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第15.5話(第2部 第4.5話)「幽空の過去〈鳥に憧れた少年〉」
陸
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「ぐ、ぐおおおお……!」
直後、紫野ノ瑪が苦しみ出した。
藤色の煙のようなものが抜け出て、紫野ノ瑪の姿に固まる。紫野ノ瑪だった者も、行商の老婆の姿へと戻っていった。
「えっ?! 何で紫野ノ瑪がおばあさんで、おばあさんが紫野ノ瑪で……うぇえっ?!」
朱禅は状況が理解できず、紫野ノ瑪と行商の老婆を交互に見やる。
行商の老婆は紫野ノ瑪が起き上がる前に、逃げ出そうとしたが、
「待て」
「ギャッ!」
「何で、俺まで?!」
紫野ノ瑪が足から発した電気によって、体が麻痺し、その場から動けなくなった。
別の方向へ逃げようとしていた羅門も、ついでに捕まった。
「貴方達……このまま逃げられるとお思いではありませんよね……?」
紫野ノ瑪の額と後頭部から、ツノが生える。全身は紫電を帯び、バチバチと音が鳴っていた。
さらなる変貌を遂げた紫野ノ瑪に、幽四郎は呆然とした。
「紫野ノ瑪……さん?」
「こりゃいかん。ちょっとごめんねー」
「へ? うわっ!」
朱禅は危険を察知し、幽四郎を小脇に抱える。ガケに生えた木々を踏み台に、山の頂上まで避難した。
二人が頂上にたどり着いた直後、地上から雷鳴と悲鳴が同時に響いた。
「あぎゃーッ!」
「だから、何で俺までぇーっ?!」
「……紫野ノ瑪って、何者?」
「鬼だよ。例えじゃなくて、本物の」
◯
紫野ノ瑪と朱禅が縁側で幽四郎と話していた時、こんなやり取りがあった。
『紫野ノ瑪って、変わった名前だね。本当にそういう名前なの?』
『いいえ、本名は東紫一郎と申します。故郷を後にした日に、名を改めたのです』
『へぇ~! カッコいい!』
『紫野ノ瑪ぇー。前の名前教えちゃったら、変えた意味がないよ?』
『あ……すみません。以後、気をつけます』
しかし結果的に、紫野ノ瑪は幽四郎に名を教えていたおかげで、行商の老婆の呪縛から解き放たれたのだった。
◯
「……あの時、幽四郎君が私の名を覚えていてくれて良かった。ありがとうございます、幽四郎君。貴方は私の命の恩人です。あのまま名を呼ばれていなければ、私は永遠に老婆の皮として生きていたでしょう」
「いやぁ、たまたまですよぉ」
幽四郎は照れくさそうに笑う。
続いて紫野ノ瑪は、地べたに正座させている羅門と行商の老婆を冷たく見下ろした。二人は紫野ノ瑪の雷撃によって、全身が麻痺し、黒こげになっていた。
「まさか、幽四郎君から奪った足を使うとは。人の善意を悪用した、卑劣極まりない行為ですね。商人の風上にも置けません」
「ぐ、ぐぅ……」
「羅門も。私が別人だと、最初から気づいていたのでしょう? その上で、見殺しにしようとしたでしょう? 成り行きとはいえ、そろそろ仲間と認めてくださっても良い頃合いだと期待しておりましたのに……残念です」
「お、俺はお前を試そうと思ってだな……」
「それ、本気でおっしゃってます?」
「ちょ、ま、ギャァァァー!」
羅門は再び雷撃を浴び、倒れる。
隣に座らされている行商の老婆は「次は自分の番かもしれない」と怯えていた。
「そういうわけですので、幽四郎君にも足を返してあげてくれますか? 私の時のように、強引に奪ったのでしょう?」
幽四郎は慌てて老婆をかばった。
「違うよ! 僕が交換して欲しいって頼んだんだ!」
「……なんですって?」
行商の老婆も必死に頷いた。
