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第16話(第2部 第5話)「森中が抱えている闇」
弐
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待つこと、数時間。
そろそろ閉店というところで、幽空が戻ってきた……なぜか、両手に大量の荷物を抱えて。
「羅門、どうしよう! 森中がどこにもいない!」
「お前……本当に探してたか?」
「探したよ! 説得力ないけど!」
幽空いわく、ショッピングモールの隅から隅まで探し尽くしたが、森中はどこにも見当たらなかったらしい。
「諦めてショッピングを楽しんでいるフリすれば出てくるかもしれない」と、フリを超えてショッピングを楽しんだが、とうとう森中は現れなかった。なお、大量の荷物は自宅配送サービスを利用して送ろうとしたが、既に今日の分の受付は終わっていたので、やむなく持って帰ってきてしまった。
「森中、どこ行っちゃったんだろうね? 僕が見つけられてないだけで、まだお店の中にいるのかな?」
「さて、どうだろうな」
やがて、アウトレットモールは今日の営業時間を終えた。消灯し、出入り口に鍵がかけられる。
羅門も闇から店内へ侵入し、森中を探したが見つけられなかった。
「ここの警備、かなり厳しいぞ。監視カメラも警備員もそこら中に配置してあった。あれじゃ、店に残る方がリスク高いな」
「じゃあ、僕達が気づかない間に店を出たってこと? いったいどうやって?!」
「森中はオダマリハリセンを持ってる。店にいる人間を操れば、いくらでも脱出方法はあるさ。問題は、そうまでして森中がどこへ向かったか、だ」
幽空は「うーん」と首をひねった。
「カノジョのとことか? 確か、付き合ってる子がいるんじゃなかったっけ?」
「あいつは森中の盾だ。二人とも本気じゃねぇよ」
「じゃあ、家族のとこ?」
「森中に家族はいねー。術者になる前は妹がいたが、事故で死んだらしい」
途端に、幽空の表情がかげる。
幽空も人間だった頃、いろいろあって家族を亡くしている。「できれば、知らないままでいたかった」とすら思っていそうだった。
「そっか……詳しいね、羅門」
「お前が知らなさすぎなんだよ。事前調査書、ちゃんと読んだか?」
「あんまり。読むと同情しちゃうから、必要な情報だけ読むようにしてるんだ」
「……森中は節木市に戻ったはずだ。あそこには標的が二人もいる」
それに、と羅門はニヤリと笑った。
「同じ術者の協力者もいるみてーだしな。もっとも、そいつは森中を裏切ったが」
◯
幽空が森中を追って節木市を出た、翌日……五月十五日。その日は陽斗にとって、特別な日だった。
「贄原君、お誕生日おめでとう!」
「おめでとう!」
「みんなありがとう! こんな大勢にお祝いしてもらったのは、施設にいた時以来だよ!」
「去年は俺と飯沼ちゃんだけだったもんなぁ。一年でずいぶん賑やかになったぜ」
「陽斗殿がお好きなカレー料理、たっくさんご用意しましたよ。さすがにケーキはカレーではありませんが」
「どれも美味しそう! 何から食べるか迷っちゃうなぁ」
今日は陽斗の誕生日。節木荘ではささやかながら、陽斗の誕生日会が開かれていた。昨日、成田達が陽斗を追い出したのは、彼の誕生日会の打ち合わせをするためだったのだ。
一階のリビングにはクリスマスパーティーに来ていたメンツに加え、飯沼、おキョウ(オカ研には姿が見えていない)、オカ研の一年生メンバー、いつも陰ながらサポートしてくれている稲葉が集まっている。残念ながら、不知火と間山は仕事があるので来られなかった。
「贄原君。これ、私からのプレゼント」
「わぁ、新しいお財布! ちょうど買い替えたいと思ってたんだー。ありがとう、飯沼さん! もしかして昨日買いに行ってたのって、これ?」
「えぇ。いろいろ忙しくて、ギリギリになっちゃった。気に入ってもらえて良かったわ」
「私からは暗視ゴーグルを贈ろう! これで深夜の探索も楽チンだ!」
「いいなー! 俺も欲しー!」
賑わう陽斗達を、稲葉は微笑ましそうに見守っている。が、頭の中では森中のことを考えていた。
(森中にも、あんな風に笑い合える仲間はいたのだろうか? もしいたとしたら、誰も彼を助けようとはしなかったのだろうか?)
