしようとしている。冗談としか思えない申し出だった。
「じゅつしゃあ?」
「バカ言え。俺達は鬼だぞ?」
「そうですよ。鬼が術者になれるわけないじゃないですか」
「どうして?」
「だって、術者は異形を倒すのが仕事でしょう? 我々に同族を裏切り、同族を討てと?」
「そういうことになるね」
「ひっどーい」
「やっぱ、この人インチキですよー」
「君達が前からやっていることじゃないか。人の世に溶け込み、悪を討つ……君達なんだろう? 例の四人組の鬼というのは」
「うるせぇー。三人だっつってんだろー」
「……私はね、一生下僕のようにこき使われる異形の地位を上げてやりたいんだ。自我の薄い妖怪じゃ、制御が効かなくて難しいかもしれないけど、人間に近い鬼ならなんとかなりそうだろう? 君達に少しでも、選択の幅を広げてやりたいんだ。そしていつか、人と異形が共存できる世の中にしたいんだ」
三人は黙り込む。
いち術者が掲げるにしては、壮大な夢だった。羅門は鼻で笑いかけたが、青年の真剣な顔を見て、やめた。
(コイツだったら、本当に叶えちまうかもなぁ。それにその世界なら、朱羅にも居場所ができるんじゃないか?)
紫野ノ瑪と幽空に視線をやる。
二人も同じことを考えていたようで、ほにゃりながらもうなずいた。
「乗った! お前の望みどおり、術者になってやる。ウソだったら、ソッコーでぶっ飛ばすからな!」
「やった! 初めて交渉が上手くいったよ!」
青年は三人を拘束していた金属に手をかざす。金属はドロドロに溶け、錫杖へ吸い込まれていった。
異様に和んだ空気も消え、羅門達は正気に戻った。和んでいなければ、「術者になる」などいう、ふざけた誘いは受けなかったかもしれない。
「俺達以外にも誘ったヤツがいたのか?」
「うん。誰も受けてくれなかったけどね」
「先ほどまで妙に和んでいたのは、そのウサギの能力ですか?」
「そう。六合には場を和ませ、相手の善の心を最大限に引き出す力がある。だけど、今まで会った鬼には少しも良心がなかった。顔は和んでいても『殺す』だの『食ってやる』だの、物騒な言葉ばかり。残念だけど、彼らには私が理想とする術者は務まらない」
青年の目つきは冷たい。
三人は先ほどの戦闘を思い出し、
(下手に脅さなくて良かった……)
と、安堵した。
「そういえば、自己紹介がまだだったね。術者だから、本名を教えるわけにはいかないけど……」
青年は笑顔に戻ると、そう前置きし、高らかに名乗った。
「私は術者協会会長・安倍晴明河望が弟子にして、十二人将の一人……銀嶺白亜だよ。今日からよろしくね。君達の名は、何と言うのだい?」
(第17話(第2部 第6話)へ続く)
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