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第16話(第2部 第5話)「森中が抱えている闇」
肆
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森中の指は震えていた。銃の照準が安定せず、乱れる。
呼吸も荒い。全身にじっとりと汗がにじむ。心臓はバクバクと激しく脈打っていた。
得意な狙撃でこんなに焦るのは初めてだった。無理もない……銃口の先にある現場には、彼の最愛の妹が人質として捕らえられていたのだから。
(落ち着け……落ち着け、俺! 今まで何のために訓練を重ねてきたんや! この世で一番大事な妹を守るためやろが!)
当時、森中は術者ではなかった。
大阪府警察特殊部隊……いわゆるSATに所属する、ただの一般人だった。
異形は人並みに気配を感じられる程度。術や特殊な能力は使えず、魔具や式神も持っていない。
そんな異形にも術者にも縁のなかった彼が、のちに術者協会に入るキッカケとなった事件が……その日起こった。
◯
その日、森中が所属している部隊に出動命令が下った。
銀行に銃を持った男が押し入り、客と従業員を人質に立てこもっているらしい。警察が根気よく交渉を続けているが、「用が済めば、人質は無事に解放する」と言い張り、聞き入れようとしない。金目当てで銀行を襲撃したものの、思っていたより早く警察が来たので逆上しているそうだ。
森中の仕事は、別の建物から男を監視し、状況によっては射殺することだった。森中の狙撃の腕前は部隊随一で、万が一男を射殺するような事態になったとしても、難なく任務をこなせる自信があった。
ところが、捕まっている人質の顔ぶれを確認し、森中は絶句した。人質の中に、彼の妹であるマトイがいたのだ。
(嘘やろ?! 何でおんねん?!)
両親を亡くしている森中にとって、マトイは唯一の家族だった。高校生で、森中とはひと回りほど年が離れていたが、とても仲の良い兄妹だった。
今朝も、森中の誕生日プレゼントについて、こんなやり取りを交わしていた。
『お兄ちゃん、もうすぐ誕生日やろ? なんか欲しいもんとかある?』
『そうやなぁ……マトイがくれるんやったら、何でも嬉しいけどなぁ』
『ほな、飴ちゃんあげる! 私が好きな、抹茶昆布パクチー味!』
『いらんわ、そんなゲテモン! ほんまにその味が好きなんか?』
『あははっ! 冗談やって! 私がほんまに好きなんは、抹茶ミルク味やもん。ま、お兄ちゃんがどぉーしても食べたいんやったら、抹茶昆布パクチー味でも、青汁道頓堀ミドリムシ味でも作ったるけどな?』
『もっとエグいのが増えとるやないか!』
(……そういえば今日、銀行寄ってから帰る言うてたな。俺の誕プレ買うから、お金下ろすんやって。あの時止めとったら……いや、今さら後悔しても遅いか)
他の隊員に「身内が人質に取られている」と知られれば、作戦から外されるかもしれない。森中は動揺を押し殺し、監視を続けた。
状況が変わったのは、突然だった。人質の子供が、急に泣き出したのだ。
男はイラだった様子で、子供に銃口を向けた。もはや、一刻の猶予もない。
『イーグルワン、やれ』
「ラジャ」
無線で指示され、森中は狙撃銃の引き金に指をかける。
直後、他の人質が男に飛びかかった。マトイだった。
マトイは子供を守ろうと、男の腕にしがみつく。男も腕にしがみついたマトイを振り払うため、暴れた。
(あのアホ! 何考えてんねん!)