昨日、森中は稲葉の事務所で朝食を取った後、「おっさんが喋った情報が正しいか、確かめに行ってくる」と出て行った。いつ戻ってくるか不安でたまらなかったが、稲葉が依頼へ出かける時間になっても、森中は帰ってこなかった。
「諦めて、別の街へ移動したのだろう。そうだ、そうに決まってる!」
稲葉は安堵し、仕事へ行った。万が一、森中に侵入されないよう、鍵をかけ、結界を張った。
……にもかかわらず、稲葉が仕事を終えて帰宅すると、森中は事務所にある来客用のソファで爆睡していた。
「お、お主、どうやって入ったんじゃ?!」
「んあ?」
森中は寝ぼけ眼で、稲葉を睨んだ。
髪はボサボサ、口からはよだれが垂れているという、なんとも間抜けな姿ではあったものの、稲葉を怯えさせるだけの威圧感を備えていた。
「式神に開けさせた。あない粗末な結界、あってないようなもんやで?」
「うっ、粗末……」
「それより、しばらくここで寝させてくれへん? 夜通しトラックの荷台におったから、全然寝られんかってん。揺れるし、動けへんし、お腹ペコペコになるしで、最悪の乗り心地やったわ。ちょっと憧れてたけど、もう二度と乗らん」
「トラック? 荷台? いったい、どこへ行ってたのかね……?」
聞きたいことは山のようにあった。が、森中はそれきり眠りについてしまった。
いくら逃亡犯とはいえ、寝ている人間を追い出すのは気が引ける。稲葉は諦めて、森中の滞在を許した。
(それに……今ならチャンスかもしれん)
稲葉は約束の時間になると、事務所に鍵をかけ、陽斗の誕生日会へ向かった。
道中、事務所から十分に距離を空けると、どこかへ連絡した。
◯
全員が陽斗にプレゼントを渡し終えると、恒例の岡本によるオカルト語りが始まった。
稲葉は「子供の話に大人が割り込んではいけない」と話の輪には入らず、黙々とタンドリーチキンを食べていた。
そこへ稲葉と同じく、話の輪に入る気のない黒縄が声をかけてきた。
「よォ、稲葉。楽しんでるかァ?」
黒縄は稲葉の背後に立ち、カレーパンをモシャモシャ食べている。正体を知らない人間には、無邪気にカレーパンにかぶりついている子供にしか見えない。
黒縄の目には殺気が宿っていた。一人でいる稲葉を気づかって話しかけてきたわけではないらしい。
(何か気に障るようなことでもしたかのう……?)
稲葉は怖々頷いた。
「ま、まぁ、それなりに」
「本当かァ? さっきからタンドリーチキンばっか食ってンじゃねェか。本当は帰りたくて仕方ねェンじゃねーの?」
「あまりこういう集まりに参加したことがなくてな、慣れておらんのだ」
「フーン」
黒縄は意味深に目を細めた。
「ところでよォ、お前にちょっと聞きたいことがあるンだが、いいか?」
「な、何じゃ?」
黒縄は稲葉の目の奥を覗き込むように、両目を見開き、尋ねた。
「森中狩人に俺の情報流したのって……お前か?」
「ッ!」
稲葉は青ざめ、立ち上がる。椅子を引く音がそこそこ響いたが、陽斗とオカ研の笑い声でかき消された。
聞こえていた他の異形達……蒼劔、朱羅、五代、暗梨、おキョウは、稲葉を責めるように視線を向けるだけで、助けようとはしない。特に朱羅は、笑顔で怒っていた。
「ちょっと、外でお話ししましょうか?」
「テメェを盾にすりゃァ、森中も簡単には撃って来ねェだろ」
「まっ、待て! 儂は本当に知らんのだ!」
黒縄と朱羅に連れられ、部屋を出る。
陽斗達は話に夢中で、三人が出て行ったことにすら気づいていなかった。
そろそろ閉店というところで、幽空が戻ってきた……なぜか、両手に大量の荷物を抱えて。
「羅門、どうしよう! 森中がどこにもいない!」
「お前……本当に探してたか?」
「探したよ! 説得力ないけど!」
