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第14話(第2部 第3話)「桜下乱魔・桜ノ下、君想フ」
肆
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「これが僕とアオイ君の全てだよ。どう? アオイ君から離れる気になった?」
乱魔は得意げに笑う。
陽斗は、
「うぅっ、ぐすっ……」
泣いていた。
蒼劔が切腹させられそうになり、鬼に変わったくだりから、ぼろぼろと大粒の涙を流していた。
乱魔は陽斗の反応に戸惑い、固まった。
「……え? 何で泣いてんの? 今の話で泣けるとこあった?」
「だって蒼劔君、可哀想じゃん! お父さんに頼まれて一生懸命戦ってたのに、切腹させられるなんてあんまりだよ! 蒼劔君のお兄さん、サイテー! 乱魔さんのことも、せっかく仲良くなれそうだったのに忘れちゃうし! こんなのってないよ……!」
陽斗は乱魔に詰め寄り、説得した。
「蒼劔君に本当のことを話そう? 大丈夫、蒼劔君なら分かってくれるって!」
乱魔は「……無理だよ」と首を振った。
「アオイ君を見ると、猛烈に戦いたくなるんだ。きっと、僕がアオイ君と戦うために鬼になったせいだろうね。話すどころじゃない」
「そんな……何か方法はないのかな? 目を閉じてみるとか、電話で話してみるとか」
「どんな形であれ、アオイ君がいると勘づいたらダメだと思うよ。勘づいた瞬間、我を忘れて襲いに行くだろうね」
「……」
蒼劔も乱魔と戦うのは本意ではないと言っていた。乱魔さえ正常になれば、誤解が解けるはずだ。
(何か……何かいい方法はないのかな? 乱魔君が蒼劔君と戦わなくて済む方法……)
陽斗はうーんうーんとうなり、考えた。今回ばかりは、蒼劔に早く助けに来ないで欲しいとすら願った。
考えるうちにふと、疑問に思った。
(……あれ? そういえば、どうして蒼劔君は乱魔さんと同じ鬼なのに、まともでいられるんだっけ? あんなにお父さんやお兄さん、村の人達を恨んでいたのに……)
答えはすぐに思い出した。
(そうだ! 不知火先生が術で蒼劔君の体質を変えてくれたんだ! 人を恨まず守り、人じゃなくて異形を倒すための妖力に反転させた、って……)
その瞬間、陽斗はひらめいた。
「分かったよ、乱魔さん! 蒼劔君とまともに話せるようになる方法! 不知火先生……目白さんに頼んで、体質を反転してもらうんだよ! そうすれば、蒼劔君と戦わずに済むかもしれない!」
「……反、転?」
「そう! 蒼劔が人を傷つけなくなったのも、目白さんの術のおかげなんだ! 乱魔さんもきっと上手くいくよ! これで仲直りできるね!」
「……」
「乱魔さん?」
乱魔は少し複雑そうな表情をしていた。
反転させるという案自体は、悪くないはずだ。乱魔もそれを分かっているのか、「そうだね」と浮かない顔のまま頷いた。
「でも……少しだけ待って欲しい」
「少しって、どれくらい?」
「……僕が、アオイ君に負けを認めるまで」
いつもの彼のような、蒼劔への執着から出た言葉ではなかった。鬼としての宿願に関係なく蒼劔に勝ちたいと、本気で望んでいるようだった。
「僕はまだ、アオイ君に勝つことを諦めちゃいない。反転したら、アオイ君と戦えなくなっちゃうかもしれないんだろ? だったら、その前に決着をつけないと。アオイ君とも、自分の気持ちとも」
「五百年経っても、まだ諦めてないんだ……」
「次で最後にする。僕がすっぱり諦められる、一番いい戦い方があるんだ」
乱魔は陽斗の首根っこをつかむと、桜の木の中へ入っていった。
「ちょっ?! 今度はどこに連れて行く気?!」
「アオイ君がいるところさ。どうやら、お前が偽物だと気づいたらしい」
「う、うわぁぁぁぁーッ?!」
陽斗の絶叫が桜の木の中へ消え、森は再び静けさを取り戻した。
◯
「……陽斗、昼食は食べないのか?」
「だって、お腹空いてないんだもん。それより、外で蹴鞠しようよ!」
「蹴鞠って……何時代の遊びよ?」
何の疑いも持たれないまま陽斗として学校に来た偽陽斗だったが、だんだんボロが出てきた。