「その小僧の言ったとおりだよ。オレとそいつは互いに合意の上、ブツを交換した。強引に奪ったブツは返せるが、物々交換じゃそうはいかない。足を返して欲しけりゃ、翼を返しな。そういう契約だからね、オレにもどうしようもできないよ」
幽四郎は首を振った。
「嫌だ! 翼は返したくない!」
「ですが、それでは貴方の足が……」
「足なんていらない! たとえみっともない姿でも、僕はこのまま生きていく!」
「……」
紫野ノ瑪はそれ以上は何も言えなかった。
足を取り戻したところで、幽四郎は人間には戻れない。それどころか、唯一の移動手段である翼まで失ってしまう。そうなれば、人間だった頃以上の苦しみを味わうことになるだろう。
(彼を人間のまま、村から連れ出せば良かった。そうすれば、幽四郎をこの行商人と引き合わせずに済んだのに)
羅門も少しは責任を感じているのか、二人を励ますように呟いた。
「足なら、妖力を固めて作りゃあいい。ギリギリまで地面に近づけば、歩いてるように装えるだろ? 翼もツノみてーに隠せるようになるかもしれねぇしな」
「それいいねぇ! やってみるよ!」
幽四郎の表情が、パッと明るくなる。
朱禅は期待を込めて尋ねた。
「ってことは、幽四郎君を連れて行っていいんだよね? 妖力の固め方とか、ツノの隠し方とか、いろいろ教えなくちゃいけないもんね?」
「あ? それくらいなら、自力で習得できるだろ」
「兄ちゃんと一緒にしないでよー。紫野ノ瑪だって、この前やっとできるようになったんだから」
「ったく。しゃあねぇなぁ」
「やったぁ!」
幽四郎は嬉しそうに、紫野ノ瑪に飛びついた。
「これからよろしくね、紫野ノ瑪!」
「え、えぇ。出立する前に、ご家族にお別れを告げに行かねばなりませんね。いつ帰って来られるか分かりませんから」
「……」
瞬間、幽四郎の顔から笑みが消える。
昨日はあんな楽しそうに家族の話をしていたというのに、妙によそよそしかった。
「幽四郎君?」
「行かなくていいよ。みんな、僕がいなくなって清々してるはずだから」
「そう、ですか……」
村長は最後まで、幽四郎が呪われていると信じていた。
幽四郎の家族も同じように呪いを信じていたのだとしたら、内心では幽四郎を疎んでいてもおかしくはない。
(我々と別れた後、何かあったのでしょうか? 行商の老婆と取り引きした以外の、何かが……)
気にはなったものの、紫野ノ瑪にそれを知るすべはなかった。
◯
羅門は知っていた。浄化の儀のかたわら、闇を通して幽四郎を夜通し監視していたのだ。
幽四郎は村の畑で母親、兄、姉、弟、妹を、町で出稼ぎに行っていた父ともう一人の兄を、不慮の事故によって亡くしていた。
さらに、彼らの遺体は幽四郎の友である野鳥達が処理し、骨まで持ち去っていった。
いずれも、幽四郎の意志ではない。
だが、村人達がこのことを知ったらどう解釈するか……羅門にはおおよそ察しがついていた。幽四郎も分かっているからこそ、村に戻りたがらないのだろう。
(つっても、一夜にして一家全員消えてたら、さすがに騒ぎになりそうなもんだが……どれ)
羅門は片目を閉じ、村の木陰や納屋の隅の闇から、村の中の様子をうかがった。
呑気にうわさ話をしているか、はたまた日常に戻っているかと、軽い気持ちで覗いた。
「っ!」
覗いた途端、羅門は戦慄した。
村は、鳥だらけになっていた。
鳥、鳥、鳥、鳥……無数の鳥達が、そこかしこに倒れている村人達の死体を漁っている。中には、羅門達を見送った村人や村長、山のインチキ祈祷師もいた。皆、悲鳴を上げられぬよう、喉を喰い潰されていた。
「……!」
(マズいッ!)
鳥達は羅門の視線を察したのか、一斉に振り返った。
羅門はとっさに視界を戻す。すると眼前で、幽四郎が逆さになって宙をただよっていた。
「ねぇ、羅門さん。何してるの?」
「っ!」
幽四郎は小首を傾げる。
あどけない仕草だが、目は笑っていなかった。
「ねぇ……何か見てたの?」
「……いや、」
羅門は目があった鳥達を闇へ引き込み、抹消した。
「何も見てねぇよ」
(第16話(第2部 第5話)へ続く)
直後、紫野ノ瑪が苦しみ出した。
藤色の煙のようなものが抜け出て、紫野ノ瑪の姿に固まる。紫野ノ瑪だった者も、行商の老婆の姿へと戻っていった。
「えっ?! 何で紫野ノ瑪がおばあさんで、おばあさんが紫野ノ瑪で……うぇえっ?!」
朱禅は状況が理解できず、紫野ノ瑪と行商の老婆を交互に見やる。
行商の老婆は紫野ノ瑪が起き上がる前に、逃げ出そうとしたが、
「待て」
「ギャッ!」
「何で、俺まで?!」
紫野ノ瑪が足から発した電気によって、体が麻痺し、その場から動けなくなった。
別の方向へ逃げようとしていた羅門も、ついでに捕まった。
「貴方達……このまま逃げられるとお思いではありませんよね……?」
紫野ノ瑪の額と後頭部から、ツノが生える。全身は紫電を帯び、バチバチと音が鳴っていた。
さらなる変貌を遂げた紫野ノ瑪に、幽四郎は呆然とした。
「紫野ノ瑪……さん?」
「こりゃいかん。ちょっとごめんねー」
「へ? うわっ!」
朱禅は危険を察知し、幽四郎を小脇に抱える。ガケに生えた木々を踏み台に、山の頂上まで避難した。
二人が頂上にたどり着いた直後、地上から雷鳴と悲鳴が同時に響いた。
「あぎゃーッ!」
「だから、何で俺までぇーっ?!」
「……紫野ノ瑪って、何者?」
「鬼だよ。例えじゃなくて、本物の」
◯
紫野ノ瑪と朱禅が縁側で幽四郎と話していた時、こんなやり取りがあった。
『紫野ノ瑪って、変わった名前だね。本当にそういう名前なの?』
『いいえ、本名は東紫一郎と申します。故郷を後にした日に、名を改めたのです』
『へぇ~! カッコいい!』
『紫野ノ瑪ぇー。前の名前教えちゃったら、変えた意味がないよ?』
『あ……すみません。以後、気をつけます』
しかし結果的に、紫野ノ瑪は幽四郎に名を教えていたおかげで、行商の老婆の呪縛から解き放たれたのだった。
◯
「……あの時、幽四郎君が私の名を覚えていてくれて良かった。ありがとうございます、幽四郎君。貴方は私の命の恩人です。あのまま名を呼ばれていなければ、私は永遠に老婆の皮として生きていたでしょう」
「いやぁ、たまたまですよぉ」
幽四郎は照れくさそうに笑う。
続いて紫野ノ瑪は、地べたに正座させている羅門と行商の老婆を冷たく見下ろした。二人は紫野ノ瑪の雷撃によって、全身が麻痺し、黒こげになっていた。
「まさか、幽四郎君から奪った足を使うとは。人の善意を悪用した、卑劣極まりない行為ですね。商人の風上にも置けません」
「ぐ、ぐぅ……」
「羅門も。私が別人だと、最初から気づいていたのでしょう? その上で、見殺しにしようとしたでしょう? 成り行きとはいえ、そろそろ仲間と認めてくださっても良い頃合いだと期待しておりましたのに……残念です」
「お、俺はお前を試そうと思ってだな……」
「それ、本気でおっしゃってます?」
「ちょ、ま、ギャァァァー!」
羅門は再び雷撃を浴び、倒れる。
隣に座らされている行商の老婆は「次は自分の番かもしれない」と怯えていた。
「そういうわけですので、幽四郎君にも足を返してあげてくれますか? 私の時のように、強引に奪ったのでしょう?」
幽四郎は慌てて老婆をかばった。
「違うよ! 僕が交換して欲しいって頼んだんだ!」
「……なんですって?」
行商の老婆も必死に頷いた。
「その小僧の言ったとおりだよ。オレとそいつは互いに合意の上、ブツを交換した。強引に奪ったブツは返せるが、物々交換じゃそうはいかない。足を返して欲しけりゃ、翼を返しな。そういう契約だからね、オレにもどうしようもできないよ」