幽空いわく、ショッピングモールの隅から隅まで探し尽くしたが、森中はどこにも見当たらなかったらしい。
「諦めてショッピングを楽しんでいるフリすれば出てくるかもしれない」と、フリを超えてショッピングを楽しんだが、とうとう森中は現れなかった。なお、大量の荷物は自宅配送サービスを利用して送ろうとしたが、既に今日の分の受付は終わっていたので、やむなく持って帰ってきてしまった。
「森中、どこ行っちゃったんだろうね? 僕が見つけられてないだけで、まだお店の中にいるのかな?」
「さて、どうだろうな」
やがて、アウトレットモールは今日の営業時間を終えた。消灯し、出入り口に鍵がかけられる。
羅門も闇から店内へ侵入し、森中を探したが見つけられなかった。
「ここの警備、かなり厳しいぞ。監視カメラも警備員もそこら中に配置してあった。あれじゃ、店に残る方がリスク高いな」
「じゃあ、僕達が気づかない間に店を出たってこと? いったいどうやって?!」
「森中はオダマリハリセンを持ってる。店にいる人間を操れば、いくらでも脱出方法はあるさ。問題は、そうまでして森中がどこへ向かったか、だ」
幽空は「うーん」と首をひねった。
「カノジョのとことか? 確か、付き合ってる子がいるんじゃなかったっけ?」
「あいつは森中の盾だ。二人とも本気じゃねぇよ」
「じゃあ、家族のとこ?」
「森中に家族はいねー。術者になる前は妹がいたが、事故で死んだらしい」
途端に、幽空の表情がかげる。
幽空も人間だった頃、いろいろあって家族を亡くしている。「できれば、知らないままでいたかった」とすら思っていそうだった。
「そっか……詳しいね、羅門」
「お前が知らなさすぎなんだよ。事前調査書、ちゃんと読んだか?」
「あんまり。読むと同情しちゃうから、必要な情報だけ読むようにしてるんだ」
「……森中は節木市に戻ったはずだ。あそこには標的が二人もいる」
それに、と羅門はニヤリと笑った。
「同じ術者の協力者もいるみてーだしな。もっとも、そいつは森中を裏切ったが」
◯
幽空が森中を追って節木市を出た、翌日……五月十五日。その日は陽斗にとって、特別な日だった。
「贄原君、お誕生日おめでとう!」
「おめでとう!」
「みんなありがとう! こんな大勢にお祝いしてもらったのは、施設にいた時以来だよ!」
「去年は俺と飯沼ちゃんだけだったもんなぁ。一年でずいぶん賑やかになったぜ」
「陽斗殿がお好きなカレー料理、たっくさんご用意しましたよ。さすがにケーキはカレーではありませんが」
「どれも美味しそう! 何から食べるか迷っちゃうなぁ」
今日は陽斗の誕生日。節木荘ではささやかながら、陽斗の誕生日会が開かれていた。昨日、成田達が陽斗を追い出したのは、彼の誕生日会の打ち合わせをするためだったのだ。
一階のリビングにはクリスマスパーティーに来ていたメンツに加え、飯沼、おキョウ(オカ研には姿が見えていない)、オカ研の一年生メンバー、いつも陰ながらサポートしてくれている稲葉が集まっている。残念ながら、不知火と間山は仕事があるので来られなかった。
「贄原君。これ、私からのプレゼント」
「わぁ、新しいお財布! ちょうど買い替えたいと思ってたんだー。ありがとう、飯沼さん! もしかして昨日買いに行ってたのって、これ?」
「えぇ。いろいろ忙しくて、ギリギリになっちゃった。気に入ってもらえて良かったわ」
「私からは暗視ゴーグルを贈ろう! これで深夜の探索も楽チンだ!」
「いいなー! 俺も欲しー!」
賑わう陽斗達を、稲葉は微笑ましそうに見守っている。が、頭の中では森中のことを考えていた。
(森中にも、あんな風に笑い合える仲間はいたのだろうか? もしいたとしたら、誰も彼を助けようとはしなかったのだろうか?)
