266 / 327
第13話(第2部 第2話)「新入生ハント」
肆:チャーリーゲーム(オリエンテーション)
しおりを挟む
「本当かーい?!」
驚く陽斗達とは裏腹に、岡本は目を輝かせる。
新入生は「はい!」と力強く頷いた。彼女の瞳も、岡本に負けないくらい輝いていた。
「私、子供の頃からオカルトやホラーが大好きなんです。節木高校を選んだのも、オカルト研究部に入りたかったからで……もちろん、去年の文化祭の節木高校七不思議体験にも参加させていただきました! すっごく面白かったです! 私もあんな出し物がやりたいです!」
「パーフェクツ! 合格だ! 君をオカ研の部員に認めよう!」
岡本はすっかり新入生を気に入り、彼女の入部を受け入れた。
新入生は「やったー!」と無邪気に喜び、自己紹介した。
「私、二星フレイって言います。華鬼橋さんと同じクラスです。これからよろしくお願いします!」
「私は部長の岡本留美子だ。調べたいことやネタがあったら、じゃんじゃん言ってくれたまえよ?」
「了解です!」
岡本は暗梨にも目を向け、尋ねた。
「君もここにいるってことは、うちのオカ研に入部するんだよね?」
「そのつもりだよ」
暗梨より先に、不知火が頷く。
その横で暗梨は「は?」と目を見開いていた。
「ちょっと待ってよ! 私、ファッション研究部に入るつもりなんだけど?!」
「知ってる。でも、君にはオカ研に入ってもらわなくちゃならない」
「なんでよ!」
暗梨はクワッと牙を剥く。
不知火は淡々と説明した。
「部員は一人でも多い方がいいからね。このままではオカルト研究部は部員が集まらず、廃部になってしまう」
同時に、蒼劔や暗梨にしか聞こえない声量で、こうも言った。
「この学校には既に、術者協会の者が潜入している。君は私の目の届く範囲にいてもらわなくては困るのだよ」
「ッ?!」
術者協会の名を耳にし、蒼劔はハッとする。
乱魔の相手をしながらも陽斗の護衛を続けていたが、不知火以外の術者の気配など、全く感じなかった。
(いったい、いつから……? まさか、教師や生徒の中に奴らが?)
「困るのはアンタだけでしょ? 私には関係ない」
当の暗梨は全く危機感がなく、言うことを聞こうとしない。
岡本と二星はオカ研のことを言われていると思ったのか、「なんだとー?!」とプンスコ怒る。かたや、成田達は「それもそうだよな」と暗梨の気持ちを汲み、納得していた。
「いくら部員が足らないからって、無理強いは良くないよなぁ」
「暗梨ちゃん、お洋服大好きだもんね」
「気が変わって、幽霊部員になりに来るやつもいるかもしれない」
「……まぁ、それもそうだが」
不知火はうーむと考えた末、ポンっと手を打った。
「いいだろう。今日中に代わりの部員を連れて来られたら、ファッション研究部とやらへの入部を許可してもいい」
「本当?!」
途端に、暗梨の表情が明るくなる。
不知火は無表情のまま頷いた。
「ただし、先程の岡本君のような横暴はしないこと。刻限は最終下校のチャイムが鳴るまで。それ以上を越したら、なんと言おうが入部してもらうよ」
「部員一人なんて、楽勝よ! 五分で連れて来てやるわ!」
宣言するなり、暗梨は部室を飛び出す。
陸上部に負けない脚力を発揮し、彼女の後ろ姿は一瞬で消えた。
「華鬼橋ちゃん、はっや!」
「あんなに足が速いなら、運動部に入ったらいいのに!」
「アレなら、どんな心霊スポットでも活躍できそうだねぇ……」
周りが暗梨の運動神経の良さを羨む中、元鬼の飯沼は目立ちまくる後輩にドン引きしていた。
(あの子、バカじゃないの?! どう考えても、普通の女子高生の脚力じゃないでしょ! 不知火が言ってたこと、聞いてなかったのかしら?!)