『森中、』
「分かっとる!」
森中の指は震えていた。銃の照準が安定せず、乱れる。
呼吸も荒い。全身にじっとりと汗がにじむ。心臓はバクバクと激しく脈打っていた。
得意な狙撃でこんなに焦るのは初めてだった。マトイに弾が当たるかもしれない、自分が外したせいでマトイや人質達をさらに危険な目に遭わせてしまうかもしれない、と。
一か八か、男を狙撃しようとしたその時、森中が構えていた狙撃銃が歯を見せ、笑った。
「ケケケッ」
「うわっ?!」
『イーグルワン、どないした?』
「い、今、銃が笑って……!」
『こないな時に冗談言うとる場合か?! 出来へんなら、イーグルツーに撃ってもらうで?!』
「だ、大丈夫です。やれます」
取りつくろおうとする森中の気も知らず、狙撃銃はニィッと笑った。
「オマエ、オレを呼んだダロウ? 呼んダナ?」
「呼んでへん。俺は忙しいんや、用があるんやったら後にせぇ」
「イイヤ、呼んダ。オマエはオレの力を必要トシテイルからナ」
「力?」
狙撃銃は得意げに名乗った。
「オレは魔弾。オレが取り憑イタ銃で撃つと、百発百中とナル。オレと契約スレバ、オマエは絶対に弾ヲ外さナイ」
「なんやって?!」
願ってもない誘いだった。契約すれば、妹も人質も助かる。
森中はろくに話を聞かず、即答した。
「する! いや、させてくれ! 妹の命がかかってるんや!」
「……契約成立、ダナ」
魔弾はケケケ、と不気味に笑う。
その時、マトイが男の腕から振り落とされた。叩きつけられるように、床へ倒れる。
男はいらだった様子で、マトイに銃口を向ける。森中もそれを見て、頭に血が上った。
「標的ヲ強く念ジロ。照準が合ってイヨウがいマイガ、関係ナク当タル」
「分かった」
森中は男への憎悪を込め、引き金を引く。照準はズレたままだったが、弾が自ら弾道を調整し、拳銃を握っている男の手を貫いた。
男は反射的に拳銃を離し、傷口を押さえる。その隙に、銀行の出入り口で待機していた警官隊が突入した。
『男と拳銃を確保。人質も無事や。全隊、撤収せぇ』
「ラジャ」
男は突入した警官隊に連れられ、パトカーへ乗せられる。後のことは彼らに任せておけばいい。
人質になっていた人々は警官から事情聴取を受けている。皆、ホッとしている様子だった。
マトイもあんなことがあった後だというのに、毅然と警官の質問に答えている。犯人からかばった子供と、子供の親に何度も礼を言われ、照れくさそうにしていた。
「はぁー、疲れた。こない冷や冷やしたんは、うっかりマトイのプリンを食べてしもた時以来や」
魔弾の返答はない。銃身から口も消えている。彼と「契約」を交わした以上、再び森中に危機が訪れれば現れるだろう。
(さっきは無我夢中で気にせーへんかったけど、魔弾ナニモンなんやろ? 契約言うてたし、悪魔とか?)
「まぁ、なんでもえぇか。マトイは守れたんやから……」
◯
安心して本部へ帰ろうとしたその時、銃声が聞こえた。遅れて、銀行から悲鳴が響く。
見ると、マトイが頭から血を流して倒れていた。犯人が移送されて気がゆるんでいたのか、現場はパニックになっていた。
近くに銃を構えている者はいない。おそらく狙撃だろう。森中は狙撃銃のスコープを使い、狙撃手を探した。
「なんでや……?! 俺の記憶では、マトイはまだ死なへんはず! だって、まだ六発も撃ってへんやんか!」
森中は自分で言って、自分に驚いた。
(……記憶? 記憶ってなんや? 俺は今日、ホンマは何があったんか知っとるんか? それに、六発てどういう……?)
直後、スコープを撃たれた。
弾はスコープを貫通し、森中の右目に直撃する。視界が赤く染まり、激痛が走った。
「いッ……!」
森中は狙撃銃から離れ、右目を押さえる。その痛みと共に、思い出した。
魔弾と契約すると、撃つ弾が百発百中になること。ただし、六発撃つごとに、契約者が最も大切にしているものを撃ち抜くことを。
森中は契約する際、その「制約」を魔弾から聞かされていなかった。何も知らないまま、魔弾を使い続け……六発目にマトイを、十二発目に利き目である右目を失ったのだ。
呼吸も荒い。全身にじっとりと汗がにじむ。心臓はバクバクと激しく脈打っていた。
得意な狙撃でこんなに焦るのは初めてだった。無理もない……銃口の先にある現場には、彼の最愛の妹が人質として捕らえられていたのだから。
(落ち着け……落ち着け、俺! 今まで何のために訓練を重ねてきたんや! この世で一番大事な妹を守るためやろが!)
当時、森中は術者ではなかった。
大阪府警察特殊部隊……いわゆるSATに所属する、ただの一般人だった。
異形は人並みに気配を感じられる程度。術や特殊な能力は使えず、魔具や式神も持っていない。
そんな異形にも術者にも縁のなかった彼が、のちに術者協会に入るキッカケとなった事件が……その日起こった。
◯
その日、森中が所属している部隊に出動命令が下った。
銀行に銃を持った男が押し入り、客と従業員を人質に立てこもっているらしい。警察が根気よく交渉を続けているが、「用が済めば、人質は無事に解放する」と言い張り、聞き入れようとしない。金目当てで銀行を襲撃したものの、思っていたより早く警察が来たので逆上しているそうだ。
森中の仕事は、別の建物から男を監視し、状況によっては射殺することだった。森中の狙撃の腕前は部隊随一で、万が一男を射殺するような事態になったとしても、難なく任務をこなせる自信があった。
ところが、捕まっている人質の顔ぶれを確認し、森中は絶句した。人質の中に、彼の妹であるマトイがいたのだ。
(嘘やろ?! 何でおんねん?!)
両親を亡くしている森中にとって、マトイは唯一の家族だった。高校生で、森中とはひと回りほど年が離れていたが、とても仲の良い兄妹だった。
今朝も、森中の誕生日プレゼントについて、こんなやり取りを交わしていた。
『お兄ちゃん、もうすぐ誕生日やろ? なんか欲しいもんとかある?』
『そうやなぁ……マトイがくれるんやったら、何でも嬉しいけどなぁ』
『ほな、飴ちゃんあげる! 私が好きな、抹茶昆布パクチー味!』
『いらんわ、そんなゲテモン! ほんまにその味が好きなんか?』
『あははっ! 冗談やって! 私がほんまに好きなんは、抹茶ミルク味やもん。ま、お兄ちゃんがどぉーしても食べたいんやったら、抹茶昆布パクチー味でも、青汁道頓堀ミドリムシ味でも作ったるけどな?』
『もっとエグいのが増えとるやないか!』
(……そういえば今日、銀行寄ってから帰る言うてたな。俺の誕プレ買うから、お金下ろすんやって。あの時止めとったら……いや、今さら後悔しても遅いか)
他の隊員に「身内が人質に取られている」と知られれば、作戦から外されるかもしれない。森中は動揺を押し殺し、監視を続けた。
状況が変わったのは、突然だった。人質の子供が、急に泣き出したのだ。
男はイラだった様子で、子供に銃口を向けた。もはや、一刻の猶予もない。
『イーグルワン、やれ』
「ラジャ」
無線で指示され、森中は狙撃銃の引き金に指をかける。
直後、他の人質が男に飛びかかった。マトイだった。
マトイは子供を守ろうと、男の腕にしがみつく。男も腕にしがみついたマトイを振り払うため、暴れた。
(あのアホ! 何考えてんねん!)