昨日、森中は稲葉の事務所で朝食を取った後、「おっさんが喋った情報が正しいか、確かめに行ってくる」と出て行った。いつ戻ってくるか不安でたまらなかったが、稲葉が依頼へ出かける時間になっても、森中は帰ってこなかった。
「諦めて、別の街へ移動したのだろう。そうだ、そうに決まってる!」
稲葉は安堵し、仕事へ行った。万が一、森中に侵入されないよう、鍵をかけ、結界を張った。
……にもかかわらず、稲葉が仕事を終えて帰宅すると、森中は事務所にある来客用のソファで爆睡していた。
「お、お主、どうやって入ったんじゃ?!」
「んあ?」
森中は寝ぼけ眼で、稲葉を睨んだ。
髪はボサボサ、口からはよだれが垂れているという、なんとも間抜けな姿ではあったものの、稲葉を怯えさせるだけの威圧感を備えていた。
「式神に開けさせた。あない粗末な結界、あってないようなもんやで?」
「うっ、粗末……」
「それより、しばらくここで寝させてくれへん? 夜通しトラックの荷台におったから、全然寝られんかってん。揺れるし、動けへんし、お腹ペコペコになるしで、最悪の乗り心地やったわ。ちょっと憧れてたけど、もう二度と乗らん」
「トラック? 荷台? いったい、どこへ行ってたのかね……?」
聞きたいことは山のようにあった。が、森中はそれきり眠りについてしまった。
いくら逃亡犯とはいえ、寝ている人間を追い出すのは気が引ける。稲葉は諦めて、森中の滞在を許した。
(それに……今ならチャンスかもしれん)
稲葉は約束の時間になると、事務所に鍵をかけ、陽斗の誕生日会へ向かった。
道中、事務所から十分に距離を空けると、どこかへ連絡した。
◯
全員が陽斗にプレゼントを渡し終えると、恒例の岡本によるオカルト語りが始まった。
稲葉は「子供の話に大人が割り込んではいけない」と話の輪には入らず、黙々とタンドリーチキンを食べていた。
そこへ稲葉と同じく、話の輪に入る気のない黒縄が声をかけてきた。
「よォ、稲葉。楽しんでるかァ?」
黒縄は稲葉の背後に立ち、カレーパンをモシャモシャ食べている。正体を知らない人間には、無邪気にカレーパンにかぶりついている子供にしか見えない。
黒縄の目には殺気が宿っていた。一人でいる稲葉を気づかって話しかけてきたわけではないらしい。
(何か気に障るようなことでもしたかのう……?)
稲葉は怖々頷いた。
「ま、まぁ、それなりに」
「本当かァ? さっきからタンドリーチキンばっか食ってンじゃねェか。本当は帰りたくて仕方ねェンじゃねーの?」
「あまりこういう集まりに参加したことがなくてな、慣れておらんのだ」
「フーン」
黒縄は意味深に目を細めた。
「ところでよォ、お前にちょっと聞きたいことがあるンだが、いいか?」
「な、何じゃ?」
黒縄は稲葉の目の奥を覗き込むように、両目を見開き、尋ねた。
「森中狩人に俺の情報流したのって……お前か?」
「ッ!」
稲葉は青ざめ、立ち上がる。椅子を引く音がそこそこ響いたが、陽斗とオカ研の笑い声でかき消された。
聞こえていた他の異形達……蒼劔、朱羅、五代、暗梨、おキョウは、稲葉を責めるように視線を向けるだけで、助けようとはしない。特に朱羅は、笑顔で怒っていた。
「ちょっと、外でお話ししましょうか?」
「テメェを盾にすりゃァ、森中も簡単には撃って来ねェだろ」
「まっ、待て! 儂は本当に知らんのだ!」
黒縄と朱羅に連れられ、部屋を出る。
陽斗達は話に夢中で、三人が出て行ったことにすら気づいていなかった。
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