今にも怒り散らしたかったが、周りの目があるので自重した。
一方、もっと自由な暗梨を知っている陽斗と蒼劔は、
「暗梨さん、ちゃんと走ってくれるようになったんだね」
「あぁ。今までの暗梨だったら、人目など気にせず飛んでいたところだ」
と小声で、暗梨の成長っぷりを感心していた。
◯
「さて! 我々はゴスっ娘を待っている間、オリエンテーションでもしようかね! 何かやりたい儀式や遊びはあるかな?」
岡本が尋ねると、さっそく二星が手を挙げた。
「はいはーい! 私、チャーリーゲームがやってみたいでーす!」
「お! 二星ちゃん、わかってるぅ~」
「私もやってみたかったんですよねー」
オカルトマニアが盛り上がる中、オカルトに詳しくない陽斗と蒼劔は首を傾げた。
「ちゃありぃげぇむ? なんだそれは」
「コックリさんの親戚かな?」
「……そんなところね」
飯沼と遠井はチャーリーゲームを知っているらしく、神妙な顔で青ざめている。
人間に戻るために研究していた飯沼はともかく、オカルトに全く興味のないはずの遠井まで知っているのは意外だった。
「飯沼さん、知ってるの?」
「えぇ。なんでも、チャーリーっていう悪魔を呼び出して、質問するゲームだそうよ。儀式の道具がひとりでに動いたとか、プレイヤーが悪魔に取り憑かれたとか、色々ウワサされてるみたい」
「ただの思い込みだ。うちの塾でもやったバカがいたが、集団ヒステリーを起こして警察沙汰になった。おかげでその日は休講になり、後日補講を受ける羽目になった。せっかく、成田から映画に誘われていたのに」
遠井は忌々しそうに舌打ちする。
飯沼も「そうそう」と遠井に同意し、補足した。
「チャーリーゲームもコックリさんと一緒で、ちゃんとカラクリがあるのよ。道具が動いたのは誰かの息がかかって動いただけ、悪魔に憑依されたように見えるのは極度の緊張による集団ヒステリー……そもそも、チャーリーなんていう悪魔は存在していないらしいしね」
「そうなの?!」
「まぁ、俺も聞いたことがないくらいだからな」
「んもぉ~。そんな夢のないこと言わないでおくれよ、飯沼くぅ~ん」
現実主義な飯沼に、岡本はぶーぶーと文句を言う。当然、蒼劔の声は聞こえていない。
でも、と飯沼は何やら話し込んでいる不知火と間山を指差した。
「そうでも言っておかないとやらせてもらえないと思いますよ? よその学校ではチャーリーゲームを禁止しているところもあるみたいですから」
「え?」
「そうなんですか?」
間山は不知火との話を切り上げ、「まぁね」と苦笑いする。
二人はオリエンテーションでチャーリーゲームをやらせるか否か、真剣に協議していた。
「うちの学校では禁止されてこそいないけど、推奨しているわけでもないからね。集団ヒステリーが起こらないとも限らないし、君達にはこれ以上問題を起こして欲しくないんだよ」
間山は真剣にオカ研を心配していたが、岡本はヘラヘラ笑って言った。
「へーきへーき! 我々は既に、本物の霊を見たり、異界に閉じ込められたりしてるんですよ? 今さら、集団ヒステリーなんて起こすわけないじゃないですかぁ」
「でも、二星さんはこういうのやったことないんだろう?」
「チャーリーはまだですけど、コックリさんとUFOなら呼び出そうとしたことありますよ」
「そうなんだ……じゃあ、いっか!」
「いいのかよ」
間山は思いのほか、すんなり受け入れる。
思わず、遠井は冷静にツッコんだ。
「お! 間山っち、意外とノリいいねぇ」
「本当にいいんすか?!」
間山は「いいの、いいの」と、不知火に目をやった。
「何か起きたら、不知火先生が対処してくれるそうですから」
「……」