『森中、』
「分かっとる!」
森中の指は震えていた。銃の照準が安定せず、乱れる。
呼吸も荒い。全身にじっとりと汗がにじむ。心臓はバクバクと激しく脈打っていた。
得意な狙撃でこんなに焦るのは初めてだった。マトイに弾が当たるかもしれない、自分が外したせいでマトイや人質達をさらに危険な目に遭わせてしまうかもしれない、と。
一か八か、男を狙撃しようとしたその時、森中が構えていた狙撃銃が歯を見せ、笑った。
「ケケケッ」
「うわっ?!」
『イーグルワン、どないした?』
「い、今、銃が笑って……!」
『こないな時に冗談言うとる場合か?! 出来へんなら、イーグルツーに撃ってもらうで?!』
「だ、大丈夫です。やれます」
取りつくろおうとする森中の気も知らず、狙撃銃はニィッと笑った。
「オマエ、オレを呼んだダロウ? 呼んダナ?」
「呼んでへん。俺は忙しいんや、用があるんやったら後にせぇ」
「イイヤ、呼んダ。オマエはオレの力を必要トシテイルからナ」
「力?」
狙撃銃は得意げに名乗った。
「オレは魔弾。オレが取り憑イタ銃で撃つと、百発百中とナル。オレと契約スレバ、オマエは絶対に弾ヲ外さナイ」
「なんやって?!」
願ってもない誘いだった。契約すれば、妹も人質も助かる。
森中はろくに話を聞かず、即答した。
「する! いや、させてくれ! 妹の命がかかってるんや!」
「……契約成立、ダナ」
魔弾はケケケ、と不気味に笑う。
その時、マトイが男の腕から振り落とされた。叩きつけられるように、床へ倒れる。
男はいらだった様子で、マトイに銃口を向ける。森中もそれを見て、頭に血が上った。
「標的ヲ強く念ジロ。照準が合ってイヨウがいマイガ、関係ナク当タル」
「分かった」
森中は男への憎悪を込め、引き金を引く。照準はズレたままだったが、弾が自ら弾道を調整し、拳銃を握っている男の手を貫いた。
男は反射的に拳銃を離し、傷口を押さえる。その隙に、銀行の出入り口で待機していた警官隊が突入した。
『男と拳銃を確保。人質も無事や。全隊、撤収せぇ』
「ラジャ」
男は突入した警官隊に連れられ、パトカーへ乗せられる。後のことは彼らに任せておけばいい。
人質になっていた人々は警官から事情聴取を受けている。皆、ホッとしている様子だった。
マトイもあんなことがあった後だというのに、毅然と警官の質問に答えている。犯人からかばった子供と、子供の親に何度も礼を言われ、照れくさそうにしていた。
「はぁー、疲れた。こない冷や冷やしたんは、うっかりマトイのプリンを食べてしもた時以来や」
魔弾の返答はない。銃身から口も消えている。彼と「契約」を交わした以上、再び森中に危機が訪れれば現れるだろう。
(さっきは無我夢中で気にせーへんかったけど、魔弾ナニモンなんやろ? 契約言うてたし、悪魔とか?)
「まぁ、なんでもえぇか。マトイは守れたんやから……」
◯
安心して本部へ帰ろうとしたその時、銃声が聞こえた。遅れて、銀行から悲鳴が響く。
見ると、マトイが頭から血を流して倒れていた。犯人が移送されて気がゆるんでいたのか、現場はパニックになっていた。
近くに銃を構えている者はいない。おそらく狙撃だろう。森中は狙撃銃のスコープを使い、狙撃手を探した。
「なんでや……?! 俺の記憶では、マトイはまだ死なへんはず! だって、まだ六発も撃ってへんやんか!」
森中は自分で言って、自分に驚いた。
(……記憶? 記憶ってなんや? 俺は今日、ホンマは何があったんか知っとるんか? それに、六発てどういう……?)
直後、スコープを撃たれた。
弾はスコープを貫通し、森中の右目に直撃する。視界が赤く染まり、激痛が走った。
「いッ……!」
森中は狙撃銃から離れ、右目を押さえる。その痛みと共に、思い出した。
魔弾と契約すると、撃つ弾が百発百中になること。ただし、六発撃つごとに、契約者が最も大切にしているものを撃ち抜くことを。
森中は契約する際、その「制約」を魔弾から聞かされていなかった。何も知らないまま、魔弾を使い続け……六発目にマトイを、十二発目に利き目である右目を失ったのだ。
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