シャーペンなどの現代的な道具の使い方が分からない、昨日まで理解していた勉強の内容を覚えていない、間違いを指摘されても慌てず、ニコニコと笑って誤魔化した。それでも、周りからは「今日の陽斗はいつになくボケーっとしてるなぁ」程度にしか思われていなかった。
「諸君! オカ研の時間だ!」
「まーた打ち合わせっすか?」
「降霊術かもよ?」
「次、別の教室で授業なんで、昼飯食いながらでいいですか?」
「全然オッケー! 私も納豆巻き食べるつもりだったし!」
「それは自重してください」
岡本に招集され、成田達はオカ研の部室へ移動する。
「ほら、陽斗も行くぞ」
「えー。蹴鞠したかったぁ」
「後にしなさい」
偽陽斗も不満そうではあったが、しぶしぶついて行った。
◯
「遅ーい!」
「先輩達、やっほー!」
「お先でーす」
部室には、既に一年生組が集まっていた。
暗梨と二星姉妹は弁当を食べ終えたのか、三人で机を囲み、ババ抜きをして遊んでいる。合歓は窓際に置いた、自前の自立式ハンモックで昼寝をしていた。
「いいなー、ハンモック! 俺も持ち込みてぇー!」
「憧れるよねぇ」
「学校に余計な物は持ち込むべきではないが……昼寝は勉強の効率を上げると聞くしな、今度借りよう」
「遠井、ズルい! 俺も寝てみたいのに!」
成田と神服部、そして意外にも遠井まで、合歓のハンモックを羨ましがる。さすがに寝ている合歓を叩き起こすほどではなく、大人しく席についた。
すると、偽陽斗は首を傾げた。
「え? 今なら誰も寝てないからいいんじゃないの?」
「へ? 何言ってんだ、陽斗?」
「よく見て、合歓君が寝てるでしょ?」
「……いや、よく見なくても分かると思うが」
「?」
偽陽斗はハンモックに目を凝らす。
合歓の顔面スレスレまで顔を近づけたところで、
「ちょっと! 夜澄君に何する気?!」
「贄原君! それ以上近づいたら、色々危ないから!」
と、飯沼と暗梨にそれぞれ腕を引っ張られ、ハンモックから離された。
偽陽斗は自分が何をしていたのか気づかず、ヘラヘラと笑っていた。
「なーんだ、やっぱりいないじゃん。二人とも、何でそんなに慌てるの?」
「……」
「……」
飯沼と暗梨は互いに顔を見合わせる。顔を見て、相手も同じことを考えているのだと気づいた。
二人は頷き合うと、陽斗を抱えまま部室を出て行った。
「贄原君、保健室に行きましょう! 季節の変わり目だから、色々とおかしくなっちゃったのよ。大丈夫、ちょっと寝れば治るから!」
「部長、先に始めててもらえます? 後でフレイかフレアから話聞くんで」
「分かったよ。お大事にねー」
「二人じゃ、運ぶの大変だろ? 俺と遠井もついて行こうか?」
「平気、平気! 贄原君、軽いから!」
飯沼と暗梨は笑顔で部室のドアを閉める。
蒼劔だけはドアをすり抜け、追ってきた。
「二人とも、どういうつもりだ?」
「どうも、こうも……」
「こっちが聞きたいわよ」
飯沼と暗梨はギロッと偽陽斗を睨む。逃げられないよう、がっしり腕を拘束していた。
「夜澄君はね、寝てる間は異形に感知されない体質なの。見えないし、気配も分からない。私も部室に来た時、夜澄が寝てるって気づかずに座ってビックリしたわ」
「なのに、人間であるはずの贄原君には合歓君の姿が見えてなかった。今日の奇行も含め、異形が贄原君のフリをしていると考えれば説明はつく。気配は完全に贄原君だけどね」
「陽斗、そうなのか?」
「……」
偽陽斗の顔からスッと表情が消える。
おもちゃを取り上げられた子供のように、「はぁ」とため息をついた。
「せっかく、アオイ君と蹴鞠が出来ると思ったのに……残念だなぁ」
「っ?! お前はッ!」
その名で蒼劔を呼ぶ者は一人しかいない。
蒼劔はとっさに刀を抜こうとしたが、先に偽陽斗が桜色の花びらの粒子となり、飛び去っていった。
「待て!」
蒼劔は光の粒子を追い、屋根から屋根へ跳ぶ。
乱魔は自らの妖力で分身を作り出す。花びらの粒子が行く先に、乱魔は必ずいる。
(陽斗、気づけずすまない! 今、助けに行くからな……!)