不知火は「余計なことを」と言いたげに、間山を見下ろす。間山は先輩である不知火に臆さず、ただニコニコと微笑む。
二人の間に流れる独特の空気に、蒼劔は違和感を感じてならなかった。
驚く陽斗達とは裏腹に、岡本は目を輝かせる。
新入生は「はい!」と力強く頷いた。彼女の瞳も、岡本に負けないくらい輝いていた。
「私、子供の頃からオカルトやホラーが大好きなんです。節木高校を選んだのも、オカルト研究部に入りたかったからで……もちろん、去年の文化祭の節木高校七不思議体験にも参加させていただきました! すっごく面白かったです! 私もあんな出し物がやりたいです!」
「パーフェクツ! 合格だ! 君をオカ研の部員に認めよう!」
岡本はすっかり新入生を気に入り、彼女の入部を受け入れた。
新入生は「やったー!」と無邪気に喜び、自己紹介した。
「私、二星フレイって言います。華鬼橋さんと同じクラスです。これからよろしくお願いします!」
「私は部長の岡本留美子だ。調べたいことやネタがあったら、じゃんじゃん言ってくれたまえよ?」
「了解です!」
岡本は暗梨にも目を向け、尋ねた。
「君もここにいるってことは、うちのオカ研に入部するんだよね?」
「そのつもりだよ」
暗梨より先に、不知火が頷く。
その横で暗梨は「は?」と目を見開いていた。
「ちょっと待ってよ! 私、ファッション研究部に入るつもりなんだけど?!」
「知ってる。でも、君にはオカ研に入ってもらわなくちゃならない」
「なんでよ!」
暗梨はクワッと牙を剥く。
不知火は淡々と説明した。
「部員は一人でも多い方がいいからね。このままではオカルト研究部は部員が集まらず、廃部になってしまう」
同時に、蒼劔や暗梨にしか聞こえない声量で、こうも言った。
「この学校には既に、術者協会の者が潜入している。君は私の目の届く範囲にいてもらわなくては困るのだよ」
「ッ?!」
術者協会の名を耳にし、蒼劔はハッとする。
乱魔の相手をしながらも陽斗の護衛を続けていたが、不知火以外の術者の気配など、全く感じなかった。
(いったい、いつから……? まさか、教師や生徒の中に奴らが?)
「困るのはアンタだけでしょ? 私には関係ない」
当の暗梨は全く危機感がなく、言うことを聞こうとしない。
岡本と二星はオカ研のことを言われていると思ったのか、「なんだとー?!」とプンスコ怒る。かたや、成田達は「それもそうだよな」と暗梨の気持ちを汲み、納得していた。
「いくら部員が足らないからって、無理強いは良くないよなぁ」
「暗梨ちゃん、お洋服大好きだもんね」
「気が変わって、幽霊部員になりに来るやつもいるかもしれない」
「……まぁ、それもそうだが」
不知火はうーむと考えた末、ポンっと手を打った。
「いいだろう。今日中に代わりの部員を連れて来られたら、ファッション研究部とやらへの入部を許可してもいい」
「本当?!」
途端に、暗梨の表情が明るくなる。
不知火は無表情のまま頷いた。
「ただし、先程の岡本君のような横暴はしないこと。刻限は最終下校のチャイムが鳴るまで。それ以上を越したら、なんと言おうが入部してもらうよ」
「部員一人なんて、楽勝よ! 五分で連れて来てやるわ!」
宣言するなり、暗梨は部室を飛び出す。
陸上部に負けない脚力を発揮し、彼女の後ろ姿は一瞬で消えた。
「華鬼橋ちゃん、はっや!」
「あんなに足が速いなら、運動部に入ったらいいのに!」
「アレなら、どんな心霊スポットでも活躍できそうだねぇ……」
周りが暗梨の運動神経の良さを羨む中、元鬼の飯沼は目立ちまくる後輩にドン引きしていた。
(あの子、バカじゃないの?! どう考えても、普通の女子高生の脚力じゃないでしょ! 不知火が言ってたこと、聞いてなかったのかしら?!)