幽四郎は首を振った。
「嫌だ! 翼は返したくない!」
「ですが、それでは貴方の足が……」
「足なんていらない! たとえみっともない姿でも、僕はこのまま生きていく!」
「……」
紫野ノ瑪はそれ以上は何も言えなかった。
足を取り戻したところで、幽四郎は人間には戻れない。それどころか、唯一の移動手段である翼まで失ってしまう。そうなれば、人間だった頃以上の苦しみを味わうことになるだろう。
(彼を人間のまま、村から連れ出せば良かった。そうすれば、幽四郎をこの行商人と引き合わせずに済んだのに)
羅門も少しは責任を感じているのか、二人を励ますように呟いた。
「足なら、妖力を固めて作りゃあいい。ギリギリまで地面に近づけば、歩いてるように装えるだろ? 翼もツノみてーに隠せるようになるかもしれねぇしな」
「それいいねぇ! やってみるよ!」
幽四郎の表情が、パッと明るくなる。
朱禅は期待を込めて尋ねた。
「ってことは、幽四郎君を連れて行っていいんだよね? 妖力の固め方とか、ツノの隠し方とか、いろいろ教えなくちゃいけないもんね?」
「あ? それくらいなら、自力で習得できるだろ」
「兄ちゃんと一緒にしないでよー。紫野ノ瑪だって、この前やっとできるようになったんだから」
「ったく。しゃあねぇなぁ」
「やったぁ!」
幽四郎は嬉しそうに、紫野ノ瑪に飛びついた。
「これからよろしくね、紫野ノ瑪!」
「え、えぇ。出立する前に、ご家族にお別れを告げに行かねばなりませんね。いつ帰って来られるか分かりませんから」
「……」
瞬間、幽四郎の顔から笑みが消える。
昨日はあんな楽しそうに家族の話をしていたというのに、妙によそよそしかった。
「幽四郎君?」
「行かなくていいよ。みんな、僕がいなくなって清々してるはずだから」
「そう、ですか……」
村長は最後まで、幽四郎が呪われていると信じていた。
幽四郎の家族も同じように呪いを信じていたのだとしたら、内心では幽四郎を疎んでいてもおかしくはない。
(我々と別れた後、何かあったのでしょうか? 行商の老婆と取り引きした以外の、何かが……)
気にはなったものの、紫野ノ瑪にそれを知るすべはなかった。
◯
羅門は知っていた。浄化の儀のかたわら、闇を通して幽四郎を夜通し監視していたのだ。
幽四郎は村の畑で母親、兄、姉、弟、妹を、町で出稼ぎに行っていた父ともう一人の兄を、不慮の事故によって亡くしていた。
さらに、彼らの遺体は幽四郎の友である野鳥達が処理し、骨まで持ち去っていった。
いずれも、幽四郎の意志ではない。
だが、村人達がこのことを知ったらどう解釈するか……羅門にはおおよそ察しがついていた。幽四郎も分かっているからこそ、村に戻りたがらないのだろう。
(つっても、一夜にして一家全員消えてたら、さすがに騒ぎになりそうなもんだが……どれ)
羅門は片目を閉じ、村の木陰や納屋の隅の闇から、村の中の様子をうかがった。
呑気にうわさ話をしているか、はたまた日常に戻っているかと、軽い気持ちで覗いた。
「っ!」
覗いた途端、羅門は戦慄した。
村は、鳥だらけになっていた。
鳥、鳥、鳥、鳥……無数の鳥達が、そこかしこに倒れている村人達の死体を漁っている。中には、羅門達を見送った村人や村長、山のインチキ祈祷師もいた。皆、悲鳴を上げられぬよう、喉を喰い潰されていた。
「……!」
(マズいッ!)
鳥達は羅門の視線を察したのか、一斉に振り返った。
羅門はとっさに視界を戻す。すると眼前で、幽四郎が逆さになって宙をただよっていた。
「ねぇ、羅門さん。何してるの?」
「っ!」
幽四郎は小首を傾げる。
あどけない仕草だが、目は笑っていなかった。
「ねぇ……何か見てたの?」
「……いや、」
羅門は目があった鳥達を闇へ引き込み、抹消した。
「何も見てねぇよ」
(第16話(第2部 第5話)へ続く)
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