乱魔は得意げに笑う。
陽斗は、
「うぅっ、ぐすっ……」
泣いていた。
蒼劔が切腹させられそうになり、鬼に変わったくだりから、ぼろぼろと大粒の涙を流していた。
乱魔は陽斗の反応に戸惑い、固まった。
「……え? 何で泣いてんの? 今の話で泣けるとこあった?」
「だって蒼劔君、可哀想じゃん! お父さんに頼まれて一生懸命戦ってたのに、切腹させられるなんてあんまりだよ! 蒼劔君のお兄さん、サイテー! 乱魔さんのことも、せっかく仲良くなれそうだったのに忘れちゃうし! こんなのってないよ……!」
陽斗は乱魔に詰め寄り、説得した。
「蒼劔君に本当のことを話そう? 大丈夫、蒼劔君なら分かってくれるって!」
乱魔は「……無理だよ」と首を振った。
「アオイ君を見ると、猛烈に戦いたくなるんだ。きっと、僕がアオイ君と戦うために鬼になったせいだろうね。話すどころじゃない」
「そんな……何か方法はないのかな? 目を閉じてみるとか、電話で話してみるとか」
「どんな形であれ、アオイ君がいると勘づいたらダメだと思うよ。勘づいた瞬間、我を忘れて襲いに行くだろうね」
「……」
蒼劔も乱魔と戦うのは本意ではないと言っていた。乱魔さえ正常になれば、誤解が解けるはずだ。
(何か……何かいい方法はないのかな? 乱魔君が蒼劔君と戦わなくて済む方法……)
陽斗はうーんうーんとうなり、考えた。今回ばかりは、蒼劔に早く助けに来ないで欲しいとすら願った。
考えるうちにふと、疑問に思った。
(……あれ? そういえば、どうして蒼劔君は乱魔さんと同じ鬼なのに、まともでいられるんだっけ? あんなにお父さんやお兄さん、村の人達を恨んでいたのに……)
答えはすぐに思い出した。
(そうだ! 不知火先生が術で蒼劔君の体質を変えてくれたんだ! 人を恨まず守り、人じゃなくて異形を倒すための妖力に反転させた、って……)
その瞬間、陽斗はひらめいた。
「分かったよ、乱魔さん! 蒼劔君とまともに話せるようになる方法! 不知火先生……目白さんに頼んで、体質を反転してもらうんだよ! そうすれば、蒼劔君と戦わずに済むかもしれない!」
「……反、転?」
「そう! 蒼劔が人を傷つけなくなったのも、目白さんの術のおかげなんだ! 乱魔さんもきっと上手くいくよ! これで仲直りできるね!」
「……」
「乱魔さん?」
乱魔は少し複雑そうな表情をしていた。
反転させるという案自体は、悪くないはずだ。乱魔もそれを分かっているのか、「そうだね」と浮かない顔のまま頷いた。
「でも……少しだけ待って欲しい」
「少しって、どれくらい?」
「……僕が、アオイ君に負けを認めるまで」
いつもの彼のような、蒼劔への執着から出た言葉ではなかった。鬼としての宿願に関係なく蒼劔に勝ちたいと、本気で望んでいるようだった。
「僕はまだ、アオイ君に勝つことを諦めちゃいない。反転したら、アオイ君と戦えなくなっちゃうかもしれないんだろ? だったら、その前に決着をつけないと。アオイ君とも、自分の気持ちとも」
「五百年経っても、まだ諦めてないんだ……」
「次で最後にする。僕がすっぱり諦められる、一番いい戦い方があるんだ」
乱魔は陽斗の首根っこをつかむと、桜の木の中へ入っていった。
「ちょっ?! 今度はどこに連れて行く気?!」
「アオイ君がいるところさ。どうやら、お前が偽物だと気づいたらしい」
「う、うわぁぁぁぁーッ?!」
陽斗の絶叫が桜の木の中へ消え、森は再び静けさを取り戻した。
◯
「……陽斗、昼食は食べないのか?」
「だって、お腹空いてないんだもん。それより、外で蹴鞠しようよ!」
「蹴鞠って……何時代の遊びよ?」
何の疑いも持たれないまま陽斗として学校に来た偽陽斗だったが、だんだんボロが出てきた。
シャーペンなどの現代的な道具の使い方が分からない、昨日まで理解していた勉強の内容を覚えていない、間違いを指摘されても慌てず、ニコニコと笑って誤魔化した。それでも、周りからは「今日の陽斗はいつになくボケーっとしてるなぁ」程度にしか思われていなかった。
「諸君! オカ研の時間だ!」
「まーた打ち合わせっすか?」
「降霊術かもよ?」
「次、別の教室で授業なんで、昼飯食いながらでいいですか?」
「全然オッケー! 私も納豆巻き食べるつもりだったし!」
「それは自重してください」
岡本に招集され、成田達はオカ研の部室へ移動する。
「ほら、陽斗も行くぞ」
「えー。蹴鞠したかったぁ」
「後にしなさい」
偽陽斗も不満そうではあったが、しぶしぶついて行った。
◯
「遅ーい!」
「先輩達、やっほー!」
「お先でーす」
部室には、既に一年生組が集まっていた。
暗梨と二星姉妹は弁当を食べ終えたのか、三人で机を囲み、ババ抜きをして遊んでいる。合歓は窓際に置いた、自前の自立式ハンモックで昼寝をしていた。
「いいなー、ハンモック! 俺も持ち込みてぇー!」
「憧れるよねぇ」
「学校に余計な物は持ち込むべきではないが……昼寝は勉強の効率を上げると聞くしな、今度借りよう」
「遠井、ズルい! 俺も寝てみたいのに!」
成田と神服部、そして意外にも遠井まで、合歓のハンモックを羨ましがる。さすがに寝ている合歓を叩き起こすほどではなく、大人しく席についた。
すると、偽陽斗は首を傾げた。
「え? 今なら誰も寝てないからいいんじゃないの?」
「へ? 何言ってんだ、陽斗?」
「よく見て、合歓君が寝てるでしょ?」
「……いや、よく見なくても分かると思うが」
「?」
偽陽斗はハンモックに目を凝らす。
合歓の顔面スレスレまで顔を近づけたところで、
「ちょっと! 夜澄君に何する気?!」
「贄原君! それ以上近づいたら、色々危ないから!」
と、飯沼と暗梨にそれぞれ腕を引っ張られ、ハンモックから離された。
偽陽斗は自分が何をしていたのか気づかず、ヘラヘラと笑っていた。
「なーんだ、やっぱりいないじゃん。二人とも、何でそんなに慌てるの?」
「……」
「……」
飯沼と暗梨は互いに顔を見合わせる。顔を見て、相手も同じことを考えているのだと気づいた。
二人は頷き合うと、陽斗を抱えまま部室を出て行った。
「贄原君、保健室に行きましょう! 季節の変わり目だから、色々とおかしくなっちゃったのよ。大丈夫、ちょっと寝れば治るから!」
「部長、先に始めててもらえます? 後でフレイかフレアから話聞くんで」
「分かったよ。お大事にねー」
「二人じゃ、運ぶの大変だろ? 俺と遠井もついて行こうか?」
「平気、平気! 贄原君、軽いから!」
飯沼と暗梨は笑顔で部室のドアを閉める。
蒼劔だけはドアをすり抜け、追ってきた。
「二人とも、どういうつもりだ?」
「どうも、こうも……」
「こっちが聞きたいわよ」
飯沼と暗梨はギロッと偽陽斗を睨む。逃げられないよう、がっしり腕を拘束していた。
「夜澄君はね、寝てる間は異形に感知されない体質なの。見えないし、気配も分からない。私も部室に来た時、夜澄が寝てるって気づかずに座ってビックリしたわ」
「なのに、人間であるはずの贄原君には合歓君の姿が見えてなかった。今日の奇行も含め、異形が贄原君のフリをしていると考えれば説明はつく。気配は完全に贄原君だけどね」
「陽斗、そうなのか?」
「……」
偽陽斗の顔からスッと表情が消える。
おもちゃを取り上げられた子供のように、「はぁ」とため息をついた。
「せっかく、アオイ君と蹴鞠が出来ると思ったのに……残念だなぁ」
「っ?! お前はッ!」
その名で蒼劔を呼ぶ者は一人しかいない。
蒼劔はとっさに刀を抜こうとしたが、先に偽陽斗が桜色の花びらの粒子となり、飛び去っていった。
「待て!」
蒼劔は光の粒子を追い、屋根から屋根へ跳ぶ。
乱魔は自らの妖力で分身を作り出す。花びらの粒子が行く先に、乱魔は必ずいる。
(陽斗、気づけずすまない! 今、助けに行くからな……!)
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