今にも怒り散らしたかったが、周りの目があるので自重した。
一方、もっと自由な暗梨を知っている陽斗と蒼劔は、
「暗梨さん、ちゃんと走ってくれるようになったんだね」
「あぁ。今までの暗梨だったら、人目など気にせず飛んでいたところだ」
と小声で、暗梨の成長っぷりを感心していた。
◯
「さて! 我々はゴスっ娘を待っている間、オリエンテーションでもしようかね! 何かやりたい儀式や遊びはあるかな?」
岡本が尋ねると、さっそく二星が手を挙げた。
「はいはーい! 私、チャーリーゲームがやってみたいでーす!」
「お! 二星ちゃん、わかってるぅ~」
「私もやってみたかったんですよねー」
オカルトマニアが盛り上がる中、オカルトに詳しくない陽斗と蒼劔は首を傾げた。
「ちゃありぃげぇむ? なんだそれは」
「コックリさんの親戚かな?」
「……そんなところね」
飯沼と遠井はチャーリーゲームを知っているらしく、神妙な顔で青ざめている。
人間に戻るために研究していた飯沼はともかく、オカルトに全く興味のないはずの遠井まで知っているのは意外だった。
「飯沼さん、知ってるの?」
「えぇ。なんでも、チャーリーっていう悪魔を呼び出して、質問するゲームだそうよ。儀式の道具がひとりでに動いたとか、プレイヤーが悪魔に取り憑かれたとか、色々ウワサされてるみたい」
「ただの思い込みだ。うちの塾でもやったバカがいたが、集団ヒステリーを起こして警察沙汰になった。おかげでその日は休講になり、後日補講を受ける羽目になった。せっかく、成田から映画に誘われていたのに」
遠井は忌々しそうに舌打ちする。
飯沼も「そうそう」と遠井に同意し、補足した。
「チャーリーゲームもコックリさんと一緒で、ちゃんとカラクリがあるのよ。道具が動いたのは誰かの息がかかって動いただけ、悪魔に憑依されたように見えるのは極度の緊張による集団ヒステリー……そもそも、チャーリーなんていう悪魔は存在していないらしいしね」
「そうなの?!」
「まぁ、俺も聞いたことがないくらいだからな」
「んもぉ~。そんな夢のないこと言わないでおくれよ、飯沼くぅ~ん」
現実主義な飯沼に、岡本はぶーぶーと文句を言う。当然、蒼劔の声は聞こえていない。
でも、と飯沼は何やら話し込んでいる不知火と間山を指差した。
「そうでも言っておかないとやらせてもらえないと思いますよ? よその学校ではチャーリーゲームを禁止しているところもあるみたいですから」
「え?」
「そうなんですか?」
間山は不知火との話を切り上げ、「まぁね」と苦笑いする。
二人はオリエンテーションでチャーリーゲームをやらせるか否か、真剣に協議していた。
「うちの学校では禁止されてこそいないけど、推奨しているわけでもないからね。集団ヒステリーが起こらないとも限らないし、君達にはこれ以上問題を起こして欲しくないんだよ」
間山は真剣にオカ研を心配していたが、岡本はヘラヘラ笑って言った。
「へーきへーき! 我々は既に、本物の霊を見たり、異界に閉じ込められたりしてるんですよ? 今さら、集団ヒステリーなんて起こすわけないじゃないですかぁ」
「でも、二星さんはこういうのやったことないんだろう?」
「チャーリーはまだですけど、コックリさんとUFOなら呼び出そうとしたことありますよ」
「そうなんだ……じゃあ、いっか!」
「いいのかよ」
間山は思いのほか、すんなり受け入れる。
思わず、遠井は冷静にツッコんだ。
「お! 間山っち、意外とノリいいねぇ」
「本当にいいんすか?!」
間山は「いいの、いいの」と、不知火に目をやった。
「何か起きたら、不知火先生が対処してくれるそうですから」
「……」
不知火は「余計なことを」と言いたげに、間山を見下ろす。間山は先輩である不知火に臆さず、ただニコニコと微笑む。
二人の間に流れる独特の空気に、蒼劔は違和感を感じてならなかった。
0
お気に入りに追加
19
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
おにぎり屋さんの裏稼業 〜お祓い請け賜わります〜
瀬崎由美
キャラ文芸
高校2年生の八神美琴は、幼い頃に両親を亡くしてからは祖母の真知子と、親戚のツバキと一緒に暮らしている。
大学通りにある屋敷の片隅で営んでいるオニギリ屋さん『おにひめ』は、気まぐれの営業ながらも学生達に人気のお店だ。でも、真知子の本業は人ならざるものを対処するお祓い屋。霊やあやかしにまつわる相談に訪れて来る人が後を絶たない。
そんなある日、祓いの仕事から戻って来た真知子が家の中で倒れてしまう。加齢による力の限界を感じた祖母から、美琴は祓いの力の継承を受ける。と、美琴はこれまで視えなかったモノが視えるようになり……。
第8回キャラ文芸大賞にて奨励賞をいただきました。

後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる